起業相談100件達成から振り返るシゴトの作り方

シゴトクリエイターの大橋です。

前からやっていた起業相談がついに100となりました。そのことについて、少し前に触れていますが、改めてシゴトづくりのヒントになるかもしれませんし、共有していきたいと思います。

ボリューミーです。1万字ちょっとあるので、お時間ある時にでもお読みくださいませ。

何をやっていたか

ビジネスの課題をもらってその解決アイデアや起業したいんだけどアイデアがないという人向けに、アイデア出しとアドバイスをやっていました。

全部分析してもいいんですが、感覚的には起業アイデアが欲しい人というライトな人もいたのですが、どちらかというとビジネスをやってて課題があるのでそのヒントやアイデアが欲しい人が多かったです。受注数前半というか始まりの頃とやはりお客さんの層が変わってきているというのもあります。

試すということで、普通に並行してコンペやコンテストなどでお金をもらうこともあるわけですが、こちらはすべて無料でやっていました。

どれくらいやったか

ちゃんと覚えてませんが、記録では、2012年の7月から始めています。ただ途中で提供サービスを微妙に変えたりしており、かなり変則的です。

とはいえ、隠すこともないので(笑)、いかに凡人がやっているかを見て頂き、私の方がもっと出来る方はぜひぜひやってもらえればと思います。

参考までに、相談件数を記録しておきます。

2012年(7月開始)4件
2013年 17件
2014年 2件
2015年 52件
2016年 31件

合計すると106となっているので、多分同じ方かまたは初期の頃は掲載していないものがありそうです。細かいことはスルーします。

2014年はおそらくほぼやっておらず、ロゴ制作など別シゴトチャレンジの実績やってたところです。2015年はアイデアに絞り込んでいく戦略を立てていたのでそのために相当こなしている印象です。52件だと月間ペースで約4件です。今年は、7ヶ月で31件なので、約3件。だいたこのペースでやると、足掛け5年ですが、期間的には2年くらいは掛かっていますね。とはいえ、エンジンが温まってきたり、注力していける環境づくりや方向性の修正など色々あるので、端的に2年である程度結果を出せるとかは言えないわけですね。

また5年といえどそれだけをしていたわけではないので、色々と仕込みつつやった結果となるのでその点はなかなか見えづらいですが、まあ記録するとこうなるというところですね。

おひねり件数と総額

ココナラを使っていたのですが、ココナラというサービスはおひねりという機能があります。無料お試しでも、良かった!ということで頂けるという金額ですね。総額は出せると思うので出してみます。

ココナラに限らずですが無料相談というところが一体お金という形になるか、これは意味はあまりないのですが無料ということは無料で対価をいただかないという契約でもあります。そうでありながら、おひねりがあるというのは、満足という以上にお金を出してもいい、またはお金を出したい、無料で申し訳ないということの結果となります。

つまり、お客様への提供期待値<実際の提供価値ということですが、これをしていればまず不満足になることはありえません。ただ、このお客様の想定する期待値や期待イメージが分からないのと、根本的にターゲットがずれていると良いサービスなのに評価が低い(ここでの評価は実際のお客さんの思ったことであって、レビューコメントとかそういう目安のことではありません。もちろん結果として良いレビューになればいいですがそれは別と考えています)ことであれば修正すべきというところです。

おひねりの件数としては、9件でした。ざっくり100件中1割り程度がおひねりというところでした。なおおひねりを出すということに関しては一部二回目はおひねり制ということを示していたので2回の依頼があった方もカウントしています。とはいえ、こちらも2回頼むということはかなり稀ですから、満足度が高いという目安になります。何かの参考に使えればどうぞ。

次に総額ですが、8063円でした。ちなみにココナラは手数料があるので例えば500円お客様が出しても、こちらに届くのは375円です(ランクによって変わると思いますが大体このくらいです)。手数料を抜いた金額では、最も安いおひねりだと188円でした。また最も高いものは3750円でした。3750円はお客様支払いとしては5000円ということですね。

おひねりの中央値、要するにどれくらいが真ん中かは9件のおひねりを並べた真ん中の金額は750円でした。

総額が8063円で件数が9件なので、おひねり1件平均金額は895円というところです。

これが安いか高いかという判断をされる方もいると思うのですが、無料提供して、基本インターネットのみで、もちろん実績や見せ方や無料だから手をぬくみたいな品質はさぼらず、コツコツやるとこんな結果になるというリアルな数値でした。

