しょぼいメイクマネーの最終通過者5名を予習してみた
しょぼいメイクマネーの最終通過者5名が発表されたようです。例によって、くらにばさん記事に詳細はあります。
【しょぼいメイクマネー】7/28本選の最終通過者発表!【括目せよ】
今回は、誰が最終通過になりそうか、それらの予想キャンペーンもあるようなので紹介しつつ、僕も予想してみたいと思います。
楽しんでいきまっしょい。
目次
優勝者的中キャンペーン
公式の情報としては以下のTwitterとなっています。
【拡散希望】
来たる28日(土)に行われる、日本一ハードルの低いビジコン「しょぼいメイクマネー」のチャレンジャー5名を大紹介!賞金20万円の獲得を目指し、182通の応募の中で勝ち残った選りすぐりの戦士たちとは…!?🔥優勝者を予想して、見事的中した視聴者に2万円をプレゼント!詳しくは👇 pic.twitter.com/LDg3t9pjyf
— しょぼいメイクマネー@日本一ハードルの低いビジコン (@MAKEMONE4) 2018年7月21日
キャンペーン情報としては、
- 7/28(土曜日)の18時から番組を見ること
- 番組内で発表される合言葉をDMで送信すること
- 上記@MAKEMON4アカウントをフォローすること
- 優勝者を予想して上のツイートを引用ツイートで書くこと
- 正解者のうち抽選で1名に2万円が当たる
となっています。要は番組見て、フォローして、予想ツイートを引用RTしてねってことです。ただし、抽選です。
気になる方はチェックしてみてください。
最終通過者5名を見ていく
予想の前にどんな人がいるのか見ていきましょう。
あとで気づいたのですが、上のツイートは動画が埋め込まれていて、全員の紹介がされてました。画像と思って見てなかったです!そんな早とちりさんもいるかもしれません。僕もです(笑)
公式サイトの動画も変わってましたね(笑)以下でリンクはっておきます。
けーじょーさん
チャットで人間を操作するRPGとなっています。これだけだとテレビ番組であったり企画としてありそうです。しかし、自身が操作される側として、インターネットで操作するのは僕を含めた視聴者側となります。
そして場所は、カジュアルに風車とチューリップが描かれた絵(イラスト屋かな?)から、これが日本でないらしい。そう、オランダです(笑)
オランダにて、宿無し、アテもなく、資金もない状態で操作されるということで、まさに現実RPGとなっています。
RPGは説明不要かもしれませんが、ゲームに疎い方向けに説明すれば、主人公キャラクターを操作して、モンスターを倒したり、町の人の話を聞いて、冒険を進めていき、世界を救うというのが王道パターンです。
この現実RPGでは、けーじょーさんが一体どれくらい日数を使うか、またはそもそもどれくらい視聴者がいるかなどで、そのシビアさや反響が変わってきます。面白いのは、ゲームのRPGに似せていて、ゲームでも多くは所持金は最初ほとんどなく、また知識や情報もないのでウロウロして何をしていくかを考えていく必要があります。ということを視聴者側が考えていくことになります。
またくらにばさんの記事画像では、視聴者の投票で行動を操作となっていて、さらにもらった資金だけで生活+決まった場所に泊まらないというルールもあります。
最近のテレビは見ていませんが、参考になりそうな企画は、出会えるまで帰れないみたいな企画です。またみちのく路線バスの旅系も昔はなかった企画だなあと。あってもあまり長いスパンで出来なかった気がしますが、テレビがネット化した部分もあり、こういう企画が受ける状況にあります。つまり「何が起こるか分からない予定調和をはずしたほうが実際に外れでなくても、小さなハズシも楽しめる」というバイアスというか状況を作り出せるということです。要は期待値が低くなるため、少ししたことでも楽しめるという意味合いです。
例えば、このけーじょーさんの現実RPG企画で、想定されるのは、最初のスタート地点をオランダ空港とかどこかになるでしょう。その場合、そこからどうしていくかは予定調和でなく、見る側(見るだけの人、応援する人、投票する人、コメントする人、資金を送る人など多数の層が想定される)が考えて決めることになります。もちろん自分でないから適当にということも出来ますが、一方でリアルですからあまり適当なことも言えないしとなってきます。企画的に面白いかどうかを重視する人もいれば、安全重視で行動をそこまでしないことを望む人もいれば、色々でしょう。例えば、街の人に話しかけるという選択肢を選ぶことで、何か情報を得るというのでもその動作だけでも面白くなります。
