クラウドワークスのPARKはどうなっていくか

最近といっても少し前ですが、PARKというクラウドワークスが運営するサービスがリリースされました。

一言でいえば、ココナラのプラットフォーム機能がない、つまり集客はセルフでというサービスと言っていいでしょう。実際は、評価経済といっていい。つまり、ファンとかその人を応援する人がいる、またはそういう関係性があって、そこで仕事が生まれるという世界観のようです。

ただ機能面では、プラットフォーム的ではないので、どうなるかというところで少し考えてみます。

評価経済的なサービスはやや後発的

クラウドワークスは先進的なサービスを出すのでないんですよね。どういうことかというと、実はクラウドソーシング総合サイトとして今はNo.1利用者あと売上もだと思いますが、結局これはLancersの方がかなり早くて、後から参入しているんですよね。他にも似たようなサービスがまごまごしていたところなので後発感があります。

PARKはそういう意味で後発的ではあるのだけど、どうやって戦略を立てていくかは要注目です。という意味では期待なのですが、そこはそこで、やや批判的に見ていきたいと思います。

ちなみに、ベータ版が2021年11月で、一般利用は2022年3月からというタイムスケジュールで出されてた感じです。

クラウドワークス、誰でも簡単にスキルを販売できるスキルEC作成サービス「PARK」をリリース、一般利用を開始

ちなみにクラウドワークスは他にも色々なサービスをしていますが、求人系が多いかなというところですね。みんなのカレッジは教育スクール系ですが、クラウドワークスの手前みたいなイメージですかね。

ココナラとの違いはなにか?

まず分かりやすいところから見てきましょう。

ココナラってありますよね。サービススキルを出品して買ってもらうというクラウドソーシングの逆なんですよね。逆というと分かりづらいですが、要するにお仕事受発注プラットフォーム=クラウドソーシングだとすると、依頼主が仕事案件を出すのがクラウドワークスとかLancersです。仕事が欲しい人は応募していくわけですね。で、マッチングしていくと。

ココナラは逆です。仕事が欲しい人はまず出品する。こういう事ができるとアピールする。それに対して「お願いしたいかな」という人がお金を払って依頼する。逆ですよね。

これ、クラウドソーシングという言葉を知っていてもサービス自体は全然流れが違う、一言でいえば、カスタマージャーニーが違う、顧客の体験設計が違うといっていいわけですが、知らない人もいそうです。ただ、受発注プラットフォームであることは変わらないので、アウトプットは手数料モデルで変わらないと。

そこまで同じといった上で大きな違いは、「評価経済」でしょう。つまり、出品者の信頼性とか、人気度によって価値が生まれる。薔薇色のようですが、VALUってサービスが昔ありましたが、一部のインフルエンサーや「目がお金になった」人達によって荒らされたり、またはそれに続くような山っ気のある人にわりとやられて本来の意図とは違うことになるのが関の山という印象があります。

つまり、理想で素晴らしいように思えるのですが、実際には、評価がある程度ある人はわりとレアで、あとかつそれで食えるとなるようなわかり易さまでいける人は少ないんですね。それゆえに、「あなたもこれでお金が得られます」みたいなのが、陳腐な感じになると。これはサービス側は認識しているのですが、別に嘘をついているわけでなく、実際はスタープレイヤーは広告塔でしかなくて、スターだけでなく、多くの少額を稼ぐ人達で成り立っていると。ロングテール的なんですよね。

よって、ここで評価経済=ファンや人気度で食えるはやや「うぶ」といえて、実際は評価経済=一部の人は食えるモデルであり、多くの人は少しだけお金になるモデルというのが適切です。

もちろん、実際には試行錯誤で自分のやり方で作ってきた人もいるわけで、そういう人はなんだろうかというと、それが本来の評価経済かなと思います。つまりプラットフォーム、ココナラとかも含めて、それを活用して、それに頼らずともいけるのが本来ですが、Youtubeとかもそうですが、それに頼ってなにかしちゃうとなかなか抜け出せない。

そういう罠があるわけですよね。しかもそれを誰かが意図したわけではないなら、自らハマった自己責任論みたいなのになるんですが、なかなか何とも言えない感じがあります。

そして、ココナラとPARKの違いは、冒頭で書いた通りで、PARKサイトを見れば分かるのですが、ユーザー、出品サービスが探せないんですね。カテゴリも何もない。LPだけです。これはそういう意味です。ココナラのようなプラットフォームではない、集客は出来ない。

だから、集客が伸び悩んでいますが、どうすればよいですか?というQAも書かれているんですね。

ではどうすればいいのか?というツッコミがあるので、それは自身のSNSだとか、メルマガでもなんでもいいのですが、自分のやり方で集めてねと。そういうわけなんですね。

多くの人はプラットフォームに集客を期待する

僕の考えでは、ココナラが上手くいっているのは、そういう集客ができたからです。ただ、閲覧数ゼロ問題はあるわけで、それが最近出てきた「ココナラ広告」というサービス内広告です。この手のサービス内の宣伝サービスって、僕の中ではですがあまりうまくいかないイメージですが、実際はどうかはまた別です。注目ですね。

