あるプロジェクトが1年を気づいたら経過していた。

とあるプロジェクトというか、仕事としてやっているんですが、気づいたら1年経っていました。色々言えることはあるので、そこから振り返ってまとめてみたいと思います。

なるべく短くいきますね(笑)

アイデアを出し続けられる人は少ない

別に少ないから優位っていうわけでもないんですが、どちらかといえば「企画」ということで、過度にその企画マンに期待することで、逆に印象が悪化することのほうが多そうです(笑)

例えばプロだから「分かりやすい」言葉で言うと「分かりやすく伝える」のは「分かりやすい」言葉しか使ってないからだめじゃんみたいな人もいそうです。また「分かりやすい」言葉以外に「難しくも言える」ことでその価値を上げられることも出来るわけですが、果たして「平易」「業界向け」というところを横断して見る人がいるのか?というとかなり疑問ですし、多くはいなさそうです。

アイデアも企画をする人だけの専売特許ではないですし、日々の献立もアイデアです。継続的な仕事でなく、日々の活動もアイデアがないと飽きてしまうわけで、「また同じことをやるのか」ということでデモチ(モチベーションが続かない)になるわけですね。

逆に、前にも書いたアイデアを出し続けることからも言えそうですが、ちゃんと仕組みを作り、ちゃんと回すモチベシステム(やる気を出すというよりも、飽きない仕組みであり、ちゃんとインプットとアウトプットが回る仕組み)を作れれば多くのことはクリアできるし、やれてしまうわけです。

今回のプロジェクトにおいては、アイデアを出し続けることが求められました。今も求められるわけですが、アイデア自体はマーライオン!的にドバドバと吐き続ける仕組みがあるので逆に出来て当然といえます。その話は前の記事を読んでもらうとして、さらに前にもかいた「アイデアを出すと考えるの違い」みたいな話も書いてしまったので、かぶる部分はありますが、再度どういう印象を「アイデアの仕事」って思われるかを書いていきたいと思います。

一先ず現在の印象では、アイデアを出し続けられる人が少ないのは、仕組みがないこと、が一番です。あと、簡単そうに見えるが実は仕組みがないとほぼ対応できないことというのもありますね。もちろんこれは仕組みを作ってまでやりたいかどうかが大きな問いになるのですが、そこを考えない人も多そうです。

アイデアを出す仕事って簡単かどうか

結論からいえば、簡単ではありません。簡単ではないのに、簡単に感じるのは、アイデアを出す、だけを見ているからですね。一方で、アイデアを考えるまでいくと専門性というよりも、考える仕組みが必須でそこまでやれない人が多いです。

一回やってもそれをやり続けられるかが違うというところです。

アイデアを未検証でかつつぶやきのように出すことはちょっとやる気があれば単発では可能です。「面白いアイデア思いついた。ポテトチップスにかけるソースなんか作ったら売れるんじゃない?」などです。

当然これも、ポテトチップスを食べたり、ソースをつける(ここではマヨネーズだとか、そういう液体系のソースを意味しており、醤油・ソースのソースではないですよ(笑))ことがないと思い浮かびづらいです。

ただ、このつぶやきに似たものをアイデアとしても、これはあくまで「発散」でしかありません。そのままではあまり使えない。ですが、多くの人はこれを「アイデア」と呼びやすいです。

もちろん稀に「アイデア」をつぶやくように出せる人もいます。が、これは稀です。レアキャラです。多くは、意識して、仕組みを作り、そのためにやるから「アイデア」を出すし、考えます。私は当然、レアキャラではないです。仕組みで対応している。そういう意味では天才的な何かや素養があるとかではないです。もちろん、疑問に思うというところをうまく企画的に昇華させているだけというのもありますが、大体多くのことってそんな感じで昇華させているという思いすらあります。

さて、それでアイデア募集に対して簡単に応募するのはなんとか誰でも出来そうです。ただ、何度も書いていますがこれを何度もやるのは意外に大変です。

例えば、お題によっては「やる気がでない」ものもありますし、そもそもなんでやるのか分からない、趣味なので「全然やる気がでないと終わる」ということもあります。またそれらの数をコンスタントに、毎回応募し続けることも、結構難しいです。

これは仮にアイデアコンテストや何か応募したりした公募などでしょうか、やり続ける人がいないことが証明しています。お小遣い稼ぎサイトとか懸賞日記みたいなものは、おそらく相当続けている、またはそれ自体が楽しい人が成功します。懸賞自体は簡単ですよね。でもそれ数をこなしたり継続するための仕組みやそれ自体が好きというのがないとまず続かないです。