企画側のリスク回避としては、選択肢を予め作っておくなどですね。稀にこれらを出来レースというかサクラというか、批判的に言う人もいるのですが、実際は企画とは予定の部分や安定の部分と、予定調和しない面白さを交えていくことになります。あとノンコントロールなものは、ただのカオスであり、実は何もしていないのはそれは企画とは言わないことが多いです。何もしない企画とも言えることもありますが、それはそういうのを狙う企画です。
古いところでいえば、なすびの懸賞生活とか、無人島で暮らす系、サバイバー(生き残り系)、違いますが鉄板になったテラスハウスみたいな恋愛ドラマは観察系としてあったりします。これらが類似だとすると、多分成功の秘訣は、けーじょーさんと視聴者多数というのも現代っぽいですが、ワンクッションおいてキュレーターやナビゲーターなどがいるほうが多分情報がいい感じで回って面白い気がしました。とはいえ、始まらないと分からないですけどね(笑)
どちらかというとけーじょーさんも含め関わる人に心理を求めるもの、またはその変化を楽しむものかもしれません。人狼がなぜか流行りましたが、心理戦が好きな人は一定数いて、ただ試すような雰囲気もあったりで苦手な人もいるかもしれません。それらのコンテンツと雰囲気は企画次第でなんともなるわけで面白いコンテンツになるかもしれませんね。
ジャンプ力に定評のある前田さん
イスの裏を見せつけるアイドルというものを作っていくという企画です。最初見たとき、前田さんはプロデューサーであって、アイドルではないんですね。前田さんがアイドルだと勝手に誤解していました(笑)
映像では、3人の女性がイスの裏を見せつけています(笑)
くらにばさんの記事と合わせていくと、
- イスの裏を見せつけるという現象を起こす
- その現象はアイドルがやるということ
- それによって、新たなアイドル像を作る(例えば会いに行けるアイドルが出来たというようなアイドル像モデルに近い)
- 写真や映像などのアウトプットが期待されると思われる。その素材はフリー素材となる
- アイドルに新しい活路や、クリエイターなど表現に悩む人向けに活用してもらう
となっています。
アイドルメイキングという言葉はないと思いますがそういう雰囲気です。例えば、アイドル像でいえばジャニーズが面白いわけですが、SMAPは解散しましたが、SMAPSMAPでしたか、あれはアイドルがお笑いにチャレンジしていて体を張っているという印象を与えます。アイドルとは男性女性などの差はあるかもですが、歌手とか、歌うという意味だったものが、全く異なっていくわけです。TOKIOも完全に鉄腕DASHのイメージですしね。
他にもあります。初音ミクというのも映像ではほのめかしていますが(言ってはいない)、バーチャルアイドルも変わってきています。今流行りつつあるバーチャルユーチューバーというものは意味が分からない人も多い一方、なぜか人気があったり成立する部分もあるわけで、アイドルとは異なりつつも、一つのポジション枠が出てきそうです。ただゆるキャラのようにたくさんあると意味が分からなくなる世界もできそうですが(笑)
アイドル自体の認知やイメージが昔と変わっているわけで、そこで意図して狙って何か出来ないか。そのアイデアが意味がなさそうな行為に意味をもたらすとか、表現全開としてのアートかもしれませんが「イスの裏を見せつける」という今時点では良くわからない行為となります。これ自体に意味はありません。ただ現象として広がると人はそれに意味をもたせます。
アート活動とかクリエイター活動とか分けられないのですが、例えば文化活動家のアサダワタルさん(日常編集家でなくなってた(笑))が多分やってたのですが、行列を作って何かあるぞと思わせるみたいな実験的活動(笑)があった気がします。道端でも、人が見ている視線の先を気にします。何か来るぞ、あるぞという本能的なものなんでしょうか。例えば僕が空を見上げていると何かあるのかなと思ってみる人もいるわけです。意味があって見上げる人もいれば、見ているから見るという行動の伝播みたいなものもあるということですね。
イスの裏を見せつけるアイドルは、失敗すればただの一発アイドルとなります。一発アイドルとは結果論でしかなく、最初は何か目立つ何かで売り込まないとまず引っかからないからこそ特徴づけます。または特徴を残さないと残れない世界でもあるといえます。僕のようなタイプかどうかはおいておいて「イスの裏なんか見せて何か意味があるのか」と哲学的に読み取ったりして広がることは十分期待できます(笑)
ただぱくたそよろしく、ある程度のリーチやメディアやそこだから出来るものがないと厳しいのではないかというのもありそうです。ぱくたそは有名なフリー素材サイトですが、コラボレーションやあまり他にない素材があったりと地位を確立しています。もちろんこれは素材メディアみたいなものを目指すならばですが、本企画はアイドルのプロデュースがメインならあくまでイスは手段でしかないということですね。
