カウンセリングなど心のケアビジネスアイデア16

質問

私は数年前に娘を亡くしてて、ブログをやってるんですが、他の方のブログを読んでたら、以前の私と同じように苦しんでる方が多く、そのような方々の心のケアが出来るような仕事はないかな?と考えています。
心理カウンセラー資格などはないので難しいでしょうか?

現在、経済的に非常に厳しい状況で、かと言って事情があり勤めに出るのは難しいのです。そこで、自分で何かのビジネスができれば、との思いがあります。

こんな私ですが、何かアイデアがありましたら、教えていただけたら助かります。

回答

1)ブログ診断カウンセリング

ブログを読まれているということで、お客さんにはブログを普通に書いてもらうだけでそこから診断し、どうすればいいかのアドバイスを行います。

これによって、特殊な行動をせずに、日々ブログを書いていけばいいというサービスになります。問題はどうお金を取るかですが、これは後述します。

2)間接的に営業する

1のようにブログを読んだ後に、然るべき専門家(を知っている必要がありますが)、キュレーションのように、適切な人を紹介するというやり方です。ヘタをすればただのおせっかいになってしまう可能性が高いです。

3)自分が克服した方法をまとめて販売する

電子書籍でもいいですし、ブロマガのような有料記事販売ブログでもいいですし、形態は問いません。おそらく電子書籍×kindleあたりが最もベターな気がします。メンタルがややハードなものに対しては闘病記ではないですが、そういったカテゴリも存在するかなと思います。

克服した方法は万人向けとはいえないのでしょうが、今現在悩んでいる人や今後起こりうることを体験者、経験者、先達して提供することは価値になると思います。

4)Skype診断

1のブログ診断でなく、Skype等で診断を行うやり方です。
直接話すのは重い場合、メッセージチャットだけでもいいかもしれません。

5)資格がないとできないかどうか

まず、ここで述べることは保証はできないので調べられることをおすすめします。その上で、心理カウンセラーなどの資格においては、それなりに専門的な勉強を行っていること、実際の臨床、つまりクライアントと話す、どう対応するか、それらは実践があって認められる資格です。

資格自体はなくても出来ると思いますが、士業のような専売システムがある場合、仮に無断で行うと法に触れる可能性もあります。なお、違法行為を奨励したいのではないですが、法律が間違っていることもあると思います。

その上で、心理カウンセリング等は人の心のケアということでデリケートな話なので、スキルがないのにやってしまってより悪くする(医師のスキルが低いのに手術とかしてほしくないように)ことになりかねませんので、おすすめできません。

ただ、そんなことをいうと、「資格がないからできない」となるのですが、ステップを踏めばいけるのではないかと思います。

例えば、まず無料で1のようなブログ診断を行います。その上で、実績を積んで、経験を増やしていきます。できればこういう人はこういうケース対応で出来るなどノウハウとしていきます。

当然その中で、放送大学または書籍等(図書館で借りる、なお心理学入門程度の本はざっと読んでおくといいと思います)などで学びながらです。

例えばその無料で提供も、プラットフォームまたは依頼サイト等がないとダメなので、ココナラを奨励するわけではないですが、例えばココナラでやってみます。

そうやって例えば30程度実績を積んだら、少しずつできるかどうかの判断はつきそうです。そして、クライアントからすれば、「資格をもっているが実務がない人」よりも「資格はないけど実務がすごい」人を選ぶます。闇医者を奨励するわけではないですが、世の中は資格がすべてではないわけです。うまく利用すればいいのではないかと思います。

現状で、資格がないとすると、資格以外のもので、ご自身がなぜ心のケアをするのか、どういう状態になってほしいのか、それらの体験談レベルのアウトプットは必須となります。それがいわば資格であり、お客さんに信頼の根拠を示すということになります。

6)資格を作る

勤めるということが出来ない以上、既存の何かに頼ることは難しいわけですので、ビジネス的にいえば、自ら作るということになります。

資格を作るのは技術がいるのではなく、囲い込みと価値の提供で可能です。例えば、資格ビジネスを立ち上げるなどです。協会のようなものにして、子どもをなくした人向けのコンサル、コーチング、またはカウンセリング資格を自身で作ってしまうということです。

いきなりは無理ですが、上の診断等を重ねていって、ネットだけで完結できるものであり、かつ当然効果がないとダメですが、そうすれば、他の資格(カウンセラーやコーチング)というものからも差別化できます。

7)メール診断

他のツールでいえばメール診断などです。文章を書く、読むのが得意、またはメールが好きなどであれば向いていると思います。

8)決済システムを借りる

お金を得るためには、外部で安価の決済システムを使うのがいいと思います。例えば、Paypalなどですが、基本的に手数料がかかるのでどういうサービスを使うか、手数料はどこまでならいいか、などです。

