書店の新規ビジネスは出版社向けのデータ販売。ユニークで面白い。

【プレスリリース】<新規事業>有隣堂店舗の書籍販売データ提供サービス「BSC-Sales Status」を4月から開始し導入企業100社を達成

本屋さんのビジネスネタです。

100文字で要約

  • 有隣堂が出版社向けに売上データ提供サービスを始めたことは、書店が珍しいビジネス展開を行う一例で面白い。
  • 個人でビジネスをやるなら「自己棚卸し」から自分の持っているものを見つけて、新たなアイデアを生み出し実践してみよう。

出版社向けにデータ提供して稼ぐ

有隣堂とは書店のことです。youtubeチャンネルで僕は知りましたが関東地方の人はリアル店舗を知っているかもしれません。

このサービスはいわゆる売上データベース、つまり有隣堂は書店であり小売店舗のデータがあるので、それを出版社に提供して分析ができるよというサービスです。出版社の価値は、売れる本を作りやすくなるのがデータから分かるわけですね。有隣堂自体は本屋として偏りがあるかというと、まあそれはないでしょう。特徴はあれどってことで、そこも踏まえてやっていくかもしれません。

具体的にはリリースを見てもらえればですが、出版社は実績や在庫や顧客属性などのデータを閲覧して、出版企画に活用するわけですね。

100社(出版社全体どれくらいあるかもありますが)は結構大きいのかなと。

こちらの【出版界の動き】出版社29社で総販売額の半分・7千億円という寡占化=出版部会では、2021年度で2,907社とあります。ちなみに売上規模は売上10億円以上の出版社で85%を占めるようで、その社数割合は8.4%程度なので、1割の出版社で8-9割を占める寡占ということを言っているわけですね。

有隣堂のこのデータサービスを使う会社はどこか?零細企業が使うとは思いづらいので、10億円以上のつまり、300社程度とすると、その3割を占めることになるのでかなり成功している感がありますね。

本屋さんの仕掛けるビジネスとしては珍しい

本屋さんが仕掛けるというと、なんか小売ベースなので色々できないんですよね。物を仕入れて売るとか、カフェとか、なんかプラスアルファでしかなくて。という意味で、この新規事業ネタはかなりレアで面白いですね。

例えばトーハンのブクマスペースは、卸がやるので小売ではないですが、こういうマッチングサービスをやるのも面白いですよね。うまくいくかは本屋へ来る客が少ないとワークしないのでなかなかですけどね。無人店舗とかもありますよね。山下書店世田谷店で3月20日から夜間無人営業の実証実験をスタート

日販は文喫とかです。

トーハンも日販もすぐ分からなくなりますけど、まあそこは卸という事業は一緒ですね。そういうところが仕掛けているのの意味は、まあ危機ってことなんでしょうね。

最初は面白いって感じですが、浸透したり価値を受け入れてもらえないと事業としてはできないのでここのあたり要注目ですよね。

って意味で、有隣堂が如何にとんがっているかが際立つかもしれないですね。

自分の棚卸をしたりして何か生み出してみよう

僕は才能マップだとか、自己理解を結構やっていますが、自分の強みとかできること、興味あることから結構色々と生み出せるんですよ。きっと(笑)

なので、有隣堂では自社販売データをってことですが、データビジネスをやれってことではなくて、色々とできるんじゃないかと。って意味のネタでした。

僕もアイデアを売るとかはやっていますが、もっとやれるだろうなと。しゃべって売るのもありですし、図解で売るのもありだと。売らなくてもまず価値を感じてもらえるかってことなんだろうなと思っています。

ですので、そういうのもありだなと思ったら早速アイデアを出して実践してみましょう!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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