ビジネスアイデアを出す意味を考える

ビジネスアイデアを考える仕事をしています。文字通り、依頼があってそれに対してアウトプットをしてお金を頂きます。また、依頼がなくても、自分でアウトプットしてこんなのどうだろうかはブログにも出していますが、自分メモでも蓄積しています。これらは自分の思考財産として大切に取っています。

さて、改めてビジネスアイデアを出すこと、ビジネスアイデアをブレストするということについて考えてみます。

アイデアと行動というセットは大事という前提

まず誤解を生みやすいというところで、「アイデア」ここでは「ビジネスアイデア」と一応特定しておきますが、ビジネスアイデアだけでは意味がないという主張です。これは分かります。ただ一定分かるだけで、真実かというと「?」です。

アイデアに意味がないとは、僕の解釈では以下の通りです。例えば、魚を効率的に捕る方法を考えた。ある程度頭の中ではイメージが湧いているとします。ではこの魚を捕まえるアイデアが既存にあるかどうかはどうでしょうか。また「頭の中にあるから」は、自分の中でなにかのネタ(例えば小説や漫画のネタ)としては効用がありそうですが、「考えたから」他者に対してどうとは言えません。更にいえば、「頭の中にそのようなアイデアがある人は多分他にもいるので、形にしてくれないか。そしてそれを見せてくれないか」ということを言われるはずです。誰にかといえば、その話をしている人からですね。

これはその通りのはずです。だからこそ「アイデア」(魚を捕る方法)と「行動」(形にすること)はセットなんですね。僕はそういう意味で大事なことだと思うし、前提としてもいいと思います。

もちろん、僕の主張は、「アイデア」が価値がない、意味がないということでなく、「魚を捕る方法」というアイデアは価値が「ゼロ」ということはないという主張です。上に仕込んでおいた「漫画のネタ」になるとか、「誰かと話す雑談ネタ」になるなら、それで価値と言えるからです。つまり、主目的として「ビジネスアイデア」が「ビジネスを実現するため」であれば、「アイデア」だけでは価値にならないです。行動とセットになります。

問題は、このアイデアと行動というとき、抽象的すぎて、人によって解釈が分かれることです。つまり、行動とは「技術的に形にできる」のは自分では無理なら、他者の力を借りるほうがスマート(自然)です。この時求められるのは「アイデア」は必須ですし、伝えられるか、そしてその他者がやってみたくなるかということになるので、「行動」なんて言葉よりも「伝えられるか」「人が動くか」「説明できるか」「説明したいか」みたいなことになります。もちろんこれも「行動」の一部なのでしょう。ただ、その行動イメージが分からないなら解釈が異なるはずです。

アイデアに焦って求めすぎない

ビジネスアイデアが主目的という問いかけはやや不自然というか違和感を感じる人もいるでしょう。実際に「ビジネスアイデア」自体は、なぜ出すかというと「ビジネスをするため」と考えるからです。ですが、実際にビジネスを実行する、形にしていくとなると、かなり複雑になります。というのは、「レモネードを売るために、レモンと美味しい水」を用意して、商品を作り、それをどこで売るかというレベルであっても、かなり手間や考えることがあるわけです。これが鯛焼きでもかき氷でもなんでもいいのですが、何かを作り、売る、そして継続する、または利益を出すというのはわりと複雑です。

複雑=難しいのでなく、構造的に総合的なことが求められるイメージです。一視点の思考ではしんどいので、多視点から考える必要があるということですね。

何を言いたいかというと、ビジネスアイデア自体を急いでビジネス実行となる即席品、即席価値があるというのがミスリードという感じです。つまり、すぐに使えるアイデアとしてビジネスアイデアというのは、やはり違うなということを感じています。しかし、依頼側や求める人は「すぐに使える」ものを求めがちです。それは言葉のアヤといいますか、言葉のイメージだけでしょう。優良誤認といいますか、期待値が上がる。例えば「稼げる」「売上に効果がある」「課題を解決できる」という言葉は稼ぎたいけど稼げてないとか、売上を上げられてない、課題解決できない人には「魅力的」ですよね。

