アイデアの出し方が分からない人へのアドバイス

「アイデアの出し方がとにかく分からない」人向けに何か言えそうなことを書いてみました。

一日の中で数秒でもいいので観察する

朝起きてから意識していく。観察する。何気ない時間で、例えば1分でもいいから、目の前のものを観察する。付箋を見て、なんで付箋って四角いんだっけ?みたいな感じ。麦茶って麦なんだっけ?とかみたいな感じで。

1日1個「なんだろ探し」をする。なぜこうなったのか、なんでこうなったのか。疑問、不満、面白いなんでもいいのでメモする。それが後からアイデアの種になる。手で「メガネ」をつくって「なぜなぜメガネ!」とかでもいい。こういうモードに入れるかが大事。実際に手メガネが恥ずかしいならそうしなくてもいいけど、モードやスイッチを切り替えるのが大事ってこと。

一秒はきついですが、15秒でもなにかを見る、観察することをやることから始めましょう。

Aさんだったらこうする。他人を使う。

自分自体はこう思うとか、そういう主張なり意見を言うことになれてない「アイデアを出す」とかが分かりません。

ですから他人を使いましょう。

例えば「上司だったら」とか「友達が」とか、「Xさんなら」といって、具体的な人名やニックネームで実際の人でやってください。

その人の癖とか理解しているならレベルであれば、その人になりきってできるはずです。

これを「他の人の視点を借りる」と言います。

学校なら、先生ならこういうだろうなあとか分かるかどうかですよね。多分親ならこういうかも、だからこうしておくとかありませんでしたか?

好きな人ならこうすると嬉しいとか。まさにこの視点です。ビジネス的にいえば、お客さん視点とかもそうですよね。アイデアを出すだけでなくても使えます。便利です。

分からないことをメモする

メモをする。出てきた疑問や気になったことをメモする。これは何でもいいんです。本当になんでもいい。ただそのメモするものや視点がその人らしさというか、その人そのものって感じですね。

逆に言えば、1日何も思わなかった、疑問も何もない、不満も、面白みもない、嬉しさも怒りもなーーにもないならメモすることがないです。アイデアのネタがないってことです。

ですが、まずそんな人はいないはずです。

わりかし健康なら人なら何か感情の高ぶりがあるし、下げもすると。そういうのを書きましょう。毎日感じているものを殺さずに、きちっと拾い上げる、すくうのが大事ということですね。

分からないことを1個調べる

上でメモしたら、調べることもします。慣れないと面倒でやらない人がおおいです(笑)

他の人がどう思っているかとか、自分と同じ考えの人はいるのだろうかとか。社会の仕組みでも法律でも、企業のサイトでもなんでもよくて、そこに調べて肉付けする感じです。

例えば「廉価版」というのが何か分からないとします。これじたいは、正規品でありつつも安めの製品とか商品を指します。より広まるようなアイテムとかですね。それで、「廉価」と辞書、検索サイトなどをあなたが入力したり、誰かに聞いたりするかが「調べる」ということです。

これって単純ですけど、1日1個やれば1年で365個とかかなりのネタがたまります。さぼればなくなるわけでなく、単にその気付きが減るだけです。また1日1個だと年で365個だけど、1日3個やれば年で1000個です。が、この数が多いから3倍優れているとかは意味がないことも多いです。あまり他人とか気にせず、自分がまず「調べる」かどうか、調べたかどうかを気にしてください。

自分が好きだったり、得意とか、仕事で使うとかのものを「調べる」ことをしない、難易度が低いものをできないなら、大体のことは厳しいです。逆にいえばこれができれば「簡単」だと思えば大抵のことはいけるはずです。

そうすると、視点がずれたり、自分の思い込みだったり、新しい情報が付加される。つまり調べているときに「質問Aは回答Aで終わり」とかの一対一の何かはあまりなくて、どちらかというと、質問Aに自分の答え1があるだけで、それは答えが10個あるかもしれないし、人によって答えが異なるなら多分正解ということはないって感じ。アイデアも正解はないので、正解がないことをやってる意識はわりと大事かも。