椅子などの家具メーカーとのコラボレーションなどがあるかもしれませんが、それも有名であったり影響力があったりでないと厳しいところですね。イスの裏を見せつけるソングなんかが当然出てくるかもしれないし、あえて「イスの裏」を言及しない歌詞かもしれませんし、そのあたりは面白いですよね。
一方で僕はアイドルに疎いと思っていて、アイドルに人は何を求めるのか。アイドル論ではないですが、ジャニーズ然り、芸能人もそうですが、一体何を今求めるか。これはなかなか答えは出ませんが、見る人、応援する人がその人に何を求めているか。
ものすごく月並みになりますが、アイドルに限らずその人の特徴がうまいところ出て持ち味やいいところを活かせるといいですよね。
アイドルプロデュース企画と考えると異色で変わりネタでしょう。ただクリエイターとかアート活動となるとそこまでとんがってないかもしれません。よって、あくまでアイドル創造みたいな枠でアートをぶっこんでくる方がいけるのかもしれませんね。
よすださん
客間にエアコンを取り付けたいというアイデアというか、これだけ読むと要望ですよね(笑)
よすださんは、自身の家を開放?して京橋URAという誰でも0円で泊まれることをしています。
ビジネスという言葉の既存概念はどうなんだと提示して、忙しいことが正しいみたいな風潮は違うのではないかということが価値観としてあるわけです。
ただこれだけだと、クラウドファンディングなどで炎上したり、自身の欲望を満たすためだけのものとなり、相当理解がある人でも離れる気がします。
そこで僕はなんだろうと思って、
#しょぼいメイクマネー @MAKEMONE4 参加182名から決勝5名に選出された怪文書『無の書』を7.28の放送終了まで無料公開します。
・なぜビジネスコンペで「自宅にクーラーが欲しい」という謎の主張をしたか
・真のビジネス=ルーズネスとは
・寝業is何
などです。拡散希望。https://t.co/UlefU5V3Fn
— よすだ@連続寝業家 (@greatful_pet) 2018年7月21日
上のよすださんの無の書を読んでみました。ちなみに、7/28までは無料のようです。期限があるのはこれが審査委員向けのメッセージとなっているからですね。
誤解を恐れず、乱暴にいえば、作り話か分かりませんが「漁師とコンサル」みたいな話なら、漁師的に生きると。そのときに、漁師は漁業をしていますけど、そういうのも可能なら減らしていって、ニート最強じゃないか。食う分に困るなら魚取るけど、それ以上やらないみたいな、感じです。
一人であればよすださんの生き方としてそれで成立して終わりだけど、ノブレス・オブリージュといういわゆる使命感というか、一定の立場の人がやる役目としての活動が京橋URAとなるわけです。つまり、ニート的な価値観を訴求したら、それでいいやで終わらなくて、なんかもっとその価値観を広めるまでいかなくても、享受したい人はいるのではないか。ならばやろうということです。
それはよすださんの言葉を少しだけ変えて書いておくと、弱い者が弱いままに機嫌よく生きるという試みとなっているわけです。これが上で書いた「ビジネスなどお金こそ富であるとか、忙しいのが凄さの象徴とか」に対する反対のポジションとなるわけです。暇最強、時間リッチということですよね。
上のnoteは最後に、評価経済への言及もあり面白いです。一方で評価経済自体は面白いのだけど、結局フォロワーかみたいな感じもあります。経済自体の難しいところは分かりませんが直感的に、評価経済だろうが資本経済だろうが、そのスイッチというかトレードできるような場や中間地帯のようなものがないと、例えばネット配信番組でフォロワー数誰々の有名人が来ましたとなるだけで、これまたどうなんだろうという見え方ですね。
僕自身の考え方は、例えば0円ハウスなどで有名になったと思いますが、坂口恭平さんとかを思い出しました。また友人にニートいいよねみたいな人もいたのですが(笑)「理解するが俺はやらん」という立場ですね。実際には出来ないというところでしょう。そして評価経済いいからそうしなさいとか、そういう話ではないので、僕としては新しい価値観としては好感を持つ感じなんですよね。
価値観の提示という意味で、弱者をアップデートするというのが、しょぼいメイクマネーのコンセプトでした。そういう意味では、もろに合致している企画でなく、考え方の人が応募したという印象を受けます。
