憧れると叶わないっぽいから、環境至上主義でいく

シゴトクリエイターの大橋です。

想定通り、1月は行く、2月は去る、3月は逃げるでしたか、その通りで3月が逃げていきそうです。そんな29日ですが、今回は憧れると叶わないという矛盾について書いてみます。

憧れっていいことか

例えば自己実現やあこがれの人とか職業とか誰でもあるかはおいておいて、ある人は結構多いのかなと思います。たまに「そんなのはない」ことを力説される方もいますが、それはそれということで。

憧れることは、目標っぽいのですが目標とあこがれってやっぱり違います。目標はそこを目指すのですが、憧れって「そういうのっていいなあ」だけなので、多くは行動しないのかなと思います。憧れで動けるっていう感覚が良くわからないのと、また憧れで何かアクションにつながるイメージがないというわけです。

憧れってどちらかというと、嫉妬とかジェラシー、妬み、または恨みとかに変わりやすいという気がしました(笑)あいつはなんで稼げるのか、あいつはなんでいい評価なんだ、俺だって。こんなのは死語だと思いたいのですが、そういう否定的な感情を多く占めているとやっぱそんな人間になっちゃいます。

だから憧れは不要だということではないのですが、憧れても結局「いいなあ」だけだから、その状態や反応はいいとしても、憧れだけでは辛いというところです。

例えば反応というのは、「こんな人がいて素敵なんですよ」「へーそれはいいですね、憧れますね」くらいの会話です。ただそれって結局「憧れるからそうなりたい」となった場合、アクションをしたり考えていかないと一生なれません。

この話はわりと当たり前だと思いつつも、「憧れ」たらなれるみたいな「魔法」がどっかであるんじゃないか、そんなことを思います。そんな魔法は全くなく、憧れるなら汗をかけみたいなほうが最近は有効だと思ってます。もっともあこがれを断絶せよみたいな話ではなく、結局シンプルに「それになりたいなら、何か動こう」というだけの話です。

憧れると叶わないという矛盾

目標設定とも似ているのですが、あれになりたい、こうなりたいってイメージは大切です。なのですが、そのイメージになるのであって憧れるわけではありません。ここが難しいかなと思います。

Aになりたいのに、Aに憧れるのではないってどういうことだ。そういうことを思いますよね?

僕もトンチか禅問答に近いなあと思いつつ、多分ですがこういう解釈になります。

まず、Aになりたい=Aに憧れるということに近いと思います。憧れるとはそうなったらいいなということなので。よって、Aになりたいは目標でなく、憧れでしかないんですね。

しかし、目標は憧れも含まれることも多々あります。Aになる!というのは、たしかに憧れが入っていませんが、多くは現状にその要素がない、そういうことが出来てない未達成状況があるから目指すわけです。

出来てないから出来るようになる、今そうでないからなれるようなる。人間の成長ってそんなシンプルなものかなと思っています。

そこで、Aになるためにはどうすればいいか。Aになるイメージでいくとこういうことをしていく必要がありそうだ。これがAになるためのアクションであり、有効だと思うところです。

しかし、Aに憧れると、Aさんっていいなあそうなりたいなあで終わりがちです。もちろんなりたいなーということを言っていって勝手にそれが行動に落とし込まれるOSを持っている人も稀にいますが、多分「意識してアクション」しないと多くの人は出来ないと思います。僕も意識してやってる方です(笑)

つまり、魔法といっているのは、憧れるだけでそれが叶うというような幻想を抱かせることです。憧れるだけで何か叶うなら、みんな憧れるのかなと思いますが、多くは何かしら行動をして知恵や経験を蓄積し、そこには大きな失敗や小さな失敗が山とあるはずです。もちろん苦労はしないと成功しないという話でなく、苦労したくなくても苦労があり、それを苦労と思わなかったというアクションっぷりやエネルギーが結局叶うという状態になるのかなと思います。

フェーズやモードによって集中を変える

夢ややりたいことは憧れるんじゃなくて、それになるということにして決意をしましょう。ですが、決意ほどすぐ消えるものはありません。

2017年の目標を既に忘れてしまったり、既にできないと思ってやってない人も多いと思います。これって単に忘れるから、思い出せないから、そういう仕組や環境だからだけで、毎月のように「今年の目標はどうだったっけ?」と振り返る仕組みが出来ていればわりとすんなりと行動ができるし、出来てないから修正ややり方を変えることが出来るんじゃないかと思います。

決意=やろうというのは有効ではないんですね。

だから、振り返りでもいいですし、憧れを破壊→そうなっているとするイメージを持つこと。これは決意に限りなく近いですが、すぐそうなっているイメージでの行動をリストアップする。あとはそれをやるだけとすべきかなと思います。

