実践者にキャリア相談できる「+ヒト(プラビト)」で初トーク成立

シゴトクリエイターの大橋です。
ティラミス食べながら書いています。仕事ってなんでしょう。作るものか、与えられたものなのか。そんなことは誰も教えてくれません。自分で考え方結果、どちらもあるけどやっぱ作るほうが楽しいっす。それがシゴトクリエイター。
ボブ・ディランの歌詞でノーベル賞が話題になっていますが、昔見た詩人は比喩が上手いというか、比喩で例えて表現するみたいな、あれは田舎の映画館のやつか、郵便局員のやつか完全に混じりまくってますが、例えるっていいですよね。
さて、今回はキャリア、自分の仕事や生き方を考えるという意味で少し先や実践者の話を聞けるサービス「+ヒト(プラビト)」(以下プラビト)について初トークを終えたのでそのあたりについて書いていきたいと思います。
目次
プラビトとは?
サイトから引っ張ってくると以下のようになっています。
+ヒトは、進路、キャリアに関する情報を、まさにそれを実践している人から直接聞けるサービス。
(同上より引用)
説明でなく体言止めになっているところなどはご愛嬌ということで、現状α版としてどちらかというと登録者を増やしているフェーズです。
α版で機能や使いづらい面はあるかもしれませんが、アーリーな方はぜひ使ってみたり、遊んでみてください。もちろんトークして支払いというサイクルは回っているのでご安心ください。なお登録者メンターの質の維持という観点で、運営者側と面談もあるので、それらが面倒だという方はやめてください(笑)それくらいお安い御用だという方はぜひぜひ。
社会にはキャリアを考える時に生じるギャップがありまくる
就職活動もそうですし、転職、進路、進学など色々と岐路っぽいのが人生にはあります。まあ正確には重大だけどミスったらやばくなるほうが社会として機能してないとは思いますが、とはいえ今でさえ30歳越えたりしていくと謎の転職市場というマーケットではなかなか転職が難しいとかってあるわけです。僕なんて転職は無理でしょう(笑)
一方できちっと自分を見てどう戦略を立ててどう生きるかを試行錯誤して考えている人はチャンスです。そういう人を見逃す社会もどうかと思いますがアピールすればそこそこいけるのも事実だと思っています。このあたりの信憑性を高めていければいいですが、ロックンロールやエッジがきいてる生き方に映っちゃうので。とはいえそんなこと気にしているようではまだまですよ(笑)振り切らなくてもスルーしていきましょう。
そういう社会のギャップが実際にはあります。例えば就職活動中の学生さんがいるとして、彼ら彼女らはその先に何を見ているか。非常に冷静な見方ではないでしょうか。社会や企業の保障なんてないわけですし、国や経済も劣勢か、自分で食えるスキルが欲しいといって安易にIT業界にいけばいいわけでも、大企業だって入れればラッキーだけどどうも違う、安定の公務員は確実に税収が下がり給与は期待できない、どうすればいいの。
そんな思考は多くの人が抱えていそうです。一方でそういう閉塞感などがありつつも自分で試行錯誤した先輩、メンターといっていいでしょう。そういう人たちがプラビトにはいます。
実際のリアルの回りでは「そんなこといっても就職するしかないっしょ。お前も大人になれよ」みたいな謎のマセ大学生(笑)がいるかもしれません。おじいちゃんかお前は、というか誰だよと叫びたい人もいるかもしれません。そういう意識が低い(文字通り)人の中にいては、多分あなたが損をするというか、勿体無いです。別に相手のために生きているわけではない、考えたことはトライしたいならそこにいるべきではない。そんな感じを受けます。
でも相談相手がいないよね、というので詰むとか終わったと思うわけですが、プラビトでまず探して良さそうなら人がいれば話してみたら?というのが一つの使い方です。
プラビトは何を提供しているか?