相談実績を積む価値

ここからが本題ですが、色々な切り口というか分析、振り返りが可能です。たくさんありますが、思いつくところからみていきましょう。

1.ニーズを確認できる

色々なシゴトや事業を作る場合、新規ですのでまず何もありません。その場合類似しているものを探してきては検討参考にするわけですが、とはいえ自分の提供するサービスや商品が実際にどうかは販売ルートもありますし、広告や見せ方もありますし、全く意味が異なります。そういう意味で今の自分の環境でどこまで出来るかを試しつつ、その手応えをダイレクトにもらえるニーズチェックって結構難しいんですね。

2.サービスや商品の価値をチェックできる

無料相談という枠でも、1割の人が相談内容に高い満足を得たので、1件あたり平均約900円の価値を頂きました。とはいえこれはお金で示すというよりも、おひねりという心遣いと考えるのが自然です。あなたのサービスは900円の価値しかないですよね、ということではありません。

なんでそう言い切れるか?ですが、僕自身は既に数十万レベルの金額を頂いており、これが人の話なら「本当かいな」となりますが、僕の話なのでごまかしようがないんですね。僕が嘘だらけの人間ならここでオワコン(笑)ですが、どうも評価としては誠実な方というところで(僕が言ってるんじゃないですよ。人から言われるので。手前味噌ですが)そこは信じてもらうしかないですね。まあ、それはいいとして。

これは自分の感覚もそうですし、実際のアウトプットなども考慮する必要はありつつも、では無料相談の枠での思考、アウトプットや時間と、コンテスト等でいただく数十万の見えるアウトプットって違うのか?ですが、ほぼ同じです。というか、悲しいのか嬉しいのか同じなんですね。

つまり、僕の提供するアイデアは全く価値が同じなんです。言い方を変えるとお客さんを攻撃しているようですがその意図はむしろ全くないというか、お客さんには感謝しかないのですが、端的にいってお客さんがお金を持っているかどうかだけです。

また支払うお金の感覚やターゲット層なだけです。だけというのは、アプローチできればいいわけですし、できなければ乱暴ですが1件900円で頑張るしかありません。一方でアイデア自体無料で提供する(誤解しないで欲しいのは僕はアイデアの価値が無料だから無料相談ではなく、ここに書いてあることを検証するための相談ということでした。つまり裏があるということですよね。裏といっても騙すとかそういうことではないわけですけどね)から価値がないとは思っていません。あくまで試すというところが大事ですね。この辺りなかなか理屈ではそうだけどという方も多いかもしれませんね。

3.1割の人がファンになる

無料サービスを有料化するというよりも、通常は無料で使えてプレミアムな機能やサービスを有料会員として使うことをフリーミアムといいますが、とはいえ、無料でいいという人が有料になる確率ってどれくらいでしょうか?これは確率の問題です。

これが0%つまり、誰もいないならビジネスとしては成立しえません。100%というのもありえないですが、まああれば嬉しいですよね。お試し購読みたいなものでしょうか、それは性質が異なります。

フリーミアムなどは多分数%じゃないかと思っています。インターネットサービスは無料で使う人が大多数だけど、一部コアな人がいるというところでしょうか。

そういうところのデータは参考程度にしかなりませんが、実質テストしたみたところ、1割くらいは強烈なファンになってくれる、覚えてもらえる、コアなファンとなってくれるということが言えます。

これはどういうことかというと、計画が立てやすくなるわけです。例えば、今後また100件やるとしたら10人のファンが出来る。あとは数や品質をどう維持するかという「課題」が変わります。この課題が変わる、注力するポイントが変わる感覚は非常に面白いので、一度経験していくだけでも全く見え方が変わります。

また実数値として、0%じゃなかったねというところもありますし、シビアにいえば無料だから満足した、無料だから頼んだという期待値を下げていたという変数も考えられます。このあたりは難しいですが、また後述します。

4.お金以外のメリットを得られる

お金目的、売上を上げたい人にはかなり間接的ですし、遠い話に映るわけですが、今回では何を僕が得られたかはお金には換算できないものが相当得られました。お金がダメとか要らないということではないですよ、お金だけ見ていると見えない部分が多いということでしょうか。同時にお金でないものの価値を見ることもシゴトや新規事業のコツとも言えます。

