アイデア出しのマインドセットを書き出してみる

アイデア出しのマインドセットとは何かということを書いてみます。精神論という抽象化でなく、考え方や姿勢がないとおそらくアイデアを一度出す事はできても、再現性が高く出し続けることは無理だからです。

毎回自分をごまかして熱量を高くしてやってもやはり急上昇と急降下は体への負荷が高いのでそうでなく、平時にやれる仕組みを作ってハックするみたいな感じですね。マインドセットもそういう感じで慣らしていくのがいいかなというところです。

まず沢山やる

これはおいしいアイデアなどでも書いているようにトレーニング量の話ですね。色々考えたらアウトプットして提案するなり、自分で試すなりをするということですね。

沢山というと目安が言われるのですが、10個やったら沢山なのか?例えば、それは1個やったことがないなら沢山ですよね。でも、30個成功する頃には1000個くらいやっているはずです。

確率論にもつながるのですが、沢山やればいいのではなく、沢山やっているから無意識でできる学習と、慣れになってコスト感が低くなる。当然無理にでなく楽しいことがポイントですね。もちろんですよ、最初の最初は本当にわからんとか、何もアイデアが出ないとかになるんですけど、そこは学習と思って明らめるしかないかなと。

落選にめげない

例えば10本やって1本も通らないとめげるのはわかるが、結局100%の人も0%の人もいないので、一回一回で学んでいけば時間や知恵は使ったことになるのでその評価が仮になくても、自分が学んだことは残る。そこがポイント。

要するに評価がされないなんてことでめげてはだめってことですね。もちろん指導する場合は、精神論に過ぎないので、そうではなく。例えば「じゃあ次はどうすればいいだろうか、考えていきましょうか」となります。そういう感覚で仮想コーチがいると思ったら楽になる人はいるかもしれませんね、ならばそれで突破しましょう。

あとこれもこじらせてしまって、負け癖というか落選癖みたいなのが付きすぎて、自分は駄目なやつなんだならまだかろうじてオッケーです。それも一瞬ならありですけど。こじらせてしまって「ゴッホ症候群」みたいに、ゴッホには不名誉な言い方ですけど、死んだら評価されるみたいなこととして一生生きている間は評価されない悲劇のヒーローは本当に辞めましょう(笑)

そのマインドセットではなく、駄目なら「次いくか」というところを心で唱えるか、実際に発話してもらって、GOですね。

つまり、短期的な結果は受け入れつつも、成功や失敗で一喜一憂していてはまだまだとなります。そうでなく、じゃあ中長期で見るとどうなるかってことですね。そう考えるとまだまだって考えられますよね。目の前の好物やお菓子に飛びつきたいし、取り上げられたら苛立つのは分かるのですが、そのまま反応してシステム1マターではきついってことですね。

確率で考える

落選にめげないと同様だが、ここでは中長期思考ということ。

10本やって1本通れば1割でいけるので、あとは数を積んでいくという感覚。もちろん11本目以降も適当でいいのでなく学びと考えをさらに磨いていくということ。そうなると結果的にだが、通る確率は高くなる。ただ100%はないと思う。あと戦う場とか関わる人にもよるのであくまで目安。

中長期で考えると確率論になると思う。打率。これは加藤さんのアイデアパーソン入門でも明示されていたなあということで、加藤さんの本は大いに参考になる。

これも先と一緒ですね。確率論と言い換えてますけど、本質的には中長期視点ってことですね。短期視点でやっていいか悪いかでは疲れて崩壊するってことですね。感覚的には蓄えがないというか、結果のみに振り回されて自我がなくなるというか、自分ってなんだっけみたいな感じですね。これはうつなどでもありそうですけど、メンタルが持ってかれるのは辛いですからね。

絶対駄目なアイデアも、絶対良いアイデアもない

つまり絶対がないということ。これが分かれば通らないときもそういうこともあるといえるし、通ればその時「自分の才能とか」に甘んじず、さらに磨く、さらに高めるという考えが出来る。

多分ここで浮かれて(多少は良い)天狗になってしまって、学ばないと多分才能論とかになるのだと思う。この考えでは学ばないだけなので、すぐに結果がでなくなるから、でなくなって初めて分かるという感じがする。

