アイデアを応募・提案出来るサイトまとめ

アイデア買取というとやや胡散臭いと思われるかもしれませんが、そもそもアイデア自体を買い取るということ自体はいかがわしさはありません。

ただ何にせよ、そのプロセスやどういう用途かが明確にされているとか、目に見えづらいのが「アイデア」なのでそこが明確かどうかだけです。

今回はアイデアを応募、提案出来るサイトについてまとめてみました。

単発のアイデアコンテスト自体の情報を探している方は更新頻度はあまり高くないですが別記事新着アイデア応募・アイデア提案コンテスト情報をどうぞ。

更新:2019/12/26 iPhoneアプリ開発.COMはリンク切れを確認したので位置移動。

追記:2018/05/25 リンク切れが多かったので精査をして現時点で募集はしていないものは、一つにまとめておきました。

目次

アイデア商品等のアイデアを応募提案出来るサイト

アイデアというと幅広いのですが、発明や特許等でかつ一般の人が日曜発明家、または主婦の発明家というジャンルがあるかなと思います。アイデア商品というと、例えばスーパーやホームセンター、100円均一ショップなどで見られる「身近な生活用品、健康用品への改善や工夫が見られる商品」というものかなと思います。

それらに対しては自社だけでなく広くサポートされている中小企業が多いという印象です。他にももっとあるかなと思います。アイデア商品に興味がある方はチャレンジしてみるのが良いと思います。

サンエース株式会社 新商品のアイデア・デザイン募集キャンペーン

アイデア募集 | サンエース株式会社

こちらはノベルティグッズなどのメーカーといっていいでしょう。文具屋や携帯電話グッズなどのアイテムのアイデアを募集しています。丁寧だなと思ったのは、採用の合否を郵送にて知らせてくれるらしいです。こちらはあくまで「あなたのアイデアがカタチになるチャンス」だけなので、買い取ってくれるのではなく「具現化」してくれるという意味合いです。

株式会社 メイダイ みなさんのアイディアを募集しています

株式会社 メイダイ|美容と健康のアイディア商品の株式会社メイダイ

こちらもアイデアグッズなどの募集となります。健康用品や生活雑貨などでしょうか。とくに商品化された場合は表彰+双方で協議の上とありますがそこまでいくアイデアは少ないかなと思います。サイトによれば年間50の新商品を開発しているのでネタは欲しいのかもしれませんね。

株式会社アステック アイディア募集

こちらは採用されたら10万円は最低支払うと明記しています。ただマイコン応用製品ということで価格帯が高いか、または新規商品アイデアへの期待値が高いかもしれません。

アイデア自体買取として安いか高いかはアイデアの具現性とそれがヒットするかだけなので、例えば価格が5,000円のIoT製品で100万個売れるものが出来たとしたら、50億の売上になりますから、それで10万円って激安です。ただそれも含め売れるかどうかが分からないのでなんともですね。おそらく商品化したけど売れない場合も会社が10万は出しますということになります。

ダイヤコーポレーション アイデア募集

 洗濯用品からリラクゼーション用品までを募集。採用者のみ連絡があるようです。

下村企販株式会社 発明・アイデア募集

40年以上アイデア商品を作り続けて50件以上の商品化実績ということで、年1本商品化できれば良いということになり、商品化の難しさが分かりますね。これは商品ジャンルもありますが、おそらく商品化して回収する目処や投資期間やビジネス規模によるのだと思います。

実績例では、つめかえじょうごの例があり、契約料で30万円+権利使用料として工場出荷額に1.5%を掛けた金額が支払われたそうです。使用料は常にかかるはずだと思うので、この商品売れている感じがするので提案者の方はロイヤリティとして入ってくるわけですね。

さて提案するものとしては、新規性はもちろんですが、工業所有権があるかまたは可能なものとなるのでちょっとレベルが上っていますね。

アイデアステーション

アイデアステーションはアイデア商品などの投稿が出来るサイトです。企業の単独募集ではありません。売上還元システムなどがあるようですが、製品化されたアイデアは現在1つ。スマキャラペンというものが商標登録が2013年2月8日登録日となっており、出願日は2012年8月9日となっています。

