ココナラ評価500件突破。シゴトづくりについてのココナラ活用を考える

シゴトクリエイターの大橋です。

悩みとか無いんですか?みたいなことを稀に聞かれますが、悩みあるほうがいいでしょみたいな感じになるため、そういう質問をしてくる人とうまく関係が築けないことが多いです(笑)

さて、今回はココナラの評価数がおかげさまで500を突破しました。すでに501となっていますが、改めてココナラの使い方について書いてみたいと思います。

ココナラでの評価500件までの道のり

今回は友人の竹中さんのブログ記事をキッカケにかいています。昔僕が書いた記事(起業相談100件達成から振り返るシゴトの作り方)を参考にしてもらって嬉しい限りです。確かにそんな記事書いたことすら忘れていました(笑)

道のりとしては、ココナラで提供している全サービス、つまり今やってないものも含めてですが、500件となりました。ちなみに評価実績は710件です。次目指すなら1000ですね。

サービスは本当に多岐に渡っています。プログラミング、アイデア出し、物語風文章作成、キャッチコピー、ロゴデザインなどです。今はアイデア出しに関連するものしかやっていません。

ココナラを始めたのは、販売履歴から見ると2012年7月20日頃です。今2016年9月末なので、まあ4年くらいやっていることになります。

実績としてはヘビーなユーザーになる方だとは思いますが、サービス自体が面白いので使っていました。そして前の100件アイデア出しでも感じたことですが、ココナラ自体をビジネスとして使っていくのはあまりないなというところです。一部の方というか、本当に少人数の方はそれだけで生活できるかもしれませんが、ピラミッド風にいえば王のみが成立するモデルです。

一方それが悪いかというと実は多くの人は真剣にココナラで稼ぐ!ということを考えません。とはいえ稼ぎたくてもそうできなかったり、実際は簡単ではない。

僕自身は強みはいくつかあるとは思いつつも、例えばコツコツやることですが、そういうのを打ち出してやるからこそ4年継続しても息切れしないし、何か達成感があったということでもありません。まだ道半ばというところもありませんし、とはいえこれから始まるという感じでもないです。やっていたら経過していくそのプロセスという感じでしょうか。

ココナラでどうシゴトをつくったらいいか?

新規事業と大げさに言わなくても自分で商品やサービスを、自分のスキルです!といって出品して売るココナラというサービスはやはり独特だと思います。多くの人は自分にスキルないしーといって尻込みするからですね。

対価を得る狙いのシゴトはココナラには向いてない

竹中さんも上の記事のまとめでこう書いています。

ココナラをガチのビジネスで使うという感覚で行くとなかなか上手く行かないのではないかと思います。自分の技と心を磨く修練の場だと考えています。

coconalaサービス50件達成を振り返ってみるより引用)

確かに真剣にやっていって、対価としてのお金を得るのは厳しいと僕も感じます。同時に、最近見た確かに日経MJですがハウズという建築家と消費者をマッチングさせるサービスにおいて、やはり「消費者がプロに依頼して頼む文化が薄い」とあって、単にそこだなあと感じました。

要はココナラでは個人がスキルを買ってとかやりとりをするわけですが、それが異色で、なじまないということなんですね。とはいえサービスとして成長しているので「文化がない」から駄目だったのではなく、「文化を作っていく」ことでそれが出来たというケースになります。

ですが一方で、真剣にやったら対価が得られるかというと、難しい。これはなんだろうか?というと、非常にシンプルで、支払う側の購入者が買えないとなります。例えばイラストやアイデアをいくらならあなたは買いますか?値付けが難しい。売る側もそうです、買う側もいくらなら適性かが分かりづらい。よって、スキルがプロでも売るのは素人、または売れるか分からないし、うれてもたまにだから「趣味」的になる。よって、売る価格は低くてもいい。そういうものを見極めて買う人がいたりして成り立つ印象です。