一方で世の中的には、ビジネスをどうこういう人は絶対的に少ないというか例えば起業家自体は多くはないわけですよね。もちろん起業家だけがビジネスについて考えているわけではないでしょう。しかし、仕掛ける側、企画する側が少ないのはいつの時代もそうで、そうなると流行るとか受け入れられるかという意味で社会がどこまで変わるかとなります。同時に社会を変えるという意味では変える意義は何かとなり、結構しんどいのでそこまでやるのかともなります。
そして、京橋URAの客間にエアコンを付けることがどこまで弱者のアップデート=ここでは弱いものが弱いままでも生きていけるということ、に寄与するか。運営的には、ビジコンという既成概念を取っ払う意味で、「エアコンを取り付ける費用」に支払ったというのはぶっちゃけインパクトがあります。もちろんその中身はどうかという上の価値観自体を説明したりは必要です。理解を得られるのが難しいかもしれませんが、インパクトで選ぶならという感じですね。
服部俊佑さん
裸で住むシェアハウスという企画です。
日本の性文化をアップデートするというものです。ヌードシェアハウスの詳細はそこまで分からないですが、基本裸となるわけです。なかなかやりますね。
これはさすがにネタではないかと思いつつも、映像では銭湯など衰退して潰れていくものをリノベーションしていくことで、銭湯の住宅付き物件であったりであれば十分出来るかもしれません。が、あくまで実験的にシェアハウス内では出来てもという感じですかねえ。
清水俊樹さん
フィギュア撮影専用ミニ・フォトスタジオという企画です。
既にクラウドファンディングサイトで資金も募っているようです。自身がフィギュアが趣味であり好きということで、それらが遊べる、撮影出来る場を作りたいということです。その企画にお金を出してくれということですね。
またうまくこの企画がいけばビジネス化されたいということです。
ニッチなビジネスとかスモールビジネスという意味では、一定のファンやリピーターがいれば練っていけばできそうな企画だなという印象です。あとこういうのは好きな人が一生懸命やるのが一番いいですよね。逆に全くフィギュア等が分からない人からは支持されないので、フィギュア好きが集まりつつ、それらのお客さんがお金を出す仕組みになるといいですよね。
一方で近い人達が集まると、場の価格が安くなりすぎてビジネス化出来ないという課題もありそうです。それこそお金儲けするなみたいな人もいるので、そういう人はお断りしつつ、使うし良い場所だから続いて欲しいという人たちが気持ちよく集まって使える場所になる方向がいいですよね。
誰が優勝するか?
上の映像と簡単な紹介から、当日のプレゼンで全く違う印象を与えて勝つ場合もありますから、予想は簡単ではありませんよね。
ただ、現時点での情報から予習した感じでは、
- けーじょーさん。インターネット参加もできるし、なんかエンタメ感があり、とはいえ悲壮感があるわけでもなく面白いかも
- 前田さん。アイドル企画としては異色でいいかも。ただアートからいくと普通なのと、フリー素材アイドルというのでMika+Rikaを思い出してしまったので、知らない人はいいとしてもどこまで「イスの裏」の現象を起こせるかというところでしょうか。
- よすださん。価値観レベルで審査員の心をおそらくがっちり掴むでしょう。一方で0円ハウスしかし、評価経済しかり、それらが「時代にあった理解」をされるかという点が気になります。そこが理解されないので、単にエアコンかと思われてしまう可能性が高い。また資本経済を完全否定しているわけではないけど、お金がいるということになるとメッセージが曖昧になってしまうかも。そういう意味ではエアコンを作る費用にするとかならすんなりイケたかもですね。このあたりは出してしまったので仕方ないですよね。
- 服部さん。面白いけど、ヌーディストみたいな人たちがどれくらいいてニーズがあるか。ニーズなんて知らんがなという話で自分がやりたい系となると、どこまで想いを伝えられるかにかかってきそう。
- 清水さん。自身の趣味を実現していくという王道ストーリー。実際には弱者をアップデートするというところに重なりつつあるものの、お金を出すよりもアドバイスをしていく方がリワードとしてはいいのかもと思ったり。趣味を実現という意味で共感がどこまで得られるかでしょうか。
というわけで、僕はけーじょーさん推しというところですね。さあ予想は的中するでしょうかね。
現時点での振り返り
しょぼいメイクマネーを見ていて感じたことをざっと書いていきます。
しょぼいメイクマネーの面白さとは
- ビジネスプランコンテストなどは強いビジネス、強いプレゼン、強いビジネスモデルというのがメインだった。というかそれがビジコン
- 一方で弱いビジネス、プレゼン、ビジネスモデルはどうなるか?評価されず、弱いからまた来てねと言われる
