名古屋のシェアサイクリング・シェア自転車の動き

最近名古屋でシェアサイクリングが熱くなっています。といっても利用者が激増しているとかでなく、事業者参入が多いってことです。

それらの事業者をリサーチしつつ、どうなっていくか簡単ですが考えてみたいと思います。

名古屋エリアのシェアサイクリング事業者

カリテコバイク

名鉄協商のシェアサイクルです。これ昔はカリテコだった気がしますが、バイクとあるのは電動サイクルが付いているからだと思います。

自転車自体はメーカーはおいておいて、ドコモと連携しているため、ドコモのd払いアプリやアプリでのポート位置が確認出来るようです。

自転車は310台で、ポートは137箇所となっています。

利用料は、最初の30分が165円で、それ以降110円/30分となっています。最大料金は車のコインパークみたいですが、8-20時で1320円で、20-8時が550円です。この深夜帯に借りるニーズが逆に気になりますね(笑)

支払い方法はクレジットカード、d払いです。ただd払いでは最大料金が適用されないのは仕様とはいえ怖いですね。

1日パスもあるようです。1650円で当日の23:59までですが、利用時間によっては割高になりそうですね。

損害保険として、UGOKUという損保ジャパンのものが利用者には適用されるようです。

でらチャリ

栄ミナミまちづくり株式会社が運営するサービスです。栄ミナミまちづくり株式会社とは、栄ミナミエリアの5つの商店街が連携したものということなので、商店街組合が法人化したものと考えて良さそうです。要するに商店街一丸となって、人が行き交うことを取り組むと。2018年で意外に新しいですね。

台数は不明です。

利用料金は1時間100円で、それ以降1時間単位で100円です。1日では500円(時間は9時-20時)となっています。返却は24時間可能ですが、貸し出しは9時-20時となっています。

ポートは、ステーションと呼ばれていて14ステーションです。先のカリテコバイクに比べればめちゃくちゃ少ないですが、栄ミナミというエリアを意識して、その導線足り得るところに設置しているのかなというところでしょう。よって、名駅などにはありません。

支払いは、クレジットカードのみです。

以前のコミュニティサイクル実験はもっと手間だった気がしますが、かなりアプリも使えて便利になったんだなと感じました。それとでらチャリは別物と感じますが、価格の易さからも「まちづくり」的な印象を受けます。

民間ベースでいくと、利用料で元を取るモデルではないのだろうとも思えますね。

Charichari

neuet株式会社が運営するサービスです。前身はメルチャリなのでメルカリ系ですね。読み方は「ニュート」のようです。実際に資本としてはメルカリが事業承継したものの持っているので、前メルチャリと考えて問題なさそうです。「メルチャリは、引き続き毎日ご利用いただけます」新体制構築の裏側と愛されるプロダクトづくり

名古屋エリアでは2020年7月15日からサービス開始となっています。赤い自転車だけではどこのサービスかはわからない感じですね。

利用料金は6円/分で、電動アシストは15円/分となっています。分かりづらいので、30分に換算すると、180円/分と450円/分となります。電動アシストが高く感じますね。

ポート数はポートマップを目視で100程度はありそうな増殖ぶりです。

プレスリリースでは、1年後つまり2021年7月で、自転車台数800台、ポート120箇所、利用数月10万件という想定のようです。2020年7月中旬より、名古屋市内でシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」を開始

そこから考えると、ポートを網の目に出てくると結構というかシェア率でトップになる気配も伺えますね。

支払いはアプリ経由となりますが、クレジットカード払い、コンビニ払いがあるようです。

ハローサイクリング

ソフトバンク系のオープンストリートという会社が運営しています。

日経では、2021年12月から名古屋市内で展開とありますが、実態は不明です。名古屋で自転車シェア激戦 SB系進出、サービスに磨き

利用料金は15分70円で、12時間1000円という形のようです。これは岐阜県多治見市価格で、愛知県岡崎市は15分50円ですね。名古屋市の記載がないので現時点ではないのかもしれません。