そうなると、期待値が上がってきます。つまり「アイデア」に対して期待値が上がる。そうなると、結果的にこうなります。

「ビジネスアイデアを出すってことは、それが即使えるアイデアってことだから、そうでないと価値がないよね。ブレストとかも」

となるのですが、いやいやそれはきついというか、無理ですよね。というお話です。

アイデアの魅惑とは、いわゆる「夢」に近い

やや古い言葉、使われ方があるのは「夢」の使い方です。これは実現したい何かとかでなく、「多く稼げる」「有名になれる」「一発当てる」という逆転ではないですが、急に劇的に変わるというストーリーです。ちなみに僕はこれを否定してるのではないですが、このストーリーがあるからやる気が出るはちょっと微妙という立ち位置です。もっといえば、「夢があるからやれる」というニュアンスが苦手です。

なぜだろうかと考えると、多分「夢」というのが押し付けられるか、または他人が考えたストーリーでしかないからなんでしょうね。だから「自分が考えた夢」なら全然やってもらってよくてと思うのに、こういう「他人が生成した夢」は幻想に近いとすら思うからです。

つまりここでの「アイデアの魅惑」とは、誘惑と言ってもいいでしょうが、それはここで批判的に捉えた「夢」に近いかなというところです。つまり、夢が「他人の考えたストーリー」というのは、アイデアでいえば「他人が考えた企画」であり、「他人が考えたビジネスモデル」なんですね。

チームや組織で人が集団で集まって考えることを否定してるわけではないんです。実際にアイデアを考える人は自分で実現したいとか、どうすると実現できそうかというのを「自分」で考えていますよね。というか、それを考えないなら、そもそも「アイデアを出すとか、アイデアを考える意味がない」わけです。ここで「自分は動かずにアイデアを実現していく仕組み」を考える人もいそうですが、自分自体が考えることを放棄してはアイデアとかでなく、何も出来ないということです。伝わりますか?

つまり、メタ認知的ですが、アイデアを考える時点で、アイデアを考える自分がいるとか、他者がいるとか、アイデア自体をどう使うかとか、抽象度があがったり、客観性が上がることになるはずです。それが先程述べた「主目的」とつながります。つまり、ビジネスアイデア=アイデアを即実行して形にできるもの、ということですが、それは求めるのは分からないでもないが、実際に「急ぎすぎ」るということです。副目的というか、実際はビジネス化するにはもっと複雑=総合力=実現までの道のりがあるということになります。

いやいや、ビジネスはアイデアがあればシンプルに実現できるし形にできるという人もいるかもしれないです。ただ、僕の感覚からは、あくまでアイデアはアイデアとしてあればいいわけで、それは燃料です。むしろないと出来ないです。(ここでも何をアイデアというかは常にブレますが)その上で、ビジネス化までの燃料がアイデアとしてある上で、人とコミュニケーションする、競合や類似を調べる、試していく、実際の手応えから継続するかどうかを考える、という非常に実験研究みたいなやり方になるわけです。つまり、アイデアは初期燃料くらいで、かつ継続燃料にもなりえますが、実際に他の要素、構成することが多いので、アイデアだけ見ていてもしょうがない。というので行動が大事になるという感じですね。

夢の話は例えですが、僕がやっている依頼からアウトプットにおいて最も注意しているのは「夢を期待されては無理なので、どこが一番望んでいるところでしょうか」というのを必ず聴きます。もっといえば、「期待値が高すぎる、例えばすぐに明日形にできやすいアイデアが欲しい。そしてそれが簡単に稼げるものが欲しい」というようなものは、丁重にお断りしています。

とはいえ、実際はどうなのかというと、つまり人のニーズとしては、1日で1000円をどれくらい増やせるか?10のアイデアがわりと人気がある記事というところから、即席的なものを求める人は一定数あることが分かっています。もちろんこういう即効性やキャッチなーもの(?)に興味が湧くのはわかります。ゴシップ的ですよね。記事作成が4年前ですが、この時の僕はそこまで深く考えていませんでしたから、書けたともいえます。この記事自体は依頼者があってそのアウトプットを許可を得て出しているシリーズなのですが、例えば世界の通貨を売るって多分違法になっちゃうかもしれないですし、まさにアイデアというところです。