ところで、ユーザー投稿で最も古いものが2013年5月3日となっているのでそれ以前となっているため、データが消えているか、旧バージョンのサイトであったか分かりません。

仮に1つ製品化されるとして、現時点2017年3月21日では、アイデア数が2233件(ユーザーが1728名)となっているので、2000分の1の確率となります。確率といえば、1000に1つくらいアイデア商品が出ればいいと考えるとちょっと悪い確率かもしれませんし、そもそもこれらの投稿アイデアが質等も不明です。

アイデア投稿はわりと多いと思います。3月でも既に20投稿以上のアイデアがあり、平均何かしら1個はアイデアが出ていると言えます。ですが、アイデア投票キャンペーンでは、2016年ですが2週間の投票期間で9件程度の投票しかなかったので、アイデア投稿する人はいるが、そもそも1728名のユーザーのうちアクティブな人はかなり限られる。多くのアイデアは投稿して放置して終わりというユーザが多いことなのかな?と推測します。

投稿自体は無料で気軽に出来ますね。商品化出来るアイデアということで、Webサービス等は対象でないのでものづくりという点でアイデアがある方はぜひ使ってみると良さそうです。

発明ラボックス

発明家である松本さんが作った会社のサービスです。主婦発明家ということで、アイデアがある発明家とアイデアが欲しい企業をつなぐ場となっているようです。

アイデアでロイヤリティを目指す個人の方では、シンプルにアイデアが商品化されない理由は「企業が求めている」ものでないからと書かれています。チザオクという知財オークションという企画も面白いですね。

発明家視点で色々まとめられているので、アイデアを商品化したい、商品を発明したい、ライセンスを売りたいという人はチェックしてみると良さそうです。

またそこまで「アイデア」はないという方も、アイデアご意見隊という形で商品への意見などに対して謝金が出るようですのでそこからトライしてみてもいいかもしれません。

プロイデア

株式会社ドリームが運営する専門家との共同開発サービスです。

開発商品自体は、化粧品、美容・健康グッズ、下着、アイデア雑貨等かなり幅が広いです。専門家には著名な人も多いですが、最近あらゆるジャンルの専門家を募集しているようなので、臆せず連絡してみても面白いと思います。【募集】あらゆるジャンルの専門家を募集しています!

商品開発アイデアがあって上のジャンルに該当したり、ニッチな専門家だけどチャレンジしてみたいとか、そんな形かもしれませんね。

SURFSCAPE(サーフスケープ)

サーフィンなどアウトドア商品を中心した参加型サイトです。

アイデア募集ページでは、参加賞から商品化されたものは賞金が出るようです。

サーフィン等アウトドア系の商品を開発出来るというのはあまり聞いたことがないのでユニークな気がしました。

土佐電子

電子部品や回路の加工や組立等を行っている会社のようです。アイデア募集ページでは、細かい要件等が書かれています。電子回路や基盤等を使うもので、特許性があるものであれば提案してみると面白そうです。

採用不採用に関わらずお返事頂けるというのはいいですね。

アイデア商品以外の、アイデアを応募提案出来るサイト

アイデア商品以外のものをいくつか書いておきます。知的財産権とか、発明系ではないということです。もちろん、両者が重なるものなどもあるのでしょうが、あくまで印象ということで。

不満買取センター

不満というアイデアを買い取ってくれる斬新なサービスです。このブログではわりと取り上げていますが、発想は面白い、でも仮にこの事業をやるとする時「売り先である企業」が見つからないなどで簡単ではないのが分かります。

不満だらけという人は逆から言えば買い取ってもらえる素材をたくさん持っていると考えられます。そこからお金にするということができそうです。ただ、本サイトの読者であればさらに踏み込んでもらって、どうすればこういった事業モデルを作れるか、またはどうすれば不満を買い取れるかという仕組みに突っ込んでもらうほうが良さそうです。

