普段から準備しておくことが大事。チャンスが来たら突っ込もう。

今回は仕事の中で感じた話です。

普段からの準備って当たり前だとか思う人は多分読む必要がありません(笑)

精神的っぽいかもしれませんが、実はどの仕事でも使えるだろうし、起業や独立とか自立的にやるなら外せないのではないかと思ったりしています。

アイデアコンペで見えたもの

もうちょっとまとめられるのですが、ちゃんとしたものはまた今度ということで、ごく簡単に書いておきます。

最近参加したコンペで少額コンペなので金額はおいておいて、あと内容も伏せておきます。大事なことは金額や内容ではなく、ということですね。

何があったかというと、全体で60件のアイデアが応募され、大体応募者一人あたり1件、または多い人がいても2,3件という感じでした。このコンペ当選は1案でなく、全体で13案の当選でした。当然1案出した人で当選した人もいればそうでない人もいます。

さて僕も参加したのですがどれだけ提案したと思いますか?その数35案です(笑)

つまり、全体のアイデアの約58%を提案しました。そして全体で13案でしたが、僕のアイデアは7案当選したので、丁度20%の当選率という感じです。

ふーんという感じで終わりそうですが、ここで見えたのはすごくシンプルですが「アイデアがあるなら出せばいいし、評価する人なら数は関係ない」という話です。ちなみに、募集者は複数採用ということを謳っています(ただこれらは常にそうだとは思わないのでそれを信じられるかどうかというのも実際はあります)。

もっといえば、アイデアは質より量といえるのは、量がないと当選率は低いからですね。もちろん結果的にですが全体で2割くらい当選するくらいなので、僕のアイデアが個別に優れていたというよりも、クライアントのイメージや欲しい感じのものをそのままの「質」で量を出せたという感覚です。そういう意味で量より質とも言えます。

ごちゃごちゃいってますが、質があれば量もあれば嬉しいよねということですよね。

なぜ複数案応募者があまりいなかったか

そのコンペでは、おそらくですが複数アイデアを出しても複数当選つまり2案以上だして2案以上当選した人がいなさそうでした。これってなぜでしょうか?提案者のアイデアが質が全然低いことはなくて、感覚的には2割、つまり僕と変わらないわけです。もちろん内容の吟味はおいておいて、あくまでクライアントが好んで当選したという事実のみにおいてです。

確率の話をしましょう。20%という確率は10案で2案です。もちろんこれは必ずそうだとはいえないのが悲しいのですが、例えば10案出して当選がないケースもありますから。とはいえ、継続してやり続けられるかは一つのコミットメントというか、生きがいまたはやり方やスタイルを示すことなので非常に大事だと思っています。要は明らめないことですよね。

それで、10案出して2案当選するかもしれないのはもちろん分からないんですけど、とはいえ基本的にたくさんのアイデアが並ぶ中で1案とか2案って、ものすごく尖ったり主張しているものとか切れ味が鋭くないと目立てないと思っています。これは募集側の採用視点の話です。

もっと極端にいえば、何かの話でプロの演奏家が路上演奏していても誰も気づかなかったけど、ホールでお客さんを前にすれが拍手喝采であるという時、その周りの環境を抜きにして純粋に判断できるかってものすごく微妙って話です。つまり分からない。逆に言えば実力がなくても環境構築がうまいから結果を出せるということもありえます。もちろんこれはそういうことや人を批判する意図はなくて、単純に良いから売れるとか、良いアイデアだから採用されるとか、ピュアな話ではないってことです。

これはどうしようもないわけです。ただ僕もそうですが誰も馬鹿ではないなら、習熟していって分かるんですね。アイデアを見ればどんなレベル感かが分かるというか。最もこれはセンスとかいうよりも、どこまでやったか考え方って話です。

話を戻します。そういう目立てない中で、1案が渾身のアイデアでありそれしかないならそれもありです。ただ募集側のクライアントはわりと気まぐれ(良い意味で)ということもあり得るしそこは想像でしかありません。そういう場合、複数を出すことでより採用確率が上がるという話です。

もっともこれは転職活動で同じ会社に何回もエントリーすればいいわけでもないし、履歴書の枚数を増やせばいいわけでもないでしょうから、まあアフォリズムに近いかもしれません(笑)