PARKを知ったユーザーはどう思うかですが、「なんだ集客期待できないのか」となるわけです。次にどうするかですが、自分でやるなら他のツールでも同じではないかとなって、PARKを使う必然性はなにかとなります。分かりやすい?のか不明ですが、仮払いかも若干不明ですが、PARKを使う必然性ってわからないところです。手軽に使えるくらいかなというところですかね。

他にもこういう決済サービスであったりはあるので、どう利用者が判断すかどうかだけですよね。

逆にいえば、一定のファンがいて売れそうだとか、買ってくれそうだ、ファンの一部はちゃんとお金を落としてくれるならば、さくっと入れて使えることを体験できればそのまま使うかもしれません。

ですが、一部といいましたが、多くの人はプラットフォームに集客を期待するわけなので、まあ多くの人は「肩すかし」なのかなと想像しています。やりたいことはめちゃくちゃ分かるけど、でも実際にどうなんだろうと。

思うに、ココナラと同じことをやれば完全後発になるので、そこはしなかったと。実際に前にWOW!というココナラ的なサービスがあったのですがクローズしています。結局評価経済って分かるし魅力なんですが、そうなると、結構支援というか、縁の下の力持ち的に色々やるみたいになるので、サービス設計が大分変わってくるのかなとも感じています。

同じことをやらない意味では違いはあるけど、でも機能として集客を外すとわりと何でもいいとなって、どれでもよくなる。そうなるとPARKの価値自体は高くなるかは疑問って着地ですね。

最終的にどうなるか

こういう予測はまあ予め強く言っておきますが、妄想レベルで楽しんでもらうくらいです。深い意味はありません。ただ、仮説を立ててどう考えたかの意味はあるくらいで、あたったからどうとか、外したから駄目とかも思わないので、そこはよしなにしてください。

PARK自体のサービスは継続orクローズ

僕自身はこのサービスはうまくいかないと感じました。それは集客機能がないからです。また集客機能をつけるとココナラ化するので、それはWOW!で得た知見からすると多分二番煎じですから、出来ないはずです。そうなると、評価経済というのが曖昧になります。そこがウリですし、世界観なんですけどね。

もう一度というと評価経済とは、なにか数値的な実績がすごいとかもありですが、そういうのは一部のスターでしかない。多くの人は市井の人ですよね、僕もそうです、少しずつ蓄積して評価をもらって社会に役立っててですよね(笑)そうやって積んでいくしかない。多くはそうです。それを地味というよりも、そういうやり方を馬鹿にしないというか、丁寧にやりましょうってことかなと。それを評価してもらえることは有り難いと心から思うのですが、ビジネスとして活用するとなんかちょっとずれてくるわけです。情報銀行みたいな。

結局すぐお金に結びつけると微妙なわけで、生活者も賢くなっているわけで、そう簡単にお金がとか、スキルがとかなんてないと。

評価経済も流行った言葉ですが、結局よくわからん、人気ないと駄目じゃんで終わるというか(笑)そこは本質でないのですが、結果的にお金にすると、スモールニッチになるのかなと思っています。

例えば、インスタグラムでもインフルエンサーなら100万フォロワー超えはかなりメジャーだと思うんですよね。天井はキリがないですが。では10万以上はというと、これもすごいですが、100万ほどではない。では、1万フォロワーくらいからわりとニッチな領域とかにもなるか、ちょっと知られているとかになる。1万以下だと相当濃いファンでないと広告したいとかってなかなかないと思うんですよね、肌感に過ぎませんが。

この場合評価経済って100万とか10万とか以上の人ではなくて、1万から上くらいの人向けで広告が成り立つか、または5000くらいでもニッチで成り立つみたいなイメージです。でもこれって評価経済っていっていいのか分からなくて、単なるニッチビジネス、ニッチインフルエンサーでいいのかなと思ったりします。

つまり、概念として評価、人気、ファンとかをちゃんと見ているようで、実はビジネスとして結びつけるとVALUでもそうでしたが、「フォロワー」がお金にみえる(笑)ようになって、心を病むのかなと。実際にそうやって傷める人は多いと思っています。なぜなら、そこだけに集中した結果、ファンを否定できないし、とはいえ一部のファンから攻撃されると疑心暗鬼じゃないですか。このあたりが関係性、人間関係自体、コミュニティとかでも一緒ですよね、お金にする怖さでもあります。

オンラインサロンとかを否定しているわけではないですが、一つ言えるのはファンがお金に見えるのは相当やばいので、そう思ったら休むか、違うことをするか、まあそういうことをおすすめします。

PARKが継続出来る価値は、一部の人には受けたツールということで出来るってことです。その場合の価値は、ファンが居るユーザーには簡易で使えることが受けた。手数料も5%くらいですし、それくらいなら言いやって感じで。でもそれくらいでしかないという感じです。

