リアル書店の生き残りビジネスアイデア5つ

リアル書店の生き残りということでアイデアを考えてみました。ネタ元は、日経MJでコラム的に書かれていたのでそこを元に、膨らませてみました。

リアル書店が生き残るには、ビジネスモデル自体を変えないと無理だと思いますが、うまく着地出来るといいなあと思ったりしています。

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リアル書店の生き残りアイデア

まず、日経MJに紹介されていたのは3つです。カフェの併設、物販、イベント開催という分かりやすいものです。カフェは文字通り喫茶が出来るということで、珈琲やお茶が飲めると。飲食代は粗利が高いため、書店の粗利を上回ると。もちろん本が売れなくなる可能性もありますがこれは顧客開発次第という印象です(似たようなものに、図書館と書店の関係もありますよね)。

物販とは、丸善などでは万年筆や文房具や時計など、手帳なども親和性が高いですよね。そういう書店に親和性が高いものはプラスというところです。ポップになるとヴィレッジヴァンガードみたいな店になりますよね。

イベントの開催は作家を招いたトークショーはもちろん、他に独自の企画を開催していくことになりそうです。

さて、これら以外に何かないか、多少のかぶりはスルーしてもらって、いくつか考えてみました。

1.本の中身が見える(当たり前を訴求する)

どこかのマーケネタですが、業界内部の常識をウリとしてあえて出すと訴求力が高まるというのがあります。例えば本は、当たり前かもしれませんが、リアル書店では「中身が基本的に見えます」から、その点をアピールします。

Amazonでは中身があまり見えませんから(一部見えるものもありますが)、立ち読みということをアピールするというのは一つの意外なアイデアだと考えました。

もちろん雑誌や付録などがついたものは中身が見えないし、漫画なども見えないものが多いですが、今は試し読みの販促グッズも色々出ていて、どんどん押していくのが流行っているのかいい傾向だなあと思います。それくらいしないと簡単に買ってくれないんでしょうね。

2.選書をする+外に選書スキルを売る

これも典型的のようですが、選書ということをもっとウリに出していくいいのではないかというところです。

具体的には、A書店とB書店のビジネス書の棚の充実度は異なりますし、技術書も異なります。利用者は「あっちのほうが品揃えがいい」とか「分かっている担当者がいる」ということで選んでいる気がします。もちろん、ネット書店は使いたくない、大型書店は嫌だという人はいるのかもしれませんが、多くは便利な方に流れていくのが実際でしょう。

選書とは何かですが、特定のテーマに基づいて来店客に提案をする見せ方です。問題はこれらは売上は上がるのでしょうが、棚を結構使うため置くアイテムが限られるということです。書店にはおそらくどんどん書籍という商品が入ってくるのでそれらの返品に迫られる。そういう枠組みでやっていくには、本を問屋から入れて売るというだけではない、違った切り口が問われます。

ちなみに、僕の考え方は、もちろん書店は本を仕入れて売り切るリスクはないのが一つの魅力ですが、実はそれこそがビジネスモデルとしての限界でもあるというところです。もちろん、この制度によって書店が広がったのがいいですが、一方でそれが時代に合わないのも事実です。

生き残るという意味ではしたたかに変えていく必要があり、一方で新規でリアル書店を行うならこういった書店業界の仕入れや返品については熟知した上で開業すべきとなります。

選書自体は実は非常に高度なことだと思うので本屋で展開するだけでない、いわばそれらを外に出すことで価値を高めるのも有効でしょう。例えば、水族館で本を並べて売る場合、水族館にいる動物の本を売るだけでなく、生態系、歴史、漫画、物語、絵本など幅広い品揃えと提案が出来るのは書店の担当者なのかなと思ったりします。

3.アナログリコメンドを展開する

僕は昔は書店で予約して本を取り寄せたこともあったのですが、今では完全になくなりました。大型書店の対応は概ね変わってないとはずですが、取り寄せに一週間や一定期間かかること、そして取りに行く必要があります。研究に使う文献など、古い本しか在庫がないなら新刊書店では済まないのでここではそういうケースは省きます。

さて、ショールーミングとは最近言われなくなりましたが、逆に一般化してしまったともいえます。例えばリアル書店で立ち読みして、Amazonで買うなどです。リアル書店にしてはたまったものではないですね。