よって、買い手も売り手も経験値が足りてないというところですね。これは新規事業を成功させるには経験値の問題ではないか、というところが一つの仮説として最近感じているのですが、実際に素人がいきなり成功させることは難しいわけです。とはいえプロが成功させられるかというと、何のプロで、どんな経験値があって、どう作れるかであるので、経験があれば成功するということではないと思います。(経験値がないから努力したり行動したりもするのが人間なのでなかなか難しいですよね)

シゴトづくりとしてはテストマーケか、実力だめしの2つ

シゴトづくりのツールとしては、このブログをよく見ている人にはくどいですが、テストマーケティングとして使ったらどうかというのが1つ。もう1つは、実力だめしです。またはリサーチを兼ねて買っても面白いですよね。その2点はお金を出しても買えないということです。

例えば他にも代替サービスがありますか?というところで、他のサービスを探しても一時期なんちゃってココナラ風サービスは見かけましたが今では消えています。あと海外サイトを使うのはしんどいというのであればココナラ一択となります。

もちろん、アンケート調査を代行しますというサービスは出品できますが、アンケート代行というか、アンケート調査なら企業向けなら他にもたくさんあるわけで、個人向けのサービスとなると市場がよく分からなくなりますよね。そういう意味でビジネスで使う購入者が、献身的に出品してくれる個人を食っている(笑)という見方も出来ます。一方でまともな人なら品質は高いのに価格が安すぎるということも感じるかなと思います。その辺りのギャップは価格自体を上げることで補われるかというと、どうもそうではないだろうなあと思います。

無名の個人がスキルがまともにあっても今までは可視化されなかった。それが可視化された。そうなると依頼する人が出てくる。出品したその個人は実力だめしということでやったけど意外にいけるよねと感じた。

こういう個人のチャレンジを促進するプラットフォーム、いわばエンカレッジするモデルじゃないかなと思っています。だから、シゴトづくりチャレンジするならまずトライして出品してみたらいいということになります。

シゴトっぽいものは結局コツコツした修正が必須

1件売れたワクワクをバネにする

出して売れるかどうかだけでは話が始まらないのが事実です。最初の1件が売れるまではドキドキですし、誰も要らないんじゃないかと自己否定の材料にしかならないこともあります。

1件売れた嬉しさは、会社員であり公務員(は副業禁止でしたが)であれ、勤めている人でも自分の力や自分のスキルや自分が認められたことに他なりません。それは自信となります。さらっといっていますが、めちゃくちゃ大きな自信です。それが次もやっていこうとか、こうするとお客さんがもっと喜ぶんじゃないかという工夫につながります。

この工夫こそが商売でありビジネスだと思っています。それを練習できるサービスは他にはないかなと思います。もちろんBASEだとか他のショップ・サービスで売ったりはありかもしれませんが、ちょっと違いますよね。物を売るとかではなくて、基本スキルを売る、オンラインで提供できるものですから、自分がやることがメインになるからですね。

すぐに結果を出せて何かぱっと儲かってというものはありません。あると思っている人は何かそれがあると思い込まされているだけかなと思います。自分でそういうことが出来る人がそう思うのはありですが、少なくとも僕はそういう感じのビジネスや商売があるとは思ってなくて、あったとしても宝くじばりにお金が入ってきたら多分色々と人生がおかしくなりそうですね。結果的に不幸になりそうです。

だからこそ、シゴトをコツコツと試行錯誤して、そこで何か見つけていってそれは学びであったり、出会いや気づきであったり、こうすればいいんじゃないかというアイデアや工夫、それらがふんだんにあるし、そういうワクワクが見つかってかつお金になっていく兆しがあれば非常に楽しいよねということをお伝えしたいわけです。

地味ですが結局修正というか改善の継続です。もちろん辞めてもいいですが、一旦面白いと思ったり、もっとやりたいと思った熱は簡単には冷めないです。やり続けていく。僕はそうやってアイデア出したり新規事業を考えたりするのって刺激的で面白いよね、ということでそれをシゴトにしました。

