ku本を読む。出版マニュアル本からゲームクリエイターインタビュー本まで

シゴトクリエイターの大橋です。

ku本をがしがし漁って読んでます。今回も色々でお送りします。

目次

読んだ本

著書出版攻略マニュアル: アナタが考える程には著書出版はムズかしくはない!(超簡単でもないが) (JUNZO)

実際に著者の出版体験を、どうやって営業したかとかまで詳細に書かれていて面白いです。出版がものすごいハードルが高いわけではないということは伝えることに成功しているかなと。気になったのは著者はエニックスを辞めた後、起業して色々やられたようですがそのあたりはさらっとプロフィールに書かれているか、出版社の編集と話す時に言っていますが、そこが気になりましたね。まあ他の本にどこかで書かれているかもしれません。

出版とか興味ある人で、自費出版でなく商業出版したい人は参考になると思います。

 

フリーでも年収1000万

メルマガも読んだことがありますが、著者の言っていることはシンプルで力強いと思います。ただ99円という価格設定が逆に怪しさを出してしまったのかもしれないというところが残念ですね。もっともこの価格でこのノウハウであれば買いだと思いますし、手軽に読めるのが面白いと思います。

一方で価格の心理があるならば、1,000円くらいにはしておいたほうがいい気がしました。

書かれていることは賛同できることばかりで、以前メルマガ等で読んだことがあることも書かれいてたのでおさらい程度に読めました。知らない方はぜひ読んでみるといいと思います。

 

必要十分生活

シンプルライフという、少しだけ流行った気がするミニマリストみたいなテーマの本です。著者の実践は面白く色々と参考になります。

そういう生活をする方が垣間見えただけでも面白いと思います。

 

サラリーマン・インディーズの大反撃!!(仮): 悩める中年会社員必読! 広告会社プロデューサーが語る、 AIなんて怖くない! 人生100年時代の立て直し

タイトルにも入っている単語で気になった「サラリーマン・インディーズ」とは、何かというと、以下のようになります。

なにしろ、半分近くの職業が、AIにとって代わられるかもしれない時代が「すぐそこ」で待っているのですから。だからといって、いきなり「独立」をすすめるわけではありません。

すぐにできなくても、「自分が、この会社と取引している協力会社である」とおもい、考え、行動していく。そうすると、やることが変わってきませんか?楽しくなりませんか? 自分の枠を企業より大きくする。自分自身がひとつの「企業」である。

自分が「自分企業」のオーナーである。自分自身が100年生きる。かもしれない。その視点で今、この会社とどういう「取引」をしていくのがいいのか。あなたの20年にもおよぶ会社員生活の「資産」を別の視点で活かす時がきたのです。すでに「個人」で活動されている方、「組織」を運営されておられる方には自明のことと思います。その姿勢を、わたしは「サラリーマン・インディーズ」とよぶことにしました。

(同書より引用、位置223-225あたり)

このサラリーマン・インディーズという言葉においては、自分でしっかりと戦略や仕事の考えがある人においては当たり前過ぎます。この言葉に何も思わない、当たり前だなと思う方は本書をあえて読む必要はないと思います。

本書は中年会社員というターゲット設定であり、そこは無視して読んでみたのですが、やはりこれは中年会社員というところを狙って書かれています。

100年生きるとか、AIという指摘はいくつかされていますが、それに踏み込んだものでなく、あくまで中年会社員というつまり、50代などの会社員でわりと企業一色で染まってきてどうしようかという人向けへというところでした。

逆にあなたが中年会社員であれば(あまりそういう人は本ブログを読んでないと思いますが)、読んでみる価値はあるかもしれません。

 

バンドマンの為のザックリ著作権法

チェックしていた本ですが読むのを忘れていました(笑)

著作権についてざっくりとタイトルにあるように、深く突っ込んだ話はありませんが、バンドマンなど「俺たちインディーズだしアマチュアだし著作権なんて関係ねーべ」という人向けに良い入門書だと思います。

バンドや歌手などの身近な事例を出してくるまでに、前提で我慢できない方ももしかしていらっしゃるかもしれませんが、量的にボリュームがあるわけでもないので、ささっと読める本です。

そして、本の至る所で「深く突っ込むと戻れなくなるので」という指摘があるように、確かに著作権は突っ込んでくとものすごく広大で、深い話が多くなり、著者の言わんとすることは分かります。