憧れ→イメージ→行動リストアップ→行動する、という中で、実は「→」の中が期間が長いとかするとすぐに忘れます。本当にすぐ忘れます。書かないとすぐに忘れるくらいすぐに忘れます。しかし、そこをすくいとってすぐ書く、アクション化するとメモすれば驚くほど残っています。

意識的に消さない限り書いたものって消えないですから。または事故で消えることも驚くほど少ないですから。

行動する時は少し何をしたいかを忘れてもいいと思います。当初の目標とか何を狙っていたかとかですね。なぜなら行動する時は集中しているのでもっと近視眼的であり短期的になっているからです。逆に集中している時に長期的なことを考えていると驚くほど成果が出ないのかなとも思います。それは集中が結局出来てないからです。

もっとも長期的に考えることはめちゃくちゃ大事ですから、考えるなでなく、その行動フェーズと戦略フェーズ、みたいなところでモードを切り替えるほうが有効だという話です。

これはアイデアでもそうなのですが、アイデア出しの発散フェーズで収束フェーズ的に「批判する」とか「ダメ出し」すると、何もアイデアが発散出来ません。逆に発散の時に、発散に集中する。その時に収束は考えないこと。そして収束フェーズでボコボコに出てきた発散アイデアを叩く。すると十分出きったアイデアを検証出来るので、どちらも発散は発散に集中ができ、収束は収束で集中ができるというわけです。

こう書くとそんなものかなあという程度ですが、実際に多くの人は、自分がどっちにいるか(何か考える時か、行動する時か)が分かりづらいです。というか迷子状態といってもいい。僕も今はどうするべきかが分からないことがよくあります。また考えるフェーズなのに行動してしまうのは、テスト前に掃除をして逃げるみたいな感じで手を動かすことでごまかす感じに近いです。逆に行動すべきなのにそれは違うといって手を動かさない言い訳として考えるということもあります(笑)

環境至上主義くらいで丁度いい

結局意志がめちゃくちゃ弱いという設定を自分にして、そういうサボりマンがどうすれば出来るかを考えるほうが多くは機能するんだと思っていますし、確信に近いほど思い込んでいます。

なぜなら、楽な方に人は流れるし、やりたくないことはやらないし、いつまで経ってもタスクは消えないし、誰かがやってくれるというとやってくれないし、多くは自分が何かしら考えてやらないと動かないはずなんです。

だから自分がサボろうとしてもサボれない仕組みとか、サボることを抑制する、またはサボらない方が良いよねという環境を作ることになります。

それはある種露出みたいなことで、宣言して恥ずかしい思いをしたくないからやり切るみたいなことも十分な環境だと思います。難しいタスクツールやソフトを使うことが環境でもありません。友人に定期的にお茶をするというTODOが機能するのなら、そういうTODOを作る人のほうが僕は賢いと思うわけですね。

自分の強い意志で自分をコントロール出来る人はほぼいないと思っているので、そういう前提で考えると多くの何か憧れ的なことや目標を達成出来る人って、困難を忍耐できるというよりも、自分をさぼらず動かせる仕組みやエンジンがうまく作られているんじゃないかと思います。

僕がそこまで上手いと思っていませんが、自分をサボらせないためにはやっぱ自分って馬鹿だなあと思いながら、サボりすぎだなあと思いながら、やっています。これは相対的に誰かと比較する意味は全くありません。自分がやれるかどうかやっているか、サボっているなあと思えばどれだけやっていてもサボっていますし、サボってないと思えばどれだけ客観的にやっていなくてもサボっていません(笑)

人って結局その主観レベルでしか物事は見えないしそれが真実だと思っちゃうわけなので、そこをうまく環境で統一する、サボりが掃除されてしまうみたいな仕組みが有用だというところです。

おわりに

憧れるって人でそれを叶えたというのは、実はその人はそれに憧れていなかったパターンがあるんじゃないかなと思っています。

人は言葉でいう表現と、それを実際に思ってないという一種の嘘状態が存在します。言ってることとやっていることが違うって普通に存在しますから。

人がどうであれ、自分はどうなのかにフォーカスすると、やはり自分がやろうと思ったことは何がなんでもやる。そうなると、やっぱ信じられるのは自分や決意でなく、あこがれの人でもありません。また社会や国家でもありません。単に自分をさぼらせない環境だけではないかと強く思っています。

もちろんこれは他人や社会が大事ではないとかそういうことでなく、自分のやることややりたいことにフォーカスするなら、自分を信じるなということでしかありません。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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