アイデアを売り込む本からカフェコンサル本までご紹介
シゴトクリエイターの大橋です。
kindle unlimitedお試しは終わったので早速そのまま契約しています。正確にはkindle本だけではない紙の本もあるかもしれませんが、とりあえずkindle本でku対象本を読むと題してやっていこうと思います。
とくにお試しプロジェクトの時と変わりませんが、視点としては、kindle本だからこその醍醐味みたいなのとか、気づきとか軽く共有出来れば嬉しいですね。もちろん面白そうならチェックしてみてください(笑)そのためには良書をハンティングする腕が必要ですね。
目次
特許アイデアなどの売り込みノウハウとして使えるかも
アイデアを企業へ売り込むときの10のポイント
弁理士経験が長い方が書かれたもので非常に参考になりました。ポイントを抜粋するとさすがに怒られると思うので、気づきとしては一般的な相談や想定されることは実はプロから見れば間違っている可能性が高い。あと戦略性がないと特許取っても「死蔵特許」で意味ないですね、というところでしょうか。
アイデアマンとしては特許系にほぼ興味がないのですが、アイデア=特許という人もいるでしょうし、そのアイデアに関する話はとても面白いですね。
タイトル通り、何か企業へ売り込みを考えている人は一読して損はないと思います。350円は質でなく分量に対してと個人が書かれているというところで、実践経験からすれば安いと思いました。
運転士など色々な人の仕事を知る意味で面白い
電車と僕の24時間- JR運転士編 –
シゴトクリエイターという仕事柄、色々な人の話を聴く、とくに仕事の話を聞けるのは面白いです。それは相談でも仕事でも、または友人との会話でも「へーそんな仕事あるんだ」というときワクワクします。
さて、この本はJRで運転士をされて今も現役で人事部にお勤めとプロフィールにありましたがその方の実際の仕事の話です。運転士などに憧れる人はこういうものを読めると近くに相談できる人がいない場合大変面白い気がします。いわば就職の前に世の中の仕事を知るというところですね。漫画化されると読者はより広がりそうです。
JR駅員編もあるようなのでそちらも読んでみたいと思います。
感想としては、電車の運転自体が、道を知らなくては運転できないというところが最も意外でした。線路があるから単に発進とブレーキかと思いきや、そもそも駅通過やチェックポイントで全てほぼ時刻通りにやらないといけないので、自由度というよりも、一定の知識と理解でそれを運転技術というものに落とし込んで(人間なので感覚的な理解も必要)というところがものすごく、一般の運転と違うところを感じました。
そういう意味で運転士には向き不向きがあるようで憧れていてもなれないという人もいるようですね。気になる方は本書を読んでみてください。
三作読んで面白かったのはどら焼きのやつ
出版して見える世界
最初に読んだのはこれ。タイトルとしては出版が関係していそうですが、物語としては3人の動物が幸せの街に行こうというものです。多分、幸せの街=出版という比喩なのかもしれませんが、ちょっと自己啓発的にも無理があるんじゃないかという印象です。あと、絵本という体裁上でもありますが、結局宣伝風になってしまうところで損をしている印象です。宣伝はAmazonの本紹介上だけであとはなくしたほうがいいかなと。
いつかは本を出版したい!: 憧れの幸せの街へ (eBook出版電子書籍)
上のは続編だったので前編はそもそもどうだったのか?ということで読んでみました。
こちらもちょっと無理があるなあと思いました。こちらについてはもっとそもそもなんでこの絵本を出したかという下りがあり、そこに「ふわふわり」という絵本を出したとあったのですがちょっと見つからなかったと。これもKindle本だと思うのですが。そっちのほうが面白そうだなあと。
レビューは多分知っている人のレビューなのか全然印象が違いますね。それはスルーするとしても、もう一冊著者検索であったのでそれが最後のどらやき本です。
幸運をよぶ”幸せどら焼き”物語: 汽笛の向こう側
これは絵だけの絵本です。知らない人は新鮮ですが、絵本作家など絵本好きには「絵のみ絵本」というジャンルはわりと知れ渡っています。その分マンガとか、「絵本=絵+文字」というところではない、絵の本としてシンプルに表現するため、表現力も想像力も求められます。
話自体は、著者の方が経営者なのか、実際の話かはおいておいて、絵本自体の絵だけの感じはグッドでした。
これが最も三作の中で良かったですね。ただ自己啓発的に使うという意味では絵本はアンマッチかなという印象を受けました。それを狙っているかはおいておいて、最後に経営とかビジネスとか商売があるとうーんって感じですね。
なお、絵だけの絵本では、はるにれ、アンジュールとかが好きですね。こちらで紹介されていますね。
カフェ経営指南書でなく、どんなビジネスでも応用できる
成功するカフェには理由がある。
いやーこれは良書です。惜しむらくはkindle的というよりも、本の小見出しが少ないというか、区切りがわかりづらく、段落分けは当然あるものの、というところでしょうか。
主に7つの点について述べています。これらは本書紹介ページでもあるので引用しますが、
1,お店の明確性という基礎を知らない
2,準備万端な開業に潜む危険性
3,取り扱っているメニュー構成が悪い
4,コンセプト・戦略の意味を理解していない
5,お客への価値の伝え方を知らない
6,お客が来ない理由に気づけない
7,セールステクニックを持っていない
(本書紹介ページより引用)
となっていて、1つ目の紹介までに本書の半分くらいかかっています(笑)逆に言えば、本書の7つを知りたいという人は中盤から読むことになりますが、とはいえ著者の考えていることや見方が大事というか前提が十分あったほうがいいので最初から読んでダメということはありません。
本や活字に慣れてないとちょっと読みづらいかもしれませんが、そこらへんはスルーするとしてカフェ経営でなく、ビジネスや起業を考える人にとってもビシビシと伝わる本だと思います。
著者はカフェコンサルといっていますが、カフェを経営してきた現場も知っており、説得力十分です。こういう本と出会えるのがkindleの醍醐味だと思っています。ありがとうございます。
月刊MdN 2016年 1月号(特集:自分ごとの著作権)[雑誌]
著作権について、特集ということで読んでみました。TPPが出てくる問題なども説明されており非常に勉強になりました。
アイデアはやはり著作権はないので、例えばアイデア出したものは形にしないと著作権は発生しないです。そういう意味でアイデアは売る事ができるわけですが、そのアイデア自体著作権は発生しない。発生させたいなら絵とか小説とか具体的なものにするしかないですね。
もちろん表現とアイデアのあたりも結局明確なこれということは出来ないわけです。写真の構図などのアイデアは著作権はない。しかし、構図アイデアを得てカメラマンが撮った写真は著作権はある。
アイデアを表現する文章自体もアイデアがありそうと思えますが、アイデアというよりも「文章自体」の独創性がないと厳しそうですね。例えば、携帯を薄くしてどこでも使えるかっこいいやつってiphoneですけど、そのアイデア、または「携帯を薄くしてどこでも使えるかっこいいやつ」自体に著作権はないですね。そのアイデアをイラストにしたり、それで小説的一定以上のストーリーがあれば出てくると、そういう理解です。
雑誌は見づらいですが、面白ければやっぱ読みたくなりますねー。
おわりに
ku本の旅は続きます。
どういう本が面白いかとか読みたいとかにもよりますけど、その前に本を読まないと始まらないのもありますよね(笑)
そろそろスマホでは読むのは厳しいのでkindle fireあたりが欲しいところですが、ギリギリまで踏ん張ってみます(笑)
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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