アイデアサービスでお客さんに寄り添う

今回はアイデア出しやアイデアサービスとして僕がやっていることの話です。

僕の仕事ややり方に興味がある人は読んでみてください。

アイデア出しで寄り添う

寄り添うって分かりづらいかもしれませんが、お客さんの考えている世界観やイメージを引き受けつつ、それに対してこうしたらいいかも、ああしたらというところを出すイメージです。

まさに精神レベルですが、見えないですけど、そこでこうではないか、ああではないかと、やっていくことを指しています。

寄り添うという感覚も最初からあったわけではないです。サポートというと、その人がやれるように補助するとか、その力を無駄にしないように伝えるみたいなニュアンスですが、それに限りなく近いです。

最もお客さんが自力で考えられないという前提でなくて、考えられるのだけど、そのアンテナが少し放置していたり、轍にタイヤがハマって見えなくなったりとか、そういうところをクリアにしつつというのが近いです。故に僕がアイデアはこれだーといってオラオラ上から目線でやっているとかはないです。

むしろ、僕が学ばせてもらっているところが多く、このお互い様であるという状態がとても良いのではないかと感じています。

くどいですが、最初からこんなことが見えたわけではないです。やっていって見えてくるものがあるからこそやったほうがいいわけですね。

アイデアサービスとしてやっていること

アイデアサポートというのはアイデア出しがメインです。ただ、アイデア出しも境界を溶かしていったのですが、そうすると、アイデア出しだけではないんですね。

つまり、アイデアは出すけど、ヒアリング的なこともあるし、壁打ち的なこともあるし、リサーチ的なものもある。要するに統合であり、組み合わせ技ってことですね。

ぱっと見はアイデアを出しているだけに見えるかもしれないのですが、分解するとわりと高度な感じです。自分でいうと手前味噌ですが、少なくともアイデアサービスは進化していて、変化していて、より僕がやりやすく、お客様が満足しやすいようにしようとしてきた、というのがあるんですね。

アイデアトレーニングは「アイデアを出せる体質」づくりのプログラムで実験中。違和感発想法とかもその一つになるかなと思います。

このアイデアトレーニングは、アイデアサポートが直接支援みたいな感じだとすると、間接支援なんですね。僕がアイデアを出していじれなくて、お客さんが、トレーニーがどうするかとなるからです。そこが醍醐味ですけど、アイデアを色々出せるようになる人が増えると楽しいじゃないですか。

という思いでやっていますね。

アイデア出しは面白い

アイデアを出すことが面白いという人がいれば、まあ僕みたいな人ですよね。一方で、苦痛でしんどいという人もいると思います。

色々要因はあれど、僕が思い当たるのは、その出したアイデアのフィードバックがごっそり抜け落ちたり、そもそも一緒に考える気がない(単純作業化し、価値がないと思われるように振る舞うことも含む)とか、あと明らかに無理のあるボリューム(毎日100案みたいな(笑))とかかなと思います。

要するに楽しくないんですね。楽しいとか面白いとかって余地がないというか。

ここで思い出すのは、ソシャゲとかハマった人を解除する、つまり面白くさせない=つまらなくさせるやり方です(笑)つまり、文字通り、アイデア出しはつまらないものだぞというように仕事をするというか、そういうことをすればそりゃつまらないよねということですね。

だからこそ、アイデア出しが一つの仕事と考えると、それを面白くするのもその人だけでなく環境もあると。例えばデザインの仕事も面白い人がいればそうでない人もいると思いますが、これも仕事自体ってやっぱ「主観」が大きいのだなと。

少なくとも自分が面白くするような余地や余白がないと僕は面白くなくなってしまうなあと感じています。

逆にいえば、面白くないようにさせる、つまらなくなるようにするというか、そういうネガティブ要素がある場合は、それを上回る資源を投入できるか=持っているか、それをそもそも回避できるか。そこがポイントです。

例えば、毎日10案出して、でその評価がされるならありですが、これがほぼないとまあ1年くらいで確実に鬱になりそうです(笑)そうやってアイデアって出すものではないわけで、ワクワクしたり、面白いとか、変化があったり、成長があったり、色々な視点で考えるって意味ですね。それがなければ、とっくに飽きて僕もやっていませんから。

だからこそ、そこを飽きないように=面白がりつつというのがめちゃくちゃ大事かなと感じています。

面白いは、学びになる、楽しい、ワクワクするとかってことですね。

アイデアを出すために、シゴトをするために何をやっているか

シンプルに毎日何をやっているかですが、ネタ探しと、そのツッコミをしています。もっと違う言い方をすると、お客様のためにネタやテーマを考えて話題を探す。あとは更に高めるとお客様が使えそうな事柄、ヒントを探すことですね。