アイデアとはすぐれた発想と思う方もいるかもしれませんが、「アイデア」=不満の塊と考える事もできます。現在会員数は約38万人。以前はもっと少なかったのですが、集めた不満を活用して売るということで仕組みとして回っている印象です。 

ビジネスアイデアネット広場

株式会社SHAKコンサルタンツが運営するサイトです。

アイデア投稿数は2016年から累計で、24程度でそれほど多くありません。仕組みは簡単にいえば、アイデアを事務局にシートに書いて送付。審査の上でOKなら掲載というものです。その際にコメント的な審査評があるようでそちらのほうがメリットな気がします。

1つアイデアは140円で、投稿者には60円が入ります。当然これは販売された時で売れないなら0円ということです。(よくある質問に書かれています)

稼働しているのかな?と思いウォッチを一定期間したところ(下に書いたように2018年5月末から現時点まで)、うろ覚えですが新規で2,3件登録されたように見えました。ただ掲載年月が結構過去だったので掲載年月自体は審査日とか掲載日付でなく、投稿日付な気がします。(例えば、8/15に出して、9月末に審査が終わり掲載されても8/15で表示されるようなイメージ)

ということで稼働はしていますし、受付メールも返ってくるので、あとは以下のコメントもご参考にどうぞ。

コメント

試しにアイデアシートを書いて送付してみたのですが、審査には1ヶ月はかかるということも書かれており、5月末に送付したものは掲載されませんでした。おそらくアイデア的にビジネス感が弱かったかなと思っています。掲載基準等は分からないので推測するしかないですね。

あとは、何度も試してもいいと思うので(あとシート自体は簡単なことしか書けない)それによって掲載→売れるまでをどこまで見越すか、あとはあなたのコスト感覚だけです。(他の手段でやるほうがいいのか、一つの手段として試してみるのか)

2019年4月22日時点で、累計47件のアイデアが掲載されています。少しずつ増えているようですね。

junk mart

junk martはアイデアのジャンク市場サービスです。株式会社OneStoneが運営しています。当初はジャンクなアイデアを売買出来るというものでしたが、今はたくさん閲覧する(月10個以上)ならプレミアムプランでというモデルになっています。フリープランなら月10個までアイデアが見えます。

現在アイデア投稿をすると50円がもらえるというキャンペーンをしています。

ジャンクとはくだらないとか人によっては無価値なゴミという類になりますが、一方でそれは別の人には「宝」であるケースもあります。そのマッチングが肝になってきそうです。

キャンペーン終了後はアイデア投稿等でお金が入るとかではなくなるので、junk martのリリース1週間の成果と今後のビジョンにあるように他人のアイデアをアップデートして形にしていくとか、仲間を集めるというような場になっていく気がします。そうなるとまた違うサービスになりそうですね。

お題機能もあります。とくに何かやりたいけどアイデアがないという人は運営者の齋藤さんがアイデア出しをしてくれるという企画もやっています。やりたいこと見つかるまで帰りまテン!アイデア100本ノックやります

このお題機能を使って、小さなアイデアを磨いたり、アドバイスをもらってどうしていくかを考えるというのも手かなと思います。

コメント

アイデア買取という意味ではキャンペーン中という点が強いため、本来はアイデアプラットフォームとして紹介するのが妥当と考えています。

キャンペーン等が終わるまではこのままとして、しばらくしたらオープンプラットフォームの中で紹介していきたいと思います。

idea Lab

idea Lab

株式会社antlerが運営するアイデアプラットフォームです。idea Labは、アイデアのマッチング、シェアを意識したサービです。

大きく3つのサービスがあり、1つはアイデアを誰でも出してコメントを貰える、2つ目に企業案件などのお題アイデアがある、3つ目にアイデアを実行するローンチ部(有料)があることです。

アイデアを普段から出し合うことで、お互いにコメントをしたりして盛り上がる点を狙っているのが特徴でしょう。約1800名のユーザーがいる形となっています。

(ユーザー様から情報提供頂きました。ありがとうございます!)