支払い方法はクレジットカード、キャリア決済、ヤフーのウォレット等があるようです。このあたりはソフバン系って感じですね。

競争が激しいとサービスは向上する

理屈では客を取られまいという事業者の思惑があり、それが低価格、または同じ価格でもサービス向上につながります。ですが過度の競争をするとまあ潰れますよね。

実際に着地するのは、棲み分けです。つまり、勝者一社では寂しい気がするので、それぞれの持ち味が出ると良さそうですね。とはいえ、採算が取れないならやらないわけでこのあたりどうなるかが注視したいところです。

価格について

低価格とはいえおそらくでらチャリの価格はそれ自体で利益は取れないとかが得ています。1時間100円ですが、カリテコバイクでいえば、275円、チャリチャリだと360円、ハローサイクリングは想定で15分50円として200円です。チャリチャリは前は分4円が既に6円で1.5倍価格が上がっています。福岡のシェア自転車「チャリチャリ」5割値上げ

こう見ると価格としては、200円/時間でないと民間としてはきつそうなところです。というわけででらチャリはまちづくり枠として残り、とはいえ台数やステーションの増設はおそらくキープなんじゃないかと思われます。あとは、これで栄エリアに来る人がいるか、買い物されるかってことになるのかなと。

台数ではおそらくチャリチャリが多く、カリテコバイクとガチにぶつかるわけですけど、電動バイクが標準のカリテコバイクは移動が楽でしょうから、その価格感がチャリチャリ電動では1時間900円にもなるのでチャリチャリは若い、漕げる人向けかもしれませんね。コンビニ払いもあると若年層でも対応できるし、クレジットがない人にも強いというのも見過ごせないところです。

あとはこの価格帯でどこまで伸ばせるか。あとは利用頻度によってどこまでかって感じですよね。

サービスについて

サービス向上はかなり充足している気がします。ポート数が多いのは便利ですが、オーナー的にいえばあっても使わないなら、自販機のゴミ箱みたいに汚れるというか、結果的にマナーよく使われるかって別ですからね。オーナーの土地利用料的な収益は微々たるものと考えると、あとは街全体で盛り上げるみたいな感じになりそうですが、どこまでいけるかは不明です。

支払い方法はアプリやクレジットカードで、他あれば使いやすく、1日利用券みたいなものはあっても嬉しいですが、それも利用者が誰なのか、誰に向けて作っているかってことになりますよね。

電動自転車はかなりコストはかかりますが、忘れていけないのはこれらの充電コスト、自転車のメンテコストです。これが意外にかかるのではないかと思っています。ブレーキから事故でも起こしてもらったら大変ですし、損保に入っているとは言え利用者が払ってくれるかが怖いわけで、そのあたりはUberEatsではないですが、プラットフォーマー自体が問題視されるレベルになると世論が動く印象です。今は問題になるとかはあまり聞かないですね。ただ、UberEatsをこれらの自転車でやっている人をよく見かけるのでそこがどうかってのはありますよね。

軽いまとめ

ざっと調べる限りですが、

  • 台数やポート数は、チャリチャリとカリテコバイクとの争い
  • 料金は圧倒的にでらチャリのまちづくり枠が強い(ただし非電動)
  • チャリチャリとカリテコバイクで考えると、30分利用ではカリテコバイクに分がある。一方で、チャリチャリは分単位の決済をすることで超短時間利用を狙ったともいえる
  • ハローサイクリングの動きは不明だが、チャリチャリが埋めていくと参入タイミングではスキマがなくなっている可能性もあり。ソフバンのパワーで無料パワーが発動されるやも

って感じですね。

社会的には電動サイクルのエコ性とかもわからないのですが、とりあえず社会的に良さげな運動にもいいですが、自転車ビジネスというところでは面白い位置づけかなと感じました。

おわりに

僕としては色々使えるチャリがあると嬉しいというユーザー視点です。ただ時間に縛られると、余裕がない移動もあるわけで、これも怖いところですね。

書いておきながら昔のでらチャリみたいなものくらいしか使ったことがないので、機会があれば使ってみます(笑)

他のプレイヤーがまた参入することはなさそうですが、電動バイクであったり、他のところが来るとどうなるか。そこは注視ですね。利用者が重なるのかは不明です。例えばフューチャーモビリティ社のようなところですね。フューチャーモビリティ、電動バイク「GOGO!シェア」を名古屋市内で開始

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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