驚くべきことに、絶対という言葉を軽く使ってしまう人もいます。絶対儲かるアイデアが欲しいみたいな人ですよね。まあないですよね。まともな人と僕が思うのは新規事業でなくても、チャレンジして新しいことをやるということはそれが成功するんですか?っていう問いに、まあ確率論ではかなり低いですよね。って回答する人ですね。僕はまともだと思います。

実際に当てるには相当数やるか、同時に失敗するか、その上で得た知見を活かしてどうにかというところですから、この数や失敗経験がないのに、まあ成功ってなかなかなですね。稀に成功だけしてやり続けられるようにみえる人がいますが、それは情報がないだけで、神聖化って感じですかね。仮にあってもそれは信じるかどうかの世界なので、まああまり踏み込まない方がいいかと思いますね。

つまり、相対的なものということになります。役立つアイデアというのがある種そのお客さんや自分の周りでそうなっている「だけ」でしかないと。もちろんそれって葉っぱをお金に変える詐欺ではないですよ(笑)だけど、本質的に性格といっていいですがそういうキライはあるなあと。それくらい緩いというかふわっとしているので、だからこそロジックなり根拠や筋道立ててというのが求められそうですね。

評価は相対的

アイデアだけではないのだが、あるアイデアが評価されるのは運もある。そのタイミングでいうから価値があるというのがあるからだ。一方それだけでは当然ない。

練られたアイデアは時代をまたぐし、骨子を取り出せば何度も使えるからだ。そういうところを踏まえると、あくまで今並べられたアイデアの中でどうということでしかない。全てのアイデアを集めるのは無理であるし、また集めたアイデアを客観性100%で評価するのは難しい。ただ審査する側や依頼側がどう見るかだけであって、その世界観が平等みたいなことではないと思う。良くも悪くも。

よって、評価はそういうものなんだなあくらい、それが良い評価でも悪い評価でもどちらでもそこから学べばいいと考えるととてもスマートになれる。

これも先の話と似ていますね。極端にいえば駄目なアイデアも別のところで化けることもあるのがアイデアの可能性というか、楽しいところですよね。

練習すると上手くなる

アイデアを出すと上手くなるというのは、アイデアのメモや思考のコツがショートカットできるか、または色々とリソースが節約できるからだと思う。芸事といっていい。

だから練習しようってことで、当然練習だけしなくてもいいので、本番に立ってそこで打席に出て振ると。

どんなときでも下手になるとかはないと思っていて、うまくなる方向性とかもあるけど、どこで上手くなりたいかとか。どこで活躍したいかとか。そういうのは戦略なので一旦おいておくとしても、練習して下手になることはないというマインドセットがおすすめ。

あとは、仮にうまくいかない=結果がでない=下手ということでなく、より解像度が高くなって自分の駄目な点や微妙な点が見えてきたり、より上手くなったから見えるという考えのほうがいい。

こちらも量の話とほぼ一緒ですね。上手くなる、成長できるのは「ほぼ」絶対なのでいけると。そのうえでどこまでやれるかは、まさにあなた次第ですね。アイデアでどうしたいかも夢物語も叶えることもできるはずです。無理すぎるものは無理でも、まあ分割して少しずつやるしかないですよね。ビジネスであってもなくてもなんでもアプローチは分割してどうか。

論理的にですが分割してかつ自分ができるステップにしたらできるんですよね。そうすると目標やゴールとは程遠い位置にいるか分割になるかもしれないですけど、まあそうなってもやはりそこからスタートすればいいというわけですね。自己啓発っぽいですけど、やはりそうなんだろうなと。そのマインドセットを持っていればこれらは驚くほど自然にできるし、「じゃあその一歩からやるか」といってやれるんですね。人間の驚異的な力ってこういうところから生まれているのではないかとも感じますね。

運もある

正直努力で絶対いけるなんて思っちゃ駄目ですね。ただ、結構いけるし、少なくとも馬鹿にならないくらいで(笑)少しずつ成長できるという感じがいいですね。

ただ運もありますよね。運については、やったり努力しまくったり、動いた人が最後にちょっと添えるくらいでいいのかなと。どうしても駄目な時ってありますから。

アイデアや企画ができるのは「運」なんて思わないですけど、そのために色々考えて動いて検証して固めて失敗しての繰り返しが99%じゃないですかね。その上でタイミングみたいな運もある。けどそれって1%くらいじゃないかなと。だから運が1%とするとき、その運がどうっていうのはナンセンスで、ほぼ運以外で決まるので、運がどうこういう前に、やれってことになります。

