名古屋市は2017年10月から自転車保険が義務に。自転車保険に加入しているかチェックしよう

名古屋市では2017年10月から自転車保険に加入が義務となります。さて、この話を聞いた時「自転車保険って何か」「義務だけど加入しないと罰則があるか」という2点を瞬時に考えた方は非常に物事を捉えるのがうまい気がします。

それはおいておいて、名古屋市の自転車保険加入義務について調べてみたのでメモしておきます。

名古屋市公式のお知らせ

自転車損害賠償保険等への加入が義務となります。(平成29年10月1日施行)に書かれています。

背景としては、自転車側が歩行者に怪我を負わせた場合、損害賠償などの請求に対して応じるための保険が必要という話です。

まず罰則ですが、どうやら罰則はなしのようです。QandAのPDFに書かれていて、引用すると、

保険加入義務に違反すると罰則があるのか

 保険加入は義務ですが、加入しなくても罰則はありません。被害者を保護するため、万が一加害者となった場合
の経済的負担の軽減を図るためにも保険に加入してください。

(同資料より引用)

経済的負担とは、仮に未加入の場合数千万円を払えますか?ということですね。

他にもこのQAは色々となるほどと思うことが書かれているので、ぜひ一読されることをおすすめします。

自転車保険加入の義務化「罰則なし」条例では効果ない? 専門家2人に直撃では、そもそも自転車保険自体は当事者の負担を減らすためというのが狙いという話です。義務としてあることで、自転車乗りの意識が変わるのは確かにそうかなと思います。

あと、自動車のように保険加入有無がすぐ分からないから罰則がつけにくい(例えば世帯をカバーする保険があるはずでそういう場合は入っていることを実際に加入済みでも知らないケースもあるなどでしょう)ようですね。

自転車保険とは?

調べる限り、自転車保険と言われているものは、自転車用の保険だと思われます。ただ、名古屋市が提示している「自転車保険」とは、別に、保険会社等が出している「自転車保険」と銘打ったものでなく、個人賠償責任保険(日常賠償責任保険)に入ってればオッケーということです。

この保険は日常のトラブルで相手に対しての賠償を補償するものですね。このあたりは多分理解が怪しいと、自転車保険に入らなければ!と思宇野ですが(僕もそうです)、個人賠償責任保険に入っていれば再度加入は不要です。

ちなみに、保険は不親切というか二重に入っていてもどちらかしか適用されないので、単に損となるだけですので知識は即節約につながるものだなあとつくづく思います。

チェックシートでチェックすべし

名古屋市の出している、上のページで下部にありますが、自転車損害賠償保険等加入チェックシートが分かりやすいです。このチェックシートをステップ1、ステップ2,ステップ3とやればオッケーです。

僕の場合は、火災保険に付いている特約で対応済みでした。TSマーク付帯保険という自転車を買う時についてくるものもあるようです。クレジットカードなどにも個人賠償責任保険がついてくるものもあるのでそのあたりは要チェックですね。

火災保険等の中身の確認は、いわゆる保険証書というものを見ればオッケーです。念のため、僕は保険会社の重要事項説明も確認して個人賠償責任保険の文言まで確認しました。

色々な保険やパターンがあると思いますが、このチェックシートで網羅できるのであとは自分が何に入っているか分かりませんとかそういうところをクリアしていけばオッケーでしょう。QAシートにもありますが、複数の保険に入っていていいかでは、過剰に払うだけとなるのでその点は単に加入者が損して、保険会社が得するだけです。ここだけ見るとなんて不親切なんだと思いますが、まあ保険の性質上仕方がないかもしれません。

おわりに

こういう新しい制度については関係ないと思ってスルーすることも出来ます。が、ルールはルールでありこれらは放置しておいて、仮に自転車で怪我をさせてしまったら結構やばいです。被害者もそうですが加害者もお互い不幸です。

交通ルール自体かなり自由に運転している自転車もたまに見かけますが、それによって自転車は自動車に対して弱いですが、それ以上に自転車は歩行者に対して強く、やはり歩道は出来る限り走るべきではないでしょうし、そのあたりの意識はやはり自転車保険加入義務で変わってくるなあと思います。

ぜひ名古屋市民で未加入の方はこの機会に自転車保険に加入するか、個人賠償責任保険に加入して万一の場合に備えていきましょう。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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