そして、気になった方はぜひ著作権について著者が言うように「ん?ちょっと待てよ」というワンクッションや調べてみる一手間を惜しまなくなれば著者の狙いは達成したと言えます。

最後に僕も受験しましたビジネス著作権検定の紹介もされてましたよ。

 

なぜ不動産取引に事故が多発するのでしょうか?: こうすれば失敗しない『土地取引』の本

土地家屋調査士の著者が解説するプロの視点。ありがちな土地売買におけるトラブルを例示。トラブルにならないための手引として、土地売買をする際は読んでおくと良さそう。

土地売買をする人はもちろん、土地売買のコネタということで読んで損はなし。分量も多くなく手軽に読めます。

こういうトピックや実践ネタはプロでしか語れないし、伝えられないので非常に価値があると思いますね。

 

3年の壁を越えろ! ド素人の店が人気居酒屋になったヒケツ: 秘密は120%コミュニケーションにあった 料理できないのに飲食店はじめちゃいました (RCF パブリッシング)

居酒屋企画のヒントになると思い読んでみました。実際は素人だった著者が、色々と壁にぶつかって結果的に人気居酒屋を作れたという話ですが、そのコツというかノウハウは結構マインド面のものかなという印象です。

第三章にそれが書かれていますが、1つに店、またはスタッフ自体は自分次第であるという当たり前のようでなかなか気づけ無い(というよりも自分が壁にぶつかり、自分を受け入れるということをしないと見つからなさそう)という視点。要は自分のメンタルが微妙なら何やっても微妙みたいな話と通じるかなと思います。

他には相手、それはお客さんやスタッフなどの見える世界や景色を見ようということ。これも当たり前のようでそう思えるところまでいけないが実際でしょう。最後は、コミュニケーションをしていくということになりますが、少なくとも「こうすれば売上げアップ」みたいなトピックの本ではありません。

そういう意味で、著者なりのノウハウがまとまっています。とはいえ、これが居酒屋経営や開業に使えるかは分かりません。少なくとも居酒屋企画の実践トピックみたいなことを少し期待していたので、それとはややズレているというところですが、内容は良いと思いました。

ズレとは、例えば居酒屋アイデアとして何か使えるものがないかというとき、「マインドが大事」ということを僕が言うと居酒屋で仕事をしたわけが1ミリもないので説得力がないですよね。精神的な話や抽象度が高い話もしてもいいのですが、それってより説得力が問われる。だからこそ、最終的にはそうなんだけど、その手前にある、または分かりやすい具体例みたいなのがあれば参考にしたかったというところです。これらはまた居酒屋アイデアなどにうまく入れていければいいかなと思います。

 

ものつく~手作り生活、はじめました。~(1) (全力コミック)

さくっと読んでみました。ものつくり系女子ということで面白い視点ですね。当然2巻以降はku対象ではないので買う必要がありますが、とりあえず見送りました。

1巻をku対象にして2巻以降を通常版として売る方法はこの本だけではないと思いますが面白ければ買ってねというところでグッドなやり方だと思います。セルフパブリッシングとしても使える手法ですね。漫画でなくて、小説や連載ものやビジネス書でも使えればいいですが、結構考えないと出来ないかもしれませんね。

 

Mastodonとは: 脅威の分散型SNS

最近流行っているなというところでリサーチを兼ねて読んでみました。概ねネットで詳しく上がっている記事を再度まとめたり、丁寧に資料を集められたりというところでマストドンを知るには良さそうです。

個人的にはやろうとしていたマストドンですが、ツイッターも適当運営(笑)なのでそこまでしなくてもいいかというのと、退会機能がなさそうなのがネックであえてやることもないかと尻込みしたところです。

マストドンを使わなくてもいいけど何か知りたい方は一読していいと思います。

 

ブログの成功技術:ブログ記事の書き方究極のガイドブック

タイトル通りどうブログ記事を書けばいいか、著者の成功例を元に結構しっかり書かれています。実際にブログ記事を作成するということで一番印象に残ったのは、何度も推敲したり、手を抜かずに書くというくだりです。

確かに「ブログを書く」というと何か軽い作業に思えるのですが、結構ヘビーです(笑)それはブログを書いた人なら誰でも思うはずで、調べたり、考えたり、自分の経験や気付きがあったり、写真や画像を作ったり、文章としては構成や見え方などを工夫する必要があるからです。