プラビトというサービスは、それらの先輩やメンターなどといってものすごい偉いとか有名な方でなく、実直に自分の人生に誠実に生きている人が多いという印象です。
最初に見た感じは、インタビューメディアのanother lifeと、スキル販売のココナラを混ぜた感じかなと思いました。要は、another lifeは無名に近い人(そうでない人もいますが)がインタビューに答えて自分の人生を語る。連絡は取れるっちゃ取れるんですがそういう仕組みで利益を上げるとかサービスとしてはあくまでインタビューメディアです。
そこにココナラ的な販売、つまり相談チケットや相談出品を売れるという「トーク」という概念を入れた形です。もっとも単価は高めですし、現状は一回決めた単価と時間は変えられないので慎重に設定しましょう(これはプラビトらしいというか、例えば情報商材みたいなやり方は良しとしないとか、商売に走りすぎないというところでしょうか。もちろんトークを売る意識は大事ですがこのさじ加減っていうのも大事ですね)
プラビトが提供するのは、それらのメンターを提示して、利用者がトークしたい、相談したい人をマッチングする場を提供します。例えばトーク一覧を見ると色々なトークがあります。
利用者にとってのメリット
利用者、つまり進路を考えている人は、おそらくですが自分に近い存在や似たようなロールモデルを見たいのだと思います。またそういう人がどうなるかはかなり大事です。例えばアイスマン福留さんだと思いますが、彼の本では確かトラックドライバーとしてやっていたとき先輩が「トラックドライバーはやばい」といっていて、尊敬したりそこそこ出来る先輩がそれならまずいんだなというくだりが書かれていたのを思い出しました。
また僕の経験でも、企業にいた時にエース級、かなり仕事が出来る人が「あえて」会社にいたりする、または「転職をしていく」姿を見て、とどまるという意識が生まれなかったのは文化かもしれませんが、影響を受けるということでしょう。それくらい組織内であれば先輩や上司がどうなっているかは参考になります。尊敬出来る人がいない?現場はまずアウトですね。これはそこがどうというか、あなたが合わないのを選ぶべきではないという意味合いです。人は色々な方がいるので。
そういう立場から見ると、組織とかではなく、日本または世界という社会に生きて、自分に近い、または「共感」できる、この人面白そうだ、話を聞いて参考にしたいというところが大きなポイントになりそうです。そしてそれを元に自分の人生というかキャリア、進路、考えをブラッシュアップするのもよし、後押ししてもらう形で使うのもよしかなというところです。
当然その分の対価を払うわけですが、相場的にこれが安いかどうかは分かりませんが、利用者の回りに相談出来る魅力的な人がいないがここではキラリと光る相談出来る人がいれば言い値になります。これは良い意味で価値があるということです。価格設定はあまり触れませんが、僕は60分で5000円で出しています。皆さん大体そんな感じかなと思います。
メンターにとってのメリット
トークを出品する側をメンターと呼びますが、彼ら彼女らのメリットはなんでしょうか。つまり僕のメリットはなんでしょうかというところです。
実際にシゴトクリエイターとして今まで経験したことはお話ができますし、文字ではないリアルに会話をすることで「温度感」が伝わると思うのですがそれがめちゃくちゃ価値なんだろうと思っています。
それでメリットとしては、自分の考えてきたことややっていることがそのまま価値として成立する、その自信になるという気がします。もちろん相談的な面もあるので自分の話をしたいだけの人は不向きというかやらないほうがいいですが、相手の話を聞いて僕ならこう考えるということが言える人は向いていると思います。
あとは貢献的な意味で、悩んでたり不安になっている人に対して貢献できるというのもあります。これらはよくボランティアマーケットというか、会社であれば先輩とか上司が今までフォローしていたかもしれませんが、もはやそういう時代ではなく(そういう人がいれば大いにラッキーかもしれません)自分で見つけていく、まさにスポーツであればスポーツコーチとかメンターを自分につけていくという感覚に近い、時代かなと思いました。
一方で、おそらくメンターになっている人はそういう人を自分で見つけて、うまくコミュニケーションをして作っていった自分の人生があるし持っているし、試した方なんだと思います。そういう意味では、メンターはお金もかけたかもしれないですが、そういう自分のキャリアを自分のアイデアを試して実践している人ということになります。僕もそうだと思っています。そのためにリスクは受け入れるし、その分チャレンジするということなんですけど、それをやった人は100%本音ですし、その話は大成功、お金持ち、楽に儲かるみたいな類ではなく、一人が生きていくストーリーが多様にあるということを感じる瞬間ですね。