  • ファンの獲得(今後の定期的なお客さんになる可能性と手応え)
  • 100人への効果的なアプローチ(何か非効率に宣伝とかではない、お客さんからの依頼が来る)
  • サービスの修正、改善(文章や実績やイメージの伝え方、アイデアの提供方法など品質改善等)
  • 100の実績をさらに見せることで信頼感や試してみてもいいという信頼重力?を作る(思わず吸い込まれる)
  • フリーランスなどであれば個人の自身になり他のシゴトにも影響
  • 後は確率の問題というように課題感をかなり変えられる(はじめる当初はそもそも多くの課題は集客や手応えが分からないという設定で始まるが、終わると数値から検証出来る。今回のような話)

などでしょうか。

これをお金に換算するのは愚かなのですが、愚かとはいえ仮に換算してみましょう(笑)

まず100人のファンではないですが見込み客依頼してくれた人を集めるのはかなり大変ですよね。電子書籍を100売った時も思いましたがかなり大変です。ただこれは価値でありブランディングになります。なんとなくそれらをやりきれる人は多分どんどん成功できると思います。ここで諦めてしまう人が多い印象ですね。例えば仮にツイッターとかGoogleAdwordsなどのクリック単価でも数十円は安くてもします。クリックなので、仮に50円としてもクリックした人が買うでしょうか?買わないですよね。コンバージョンとして、つまり、お客さんが100人買うのに、1万人にクリックしてもらって成立するとします。これは大げさでなくそのくらいの数字でしょう。

すると、1万人×50円=50万円の広告宣伝費と考えられるわけです。この50万という数字は別におかしな数字でなく数万月間広告に使っていても年間で飛んで行く金額です。当然そのお金がなければ地味にやるしかないわけですので、どちらがいいとか悪いとかではないんです。ただなくてもそれ相応のことができますよね、ということです。時間使った分失われているという突っ込みも可能なんですが、キリがないところですね(笑)

安心感やブランドみたいなものは有名になる必要性はないわけですが、とはいえ知ってもらった人や見込みとなる人に安心感を与えられないのはちょっと嫌ですよね。少なくとも頼んで良かったというところは欲しいわけですが、それらの塊が出来ます。いわばベクトルであり、信頼や実績の力です。数に比例するわけではないですが、10くらいの実績では別になんともないのですが、100くらいになると本気度を伝えられると。こちらは本気でやってますと。その品質が満足できないならそれはそれで改善するわけですがそれは別問題ですよね。この本気度を伝えるということも結構ポイントで、これを伝えられればそう変な印象、不満足になることはまずないというところです。本気だからこそ、お客さんも本気になれるというのがあります。

5.痛みを伴なう大事さ

無料とはいわばある種の無痛です。もちろん依頼を出すとかは時間はかかりますが、無料ですよね。これはお客さんを攻めるわけではなく、実際に僕も無料だと手軽にやってしまいます。そして実体験でもありますが、アイデアに近いことを依頼しても、無料だと痛みがない。だから実行しないというよりも、実行できないことが多いです。

もちろん高額のお金を出せばすなわち出来るわけではないのですが、とはいえ一定の痛みを感じることで出来ることもあります。そういう意味で有料となると、こちらもより手を抜けないですし、品質が向上します。またお客さんも実行しやすいというかやる姿勢になりやすいと考えています。

追跡調査等は出来ていませんが、100件の相談でどうでしょうか、こちらは相当熱を入れているのは変わりませんが、反応としては単に「ありがとうございました」くらいだと多分やらない方なんじゃないかと想定出来ます。そうなるとは限らないですが、その確率は高いと思っています。

提供者側の視点だけではなく、お客さんの視点で立つなんて言い尽くされてますが、それを考えると結局適度な痛みというのはものすごく大事だと感じます。

ただジムなどの月額費用を出しても行かない人が多くなるので物事は難しいわけですけどね(笑)

6.価格設定の参考データとして使える

おひねり自体は価値ではないものの、お客さん目線でどういう価格であるかは参考になります。例えば平均900円だから1000円で出しても売れるだろうというところです。ただおそらく100件の売れるペースで、例えば2年掛かるとかそういう期間もありますけど、売れるかは別問題です。なぜなら有料で買うのと無料は別ですからね。あくまで参考値です。

