1試行あたりの思考量や質が高まる

少し前に考えたことですが、共有していきたいと思います。

1試行とは1サイクルというよりも、タスク1回あたりみたいな感じですね。その思考量、考える幅や質とか問いかけですよね、それが高まると何タスクや何サイクルも回す(N回試行があること)ことになるので、自ずと高まっていくみたいな話です。

アイデア思考も1タスクや1試行に分解できる

1チャンクといったほうがいいかもしれません。1回の塊というのは厳密には1タスク毎に分解できるというよりはくっついているというか。

例えば、インプット。材料を集めつつも実は視点を得ているのだというような話を書いたのですが、それと一緒で、材料集めタスクを分けたら、情報収集タスクと視点集めタスクがあってとなるんですね。ですが、これを分ける意味があまりなくて、材料集めタスクは多分分けづらい。または材料集めで1チャンク、1塊でいいんじゃないかって感じです。

1タスクに分解はできるけどそれだけで機能しないというほうが正しい言い回しでしょうか。全体は部分の総和ではない、ゲシュタルト心理学みたいな感じですかね。

1単位あたり得られるものが多くなる

この1チャンクとか1塊を意識すると、どうなるかというわけです。すると、1度で色々得られる。違う言葉で言えば一石N鳥になるわけですから、自ずと色々と質が高いものが得られる。

仮にアイデア思考において、インプット→思考→アウトプットというときに、これらを1サイクルとすると、1サイクルあたりに得られるものがある。例えば3つくらい学びや気付きがあるとしますよね。すると、同じ1サイクルでも1つしかない人よりも、気付きが多い。またはここでは人よりも、自分、とくに過去の自分と比べると面白いと。

前は1サイクル1学びが限界だったけど、1サイクル3学びが出来ると。そんな感じです。

ここでわかりやすく量で書いていますが、実質は、量が増える→質が高まるというところになるはずです。濃い情報といってもいいし、役立ちやすい学びが多くなるって感じですかね。

RPGのようなものでいえば、パッシブスキルアップ

スキルツリーみたいなのがあるのが今どきのゲームですが、ドラクエとかでいえば、「ちから」「たいりょく」「まほう」「こうげき」「うんのよさ」みたいな感じの属性です。つまり自分の元々の力が上がる感じです。

学びスキルが上がるというと「学んだことが多い」とかってことになりやすいですが、ここでいう学びスキルは学べる量とか、学べる質、ラーニングスキルみたいな感じですね。学び方の学び方みたいな。メタ学習ですね。

特定の何かに効くよ!みたいなものではないです。即効性はあまりない。でも、じわじわと全体に効いてくる。そんな滋養効果みたいなイメージですね。

なので人によっては「え、それで魔法が強くなるわけではないじゃん」といって切り捨ててしまうというか。でも、それがあると、あとで魔法なんて簡単に学べるよ!というものでもあっても、要らない!といって切り捨ててしまう気もあるような。ここ難しいですよね。

この学びスキルは何に使える?

こういう学びスキル、いわば底上げと言えますが、何に使えるか?僕が考えるには以下のようなものです。

  • 自分のビジネスを育てる
  • 自分からアイデアを作ったり提案したりもできる
  • それをやりつつ、自分はインプットをしていってさらに磨いていける
  • これを繰り返していくと、めちゃくちゃアイデアが生まれるし、アイデアもどんどん出てきてしまう状態になり止まらない

というわけで、好循環、爆オラオラモード(笑)みたいになるんですね。適当な名前ですが。オモシロモードとかでもいいですかね。

むしろそこで自分のやりたいことをセットしないと大いにロスというか、もったいないという感じです。というわけで、ビジネスを育てるもよし、作るもよし、今の業務や仕事をさらに改善したり違うやり方で考えるのもよし。そしてアイデアを生み出したりさらに広げるも、身の丈でやるもよし。そこらへんは別枠で自由なんですよね。

どちらにせよ、学びが爆上がりすることで、質も高まり、アウトプットも高まる。すると、やはりインプットの質も高まり。全部が底上げされるって感じです。悪いことがないというか。

そこまで学びが濃くなると後は集中とのバランス

そこまでいければあとは自分がどうしたいかです。仮に1日8時間働きたいならそれでいいし、いや4時間でいいならそれでいいやとなるわけです。4時間で8時間かかっていたものができるか?は問いかけとしてあるわけですが、出来るようにする、出来てしまえば4時間空くと。ここは裁量とかスタイルの問題です。

逆もあるでしょう。8時間じゃ少ないから12時間働くと。それを推奨しているわけではないですよ。その場合仕事としてやろうでなく、仕事もプライベートもごっちゃにすればできる。あとそうしても気にならないならありというわけです。

どちらも自身のものさしに従って選んでいる、またそれで豊かになるというか、心が豊かなら継続できるし良い生き方じゃないかと僕は思います。そういうところで、比較ってナンセンスなので、どちらがいいとかの正解があるわけではない。別に前後してもいいわけです、一時期は前者だけど今は後者とか。生き方ってやはり変わる部分もあるので、今だけを評価しないというか。

とはいえ最終的にそれらを誰かの力で勝手に変えられるみたいな方がだとストレスが高くて。だからそこに裁量ということで、自分がどれくらいコントロールできるか(コントローラブル)というところがポイントとなっていくと。

ここで集中とのバランスとは、過集中になって何も食べないと死んでしまうし、疲れて寝れないのもどうかってことですね。とはいえ、休みすぎて何もやらないのもどうかってことですよ。このあたりは正解はもちろんないので、どうしていくといいだろうか、というところは一生の課題であり考えて調整していくところって感じです。

おわりに

今回は1試行あたりで1チャンクとか1塊における、試行量、思考量というところを学びの量を増やす感覚が何か出てきたみたいな話です。僕の錯覚かもしれません(笑)から、そこらへんは適当に受け取ってもらって。

でも、確実に今までのことを更にやってみると前と違うってありませんか?それが多分成長だと思うので、「前と同じようなことをやっているのだけど、実は前より簡単とか、違うことに気づけたりするのだ」ということです。

この気付きは人から見れば分かりづらいですが、僕にとっては結構大事な、後に効いてくる気づきかなと思うので書いてみました。

こういうじわじわ系の学びには名前をつけたいですね!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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