コメント

わりとサービス当初に見つけて使わせてもらっているところでいえば、企業案件がやはりそこまで伸びないのでどうかというところでしょうか。企業案件のコンペ報酬は1万円というところですがこれをどう評価するかというところですね。

みんなのアイデアとしてのアイデアはいろいろなアイデアがシェアされていますが、正直その反応はユーザー数からするとごくごく一部というところでしょう。アクティブユーザー数は思ったより少ないと見ていいでしょう。

ユーザーとしてはアイデアを誰かに聞いてもらいたいとか、そのアイデアでコミュニケーションをしたいという人なら最適です。その場合、お金に結びつくとかは別なのでそこを理解しつつ、コミュニティとして使うなら大いにありな感じがしました。

アイデアに対して対価を求めるというよりは、アイデアコミュニケーションを楽しむサービスかなというところでしょう。

StoKee

StoKeeはビジネスアイデアが売買できるプラットフォームです。エブセレ株式会社が運営しています。ビジネスアイデアを投稿しコメントしあえるSNSというのが近いかもしれません。

ユーザーは匿名で好きなアイデア、思いついたアイデアを投稿出来ます。それに対していいねやコメントを付けて応援する形です。それによって、投稿者のアイデアが磨かれていきます。

最近有料販売機能もついたようで、1アイデア160円というシンプルな価格で販売できます。

コメント

こちらもリリース頃から使わせてもらっています。無料アイデアのみの場合では、やはりアイデアに対するブラッシュアップとか、誰かに聞いて欲しい感覚を満たすことが多いかなと思います。

一方で有料販売も可能になったことは面白いですね。アイデアを売って稼ぐというと夢がありますが、価格感からも寄付であったり応援に近い感覚かなというところでしょうか。

いずれにせよ、ビジネスアイデアに絞り込んで、ビジネスやマネタイズ、事業を考える人がアイデアを見て何か練ってみる、ヒントにしてみるというところで手軽にアクセス出来るのは試みとして面白そうですね。

ishin

ishinはアイデア投稿によってコインをゲットできるサービスです。株式会社Bang technologiesが運営しています。コイン自体は1ポイント1円なので実質お金を稼ぐことが可能です。

企業からのお題に対するアイデア投稿と、企業からのメッセージをもらうことでポイントを得る事ができます。もう一つ自身のアイデアを出すことも可能です。どちらにせよ、アイデアに対して閲覧してもらうことで得られるという仕掛けとなっています。

コメント

企業からのお題が沢山あるわけではないため、自身のアイデア投稿をしつつ手応えがあるかが鍵となりそうです。

アイデア投稿に対して企業から閲覧されるかどうかについては、ハードルはそれほど高くないという感覚があるので、順調に企業案件が増えていくとより楽しめそうです。

ちなみに、企業案件ではない、いわゆるカジュアルな他の人のアイデア投稿については、個人アカウントではアイデアは見られないようです。そういう意味では相互にユーザーが見ることは出来ず、あくまで企業とアイデアマン個人とのアイデアマッチングとなりそうです。

大手企業は基本的にアイデア応募をしていない

これについては大手企業についても出てくるのですが、多くは独自のサービスやコンテストとして主催する場合以外で、中小企業がやっているような「お問い合わせ」を募集していません。

仮にした場合、とくに何かが起きるとはいえないので、本当にビジネス的に何かを考えているとか以外であれば無駄足かなと思います。もっとも、アプローチとして粘りは必要かもしれませんが、作戦を立てていくことが良いかなと思います。もっとも、大手企業が全てでなく多くはそうかなというところなので、もしかしたら募集しているところがあるかもしれませんね。

