HACCP(ハサップ)から考えるビジネスアイデア5つ

HACCP(ハサップ)という食品の衛生管理をご存知でしょうか。たまに、歩いていると小型トラックなどにHACCP取得などと書かれていることがあります。国際基準の衛生管理ということで、これらは近いうちに国内でも義務化されるようです。

HACCPなどの詳細については他サイトに譲るとして、HACCPから何かビジネスアイデアが考えられないか、それについてアイデアを考えてみました。既に仕込んでいる方もいそうですが、これから仕込む方もヒントになれば幸いです。

HACCP(ハサップ)から考えるビジネスアイデア

厚労省のサイトによれば、ハサップ形式であると従来の抜き取りチェックなどより効果的だという話です。話の流れとしては食品製造ラインや異物混入等のニュースが色々話題になったのも影響しているでしょう。独自基準でよりシビアなメーカーもあるでしょうが、一定の制度と義務化でより安心安全な食べ物になるのは好ましいことなのかなと思います。

1.HACCPコンサルティング

すでにありそうだろうと思いましたがやはりありますね。

テクノソフトHACCP

HACCPの導入もそうですが運用や現場のトレーニング等をやられるのかなと思います。ISOもそうですが何か制度化されたり、資格だったり統一基準が出来てくると導入するという視点が一つ大きいのかなと思います。

2.食品企業への教育ビジネス

こちらも1と似ていますが、HACCPについて理解が深いトレーナーや講師が教えるというメニューです。

日本HACCPトレーニングセンター コンサルタント

HACCP自体は新しくないものの、導入される時に理解を深めたい現場担当者や経営層は多くいそうです。法人向けのビジネスとなりそうです。

3.飲食店向けHACCPで差別化

僕のイメージでしかないのですがHACCPは食品メーカーなどの話だけでなく、飲食店、小売、そして当然ロジスティクスなどの流通にも言えることのようです。つまり、飲食店HACCPなどもきちっと出せばそれだけで差別化になる時代がくるかもしれません。

こちらの飲食店におけるHACCPの構築方法(柴田書店「月刊食堂」00/6月号より)をさらっと読んでいたのですが、なるほどなと思いました。

衛生管理を疑うというのはある種プロに対する疑惑でもありますが、一方でどういうやり方をしているかは非常に消費者の意識も高くなっています。

個人事業やスモールビジネス向けのHACCP導入のコンサルもそうですが、その前のフロントエンドとしてセミナーがあったり、あとは厨房機器を入れているメーカーや中古機器売買の会社が仕掛けるのも想定されますね。

4.チャレンジ事業で自己申告を開示

ビジネスアイデアというよりも、自社や自店のブランディングという意味です。自主的にHACCP自主点検表を用いてチェックすることで、もちろん安全性を保証するわけではないものの、より積極性を示す事が出来ます。

こういった見せ方は小さな一つのアイデアに過ぎませんが、誰でもやるかというとやるやらないは大きく分かれるのかなと思いました。

HACCPチャレンジ事業

調べていて思い出しのは宅配トラックで見かけたのはミネラルウォーター宅配トラックのボディに書かれていたものですね。 HACCP認証工場でボトリングでは、HACCP認証工場で詰められた水というところで衛生管理の意識をアピールしています。

5.HACCPヒヤリハット販売

HACCPなどの導入における失敗事例や難しい点などがあればそれらをノウハウとして提供します。最もこれを求める人は一定のHACCPに対する知識や理解があるわけで、ジャストアイデアに近いものです。

ただ、義務化されることで一定の知らない人が学習しようとするニーズを取りこぼさないことが大事だと言えそうです。

おわりに

HACCPがいつ義務化されるかは分からないのですが、近々なるということのようです。法律化されるなどの動きから大きくビジネスも変わります。最近では民法改正で色々な動きもありましたし、個人情報保護法改正もありました。

ちょっと堅いテーマだったかもしれませんが、食べることに関連して何かヒントになれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。