そこで、リアル書店で買うと何かしら特典が付くということを考えます。それがポイントなどですが、はっきりいってポイントについては効果があるとは言い難いと思ったりします。個人的にですが。

それであれば、2で書いたように、リアルレコメンドとして、お客さんの買った購入履歴を書店員が吟味して、選書するサービスを追加するとかそういう方が価値になるでしょう。システム化がめちゃくちゃ大変そうですがやってやれないことはない(笑)みたいな感じで。

一万円選書をするいわた書店をチームで行えばある程度出来るような気がします。要約サービスも一定のニーズがあるのでそういうところで、書店が顧客別にサービスを提供することで価値を出す。これはある程度いけるような気がしますが、例えば年間購入額が20万円を超えるとか、一定の水準を設ければできそうですが、既にやっているのかもしれませんね。

ショールーミングでお客を持っていかれるなら、ネットで既に先行していることをアナログでやるのは地味に効きそうです。

アイリスオーヤマのようにホームセンター等の小売店舗に専属販売員を貼り付けることでより売上を上げつつ、同時にユーザーの声を聞いて商品開発に活かす。これを応用すれば、書店員として選書チームメンバーが現場で売りそこから声を聞いていく。「え?書店の現場に話しかけてくる人がいるの?うざい」みたいに思ったらこの話は終わりですが、そういうことをしないとまずは生き残れない感じもあります。

大型書店等で都心型で人が来るというビジネスでこういうことをやられるとさらに強くなっちゃいますよね。

4.撮影オッケー!紹介してもらうことで増やす

今は飲食店はフォトジェニックというように、撮影、自撮り、SNS映えするものを出すことが当たり前となっています。もちろん、ユーザーの生活や行動が変わってきたからです。

そこで、書店では多くは書籍は印刷駄目だと思いますが、それをあえてオッケーの棚を作る。一つのプロモーション棚でしょうか。そうすれば、「読んでみようかな」というユーザーやSNSで広がることが期待できます。

飲食店がSNS映えするものを作るのはSNSで広げてもらいたいからで、そうすることで宣伝になるからですね。逆に極端になると、映えないから人が来ないということにもなるのが恐ろしいですね。

撮影オッケー棚や撮影オッケー出版物は権利関係がリスクかもしれないので、そのあたりをきちっとクリアする必要がありそのあたりの企画力が問われます。

ただ、こういったリアルでの強みはネット書店には真似ができないので大いに開発の余地があるだろうなと感じます。

5.レファレンスサービス

2や3とややかぶっていますが、図書館などにあるレファレンスサービスを入れます。既に蔦屋等ではコンシュルジュとしてありそうですが、ある程度の断片や情報を言えば探している本を見つけてくれる、または提案してくれるというVIPなサービスです。

VIPでなくても、サービスを月額制にしたりすることで一定のリアル書店の強みとそこで読む探すということを深めてくれそうです。満足が一定あればリピートしてくれるので良い収益源となりそうですし、同時に本も売れるので面白いですね。

これも特定の本ばかり読んでいるだけでは弱いので色々な本を読みこなしている必要があります。ですので、仕入れて売るだけをやっていては駄目だということがここからも分かります。

おわりに

ネタ元では、カフェ、物販、イベントという3つのアイデアでしたが、僕が考えるのは、あえてリアル書店の良さを改めていったり、ネットでもあるレコメンドをアナログでやってみたり、リアル書店の良さってもっとあるのでそこを訴求していこうというものになりました。

もちろん、カフェを併設すればある程度耐えられるわけですが、書店の在庫量は減りますし、書籍売上は減るはずです。多分。本をただ売るだけではないところから卒業していくこと、そうするとポジショニングや自分たちが誰に届けたいかのターゲットも見えてくる気がします。

選書してくれたり良い感じのサービスをしてくれるなら、やはり書店にはお金を落としたいのでぜひやってください!

ビジネスって面白い、アイデアの価値ってもっとある。そんなことを自分なりに伝えられないかという思いから、シゴトクリエイターをやっています。一緒に楽しいビジネスを生みだしていきましょう。1記事でも何かヒントになれば嬉しいです。

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