アイデアにまつわるエトセトラ

今回はアイデアに関することをばばっと書いてみます。

アイデア出しなどに疲れたら眺めてみてください(笑)

アイデアにまつわるエトセトラ

アイデアを眺めてもアイデアは出ない

アイデア集などがそうです。他人のアイデアなどですがそれ自体は「アイデア」ですが、実際にアイデア集は「他人の資料」に過ぎません。

大事なことですが、アイデア集を眺めるなというわけではないです。ただ、アイデア集を眺めてもアイデアを出るとは限らないということです。

もっと正確にいえば、

  • アイデアは自分の知識や体験、考えたこととの組み合わせ
  • またはそれらを無意識レベルに落とし込んでどうかというところ
  • つまり、考えないと出ない

というところです。

アイデア集を見ていてアイデアが出ることはもちろんありますが、それはアイデア集のアイデアに対して「こんな視点があるんだ」×「自分が考えているもの」と組み合わせているから出てくるといえます。

そういう使い方を想定していればいいですが、アイデア集自体のアイデアをそのまま使えることはまずないでしょう。といっておきながらアイデア集を作っているわけですが(笑)

アイデア集を眺めてもアイデアは出ないのだけど、ちゃんと意識をしておけば何かアイデアは見つかりますよというところです。ただ、その場合アイデア集を見なくても別の刺激を与えれば出るので、なんともいえないところです。アイデア集が悪いわけでなく、アイデア集を眺めることだけでは出ないということで。

アイデア出しは資源が限られるので、1日生産できるアイデアは限られる

1日は24時間だから、48時間に出来ないしということと同様で、アイデアも1日数十個出せば疲れてしまって他にアイデアを考えることはできません。

放送作家とかデザイナーとかアイデアをたくさん求められる人は鍛えているので可能かもしれませんが、素人は真似できないでしょう。またそういうことをして仕事としてあればある程度いけるけど、何もない状況でやるのは趣味とか相当好きでないと出来ないという話です。

1日に出せるアイデアの数は限られるとは言い方をかえれば、

  • たくさんのテーマがあってそれぞれアイデアが必要でも、特定のテーマでたくさん出してしまったら他は出しづらい(資源不足)
  • その場合は寝たり休んだりして時間を空けるしかない
  • または、インプットをして補充するなどが考えられる

ということです。

よく寝てよくあそんで、よく食べて、よく考えてみたいなことがアイデアには求められますが、アイデアが才能だと思っている人にはこれらは意味不明に思われるところですね。

それで、アイデア数が有限ということは、誰に届けたいか、何を考えたいかの優先順位をつけることになります。そういう優先リストがあるのであればですが。

アイデアノックの価値

鍛える意味ではいいですし、アイデアを出すということを強制すると出てきます。一方でアイデアの作り方にも書いてあったのですが、一生の仕事とか相当の想いがあったりしないと、これをやり続けることは不可能に近いです。多くは挫折しますし、しんどくなるからですね。もちろん可能な人もいるし、アイデアマラソンなどはわりと有名な方法です。

アイデアを出したい人とかアイデアに困ってる人が、えいや!でやるのはありかなと思います。良いトレーニングということで一応考えています。

勉強ノートではないですが、アイデアを出したことが可視化されるので、アイデアを出すモチベーション維持=確認とかにもなりますので、無駄になることはないでしょう。

一発アイデアよりもアイデアがあふれる仕組みを

アイデアで一発でなにかしたいとかってまあ分かります。ただ99.99%くらいそれは無理です。一応譲歩して0.01%はありえるのでしょうがまず無理です。

一発アイデアを否定しているのではないですが、確率論としてまず当たらないので、逆にいえば1万本くらいかませば1発あたるかもしれないので、そこまでやれるなら多分あえて一発にしなくてもいいって考えです。

つまり、いきなりロケットゴー!みたいな感じでなく、まずはロケット台をーとかゆっくりやるというか手順が大事な気がします。それで土台が出来たらアイデアが色々出てくるみたいな。そうやって常に不安とか心配よりも、ポジティブに突破できそうなアイデアを並べておいてそいつを棚から出してこればいいわけです。