そのためにニュースやネタはチェックするし、というか必須となります。それだけで出て来ればいいですが、実際はそのニュースや事柄に何が書かれているか、前後ですよね、文脈、どういう視点かが大事です。

よって、その視点が出せるか、または裏というか他にないところが読み取れるかがポイントです。それが誰でも出来るとは思っていませんが、とはいえトレーニングで可能だと考えています。

それこそ知識や経験になるので、日々やらないとなまるし、錆びていくのですね。

例えば、前書いたのはScrapboxにメモする話で、それも内容を書くことはあまりなくて、そこで感じたこと、どういうことが考えられそうか、そういうツッコミや脳で行ったことを僕はメモしています。なぜそういうメモなのかというと、仮に次にそのメモを見ると、「レジュームが早い」からです。レジュームとは再開ということで、つまりメモを見た瞬間に「あーそんなこと考えたな」ところまで一気に戻せるからです。またはその時みた印象や感覚を取り戻せるといったほうがいい。

これを映像で記録は多分困難です。音声もきつそうですね。できなくはないですが、自分の思考しているところのレベル感で、そこで栞というか、セーブするという感じです。故に僕でないとこのメモは意味がないはずで、何が書いてある?となるかなと思います。当然このメモは僕が見るためにあるのであって、誰かが見るとかってことはないので、それでいいんですね。

ということは?そうです。僕が仮にメモをしたこととか、気になったことは、僕用のメモや記述や言語化がまずあるわけです。それに対してお客様に説明するならば、そのメモを分かりやすく、相手に即した形になるわけです。ここでも視点のズレがあるので、またアイデアが生まれることが多々あります。伝わってますかね?

もっと抽象化するならば、出来事やニュースや様々な具体的なものがあるとき、そこの抽象度を上げたりして、切り口やヒントがないか、広げられないか、知らない世界や視点ではないかなどです。知っていれば全て要らないとはならないですが、知っているものを補強する意味でも使えるのですが、それだけではバランスが悪いわけです。

例えば、ファッション業界ニュースは関係ないと切る事ができるのですが、実はそのトレンドが他で使えるかもしれないのは、ぶっちゃけ分からないです。だから、全部のニュースを見ることはできないので(笑)それはAIがやることですよね。データ量とかそういうことでは僕は勝てないしやらないです。なので、そこでどこまで他とつなげて、関連づけて、考察できるかってことですよね。これ他で使えそうがみつけられるかに掛かっていると言ってもいいですよね。

当然百発百中でそんな使えるネタはないですし、自分が解像度が低い世界ならそりゃ分からないんです。故に体験や経験を深めたりしていくことが求められて、結局は最終的に社会の解像度を上げていっているというのが僕なりの活動というか、取り組みとなります。

IKIGAIみたいなのを志向しなくても

前IKIGAIチャート出したかもですが、そういうすごく良い状態みたいなのを目指さなくてもいいと思うんですよね。いや目指したいならそれでいいんですが。

でもそれもあるとおもっているのか、そういうのは理想でしかないのかはもう人次第ですし、幻想か、事実かなんて論争もまた虚しいというか。

ここが難しいのはこういう概念ですよね、例えば自分が好きなことと人が喜ぶこととーみたいなものを合致させたり、重なるところを探すと。そういうのがないと思えばそれまでですが、あると思えばあるかもしれないと。ただそういうのが「主観」世界なんですよね。どこかで決めてここからここまでなら客観的にOKとかって世界ではないと(笑)

だから正解がないので、自分なりのIKIGAIとなる。当たり前なんですが、生き甲斐なんてそのまま自分が意味づけることですから。あなたのものさしである生き甲斐を誰かが批判するのも違いますし、生き甲斐を見せてそれで競うのも違う。そういうものではないんですよね。

そうです。僕が色々アイデアを出してシゴトとしていると、もしかして嫉妬や羨ましいなんてのがあるかもしれません。仮にそうであっても、それって僕とあなたでは世界が異なるし、ものさしが違うんですよね。例えば虫が好きな人は虫の研究者になればいいし、なれないなら虫を観察して社会に貢献すればいいと。僕はそこまで虫が好きではないので(笑)異なりますよね。

お金の使い方、何に時間を使うか。全然違いますよね。同じものがあっても、持続するかどうかも違う。そうやって環境も違うし考え方も違う人なのに、そうなんですけどね、しかしなぜか見えるシゴトや事業、まあ見えるところだけしかないのでそこで比較しちゃうんですよね。