なぜ大手企業はアイデアを募集しないかは、例えばスバル株式会社のサイトを見てみると意味が分かります。一般個人であればそれだけリスクが高いということです。アイディア等のご提案について

非常に分かりやすく書かれていて、

  • 社内でも当然開発、アイデアを持っていてそれらが重なったり類似する可能性があること
  • 仮に重なったり似たアイデアであるとそこからトラブルや切り分けなどが大変であること

ということになります。とはいえ、産業財産権といわれる特許等を取っていれば話は別です。あと、仮に「こんなアイデアで車売ったらどうか」というのを、「返信してくれとか、色々な要求がなければ」別に出してもいいので、このあたりをどう捉えるかですね。

基本的に大手企業等、知名度が高いところはこのような姿勢が普通と考えられます。

【おまけ】アイデア系オープンプラットフォームサービス

アイデア商品となるアイデア、またはアイデア商品以外でのアイデアを買い取るというのでなく、それらの「アイデア」自体を通してユーザーが交流したり、そこから事業を作っていく、商品開発コミュニティサイトというものがあります。

例えばblaboWemakeのようなサイトのことです。これらについて別記事アイデア系プラットフォームサービスのユーザ数(規模)を調べてみたにてまとめています。

これらのサイトにアイデアを投稿したから即どうなるかということはありませんが、アイデアをもった人達が集まる場ということで面白そうですね。

【参考】以前はやっていたが今はやってなさそうなサイト

参考までに以前調べた時は稼働していたが今は動いてなさそうなサイトをまとめておきます。

株式会社マーナ 商品アイデアのご提案について

商品アイデアのご提案について | 株式会社マーナ

提案が採用されたものは、マーナ賞という賞金が出るそうです。こちらも採用か不採用かの通知は頂けるようですね。商品は可愛い雑貨が多いような感じです。キッチン、バス、掃除、ヘルス商品がメインでしょうか。

フェリシモ

過去の画像イメージ:現在は開催されていません

フェリシモは雑貨やアパレルなどの販売(製造企画も)企業です。フェリシモが以前、雑貨大賞ということで精力的に商品企画を募集していた気がしますが、今はおそらくモノコトづくりラボというユーザー協働型サイトになっている気がしました。

株式会社カクセー アイデア募集

過去の画像イメージ:現在は開催されていません

カクセーも以前は年中募集されていましたが、現在は募集ページがないようです。

株式会社スペック

"株式会社スペック

システム開発やソフトウェア制作などいわゆるITシステム事業がメインの会社が応募をしていましたが、現在サイト自体を探せずでした。

太洋通信工業株式会社

アイデア・ご提案を募集中です|お知らせ|太洋通信工業株式会社
アイデア・ご提案を募集中です|お知らせ|

通信に関するケーブルや設備装置などの部品、これらは電気通信材料というようですがそれらの製造と販売、工事を行っている会社です。

サイトリニューアルのためか、アイデア募集ページがなくなったようです。

友桝飲料

友桝飲料はサイダー飲料などで有名な企業です。以前はアイデア募集があった気がしますが、現在はいわゆる商品開発依頼やOEM製品等の依頼などしかなさそうです。

iPhoneアプリ開発.com(リンク切れ)

iPhoneのアプリアイデアを募集しています。結果通知は30日以内のようで、なければ不採用ということのようです。実際にここからアプリ化されているかは分からないのですが、概ね1ヶ月で20-30アイデアは投稿されており、毎日1アイデアは出ていることになります。

2010年の11月2日から募集が開始され、3,454のアイデアが2017年3月21時点で集まっています。7年で3,400なので、年間で500程度となりますね。一応アイデア自体に、三択で投票出来ますがこれを入れている人がゼロではないですが数少ない投票を見ているかは不明です。

2010年のはじめは新着情報等で動いている気配は見えますが、その後全く新着情報が更新されてないので、ここからは稼働しているかは不明です。アプリ化された実績は仮にあってもそれらは提案者にしか知らされないわけですが、もしよりアイデアを募集したいとか、色々と告知や広報を考えるなら製品化したらそれらを取り上げる気がするので、このあたりは推測にしかなりません。

もし応募された方で何か動きがあれば教えてください。

アイデア商品を作りたい方向け

シゴクリではご対応できないということもあり、アイデア商品など発明商品開発をしたい方は以下のようなサイトもあるので利用してみてはどうでしょうか?