実際はアイデア棚が枯渇したり、アイデア貯蔵庫にあったはずのものが空にになったり、違うものが入っていたりするわけですけど、そこはめげずにアイデアを出していくしかないというところですね。

枯渇したり変わっていてもいいように、常にアイデアを出せる仕組みが大事ってことですね。

リサーチするとアイデア価値が急上昇する

ハックみたいなものと捉えてもいいですが、自分が考えたアイデアを検証せずに良いというのは「冗談」ならいいですが、実際は調べてなんぼです。多くのことは既に先達がやっていて、失敗したり、形すら残ってないものが多いです。あと似た事例は多いわけです。

ここでよくある疑問としては、既にあるのだけどやったらだめなのかということです。駄目ではないですが、比べられたり既にあるから使わないよというのであれば勝ち目がないというだけですね。あと、既に出回っていると「より洗練されたもの」でないと勝てないので、より工夫が必要なだけですね。

失敗するとか成功するとかが分からないのは誰も一緒なので、論理武装したり、データ集めてあーだこーだいったりだけであって、未来ややることが必ず成功するとか、必ず失敗するという人はスルーしてオッケーです。ただ、条件付きということで「こういう場合は、こうなりやすいとか」の意見やアドバイスは貴重なので、その見極めというか内容をちゃんと吟味したほうがいいでしょう。

調べると自分のアイデアがどういう位置にあるかとか、色々と弱点やら課題やらが見えてきます。悩ましいのは調べすぎることで、ごくごく平均的なものになることですが、肉付けをしたりそれを踏まえてカバーすると、調べることは別の話なので、分けて考えたほうがいいでしょう。

アイデア+調べたこと=磨かれたアイデア

となるだけですが、調べたことを全てつけろとは言ってないわけです。このあたりも正解はないなあと感じます。

ただ、調べすぎというよりも、調べなさすぎのほうが圧倒的に多くて、調べたらあるけどそれとの違いは?という感じになるわけですね。あっても関係ないというのが強がりでなく、こういう論理や理由で勝てるとか、全く別物と言えれば本物です。そうでなくて知らなかったとかであれば、謙虚に先行事例を学ぶしかなさそうです。

もちろん、こういった中で、調べとかしらんがな、俺はやるぞといって突破するケースもあるんですが、大抵の人は狂ってないから(良い意味で)そこまで出来ません。僕も狂ってないからそこまで出来ません。調べてどうかというのはいわば凡人スタイルです。天才=狂人スタイルは調べずにGOできる胆力と突破力かもしれません。ホメてます。

どちらも結果的にアイデアを形にしていくのだからいいのではないかって思いませんか?そうでもない?(笑)

アイデアが出たりある人がまわりにいるのが大事

大好きな環境説です。アイデア環境みたいなのがあるとします。

例えば、自分の周りにアイデアを出すのが好きとか、アイデアを持っている人がいる人のほうが、多分その人にアイデアに困ったら相談できるし、話すことで、まあ色々なアイデアマンがいるでしょうから、アイデアについて困ることが減ります。結果的にアイデアマンにならなくても、アイデアを多少は出せる体になります。

一方でアイデアを出すのが苦手とか、そういうのは駄目という人は、多分多くは「アイデアは先天的にある力」と思っていて、閃き力だとか、何かみたいなのがあると。確かに力としてはあるけれど、それは先天的ではない。そうなると、アイデア出しやアイデアに対して不安になったり、逆に過度に期待してしまう体質になります。一発アイデアに頼る人はこういう体質があるからでしょう。アイデア自体では何も変えられないけど、アイデアをもって実行すればいけるかもしれません。

ただアイデアに対して不安視したり、自分がアイデアを出せないとか、アイデアを出す人は才能であるから「なんでもだせる」「ちょちょっと出しておいて」みたいな感覚は、アイデアに対して期待値が大きすぎるってことですね。これは厳しいですね。

ちなみに、僕はこの過度なアイデア期待がある方とは仕事はしていませんし、そのあたりの認識がずれていて良いことはないですね(笑)アイデアに限らずなんでも認識合わせ、コミュニケーションが大事なことが分かりますね。

おわりに

とくにひねりもなくアイデアに関することをざざっと書いてみました。

考えれば考える程楽しいところですね。今後のアイデア集やらアイデアトレーニングのストックになればいいかなと思っています。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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