ただ一つ言えるなら、僕から言えば当選率は3割は相当、1割くらいで普通(ただしそこまで継続できない人が圧倒的多数)だからこそ、2割って個別コンペのそれと勝率を比べるのもナンセンスなんです。ただ、あくまで感覚値という意味でいえば普通のコンペかなとも言えます。

そういう感覚でいけば、複数出せば複数当選することになります。ただ、複数出さなかった応募者は多分色々と思惑か理由があったはずです。それは報酬額が低かったからかもしれないですし、またアイデアが思いつかなかったかもしれないですし、そもそも考える時間がなかったかもしれないですし、真相は不明ですが、必ず何かしらの理由があったはずでしょう。それがなければなんとなくということになります。

準備や練習は大事。チャンスだと思ったら突っ込む

仮にここではたまたまコンペですけど、チャンスがあればやってきたり準備していれば大きくぶつかっていく。イメージは、今まで準備してきたし俺はこう考えたんだよ!ということをぶつけていく。そういう気概やスタンバイがそこで現れるだけなんじゃないか。そういうことを強く感じたわけです。

くどいですがこれはものすごく大事で、普段準備や勉強(別に机にかじりついたり資格の勉強とかを指すのでなく)をしてないと、そういう練習をしてないと本番でいきなり力は出せないですね。また本番が何か分からないから、そこがチャンスだとも思いづらい。ここがなかなか見えづらいし分かりづらいところなので、上手く伝わるかが分かりません。

もちろん僕が1案しか出してない側なら色々言いたいことがあったと思うんです。報酬が少ないとか言うと思います。ただそれはそれでその提案者の判断であり考え方です。要はそういう判断をしたとなります。もっといえば重要ではない、優先度は低いぞ、むしろ参加すらしないというのもあります。だからこそ、どう考えて参加するか、アイデアを出すか、または参加しない、アイデアを減らすなど考え方次第なんですよね。

誤解がないようにいえば、1案しか出さない提案者が悪いとかは全く思ってなくて、募集側から見れば、1案提案してもらったくらいしかないでしょう。個別に提案者を見るよりも、提案アイデアの方を見ているのだろうと思います。同時に案が複数あればそれは考慮出来るわけで、選択や検討の幅が広がったともいえます。このさじ加減をどこに設定するかは慣れとか経験かもしれませんが、単純に経験値が低ければ慣れないと駄目なので、量を出すしかないのかなと思います。

つまり、強者=ベテランが吟味したアイデアを単発で出すのはありだけど、弱者=新人がそれをするのはあり得ないだろうということを思いました。もちろん今回の応募者がそうであったということではなく、そういうパターンになるのではないという仮説です。一般的には立場や状況によって振る舞い方は変わるわけですから、こういう違いはあって当然だと思います。

同時にどちらかというわけではないものの、ベテランなのか新人なのか、それとも?ということは考えておく必要があります。なんとなくやってなんとなく得られることは僕の経験上では皆無です。仮に得られたものは「ラッキー」でしかなく、経験やスキルになりえません。運が強いも実力だと思いますが、運のみに頼ると厳しいということでもあります。

これ以上述べるとかなり脱線するのでそんなところです。

おわりに

コンペを通して感じたことを書いてみました。

少額なアイデアコンペの小さなお話だと感じる人もいるかもしれませんが、これを当選確率、応募者がどう動くか、または募集側の意図は何か、どういうスタイルでやるか、そのために何を考えてやっておくか、そしてアイデアを本番でどこまで出すか出したか、そして結果はどうだったか。

こういう話ってゴロゴロあるはずなんですがあまり見たことがありません。多分、アイデアコンペって懸賞みたいな感じでやってる人も多いだろうと思いますし、それくらい「アイデア」提案がハードルが低いということもありますよね。それは十分承知をしていて、ではそうではない領域や見せ方でいくか。そこが大きな課題という感じです。

毎回そういう感じで見ているわけではないんですが、さすがにクラウドソーシング本も出したりノウハウは貯まってきたなと感じたところでした。

今回の話は別にアイデアコンペでのノウハウというよりは、コンペだったり、シゴトを取りに行くとか提案する時、またはチャンスが来た時にどう振る舞うか。それってやっぱ「普段」が出るだろうなあという話でした。

逆に言えば普段やってないならいきなり出来ることはないでしょう。天才と呼ばれる例外はおいておいて、ですね。僕は非凡でもなんでもないので、ただどうやるか、どうやっていくかを考えて実践するのみでしかないとシンプルに思った次第です。

今回は以上です。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。