おひねり額を見るのもいいと思います。価値を感じてもらった方で5000円という方が最も高額でした。少なくとも5000円の価値は最大感じられると。しかしじゃあ5000円出して買うかは別ということが実際なのとそういう方がゴロゴロいるかというと違ってきますよね。

少なくとも2つくらいは方針が作れるわけです。

高価格帯で売れる件数少ないか、低価格帯で売れる件数多めかです。ビジネスとしては総額もそうですが、実際の時間というのも大事なので、例えばもっと実践的にいえば、時間はそこまで使わず、高確率でお客さん見込みとなり、メルマガまたは電子書籍、またはブログを定期的に見てくれるのであれば低価格でもオッケーとするとかです。

高価格帯で例えばここでは5000円でも強気に出すのはありです。ただ売れないのは覚悟の上ですよね。ただこれは5000円の価値がないわけではないので、その辺りの折り合いをどうつけるかですよね。別のところに持っていけばさらに高くなったりするわけです。一方で安くなってしまうこともあります(笑)

これが全く検証データがないと自分の思っているだけの価値と端的に擦りあわせをお客さんと出来ないわけですね。

7.相談データベースやコンテンツマーケティングに

実際に相談を無料でする代わりに求めたのはその公開です。これを全部自分のブログに載せることです。これはそのまま記事作成いらずでコンテンツとなります。一石二鳥という感覚です。少なくとも誰かが悩んだことは他の誰かにも刺さることが多いです。インターネット的ですね。

またキーワードやマーケティングとして、毎月やってますがブログ解析というところでヒントになります。世の中の人はこれで調べる人がいるのか、ではそれをもっと考えてみようというところですよね。

逆にブログで集客力が既にあればこんなことはしなくてもいいわけですが、順番というかケースによりますよね。要は再利用することでいくらでも価値をつけられるというところを感じてもらえればいいかと思います。

8.新しいアイデアやビジネスのヒントに

当然100人の人と話すことになるので、そんなことを考えている人がいるのか、そういう状況や環境があるのか、そういう見方があるのか、多くの人はこういうところで同じ失敗または同じ悩みを抱えるのか、ということを実際に観察できるわけです。これこそお金出して買うなら高いマーケティング費用数十万以上かかるわけですが、それも無料でできるわけですね。

ぱっと思いつくだけでも、なかなか社会で見えない、普段ニュースなどで見えるわけではない働き方の課題を感じている方とか、インターネットがあるからクラウドソーシングなどで動ける方とか(単価の問題を出す人は多いがそうではない視点も大事)、新しい業種や既存の業界の課題、法人個人問わず困ってしまうケースなどの実際をヒアリングできたといってもいい。

これらの課題や見えたことに対してさらにビジネスアイデアを考えていくことで、また違うものが見えてくるし、またシゴトが生まれる。

今後の展開

既に固まっており展開しておりますが、今後は有料化としてココナラでは無料相談を終えました。今後は有料というところと、実際にココナラでの価格帯相場も検討して値段設定をしました。

同時に既に募集していますが、本ブログの読者さん向けにアイデア相談無料枠を発行しています。ペース的には月3件でまずは様子見ですが、こちらも相談無料ですけど、内容は公開されますのでその点は無料相談ということで一緒ですね。もしある方はお気軽にどうぞ。

始める前と今の気持ちの変化

このアイデア出しだけでないですが、いくつか動きがあり、結果的でしかないのですが、例えば端的にいってかなり心境が変わっています。気持ちの変化ですよね。やや誇張に聞こえるかもしれませんが、多分そこまで盛っていません(笑)

アイデア出しを始める頃

  • アイデアを出すということに価値を見出す人はどれくらいいるだろうか?
  • 無料相談とはいえ、無名の人(実績はそこそこあるけど)にわざわざ依頼する人はいるのだろうか?
  • オリジナルではなくアイデア出しは誰でも出来るし、他の競合もいる。その上で手応えはあるのだろうか?
  • アイデアに価値はないという議論がされるし、そもそもアイデアに価値を見出す人がいるのか?
  • アイデア出しを求めてくるお客さんはどういう人なのだろうか。お客さんは誰なんだろうか。起業したい人?バリバリビジネスやる人はこない?