「とりあえずとりあえずとりあえず」やってみる

シゴトづくりとかビジネスって難しそうだと思うのは分かります。しかし、作業レベルで見れば、経験値を積まないと話が始まらないので、試しに行動して何か売ってみる、これ欲しい人いるんじゃないかと思って試してみる、売れそうなものを作ったりしてみる、それ以上に考えたり、何か刺激になりそうなものを見たり、聞いたり、触ってみる。

それが結局シゴトづくりの本質だと思います。そこには、何か特定のやり方というよりも、やってみて駄目なら改善、いけるなら伸ばすみたいな地味な言い尽くされているPDCA!を回すしかありません。難しそうなのは、それをどういう着地とするか、形にしたらいいかが見えなかったり、単にニーズやビジネスとしては成立しないとか、お金が儲からないとか予定とは全然違ったりというところで終わっていくだけです。

逆にコントロールがある程度できて、リスクが柔軟に取れて、ある程度時代によってサービスを修正していったり、変化していくことが出来れば、潰れるというか終わることはないですよね。終わるのもやる気がなくなったり、もう事業としては潮時かなというところであればそれも終わりの一つですし、時代の流れもあります。

一方でビジネスをし続けたい、シゴトを生み出し続けたい、アイデアを出し続けたい。または自分の今楽しいことをやり続けたい。そのために稼ぎやお金が必要だ、だからアウトプットしたもので稼いでいくのは健全だなと思いますしそれこそがシゴトづくりだと思います。

1~2年間やれれば多分継続できる

1,2年で出来るとは言えないのですが、1,2年間くらいやってみたらエネルギー切れが起きないこと、モチベーションが下がっても維持できたり、または上げたりする工夫、値付けや価格帯や同サービスや類似サービスの研究、またはビジネスとしての勉強や学習、同じような仲間やつながりなどはある程度見えてくると思います。

要は考えたビジネスやシゴトがいけてるのかどうかが見えてくるわけですが、面白いのは自分のシゴトがいけてるかどうかは、周りにどういう人がいるかでジャッジできると思います。自分がいけてると思っていても周りがいけてないと思っていたら多分自分もいけてません(笑)逆に自分の周りにはいけている人ばかりいて自分も成長していかないとと思えれば多分その環境はグッドです。そのうちあなたもいけてる人、つまり周りの人のようになれます。

そこである程度お金になったり、収益になるとか、人からお金の取り方なども見えてくると思います。少なくとも何もない段階で、お金ないとやりませんはスタートしづらいです。最初は投資と思って価値を提供するのが先となります。サービスファーストですね。ただそこで相手が何も返してこない、お金ではなく、感謝であるとか、良い体験とか、そういうことがなくて「ふんだくってやろう」とか「お金出さずに動いてもらえてラッキー」みたいな悪い意味での「こき使う」のがあればさっさと逃げましょう。

良いお客さんに出会おう

面白いのはお金を出してくれる人は良いお客さんですし、それ以上に理解をしてくれます。そしてこちらの言わんとすることも分かってくれるし、お金払いも良い。一方悪いお客さんではないですが、見込みではないのは、お金払いも悪い、サービスにケチを付けたり注文も多い、それ以上に追加でお金を払うことはないしその上で値下げしろといってくる、納期も早めるし、こちらが何度いっても同じような修正を繰り返す。これが悪いお客さんです。もし抱えていたら切りましょう(笑)

これはビジネスをやる上ではお客さんとの付き合いでよくある話だと思います。不思議なのはどちらも同じサービスであるのに全く印象が違うということです。あなたはどちらの人にお客さんになって欲しいでしょうか?当然前者の良いお客さんではないでしょうか。

買い手としてのあなたとシゴトをするあなたは同一

実はこれは自分の振る舞いもそうだと思います。つまり、お客さんとしてあなたが何かを買う場合、悪いお客さんみたいな人だったとしたら、あなたは良いサービス提供者になれないことになります。お客さんの気持ちが分からないからですね。