幸か不幸かそういうメンター的な人を足で探しても見つからないケースもあるわけです。そういう時はプラビト使えば解決できるかもというのが大きな価値だと思います。
プラビトのメリット
プラビトは当然ビジネスとして手数料を現状は30%とる形となります。5,000円であれば1,500円です。これを高いというか安いというかはメンター、利用者それぞれの立場です。
高い人は買わないでしょう。安い人はたくさん買うわけです。またマーケットにおける単価や相場もあります。
当然これらのマーケットが成立することで、プラビトが継続すると社会的にも利用者で「就活するしか日本社会では生きられないんですか」という本音もどう解消していけばいいか、またはメンターはどう考えて対応したり試行錯誤をしたかが聞けるわけです。そこには才能、運、努力、環境など簡単に割り切れない面もあるでしょうが、話を聞くことで参考になることもきっとあるんじゃないかと思います。
そういった人を救うというと大げさですが、選択肢を広げたり、新しい見方を作ったりというのがプラビトの価値だなと思います。メリットというと変ですが、利用者とメンターの満足があると継続できると。あとは単にスケールするかどうかは別の話ですが、今後ですね。
初トークを経験してみてメンターの立場からのフィードバック
実際に口でいっていてもしょうがないので、僕はメンターとしてトークを提供する側ですが、体験してみました。
僕は3つのトークを出しています。
パラレルキャリア構築のためのクラウドソーシング活用方法やシゴトの作り方教えます
自分が好きなプログラミングを会社員として仕事にするとどうなるか?
以上3つです。
駆け出しの頃なら安売り戦略とかもあったのですが、さすがにそれはやめてですね(笑)めちゃくちゃ高くないけど、安いのもやめようということで、60分5000円で統一しました。30分からも設定できますが、30分って現実的には自己紹介や現状把握で相当慣れてないとつまりプロレベルで成立するかなと思うのでオススメしません。1時間でも慣れてないときついかなと思います。
ここでのきついとは、お互いのコミュニケーションとして何を考えてどう思っているか、相手の反応を探ったりどう返すかなどで深みが薄い、つまりお互い満足できないことになるということです。もちろん人によりますが。
成立した初トークは、自分の生き方や適した働き方を見つけるには?というトークでした。
個人情報はもちろん出せませんが、ざっくりいえば、頂いた感想としては、
- 自分の考え方に近い人の話を聞けてパラレルキャリアという感覚も見えてきたので参考になった
- 今の考えているところが整理されて後押しされた
というところで満足頂けました。
シゴトクリエイターとしては気になったので、聞いたのは「実績などを出していないけど問題なかったか」というところです。もちろんlancer of the year2016とかは取っているんですが、自分の中で大成功とか成功しているという感覚は微塵もないからですね。依頼者の方からは「そういう実績があるというよりも、感覚が近い人の話を聞きたかった」とあるので、多分これは人によって価値が異なるところかなと思いました。
シゴトづくりのヒントとしての変数分解
1ケースで断言できないですし外れ値という感じかもしれませんが、「圧倒的な実績」はあったほうがいいです。しかし「プロ」「アマチュア」だけでなく、セミプロやハイアマチュア、ニッチで完成されたみたいなところで色々なレベルやフェーズがあるわけです。
僕はプロ感はないですが、アイデアはやはり譲れないので、プロとしても、その他のパラレルキャリアや新規事業構築はそれをめっちゃやってる実績マンには叶うわけがないんですね。もちろんだからそれをできないですとは言う必要がなくて、こういうレベルやフェーズで出来る、つまり変数や要因を分解することで、「新規事業コンサル」なんていうのも、バリバリ大企業の戦略系コンサルみたいな人と闘う気もないですしというか勝てないです(笑)ので、じゃあとはいっても個人で儲かる話を教えてくれみたいな冷やかしを相手にしてもいてもしょうがない。
その匙加減、つまりお客さんのターゲット×提供できるアイデアや企画提案というところ=新しいシゴトになると考えられるわけです。
これはかなり大事なのでもう一度言うのですが、ラベルとして貼られた「新規事業構築」とかでなく、自分、つまりあなたが考える「新規事業構築」を自分なりに組み合わせてみればいいわけです。