考える

メモが1個じゃ駄目だけど複数あればあとはどうするかを考えます。

メモから気づきやひらめきが生まれるのですが、実際は無意識で起こるので「これとこれでなにができないか」という意識的な問いよりも、考えていって後から「そういえば」という形で出てくることが多いです。

考えるというのはかなりざっくりですが、説明すると結構高度です。例えば「思う」と「考える」の違いは、思うは感情的な情緒的な反応です。

カラスを見て「黒いと思う」とはいえますが、「黒いと考える」は、ちょっとおかしいです。「黒のようにみえるが、実は紺色ではないかと考える」みたいな頭の中で一回は咀嚼したり、対象を吟味するとか、情緒ではないからです。

「悩む」と「考える」も稀に混乱する人もいます。悩むは2つとか複数の選択肢の間をそれぞれ巡っているだけです。未決定状態です。考える場合は、決定するためとか、何かしら論理的に言えることとかが普通です。AとBで悩む場合は、決定してないですが、AとBで考える場合は決定までいくか、決定に近い根拠や思考を出すイメージです。悩むと「うーんどうしよう」となっている状態、そこから「Aはこれで、Bはこうだから、Bにしよう」は考えています。悩んでいるだけでは考えたことになりません。

そういうわけで、考えましょう。思ったり悩むではないということですね。

多くのアイデアは実現できない

考えたアイデアや良いと思ったアイデアがそのまま形にできることは稀です。

だから、計画立てたり1個ずつつぶしていったり、課題をまとめたり、自分が出来ることがなにがあるかを考えたりってことになります。

こういうの考えるの面倒だから直観でいく人もいると思いますが、多分あまりうまくいきません。大体そんなうまくいかない前提で考えておけばいいです。そうすると、精神的にうまくいったらとても嬉しいからです(笑)

あなたが起業家とか、何かにならなくても、起業家なり、クリエイターなり、企画やってるとかという人、何か生み出す人、0から1みたいなことする人はだいたいやってます。

やってなくてアイデアが出る人は天才系ですが、「やってなくて出来る」は、その人の言語化が曖昧か、または「無意識でやってることが多すぎる」だけだと思います。天才になることは諦めましょう(笑)成功者バイアスとかもあるので、適当にスルーしつつ、自分のやれることをやったほうがいいかと。

転がっているのは怪しいと思え

副業やビジネスネタを探していたりする人は結構いると思います。が、うまい話はありません。ですので、「これをやれば儲かる」みたいな話はまず怪しいですし、詐欺かもしれないと思ってオッケーです。それくらい妙な情報が多いのが実際です。

ではどうすればいいかというと、そもそも人為的なインターネット上などに良い情報はありません。正確にいえば、良いとは「そのまま使える何かあなたにとって好ましい情報」のことです。これらはないです。

ただあるのは「その情報をどう解釈できるか」だけであって、その解釈は読み手が色々と考えるだけです。だから、「Aという情報は良い」が「あなたにとって全くAは使えない」ことになります。

うまい話はないと思えればオッケーです。が、人間は弱いです。心理や巧みなもっていきかたに騙されます。自分は大丈夫という人はまず騙されます。

僕が書いた記事もまとめたことも、全てですが、これで絶対うまくいくなんてのものはないです。仮に台詞として表現として「絶対」はあっても、それで絶対うまくいくことはまずないです。この前提を仮に受け入れられない人はかなり認知が歪んでいますし、かかわらないほうがいいでしょう。そういう台詞を言う人とも付き合わないほうがまずいいでしょう。

ここで大事なのは目利きです。自分で考えてどうかを癖をつける。だからこそ上で考えるというのを書いています。

おわりに

ざっと書いてみましたが、基本的な行動として、観察、メモ、調べる、考えるだけで、アイデアは出ます。むしろそういう小さな行動だけで出来るけれど、それを疎かにしては出来ないということです。

本当に一個一個は大したことがないですし、小さい、ちまちましたものです。が、それが積み重なっていくと、思わぬ気づきや実りがあります。これも絶対とは僕は言いません。そういうことが大体起きるかもというくらいです(笑)

アイデアをどうやって出したらいいか分からないという場合、多くは「コツという魔法」を想定しているはずです。そんなものはないので、毎日をまず観察する、メモすることから始めてみてください。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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