逆に言えば「ブログを書く」が簡単にちょちょっと出来ることではない。という人は、ある種ブログで成功までいかなくても何かコツを掴んでいるのではないかと思います。そのコツ大事ですよね。

ブログをこれから始めたり、自分のやり方はどうだろうかというチェック、他の人はどう書いているかという事例として読んでみるといいと思います。

 

ひきこもりからの: 「学校卒業→自立」というレールから外れ収入ゼロ友達ゼロの人が自立しようと思ったときに読むと参考程度にはなる14レール

14のアイデア(レールというのは、決まりきった何かという意味合いがありますが、あえてレールを敷いてやるということでしょう)が書かれていてなるほどというものもありますし、参考程度にどうかというところです。

自立とか、引きこもっているけど何かしないととか、そんな人向けかもしれません。

僕としてはなるほど、色々と傷ついたり自信をなくしきったり、自己への自信が微塵もない時、こういった本で一瞬でも光が見えたり、そのアイデアの1つくらいはできるかもというのがいいのかもですね。

著者は臨床心理士でプロで、対象者への理解は人一倍あると思います。

 

ブログのネタ帳

100個ほどブログのネタを用意したという本です。あとがきには180個くらいはあるとあるので、確かに個数は数えていませんがおもったよりボリュームがありました。

ネタって何かというと、Webサービスのネタもありますが、多くは雑学や企画アイデアとして、ブログのネタに困った時に開くといいかなと思います。

僕のブログでネタに困ることはないのですが、とはいえネタ収集を怠ればそうなります。ブログ初心者でかつブログのネタどうしたらいいか、そういう時に面白いものをピックアップ出来れば良いのかなというものになります。

豆腐と納豆のネタ、旅ペディアあたりのネタは参考になりました。

 

ブログが続かない!と思った時に読む本

本書のターゲットと外れていますが、ブログが続かない時に読む本となります。続かない時にどうすればいいか、端的に言えば、「ブログだから誰でも出来る」みたいな考え方は取っ払ってかなりきちっと考えないと出来ないよねということが分かると思います。

僕のブログもそうですが、続けるのは何かコツがあるかというとあります。そしてそのコツはたかがブログとか思ってるとまず続けられないですね。もちろん、ブログだから何でも出来るということを言いたいのではなく、舐めてるとそんなもの=続けられないという結果になるだけかなと感じました。

 

漫画貧乏

これはku本ではないです。kindle本ですがフリーで0円で読めます。著者は漫画家で、その印税収入だったり、漫画家の仕事についての理解とくに、漫画家って儲からないという点についてデータを元に説明しています。

面白いのは大手出版社で5年目であれば年収1000万いくけど、そのレベルにいく漫画家であれば1500万くらいは収益が必要で(もっとかな)、それは結構しんどいみたいな話です。実際にその通りで、結局フリーランスだから何か出来るとかでなく、大手企業サラリーマンだからいいとかでなく、きちっと考えて動くことに他なりませんね。

漫画家の理解、または漫画家に憧れる人、または単に職業的な収入がどれくらいか気になる人、ぜひ読んでみると面白いと思います。漫画は少なく、活字メインですね。

 

クレーンゲームの教科書<完全版>: クレーンゲーム攻略法 (JS出版)

クレーンゲームという嗜みをあまりやらないのですが、著者の熱が面白そうなので読んでみました。ぱぱっと読むと攻略メインというよりはどうクレーンゲームを捉えるか、作戦をどう立てるか、そういう視点がクレーンゲーム歴25年はさすがだなと思わせてくれました。

最後のクレーンゲームで稼ぐアイデアが3つくらいあったのですが、これは本ブログ的にはもっと膨らませると面白いので今後ネタにしてみたいと思いました。

クレーンゲーム好きとかもっと極めたい人は読んでみると面白そうですねー。

 

自作ゲーライフ2 独占インタビュー編: 「TOME」ゲームクリエイター賞金500万円の頂点を極め、どん底に落ちながら、最後まであきらめなかった男

面白かったです。インタビューというか、質問して答えるチャット風なライトな読み物ですが、全くTOMEさんや著者自体は知らないものの楽しめました。Twitterのやり取りのノリがあるのもとくに気にならず面白いですね。

アプリ開発とかよりも、ゲームクリエイターみたいな人の生態観察として一つありかなと思います。

おわりに

今回はちょっと貯めてお届けしましたが、ばばっとみてもらって面白いものがあれば読んでもらえればいいかなと思います。

kindle本って本当楽しいですね!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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