なぜ決済システムかというと、銀行振込み等では前払いとなってしまい、関係性がなければ非常に払いにくいのではないかと思われるからです。突っ込んでくと、脱線しそうなので、どういう形でお金を入金してもらうかということを考える必要があるというところですね。

9)分析レポートをカウンセラー向けに販売

子をなくしたということだけでなく、様々なメンタルのやりきれなさを抱えている人はいると思いますが、それらをブログであるとか、見聞きしたことを自身でまとめます。上の本との違いは、それらをデータとしてこういう人がいるのでこういう対応が求められるなどを専門家にデータとして提供します。

売れるかどうかですが、カウンセラーが認める質とか、何をカウンセラーが勉強したいか、カウンセラーの代わりに情報を収集するというイメージですね。

10)誰からお金を取るか

特定の悩みを抱える個人からお金を取ろうとするとハマる可能性があります。はまるとはうまくいかないということです。

例えば、誰かの悩みを救いたい、ケアをしたいはやや社会事業的な傾向が強いです。例えばですが、ビッグイシューというホームレスの自立支援をする活動をする団体があります。

この活動はホームレスが対象ですが、ホームレスはお金を持っていませんよね。では、どうお金をとるか?彼らの仕事を提供します。ビッグイシューという冊子を路上で売ります。これの一部を彼らの売上にして一部をいただくと。そういう形で、ホームレスにとって仕事があれば、そこで売上を得て自立への一歩を作るというものです。
http://www.bigissue.jp/sell/

この仕組を適用するならば、ちょっと強引ですが、お客さんからお金をとらずに、例えば自身で作成した本をアフィリエイト等で売ってもらう。当然お客さんは、無料で本を読める。無料で読めるのでそこからケアの一歩を踏み出す。

アフィリエイトで本を売ってもらうことで、数%?手数料収入が得られるので、克服したらさらに売ってもらったり違う展開に。

ご自身には売ってもらえれば売るほど広がるという展開です。ただそんなにうまくいくことはないですが、アフィリエイトの仕組みを作るのも、大変なので、単なる紹介販売とか、代理店みたいな簡単な仕組みが最初は良いと思います。

とはいえ、ビジネスを作るとは、誰もが損しないように、
お客さんも手軽にやれて、かつメリットが得られ、売られるとお客さんがさらにうまれ、ご自身にもメリットが最後には来る。これを作っていくイメージですね。

11)産業カウンセラー

企業とか学校にはいって、心理カウンセラーが心の悩みを受けるなどという仕事があります。これは当然有資格者になるわけですが、逆に言えば、心の悩みが生まれやすいところにいって、提案をしていけばいいということになります。

ぱっとは思いつかないのですが、例えばアルコール依存症とかその克服のための自助グループなどはわりとあるわけで、そういったメンタルが安定しないとか、何か抱えてしまったところで、ボランティア活動をして、コンタクトを取っていきます。

とはいえ、これらをビジネス目的とすると白い目で見られるかもしれないので、あくまで体験、無料として、実績を積むということに絞ったほうがいいでしょう。またそれらの依存症ではないですが、家とか親とかが裕福でない限り、その人が働きづらいのであれば収入等も低くなかなか受益者からお金を取れない可能性もあります。

よって、10の話と同様で、誰からお金を取るかはポイントになります。上で組織があると、学校とか、企業とかからお金を取れるのでクッションがあっていいんですね。もちろん組織から信頼される個人もちょっと大変ですが視点としては持っておくといいと思います。

12)切り分けられるかどうか

資格有無の話でもあるのですが、これらは患者、クライアントとご自身を切り分けられないと、患者に引きづられることになります。具体的にはカウンセリングがあってそれを終えてもそのことが頭から離れないというケースです。これはカウンセラー失格といっていいでしょう。よってカウンセラーではない人はこの訓練ができてない可能性が高いです。

誰かを救う、そこまで言わなくても支えになる、力になるのは非常にエネルギーがいることです。よって、どう救うか、アプローチを丁寧に考えるほうがいいと思います。

具体的には今まで上げた中では、診断だと直接関わるので厳しいということです。それ以外では本を出して読んでもらって間接的に応援する。

今回は分かりませんが、ご自身のスキルや今回とは違う経験から持っている強みを活かして、それらでビジネスをする。そこから心のケアに役立つようなことをしている団体やカウンセラーを応援する。