反論として、自分は「悪いお客」だとしても、提供するなら「良いお客さんがつく」ようなサービスをするという人もいるでしょう。理屈の上ではありそうですが、それはほぼ無理です。なぜなら、個人や小さな企業であれば、振る舞い自体=その人やその会社となるので、一方で悪い人、一方で良い人というダブルスタンダードは出来ないんですね。出来たとしても成立レベルが嘘や詐欺となります。一貫性がない。だから必ずボロが出ます。

少なくとも一方で嘘をついています。例えばサービス提供者としてのあなたはお客さんに良いお客さんであって欲しいと思うわけです。しかし、実際はあなたは買い手としてのお客さんとしてはふんだくってやろう、奪ってやろうという悪いお客さんです。どちらの立場でもいつでも嘘をついてることになります。これはストレスです。これがストレスに仮にならないのであればちょっと異次元です。少なくともここでいうシゴトづくりの範疇を超えているし、病的な何かかもしれません。ちなみにそれはシゴトではないし、単に二枚舌でしかないで終わります。信頼は構築されないし、生まれないでしょう。

おわりに

500件を4年やってきたのでその間に色々なサービスを提供してはなんか違うなということで辞めたり、また次に新しいことをということで試してきました。今はそのシゴトカテゴリーがアイデア出し、新規事業づくり、それらのコンサル、新規サービス作成というところで絞り込まれています。

もちろんそういう意味ではシゴトを作り続けているわけですが、これをやり続けたいというのが今の気持ちですし、飽きることはなさそうです。むしろ飽きるからこそ新しくしていければ飽きないという工夫です。

アイデア出しについては、前の記事で、5年くらいやっているわけですが、集中してやっていたのは絞り込んで2年くらいです。やはり2年くらいは検証したり、振り返ったりしてどうかはかかるかなと思います。もちろん経験値があがれば同じようなものであればもっと早く検証できるでしょうし、勘所を押さえているのでもっとうまくいく気がします。

2年という数字は長いようで結構あっという間です。知り合いが飲食店は2年で決まるといっていたのを思い出しました。2年で決まるというよりは、その時までに利益を出したり教育や人材などの仕組み化、要はビジネス的な体制ができてないならきついだろうという話だと思います。瀕死状態で2年経過しても意味がないですからね。

ここを見ているシゴトを作りたい人にいきなり500件やれとは全く言う気はありません。むしろ、500件は累計で勝手に蓄積されたものです。実績は減ることはありません。またそこで培われたスキルや知見、話した相手や信頼構築やお客さんとの出会いは宝であるといえそうです。ではそのためにはどうするかというと、1件1件丁寧にそれをやるだけとなります。仕組みを考えるのも大事ですが、まず1件1件例えば、0件目から1件目を丁寧にやって、11件目は手抜いていいかというとそういうことではありませんよね。

むしろ手抜きたいならそれはスキル提供やシゴトを提供するものとしてはやってはいけないことになります。もちろん最初は誰でも初心者だからこそ、手抜いてしまうのかもしれませんが、手抜くという意味で楽して何か出来るとは思えません。手抜く=効率化は素敵ですが、効率化もいくつかの泥臭い思考や作業があったからこそ効率化したいエネルギーやモチベーションになります。それがないと手抜くが楽するだけになっちゃいますね。

シゴトづくりは大変楽しいことだと思います。ワクワクしながら何かやるというのは怪しさを感じることで警戒をするのもありですが、実際何かお金をかけてやるわけではない場合、コストとしては時間だけになります。時間はあなたのリソースで貴重ですが、逆にそれを使えばシゴトづくりのチャレンジはできるという考え方ができます。で、あればやってみてあとからどうなるかは考えればいい。その良い意味の「判断を停止」させることが、チャレンジするということにつながるかなと思います。

 

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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