単純に言えばお小遣い欲しいがためにやっていたとしても、それだけでは「お小遣いがもらえること、つまり当選すること」が少なすぎて出来ない印象です。もちろん懸賞は出さないと当たらないですが、アイデアも提案したり、働きかけをしないと動きません。企画も同様で、言わないと始まらないですね。

アイデアを出すことの行為やタスクは簡単です。「こんなアイデアどう」は誰でも出来ます。ただそれをやり続けるとなると、人が減ります。さらに、それらの検証や収束、つまり「自分のアイデア」を見直すとか、考えるとか、どうかを検討するとなると、途端に人が減ります。

さらにさらにいえば、それらを実行する、セットで考えられる人はもっと少ないです。つまり多くの人はアイデアを出すくらいを単発で出来るが、それらをさらに考えたり、実行したり、検証したりするとなると、面倒くさい!となってやらないんですね。

やらないことをやる仕事は価値が生まれます。それがアイデアマンや企画をやる人の価値かもしれませんし、単純にまとめたり組わせを考えるだけでもなかなかそういう提案って勝手に生まれるわけではありません。

仕組みをつくること自分に勝てる

アイデアを提案し続けることで得られるものって何でしょうか。前にも書いたようにインプットをよりしますし、またインプットすることで学びになりますし、アウトプットでさらに新しいアイデアが広がります。

そして何より、仕組みがあることで「自分のモチベーション」「やる気」などに依存しがちなものも、一つのインプット工程に情報やアイデアを入れることで「アウトプット」まで持っていけます。これらは当然、学習したり習慣化したりするので、意識行為が無意識行為になって「楽」というのもあります。それらをうまく使うことですね。

そうすると自分の意志が弱いとかそういう情緒的な話もほぼ消えていって、仕組みや自分システムに材料を投下するだけでよくなります。これは非常に楽です。

逆にいうと、この仕組みがないと、おそらくアイデアを出すことだけに限らずですが、新しいことはおそらく続かないです。これは高いお金を出して何か道具を買えばいいは筋が悪いです。この場合単に高い買い物をして終わる可能性があります(笑)そうではなくて、自分がやる気を出すであろうところにお金をつかうならいいですが、使わないのに使って騙すのは効く人もいれば効かない人もいます。

続かないから自信をなくしますし、続けられないから結果も出ません。そう考えると結果をだすとか、物事の成果を一定出すとかって、出すという強い意志でやるよりも、むしろ違うベクトルで「継続できるからライバル?的な人も減り、勝手に勝っていた」と思われる状態を目指すほうが有機的な印象です。むしろこれは目標達成型とか何か掲げてあるべき社会を実現するとはかなり違うアプローチです。

どちらがいいとかはないんですが、自分にあったほうを選びましょう。どちらもやってみて合う方を選ぶとか人によって様々ですね。

アイデアを出し続けて何をしていくのか

たまーにアイデアを出し続けるというところで問われ問いでもあります。基本的にはアイデアを出し続けることは今の時点では大事です。ただ、これをやりたかったというと、実はアイデアを出すよりも、実現するほうが当然グッドだと思っています。

現時点でアイデアが出てくるので勿体無いのでおすそ分け感覚でやっています。一方でアイデアの単価をそれ以上高くできないとか、これは人のニーズとそれらに払える予算があるからですね。端的にいえばアイデアにお金は出せないが、企画にはお金が出せる。企画にはお金は出せないが明確なアウトプットにはお金が出せる。自分がクライアント側にたてば、そう感じるので逆に出しやすいものを提供するのも一つの作戦ですね。

それで、おすそ分けということでやっているわけですが、当然自分または出したアイデアを実現することでそこからより大きなチーム(人数というよりもアウトプットが見えること)として、たくさんの事業を構築していくことをしていきたいです。というか、これは自分レベルでもずっと思っていたことであり、それを思うが実現していない、もっとやれることなんだけど出来てないというところでした。

よって、このプロジェクトの経験もアイデアも実際に自分の大きな糧となりましたし、自信となりました。当然千本アイデアノックとか自分でやって自信が持てたとかもありますが、そういうことは自分だけでできますが、人を巻き込むとか仕事としてやるってなると、自分の満足ではないこと、お客さんが求めることにもなりますから、また違う切り口で楽しめます。

答えとしては、自分は、アイデアから事業づくりまで一気通貫したことをやる!ということになります。

また、これらのアイデア出しプロジェクトも実績にまとめていきたいと思います。

 

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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