そしてこれらの即席的なものを提示しても、これでは即席にはならないという評価の人もいますよね?これはもう欲の塊でしかなくて、「だから、そういうすぐに何か出来るアイデアって無理なんですよね」となります。もちろん、ある程度条件があって現状があってその上でどうかという「考え」的なアイデアは出せるのですが、上でいう一発逆転、宝くじ的なフレーズである「夢を買う」みたいな、すぐ出来る何かというのは、僕は無理なので、一切受けてないという話です。というか、受けてもそのアウトプットは無理ですし、上の記事でやったけど結局このように夢的アイデアを求める人は、期待値が高すぎるので、判断もシビアになるわけです。

この判断のシビアさは、褒めてなくて、批判的な意味です。シビアなので、受け入れづらいという意味です。例えばここで10個ほどあるアイデアもどれも参考にならないというか、「文字通りやれない、やらない」のでしょう。これは悪くいえば、教材コレクター、成功コレクターという事例集を集めて終わるというパターンになります。どこかで実践する、もっと本質的にいえば「自分で考えてやる」ことをしないと変わらないんですね。自分で考えてやるということが薄すぎる、つまり「僕のアイデア」に求めすぎる人は相談時点で断っています。これはお互いに不幸にならないためということですよね。

もちろん、即席的アイデアを出しますみたいな方もいるのでしょう。いるとしても、「すぐ稼げるアイデア」みたいな範疇ですから、その思考や思想がある時点で「考えてない」ので、厳しいという見立てです。ですので一切相手にならないんですね。

簡単にまとめると、期待値が高すぎる時点で、色々と失っているので、まずはメタ認知ではないですが見直すことをおすすめしています。当然、これをブレストで求めるならまあきついというか無理なんですよね。そもそも思考前提がずれてるので、これはきついです。それを「アイデアを出していきましょう」ということでなんとか回している印象を与えるので余計おかしくなるんですね。実際には何もなってないわけです。

ビジネスアイデアを出す意味とは

ここまでの話を整理してみます。

アイデアそれ自体の価値は保留しておいても、行動が求められるのは分かりました。しかし、行動がないアイデアに価値がないというのも乱暴であり、価値自体はわりと人次第であるという印象でした。

アイデアを出す話においても、夢的に期待値が高すぎるものは、仕事としても僕は成立してないと考えます。即席的なものは、結局依頼者の思考前提が「自分は考えたくない」ということを放棄できないということでした(全く考えてない依頼者がいた場合、即席で出来るアイデアも理解できないという矛盾が発生するということで証明となりそうです)。

そして、ビジネスアイデアを出す意味ですが、これはわりと複雑というか色々ありそうです。

ビジネスをしたいから考えるというのは純粋ですが、人生経験になりますが、より何かしたい人の周りにいると考えていても「ビジネスをしたい」人って結構少ないです。起業でもいいですし、身の丈個人事業から、スタートアップで何かやる、大手企業で新規事業を仕掛ける、スケールが大きいことをやる、ローカルでNPOっぽくやる。なんでもいいんですが、僕はこれを全て「企画者」として捉えています。起業より企画が好きなんですね。企てることが好きというイメージです。

さて、そういう人が少ないので、ビジネスもやる人が少ない。よって、ビジネスアイデアを考える人もそこまで多くないと思っています。「いや、僕は考えているし、考えたい」人は多分いるとは思いますが、それって自分で実現したいという人は結構これも少ないはずです。僕は自分で何か実現したいということにこだわりはそこまでないからです。意外に思うかもしれませんが、アイデアを出す人って、自身のアイデアに固執してる、執着があるって思われるのではないかと、思ったりします。

それは、我が強い、独創性がある、何かそういう人は取っつきづらいということなんでしょう。ただこれは偏見や想像でしかないでしょう。むしろ、逆です。「アイデアを沢山持っている人」はアイデアに固執している暇がないんです。つまり、アイデアが常にあるので、出し惜しみする意味がない。お金がある人で考えてみてください。お金があるから、出し惜しみというかあえて考える必要もないわけです(ここでお金持ちを悪く言ってるのでなく、豊富にある人は相対的にそのお金の価値が低くなるということです。正確には、お金を得られる仕組みがあるので、お金を使っても入ってくる。まさに温泉が出たというイメージです)。