でもこれは決定的に誤りなのは、その比較って結局見えるところだけで、見えない水面下のところ、主観やものさしですよね、が抜け落ちてしまってるからです。仮に比較が意味があるのは、見えないところと見えるところをセットで見るくらいですかね。

実際は「そんなものさし」でないから、比較なんて意味がないよなとなります(笑)あと、主観なので、自分が良いと思うのになぜこの人は良いと思わないのだで、終わりですからね。土いじりが好きならそれを何よりも楽しみにするならそれでいいじゃないですかと。それを持続できるとか、いい感じで付き合える仲間でもいいし、家族でもいいし、シゴトでもいいし、場所でもいいし、そういうのを目指していけばいいと。

結局その生き方なんですよね。シゴトの作り方やシゴトづくりって。そこが逆にないのに、これをやりたいですとか、見えることにフォーカスを当てると結構バグります。内面が完全化!?してからやれってことではないですが、見えること、WHATやHOWみたいなものの前に、自分の内面って意外に疎かになるのでそこを見てみるのも手かなと思います。

おわりに

アイデアサポートという僕がやっている仕事の話を書いてみました。当初始めた時から大分改善というかアップデートしてきて今に至ります。今もどうするとより良くなるか、これはお客さんにとってという点が大きいですが、そうやって試行錯誤し続けているし、これからもしていくところです。

最後のIKIGAIはやや脱線しましたが、これもアイデアを出すこととか、僕が最初からIKIGAIだぜなんて思ってたわけではないんですよ。つまり開発された、開拓されたわけで、結果論です。今そう思っているだけであって、当初こんなのでいいのかなとか、うまくいかないけどというところが多かったんです。多かったんだけど、結果論ですよ、生存者バイアスかもしれないですよ、というところで、持続できたし、明らめなかった。適切にいえば、飽きなかったといっていい。

飽きないのが商いだなんてダジャレみたいな言葉がありますけど、これはわりと真実じゃないかなと思っています。文字通りもうやりたくないとか、詰め込みすぎれば疲れますけど、基本アイデアを考えることって飽きないんですよ。当然条件とか色々ありますよ(笑)ただ基本的にはってことです。だから無意識にでもできるし、やり続けられると。

そして、飽きない理由としては、やはり毎回違うし、正解がないからです。昨日Aだと思ったものは、今日Bかもしれない。極端に変わることは1日くらいではないですけど、1年後くらいなら十分ありえる。でもそれもアイデアの性質だし、社会の変化がある故、自分も変わるからですよね。これは正解がないという意味であって、何でも許されるみたいな感じではないですよ。適当でいいとかでもないので。誤解なきよう。

他にも、アイデア自体は見えないですよね。モノじゃないと。コストとして概念生成はコストはかかりづらいです。だから真似もできるのですが、ここで哲学や思考ということをいえばあ、そこにどういうプロセスを入れるか、説得力や現実性、データを入れられるかでまた違ってきます。工夫のやり甲斐があるというか、入れ甲斐があるみたいな感じです。当然僕の他の合せ技みたいなものが生きる故にこういう話になるんですが、そこが使えない「アイデアはXというスキルのみで付加価値は付けられません」みたいなものなら、すぐ飽きちゃったと思います。

むしろ、変化とか工夫はいくらでもできそうだから、その発展や成長性、可能性みたいなものが面白いと。故に飽きないわけです。

という感じで、僕のやっていることも同じようで実は変わってきましたという話です。そして、僕がやりたいというか意識していたものがやや遅くなっていますが、対話や内面、精神的な意味で、別にカウンセラーとかコーチになりたいわけでもないのですが、実質アイデアという手段や外枠、道具や概念ですかね、を用いてそういったことをしていると、そういう理解でもいいかなと思っています。つまり、アイデアを生みだすのだけど、アイデア自体は道具だし手段であって、どう使うかはまた別ですよね。というような、状態や切り分け、アイデアに対してどっぷり浸かるよりも、どう料理して一緒に楽しめるかみたいなのほうが面白いんだろうなと。そして出来れば深いところ、人の内面とかもですが、語りや対話、ファシリテーションとかそういうところでやっていくと、多分、これはとても直観的ですけど、僕はうまく立ち回れるし、そういう世界の方が泳ぎやすいんだろうと思っています。

逆に対局にあるのは、分かりやすいスキルやスキル一個や専門的なものというところですかね。これらでは僕の立場がないというか、闘えないです(笑)だからそういうところは回避してって感じになりますよね。

最後まで読んでくれた方はよく僕のことを理解出来ると思うのでそれを踏まえたアイデア依頼を頂ければ嬉しいです(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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