それ以外の多くの部分で、受けないので、クローズするかなと予想しています。Webサービスや開発の仕方もありますが、2年くらいで一旦落ち着くのかなと思います。あとは、ピボットして変わるかですが、どこに特化するかは正直わからないところです。

副業ブームの陰り

今は副業だーという流れがあります。ただこれはそもそも本業で稼げるのが増えていかない、僕は政策の問題だと捉えていますが、つまり個人の努力でなんとかなるものではないという捉え方です。それはおいておいて、副業ブームはあると。こういった副業ワーカーが多く、すぐできるのがクラウドソーシングとなっていったと。それは全然良いと。

ただそれは認識として、多くの人には副業プラットフォームとなり、そこでなにかちゃんとやるということではないと。ちゃんととはそれなりに食えるレベルに高めるとかではないと。これは良い悪い面があるのですが、悪い面を言うと、そういう意識によって、スキル度がそこで止まる、あくまで小遣い稼ぎでしかないと。

それによって何が起こるかというと、そういう人がずっと小遣い稼ぎをやるかというとそれはなくて、なにか他の面白そうな=儲かりそうなものがあればそっちへいくと。NFTだとか、FXだとかですかね、そのラインに乗ってくるNFTもまだまだだとは思いますが(笑)そうやっていくと、クラウドソーシング自体の悪化となるわけですね。

陰りとなると、ユーザー数も純増はしなくて、実質他プラットフォームと重ねて使う人もいると、ユーザー数自体は結構怪しいと思っていて、これ以上伸びるものかは疑問としてみています。データがあっても、合理的データでしかないので、成長を予測することはできない、あくまでこうあればいいというポジティブなシナリオでしかないからです。それは全然いいんですけどね。

そういうところで、ユーザーが飽きたり、実際は地味にやらないと難しいなあと思えば、PARKはわりとその先ということなので、そもそも使う人は減るというか、使う人が増えないという形になるかなと見ています。

ポジティブなものは、人が集められた人の次の一手

やや批判的で終わるのもなんですから(笑)ポジティブなもので終わっておきましょう。大人になったものです(笑)

先に一部の人には受け入れられてとありました。クラウドワークス自体は480万人も登録者がいるのですが、そこからどれくらいの人が使ったかは謎です。一方で、3%くらいは使っているとすると、それでも10万人はいるわけで、そういう人から成功事例が生まれてくるわけです。

例えば、あまりITやデジタルに強くないけど手軽に使えるもの。ただこういうサービスはわりと結構あるので、そこと競合となるかです。例えばMOSHなんてそうですけど、これユーザーカテゴリというかビジネスに特化するかどうです。MOSHはエステとか、サロンとか、マッサージみたいなイメージが強いですが、それでなくてもいいはずです。

そういうところで、ファンとか人はいるので使いたいけど何かないかな?というときに、Stripeだと決済サービスで使いづらいというか、苦手な人はちょっと嫌だなと思うのかなと。そこで、PARKがあればーみたいなのはありえるって感じです。

つまり、世界観は置いておいて、ファンが一定数いる、自力がある人達が、副業でもなんでもいいのですが、フリーランスも含めて、そういう人が次のビジネス化とか、次の一歩として使えるツールとする。そういうのがありえるかなーと感じました。

ただここでビジネスとして、一部の人なので、規模が小さくなるので、一定規模を期待するわけですから、それで計画に見合わないとなって終わるパターンも当然あるわけです。

おわりに

簡単ですがPARKについて見てきました。評価経済とか、吉田さんが言っていることはなるほどなーと思いました。実際にLancersもそういう色々な人が仕事を作れたらいいよねという思想だと思うので、全然考えとして共感するんですよね。

一方でではそういうツールやサービスがまた受け入れられるかは別でここが面白いというのか難しいというのかは人次第です。僕は面白いと思う方ですが、その上で多くの人が関わる、少なくとも数万人規模となっていくと、社会が変わってきます。意識とか、ルールとか、価値観とか。そういうのって面白いなあと思います。僕がそういうサービスを作りたいとかはないんですけど、人数よりも深さってことで。まあどちらも競合する考えではないんですけどね。

PARKでなくて、評価経済であれば、なんだろう支援するなら、例えばプロフィール添削とか、ちょっと違う視点でかゆいところに手が届く、ものがいいのかなと。ただニッチ感があるので、こういうのは事業化しづらいんだろうと思います。まあそういう副業ワーカーでも、なにかしたいと思っている人を支援する、というところでは結構膨大にネタはあって、でも大規模ではない。というところで諦めてる人は多くいそうです。

故に、小さいネタでも思いついたらこういうのやります!って感じでいくとビジネスになるんじゃないかなとも感じました。プロフィール添削もそんなのでいいの?って思うじゃないですか。でも、自分も含めて第三者に見てもらえるのはかなりシャキっとしますし、振り返るネタになるので嬉しいんですよね。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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