もちろん、お金持ちでも自分の価値にあってないものを無理に使うこともないですし、それはアイデアマンでもアイデアをあえて間違った使われた方をする方向で使うわけではないのと同様です。つまり、手持ちとして、既に補充できるから、「守る」必要がないんですね。ということが最も適切でしょうか。

そうなると、アイデアを持っている人は、出し惜しみしないし、守ることはない。つまり、オープン化されている。極端にいえば、守ることで、囚われているともいえます。そうなると、防衛コストがかかってしょうがないので、補充できてないともいえます。

この意味で、アイデアを出す意味はそこまでないというか、人の役に立つためとか、それこそ上の批判的に捉えた夢的アイデアを求めるということでしょう。最後に着地できるのは、「現状を捉えて何か一歩でも前進するということ」を求める人達ということですが、このイメージはほぼないです。これが出来る人であれば、ほぼほぼ色々なことがわりと回っているので、仮に依頼があったとしても「自分たちの現状を適切にとらえて、適切な依頼がくる」だけになりそうです。

簡単に、ビジネスアイデアを考える意味をまとめると、

  1. 純粋にビジネスを興したいから(自分、自社、顧客問わず)
  2. ビジネス活動的なアプローチで行いたい(収益事業を作り継続したいというイメージ)
  3. 夢的、一発逆転的アイデアを求めている
  4. 現状を把握して次の一手、一歩進めたいという前向きな状態があるから

この4つくらいです。

1つ目は、自分でやるなら起業家、自社なら新規事業担当者、顧客なら起業コンサルみたいなものですが、これらもかなり限定されるでしょうという印象です。

2つ目は、既に事業やNPOや何かしら仕事や活動をしていて、というところです。ビジネス的なことが出来る人は「お金が稼げる」ということで「羨望」を受けがちですが、実際に「お金が稼げる」は近視眼的であって、それなりのプロセスや仕組みを検証して作り価値を提供したからといえます。というと「お金を稼げば全て」となるのですが、それも近視眼的です。倫理や社会との兼ね合い、様々な要素に自分がというのが出てくるとやはり没落という印象ですね。

3つ目は、論外ですが、これは消えないでしょう。人は欲があるものですから、うまく欲と付き合えばいいだけです。ノウハウを売ると怪しいみたいな感じになるのですが、これもこういう期待値の問題かなと思います。くどいですが、こういう思考の人とは仕事をしないです。

4つ目は、理想的なイメージです。実際に今までの話をまとめるとこういう着地になります。実際に依頼を頂く方も、真剣に考えたり、自分で考えた上でご依頼を頂いています。そのうえでこの点なら僕の力が活かせそうという配慮あるご依頼形式となっています。仮にこの「ご自身で考えた」がないなら、ツッコミを入れて揉んでみます。それがないなら、結果的に偉いわけではないのですが、お客様がアイデアを使えないのですね。それくらい、考える力が求められます。哲学者になれということでなく、アイデアのプロになれということでなく、ご自身で何か考えてそれを示し、かつ今の不足や課題感を伝えると。それがないと話が始まりません。

そして仮にそういう組織や企業があり、かつ社内でそれを回している仕組みがあれば相当強いはずです。企業独自のやり方があるわけですが、それこそ独自性と想像力、創造力が高いといっていいでしょう。そういう企業から依頼はないはずです。自社で完結できるからですね。

となると、結論的にはこうなります。

「アイデアを出さなければという焦りがある時点で、色々見失っている可能性が高い。その場合でのアイデア出しは、現状がまずいとか、現状が良くないという現状認識程度でしかない」

ということです。これは現状認識であればいいので、アイデア出しにする必要性はないでしょう。もちろん「アイデアを出すことで整理する」こともあるので、それは言葉のアヤって感じですよね。