というような、不安はかなりありました。ポイントとしては僕は不安であってもとりあえずやるというところは、馬鹿なりに意識していて、もちろん死ぬみたいなことはやらないですが、そこまでリスクはないしーならやっちゃえ!というのを大事にしています。失敗が怖い人はここが怖いんだと思いますけど、別に死ぬことはないので思い切ってみてください(笑)

アイデア出し100件を終えた今

  • 自分のアイデア単価は安くても1000円であり、それらを一方的にとられるというか納品するだけでは安すぎる。アイデア一本1000円というのはコミュニケーションやお試しレベルであって、実際の価値ではない。例えばこちらが譲歩しても単に1件1000円程度であればやらない。または断る(実際に設定している仕事価格は1件1000円で、10本で1万円となっています。これは安いというか妥当な価格と言えそうです)
  • 例えば、1件1円または数十円などのタスク的なものは当たり前だがやらない。アイデアに自信がない頃なら手を出していたと思う。しかし、それは駆け出しの頃でやるのはいいが今やるのは当然NG。というか安いからやらない。
  • 自分の持ち味を活かせないコンペ案件は仕事が少ないと手を出すのもいいが、それも限りがある。例えば、ゲームシナリオアイデアというのはアイデアだが、集客や新規事業とはかなり性質が異なる。もちろん商品企画などもある種近い面もあるが、ずれることが多い。例えばデザインなどが必須とかデザイナー向けならすでにアウトオブ眼中として、スルーする。
  • 一方で自分の仕事だと思うのは、集客や販促、新規事業や企画としてこれから作るもの、どうやっていこうかというアドバイスや相談をすること。その点に関しては信じてもらうわけだが、何もないので信頼出来ないならまず100あるから実績見て判断というカードを出せる。これが出来るかどうかは名刺を友人に作ってもらって話しやすくなったくらい革命的に違う。革命というか、全然違うことが分かる。
  • 当初はアイデア出しとかを仕事にしているというと一般の反応が芳しいというかそれがお金になるのかというところが多かった。アイデア出しの前から相当感じていたことだが、実際に実績や形にしていくと実際なので嘘ではない。単に気づいてない、またはそこに注力しない、またはやり続けないなど色々な条件や環境など自分が分かるところが明確になってきた。そういう意味で自己紹介に新規事業を考えるといえるし、集客や販促というアイデアを日々考え続けるというところに説得力が持たせられることになった。
  • 価格設定やアイデアの価値自体に自信を持てたために、その価値を認めないまたは高いと思うならどうぞお引き取りくださいという立場になった。むしろ安いくらいだというところを感じてもらえたり、有り難いというお客さんというよりもパートナーという人を大事にしていくことに注力というか考えていけるようになった。これはお客さんで安いものしか求めない人を相手にしているとそういう価値しかないことになるが、情報の非対称性というビジネス論理からいえば、希少になるところに持っていくほうがもっとも望ましい。お客さんを全部選んでいるわけではないが、選べるという立場はとても心地よい。しかしこれはワガママになるということではなく、自分がいいと思っていることをやるとはやはり異なる。
  • 鉄板のネタとして、アイデアビジネスとかアイデアを売るという話のトーク枠が出来た。これ自体はシゴトクリエイターのネタとして使えばいいし、一方で実践する仲間や同じような仲間でも考えていることや求めていることが違うことでより精度の高い油みたいに、より自分の考えていることや立場が明確になっていくことを感じた。
  • オンラインコミュニケーションというところで本当に普段は会えない方にたくさん出会えた。これは無料だからとかそういうことでなく、仕事として定義づけるととても刺激的で楽しく、社会とは何かしらある特定のニュース、マスコミだけで動いているものではなく、ニッチで見えない部分がうごめいているが、見えないことが多いことを再確認できた。ニッチつまり小さい隙間や見えづらいところは、実際に手を動かしていって検証をしていくしかないことが自明となるし、あまり検証をしてないのに色々という人は相手にしないということもいえる。冷たいかもしれないが、無茶をしろということでなくその人のペースでどれだけやっていますか?やれていますか?というのは、攻めているのではなくまず確認したいところだと思える。そして、社会でぱっと見えない課題や状況に対する新しいニーズも100人の人と話すことで、思わぬ発見と刺激を得て次の新しいアイデアにつながるとか新しいビジネスにつながるということも出来る。
  • 発注者側に立つ時にアイデアを買い叩くということも逆にありえるが、それが不適切かというと相場にあった価格で買取それを最適な価格で売るのはむしろ賢いし、そうありたいと考える。これは前々から感じていたが、やる中で明確になってきた。一方でお客さんは無料で得たものをいくらかの売上にすることが出来たらそれはすべて利益になるのでそういうことに貢献しているといえば分かりやすい(笑)
  • 有料相談にシフトすることで、自分のビジネスポートフォリオとして、無料枠の位置づけがブログのみになった。それにより、よりブログを自身の城として使うことと、問い合わせへの対応の流れを作る動線づくりとなった。
  • アイデア自体の単価は無限だが、単に払える金額はお客さんが決める、投げ銭形式であるのと、同時にお客さんが払えるかつ価値として相場や適切な評価やパフォーマンスということにもなるので、そのあたりは調整したり、経験値としてストックしたり様々なものを見ていけばいいということを感じた。つまり、アイデアのアウトプットの形をどう変えると高くなるのか、そういう意味で事業を売るというところを意識したり、アイデアだけでなく作って売るというところをWebサービス等でまずは意識していくことなど、かなり見え方や課題意識が変わった。