そうすると、花屋さんでそれをやりたいなら、花屋さんの新規事業コンサルになります。これってニーズもありますけど、経験があるならその不満や課題解決レベルは相当高いし、現実的です。例えば花屋経営においてスタッフの教育が難しいのであればそれらを解決するサービスを考えたりするのがヒントになるわけですね。
ラベリング、つまり「言葉」というものを設定しているだけで、実は多くの人は新規事業を作りたいのではないんじゃないかということもできます。プラビトであれば、相談をしたいのではなく「不安を薄めたい」とか「共感できる人を一人でも見つけてエネルギーを得たい」とかそういうほうがリアル感が出ます。これらはやっていくからこそ見えるブラッシュアップだと思っています。
新規事業についても、相談したいというざっくりした話以上で、新規で始めるには何を準備したらいいかなのか、自分で考えるアイデアや企画の作り方なのか、現状のビジネスの課題を解決する仕組みづくりなのかそのロジックの整理なのか、それらは一括りにすれば一緒ですがかなり違います。だからこそ、得意技×ターゲット×分野で全然違ってくるのですね。
人の成功というか人のやり方ばかり見ていて自分のやり方をブラッシュアップしたり、試そうとしないのではいつまでたっても次は見えづらいですからね。
初トークを終えての感想
実際にこの手の新サービスを試すには相当慣れていますしそれがシゴトだと思っています。くどいですがこれによって1トークで3,500円しか入らないのならやらないよという人もいるかもしれません。お金ではないんですね。
トークが売れるという感覚はまた面白く、プラットフォームも違うので楽しいですね。自分の話を聞いてくれるとかではなく、あくまで相談者の方の話を聞いていく。
そこで意識したというかやっていること、というかこれはアイデア出しでも全部相談系は一緒ですが、
「相談者の話したい本質を見極める」ことと、「どうなりたいかなどのエネルギーやベクトルを見極める」ことでしょううか。
前者は、よくあるのですが「Aしたいけど、Bが魅力的」というとき、AもBもいいなら両方やればいいといえます。AやってBやればいいとか。でも実際はどっちか選ばなければいけないと。そうであれば、Aですか、Bですかと投げかけるよりも、視点を変えましょう。AはなんでAやりたいんですか、Bはどうですか。客観的に見ましょう。例えば「話を聞いているとAやBをしたいというか、そういう話でなく、共通するものに魅力があるのかなと。選択をする段階ではないかもしれないですね」などです。
これらも何を相談者は聞きたいのか、相談したいのか、課題や悩みだと思っているか、不安があるか、隠れたまだいってないことはないか、それは恥ずかしいことであったり、いいづらいこともあります。それらを引き出せるのは相当訓練が必要なんですが、カウンセラーでもコーチングを提供するわけではないので、結果的にはそうでも、あくまで当事者視点の話でいいと思っています。
後者のベクトルは、多分多くがポジティブな判断をしたいし良い方向に行きたいという人が多いでしょう。論理として話を整理したりすることも有効ですが、何をどうしたいかをどこまで考えているか、またはそういう感覚は「自分のこういう経験に近い」という共感も大事です。これもテクニックというか、話していれば、お客さんのことを考えればそうなるという結果の話です。くれぐれも意識するのはいいですがテクニックに走るなんてことはやめましょう(笑)
感想としては役立ててよかったなというところです。調整もスムーズに行って、skypeで話す場を設定したという感じですね。
今後のキャリアを考える選択肢
プラビトだけではなく他にもパラレルキャリアといったり、フリーランスだったり、色々な働き方があります。少し前は相当追っていたのですが、考えるという意味でですね、今ではそういう働き方を追うのでなく実践するフェーズとしてシゴトクリエイターは遊んでいます。
もちろん偉そうに語るということはなくて、実践したことを皆さんやこれから何かチャレンジする人に着火するという意味でおすそ分けが基本的な姿勢です。
選択肢が増えることはいいことだと思っています。人によっては混乱するとか選べないというのもあるのですがそこはスルーします(笑)
これからどうなっていくか要注目のサービスです。教育系というか真面目なサービスなので、成長するとしたら実直に成長する形な印象です。
僕のトークも気になった方はぜひ購入もお待ちしております!
筆者プロフィール

- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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