日常にあるのはアイデアではなく、「かんさつ」したものがまさにある

日常にアイデアはあるというところで前の話とフレーズは違うんですが、言語化もですが、実は見つけ方なんじゃないかと。

アイデアマンはこれをやっているというところで書いてみます。

「アイデア」が日常にあるわけではない

アイデアが日常にそのものがあるわけではないってことです。もしかしてこう思っている人がいるかもしれませんが、僕は少なくともないです。「このアイデアいいね」という時、「アイデア」そのものではない。何かしら説明しますが、見たり聞いたり感じたり考えたりしたなにか、仕組みとか、ビジネスモデルでもいい、感動でもいい、違和感でもいい。そういうものがあってアイデアだねって思うわけです。

ここ大丈夫ですかね?そういう「アイデア」が落ちているというのは比喩なので、「アイデア」自体があるわけではないですよと。

じゃあ何があるんですか?ということでいうと、こんな感じです。

アイデアマンは、観察できるものをまず見ます。というかあなたでも誰でもそうでしょう。視覚っぽいイメージですがそうではないのでまた修正しています。一旦これで。

その上で、アイデア化するとは、そういう体験や経験、仕事、これはなんでもいいわけです。そこで考える、連想することがまさにアイデア化という作業となります。

最後にそれがアイデアとなると。この一連の流れがスムーズであればアイデアマンといえるし、アイデアマンはこれを意識せずやっていると考えています。アイデアメガネという例えも使えるかもですね。

アイデアマン固有のスキルではなく、誰でも習得できる

このアイデアマンが掛けているアイデアメガネというもの。つまり見え方であり感じ方です。僕のそれらといっていい?わけですが、それは確かに習得可能です。誰でもできます。僕もそうやって習得しました。当然興味や飽き、嫌いか好きか、続くとかどうかはありますよ!ですが、誰でも基本できます。

つまり、このフローを再現するとか、考えてみることで、体得出来るわけです。最初はいきなりスムーズに行かないので何度も練習します。最後は守破離ではないですが、飛び越えてみて自分のアイデア出しを説明出来ればそこで卒業でしょう。少なくともその人はアイデア初心者ではない、アイデア出し上級者かなと思います。

アイデアを出す流れ

フェーズ1:かんさつ

まずは「かんさつ」です。先程は見る観察でした。他にも感じる「感察」、考える「勘察」というダジャレっぽいですが、かんさつとこれでまとめられます。この3つだけではないですが一旦こういう感じで仮定しています。

つまり、感覚も使うし、自分に問いかける感じ、考える感じも使う。まあ直観といってもいいのですが、分かりづらいのであえて分けていると。

例えばということで特急じょうごの例を出してみました。じょうごとは液体を入れる道具ですね。そういうものを見たと言う話で考えています。

ここでそのじょうご自体を見ているわけです。そして経験を感じている。「あーこれ便利っすよね」と思ったらまさにネタとなると。ここではネタとは気づきと言って良いわけですね。どういう仕組みかが説明出来ればそれでもいいし、そうでなくても便利な商品だなというところでも、欲しいので買ったとか、まさにその課題抱えているとかでもいい。

そういうのをネタといっています。ネタがここで出てくることが望ましいですが、なかったらそういうもので、他のものを感じにいけばいいわけです。

フェーズ2:アイデア化

アイデア化は先の「かんさつ」の後に起きます。同時にあるかもしれないですが。とはいえ、ここであえて「勘察」と「アイデア化」を重ねてみました。ほぼ同時かもしれないので。あくまでイメージです。

こうやって「なんでこのじょうごは速いんだろう?」とか考えるわけですね。

見たとか、商品があるだけでは始まらないので、先でも同じようにですが、ネタを出そうとしています。この商品は何なのか、誰が利用者なのかとかなんでもいい。問いがあればネタが出てくる、何でと思えば考える。そういう感じです。切り口を出すと言ってもいい。違和感発想では切り口を出すと言っていますね。

ここで切り口としては、仕組みとして速いものがあるのを使えそうではないかとか、ネーミングが面白いからそういうネーミングで面白いのをつけたいなとか(通勤快速とか上手いですよね)、素材に注目するとか。これ見た人の感じた人のそれぞれで違うので正解ではないですよ、念のため。こういう例として捉えて下さい。

フェーズ3:アイデアになる

実際にフェーズ1,フェーズ2でほぼアイデアは出てくるか、なにか生まれそうというところまで来るはずです。

あえてフェーズ3としてもアイデアとしましたが、ここでもアイデアが急によりも「切り口」があって「テーマ」があって出てくる。つまり、考えたい課題などがあってそれに紐づくイメージです。

アイデアのつくりかた的にいえば、読み込んだ資料とか精査したいものとか、自分が抱えているテーマみたいなものです。あ、なので、そういうテーマがないと、お題がないと脳が動かないです。あってもなんか素通りするというか。テーマを持って意識するとは普通に言えるのですが、やるのって意外に難しいかもです。なんでもいいので「気になること」「学びたいこと」を考えればそれがテーマになります。魔法でなく実際にそうなりますから。

ここで「辞書」というテーマや考えたいものがあれば「速く引ける辞書」みたいな感じで出てくると。ただしそれがそのまま使える「アイデア」かは別です。収束はここでは一旦おいています。評価は後でやってもらえればいいということです。

アイデア自体は日常にはない

前はアイデアは日常にあるといっていましたが、多分その言葉フレーズは解像度が高い人しか伝わらないなと。そういう意味で乱暴でした。

解像度が低い初学者にとってはこういう説明の方が理屈であるし、分解されているし分かりやすいのではないかなと思った次第ですがどうですかね。

最後にまとめとして、かんさつも誰でもできる、アイデア化も誰でもできます。そういう行為自体はアイデアメガネとかなんでもいいですが、誰でも得られると。

そのやり方は、切り口もそうやって得られるし、テーマも先のように「考えたいこと」なんて多分見つかるんですよ。ないないとかはなくて、これ慣れればどんどん出てくる。

そうすると、アイデアが止まらなくなるはずです。なんでもネタになる。そこであとは記録したり、メモしたり、落ち着いてまとめる。考える。アウトプットしてぶつける、やってみる。そういう体験でどんどん磨いていくイメージです。

そうやって僕は企画をしていますし、アイデアを考えています、そうやって磨いています。あなたも早速やってみてください!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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