診断テストのようなものを作成してそれを安価で販売する。

要するに直接診断しないことも考えたほうがいいという視点となります。

13)ニーズを調べる

ビジネスにおいては、どの程度の見込み客があるかが肝心です。具体的には子どもの死亡者数を調べたり、年間不幸なことがどれくらい起こっているか、その上で親がどれくらい困っているか。それらを統計データを取る必要があります。

親が不幸にもなくなってしまう残された子どもたちということで、遺児という言葉があると思いますが、そういったデータがあるならば、逆はないのかという視点です。

年間自殺者は3万人といわれますが、その中で子どもも含まれるわけですから、どれくらいいるかは調べる必要があります。

例えば仮に年間数人しかないのであれば、言い方はかなりドライで恐縮ですが、ビジネス的には厳しいと思われます。また、メンタル的な話は自覚症状がないケースもあるでしょうし、あっても認めたくない(まだまだ心の病は軽んじられる社会でもあると思いますので)人もいると思います。

ニッチで攻めるのは素敵ですが、ニッチ過ぎても理解されないということもありえます。

14)電話相談室等の仕事

これは勤めるに近いので厳しそうですが、またセキリティなどから、やはり一定の事務所等で受ける仕事になりそうです。これがないなら、自宅や専用の回線(IP電話等で安く)を使って、相談を受けるという仕事が作れるかもしれません。

自治体を動かすのは難しいですが、仮にそれらの人が社会問題になるのであれば、行政もお金を出す(助成金等)わ
けです。問題にならないならいいのかというとそうではないのですが、それらの特定の心のケアだけでなく(最初は絞ったほうがいいとは思いますが)、オンラインで気軽に心の悩みを相談できるサービスを始めるというのもありです。

ココナラでは電話相談もありますが、まあ相当資格やスキルや実績がないと簡単に相談はしづらいのではないかと思います。実績を積みつつ、これらのサービスを作り、当然ご自身だけでなく誰かにやってもらうビジネスモデルを構築します。

具体的には、塾のようなもので、

・自身の体験から作った克服プログラム教材
・ステップごと、ケースごとに応じた対応マニュアル
・それに基づいた成果、克服が出来る診断やアドバイス

これらをまとめていくと、チーム等でも仕事が出来ると思います。

15)小説を書く

上の本は克服ノウハウ的な本でしたが、文章などが得意なら、主人公が克服していく物語を書くのも手です。それらを販売します。

16)生きがいを作る

方向性はずれますが、トラウマまたは抱えてしまうとは、おそらくそれ以上の何かを見つけられないということになります。もちろん一時的な落ち込みはだれでもありますが、それをずっと抱えていては生活ができません。よって、生きがいを作るという視点はどうでしょうか。

例えば、スポーツをする。遊ぶ、笑う、お茶をする、旅行をする。生きがいとすることで、カウンセリングなどの高度なことをうたわなくても、またはそれをしなくても、気晴らしが良い効果を生むことは多いと思います。実際にうつ病であれば、休むということができない(休み方が分からないなど)と思うので、こういった気晴らしはグッドだと思います。

そうすると、軽いスポーツをすることがオンラインx在宅だけではできませんが、VR等の仮想現実のゴーグルをかけてそれらで旅行気分にするとか、海を潜って遊ぶとか、それこそゲームをやって遊んでもらうとか、そういう何が効果的かはご自身の克服されたことを元に作ってみてはどうでしょうか。

17)まとめ

簡単に考えると、ケアプログラムをケアを必要とする人に売る、これが最もいいかもしれませんが、スキルと経験とが必須で厳しそうです。

これを最終にゴールにするか、それともケアをしたいかどうかも含めて、少しずつトライをして試す必要があります。

そして、直接ケアでなくても、間接的に応援したい(プログラムや本を売る)、生きがいを作って応援する、または結果的に元気になってもらうような仕組みを作る、既存にないなら自分で相談室システムを作ってみる(できるかどうかは分かりませんが)、そうすることで、限定的なこれができないとできないのではなく、こうしたら他の方法やアイデアでできるかもしれないと考えることが出来そうです。

触れるの忘れましたが、改善するプログラムが価値があり社会的ニーズがあるならば、ほしい人にさっと差し伸べれば買ってもらいます。ただ、ニーズと差し伸べるということどちらをかけても売れるということになりませんのでその点が試行錯誤が必要なところですね。

一つでも参考になれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

違和感で発想のやり方が学べます

日常生活で感じる違和感を用いて、アイデアを出すやり方が学べます。「違和感発想法」は誰でも気軽に出来るサービスです。

LINE公式アカウント登録で無料で学べます。気になる方はチェックしてみて下さい。