そして、ブレスト=アイデアを出すということですが、その意味を疑うこと考えることが大事になります。つまり、新規事業なのか、組織に対する開発、教育なのか、顧客向けのアイデアインプットか、チームコミュニケーションのためか。まともな企業であれば、上の夢的アイデアはないはずです、と僕は考えてます。一定の思考があればそうならないからです。

となると、上のアイデアを出す意味、意義がふわっとしていれば、それは当然意味性は薄いです。つまり意味がないです。その意味で「目的が分からないアイデア会議は意味がない」は当然ですし、その上で「ブレストが意味がない」は正しいです。ですが、これってブレスト自体を夢的に何か現状を変える、期待値高めの、魔法ツールとなっている時点で「やはり間違っている」だけです。それをアイデア出しやブレストが的にされているのかなという見立てです。

アイデアを出す意味がある場はどうつくれるか?

さらに深めていきます。この意味でいくと、アイデアを出すことが意味があるという場を作る必要があります。そもそも意味がないアイデア出しというのが論理矛盾ですが、実際はそんなことは「起きている」のでしょう。全部ではもちろんないでしょう。

これはアイデアを出すだけでも様々な粒度がありブレがあるので痛いほど分かるのですね。コミュニケーションといってもいいでしょう。完璧なコミュニケーションなんてないんですね。常にズレます。誤解が生まれないことはないでしょう。とはいえ、それを説いていく姿勢が大事ということですね。

僕の解釈では、研究者は実験や思考を研究して社会に還元しているといえるので非常に価値があると考えています。研究者が価値があるというか、社会貢献しているというイメージで捉えています。社会に還元するまで時間がかかることを短くできればさらにいいのですが、時間がかかるもの、教育とか成果ってそういう「練る」ことが大事ですよね。

組織にいれば、自分のアイデアが通る方が嬉しいかもしれませんが、実際にあなたのアイデアであると名のれることやそもそもアイデア自体を求められることが少なそうです。であれば、求められる→還元していける場を作ればいいという思考で、アイデア出しサードプレイスということをやっているわけですね。この検証は続きます。

つまり、アイデアを出すことと社会との距離が遠ければ「アイデアを出す人が耐えられない」というのが課題です。一方で即物的すぎてもまずいです。それは自分の限定的な解像度が高い変えやすい何かなら実験してもいいわけですよね(起きた時にルーチーンをやると気分があがるとかなら自分だけの話ですから)。でもそれが他人を巻き込む、ビジネスであるとか、社会に出すとなるとまた違ってきます。単に手間がかかるとか、時間がかかるとかってことですけどね。お金も一定は掛かるでしょう。

アイデアと社会をつなぐ架け橋みたいなものは、僕なりのロジックや言葉ですが、多分足りてない気がします。ビジネスアイデアといっていますが、別にビジネスでなく、企画、何か実現すること、チャレンジならぶっちゃけ僕はなんでもいいと思っています。僕の中ではこれらは企画としてまとまっているので、なんでもこいということです。もちろん反社会的とかそういうのはなしですよ。

そうすると、起業支援とかコンサルっぽい立ち回りになるのですが、贅沢でもなく、僕もやりたいので僕は自分のテーマでやっていくと。とはいえ、巻き込み方がやはり熱が違うので自分のテーマは大事ですよね。自分が面白いと思えること、このアイデア論みたいなものもそうですけど、勝手に考えちゃうので向いているかもしれないという「認知」があります。

一方で、ビジネスアイデアを出す意味も、そのビジネスが自社、または顧客を通して、社会に還元されて(実現される)社会がよりよくなるならば、素晴らしいことですよね。それも意味があります。価値があります。そういうことをやろうとしている会社は素晴らしいですよね。これって、考えていくと自社の理念、存在意義などにつながっていきます。演繹的にいえば、そういう理念があるから従業員がアイデアを出せるかもしれませんが、同時に、帰納的にいえば、従業員がアイデアを出していく場があるからこそ会社が拾い上げて実現しているので、そういう理念になっていくともいえます。

ざっと考えてみましたが、アイデアを出す意味は社会性があるってことをふんわりと伝えられれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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