- では弱いものは全て価値がないのか?というとそうではない。客商売でいえば棚にあるから売れるけど、その商品を客が全員欲しているから売れるというよりも、それしかないからそれを買うみたいな。代替的行動かもしれないし、既成概念として強くないと生き残れないみたいなものがあるだけかもしれない。
- 弱いビジコンがあれば、弱いアイデアもいけるかもしれない。弱い人も弱いビジネスが成立するかもしれない。というよりも、どこまでが事業でどこまでがビジコンで、どこまでがということを「規定」すること自体が既に「遅い」感じもうける
- 弱い人を応援することで何か変えられるか。どこまで出来るか。または出来ないかを確認する作業であり、企画こそがしょぼいメイクマネー。
つまり、ビジコン自体が企画的であり実験的であり、規定されない何かで動き続けるものと言えます。多分これをパッケージ化して再現は価値がなくて、毎回違うものがある予定調和ではないものが楽しくなると言えそうです。挑戦者も毎回変わるから。
それが面白いわけです。一方で安定した何か、安心してみえる水戸黄門王道ストーリーを期待する人は全くおもしろくない(僕はそれが嫌いというわけでなくそういうのもあっていいけど)。一方で企画的にはこれはそのままリスクにもつながります。挑戦者が集まらないリスクも当然ですが、面白い人や面白いアイデアが出ないとか、面白さのベクトルが違うとか色々ですね。そのリスクを取ったからこそ、一定のおもしろリターンを得られたと見るのがいいでしょう。
弱者とか強さは関係なく、楽しんでるかどうか
- 弱者とは属性ということではない。例えば最終5名はどちらかというと、弱いのか強いのか分からない。胆力は強いということはこの時点であるかもしれない(しょぼいと言われる中でアイデアを披露するのはわりと辛いから(笑)、ただ一方で精神的に楽というのはある。実際に良いアイデアや良いビジネスや皆が驚く何かを提示しなければというのはプレッシャーしか産まないし、良いものはあんまりできないから)
- 仕事があるだけで勝ち組みたいな雰囲気もないが、仕事がないとか人生がうまくいかない人からみれば、5名はとても現状を生き生きと楽しんでいて勝ち組にしか見えない気がする。一方で、自身のやりたいことがないとか、どんなことであれ自分で考えてやりたいことがぱっと分からない人には憧れのようにも映る。ここが価値観の転換として成功していて、「弱くても面白く」「弱くても楽しい」から、「面白くて楽しい」から強さは関係ないといってもいいということになる。ポイントは強さでなく、そこに付随する状況をどう感じるか。無理して面白いとか楽しいということはない状態で、心から楽しいとか面白いというならそれが成功しないわけがない(絶対とは言わないけれど、何かしら形に出来るものだから)
- プレゼンがどうあっても、5人の挑戦者にリスペクトという感じ。そして僕が全く認知できなかったとか、知らなかった人の活動や企画が知れて面白かったですという感じです。
なんか最後の方はもう終わってしまったイベントみたいになりましたが、得るものが現時点では大きいですね。見ててよかった!
勝手にあーだこーだいってますけど、5人の皆さん最終プレゼン踏ん張ってください。
おわりに
プレゼンに限らず何かを観る場合予習があると面白いです。というのは、将棋しかり、スポーツしかりでも現地から得られる情報はわりと少ないからですよね。
野球観戦はあまりしませんが、背番号で分かるほど知っていないなら、背番号を見てスコアボードの隣にある選手名を見て知るとかになります。選手図鑑?なんて持ってるわけないでしょう(笑)
そういうとき、自分が判断出来る情報から見ていくわけですが、野球のルールで特殊なものがあると分からないですし、分かって観ると分からず観るは全く違うわけですね。ちなみに、どちらかがいいとかの比較はできないのですが、知ることで「深み」があって、分からない点やここが面白そうという「ポイント」探しになることが多いのでそれが予習の面白さです。
これは単に「鈴木さんのカレー」と言われても、「なにそれ」となります。ちなみに僕が作れば「大橋のカレー」です(笑)しかし、「あのイチローのカレー」と言われれば気になるわけです。そういうイチローとは言わなくても、イチロー的関連情報、背景、文脈、何があるかはどんどん見ていくべきというか、楽しむならやれることですよね。
実際に予習して楽しかったです。面白がりたい人は、ぜひ予習記事をあげましょう(笑)
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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