運みたいなものですが縁起を担ぐとか、神社で商売の神様とかって、それがどうではなくてですね、そうする人はそれくらいの努力や行動をしているということがほとんどですね。当然何もせず神頼みだけで何かできたらい、まさに小説や漫画の世界でしかなくて、現実はそれはないと(笑)

ハードボイルドというかハードに自分を痛みつけてみたいのはしんどいので好きではないですし僕は推奨してないですね。ここでいうのは、自分でどうかくらいで人に対してあまり言わないほうがいいかなとも思います。なぜなら、多くの人の感覚や価値観ってかなり違いますから、ここで僕がいうアイデア出しにおけるこだわりってやはり論理で説明しても、結構「理解されない」んだろうと思っています。理解を求めているわけではないのですが、それくらいただ面白いんですね。感覚や感情といっていい。だから説明がしずらいってだけです。

だから同様でありたいとか同様にしろということでもない。あなたにとってのやる気が出る面白さや寝ずにやりたいとかやれたなあとか、なんでもいいのですけど、そういう感覚に近いです。楽しくてあっという間に時間が過ぎたみたいなものいいですよね。そういうのってめちゃくちゃ大事で、それこそが熱中してできることでもあるし、そこにリソースを割いたほうがいいと。当然アイデアを出すとか、クリエイティブなことをやるのがそれなら僕と似てくるはずですが、そうでないなら別の熱中できることをやったほうがいいですよね。

仕組みを作る

再現性を高くするか、ほぼ再現できるということを意識するという話です。

アイデアを出す上では実はって話でもなく再現モデルがあります。秘密でもなんでもないです。インプットして考えてひらめくというだけですが、これポイントはインプットですね。まずインプットが出来ないという問題はありそうです。

次にそのインプットをしたら自動的に出るわけではなくて、考える必要があります。これはどうだろ、ああだろうか、こんなことをしてみては。当然ここで更に調べてインプット、試してアウトプット、色々と試行錯誤があってというのも込みです。

そしてアイデアが出てくるわけですね。そのままですけど、こういう仕組みがあって、それを再現していると。これが再現する仕組みなので、これを持ってアイデアを出しているだけなんですね。

つまり僕の才能だとか、自分の素質とかではないですね。僕も別にそう思ったことはないので、完全にトレーニングです。量を試して、学んでやっていったから出来ているだけですので、これは再現性があります。だからこそ、今はアイデアマンをどう作るか、そのレベル感はあれどそこに興味があるということですね。

仕組みがないならば、アイデアマンというかアイデアを出せる体制でないといっていいでしょう。逆にいえば、アイデアマンたる人は、アイデアを出せる人はこの仕組みを知っています。またその仕組みを使っています。天才肌みたいな人は知らずに「無意識」にやっていて、言語化できないケースもありそうですが、この仕組みを言語化できる人こそがまず教えられる人となるわけですね。

僕は仕組みを持っていますので、逆にアイデアがでないなーでなく、インプットが足りないのかアウトプットが足りないのか、そのあたりが明確に分かると。それは解像度が高いので見えるってだけですよね。これが解像度が低いとか、練習や技量が足りない(才能ではない)と見えなくて色々あきらめたり、違う方向に行ってしまったりするということですね。

暗闇にライトという道具を持っていかないとまあ見えないですよね。見たいならば。それと同様にアイデアの仕組みは道具であり手段です。アイデアを出す上ではそういう仕組や手段があって、やっているというだけなので、知ってしまえばそんなことかとなるし、その知った上でもやる人とやらない人がいる。これはもう興味とか関心の話でしかないのかなと思っています。もちろんマインドセットもあるんだと思います。

最後に

ざっと書いてみましたが、一部重複していますが、アイデアを出す時のマインドセットってどんなんだったかな?ということで書き出してみました。

1個の視点でなくて、複数の視点で矛盾することもあるとは思いますが、そういうのは自分の中である時気持ち悪い?気持ち良い?ほど統合されて気にならないものです。人間の把握能力ってすごいですよね(笑)

まあそれは冗談としても、トレーニングで身につくし、仕組みがあるし、中長期思考がいいでしょうし、くらいを押さえておけば多分ぐっとアイデア体質を身につけるのは楽になるというか目安になるはずです。

わからないことがあれば聞いてみてください。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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