これからビジネスやシゴトづくりを始めたい方へ

じゃあ分かったと、自分の売りたいものをまず無料で出してそれでお客さんを掴んで売ればいいのね、という理解はちょっと浅いわけですね。もちろんそういうことにある程度なるのですが、商品やサービスによりますし、それがどう認知されているか、実際の価格、ターゲットがどれくらい明確か、決済もあれば様々な仕組みがあります。

その変数だけビジネスが違うと考えるほうが適切な考え方だと思います。

一つのシゴトづくりの事例であって、じゃあこれで無料相談したから安泰ですよねということは全く思っていません。むしろこれからが本番であり、有料相談をどれくらい出来るかそして仮説を検証していくことになります。

頭で考えるのが大事です。ただ、アイデアを考えてそれを形にして、いくらいくらの売上になって利益はこれくらいで、期間はこれくらいことがぱっと分かる人とか出来る人は経営であったり起業の経験があって実際のビジネス経験が豊富な人です。当然自分で立ち上げた人は強いですよね。失敗しようが成功しようが経験は宝とはそういう所以です。

だから相談してねというのもありますが(笑)相談以前に何かしら形にしていくことってめちゃくちゃ難しいというとそうでもないんですね。出来ると、それは100くらい別に出来るよねーとやってないのに言っている人とやった人がいう意味の違いなだけです。信頼度は後者ですよね。

確率の問題で、新規事業って別に0%のことじゃないんですね。数%または数十%もしくは8割近いところまで持っていけるかもしれません。でもそれってアイデアレベルや小さい傷をガシガシと失敗したものを持ったという意味でです。全く無痛で傷もゼロで成功!ってやっぱり虫がいいというか、現実っぽくないですね。そういう成功の仕方を望む人またはそういうイメージしかなければ、泥臭くて僕のやり方は全く参考になりません。

ただ、これから何か始める方とか事業やシゴトづくり、起業ということを始める方にとっては少しでも良き実践者として参考にしてもらえれば嬉しいです。学ぶことはめちゃくちゃあります。ダメなら諦めずに改善していけばいい。どちらかというと、その体質が出来てしまったら、どんなことでも大体成功出来る気がします。

僕自身が成功しているとは微塵も思わないですが、信じてもらうという意味で、実践からやってきたことを振り返り、そこそこ分かりやすく伝えるというところをやってる人はやはり少ないです。全く皆無ではないですが、手間だったり、書くのが面倒とか、あとはシゴトづくりみたいな感覚が僕とは違うとか、もうちょっと立場が違うとかもありますしね。逆に言えばそういう人がいないからニーズがないのかというとそうではないわけです。なぜなら相談は結構ありましたし、仮にこのブログコンテンツの価値がなければ誰も新規事業というキーワードとかで検索しないわけですよね(笑)

だから安心してくださいということと、確実に手を動かして振り返って形をつくっていけばちゃんと結果はついてきます。お金になるのは少しかかるわけですけど、全くお金にならない、またはしない仕組みでない限り、本当に無欲や社会貢献の塊とか超お金持ちでない人を想定していますが、大丈夫です。

おわりに

僕もさらにシゴトを作っていきます。楽しいことをやられている方も多いので、それに負けないようどんどんやります!また共有していきたいと思います。

ご縁があれば、ぜひ一緒にやりましょう!

自分のシゴトが作れると超楽しいですよね!この感覚はアイデア出し以上にいいので、沢山やりたいわけです!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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