アイデア庵

アイデア庵は個人発明家向けのサービスがあります。試作相談やコンサルがあります。面白いのはランディングページ作成というもので、アイデア商品を載せてそれをアピールするサービスもやられているようですね。

発明ラボックス

発明ラボックスは個人発明家向けにアイデア投稿を受け付けていたりします。こういった場を使っていくことでチャンスを得ていくのもありでしょう。

もっと学びたい方へ

アイデアや特許、発明などで何かしたいという方は、特許自体を学ぶのもいいですし、売り込みの仕方などを学んでいくのがいいと思います。とはいえ、本ブログではそこまでは現状カバーしきれていません。ぜひ他の有益なサイトから学んでみてください。

通信特許マニア

通信、ネットワーク機器などの特許公報から学ぼうというサイトです。平易に書かれていて分かりやすいです。

とくに、初心者向けのコラムとして、

【コラム】特許を取りたい人がやってしまいがちな やってはいけない1つのこと/新規性については、新規性というのは人に言ってはいけない(出願するまで)ということで、非常に勉強になります。

【コラム】主婦も特許収入で一攫千金ねらってみる?/アイデアを練るほかにしておきたいことから学べるのは、協力者がいるとやはり取りやすいかもという視点でした。

他にも面白いコラムや特許公報解説記事を読んでみましょう。

日本弁理士会の漫画「閃きの番人」

漫画主人公の弁理士が仕事を通して弁理士の世界、特許等の知的財産権の知見などが分かります。漫画なので分かりやすいかもしれません。

おすすめ本

アイデア、特許、発明あたりで面白そうな本を紹介しておきます。

アイデアの出し方を学びたい人

アイデアを出したいとか、何かアイデアを思いつきたい!という人が読む本としてオススメです。リアル書店でも大体置いてあるはずです。なぜか手元に二冊あります(笑)

初版は1988年で、手元にあるのは2008年出版のもので初版56刷という刷りぶりです。ページ数自体は中身だけだと60ページのみで(解説は40ページもある)文字サイズ自体も大きくかなり文字数は少ないです。あとがきにあるのですが、原著の初版は1940年で版元が変わったりしつつも読みつがれているということですね。

アイデア自体は組み合わせであり、かつインプットして寝かせて最後にひらめくということが、プロセスとして書いてあり、しかも分かりやすいというので何度読んだことか分かりません。

お値段も1,000円でお釣りがくるというお手頃感。

学べることとしては、

  • アイデアを出すとか、着想・発想・ひらめく、というのが先天的な力でなく、後天的なトレーニングとやり方があるということが分かる(誰でも出来る)
  • 何か適当に勝手に思いつくことはなく(無意識レベルに落とし込めば別、習慣化とか)、きちんとやり方があるのを学べる

ということで、アイデアマンは元々才能があるんでしょという人は目からウロコかもしれません。実際に才能とはこういうアイデア出しやら発明やらを継続できるかという点においては「努力」が必要ですが、やり方自体は非常にオープンで誰でも出来ると思っています。

アイデアの出し方で迷ったらぜひ本書を読んでみてください。もし読みづらい場合は、下の鳥井さんの本から入ってもいいかもと。

考えたアイデアとニーズなどを結びつける視点を学びたい方

著者なりのアイデア出しの方法が書かれています。日常の不満、疑問、蓄えた知識という形からですが、これらはどこでも言われがちなこと。それをきちっと形にしていく点で学べることが多いはずです。

アイデアの出し方から形の仕方までを平易に書かれているところが大きな価値だと思います。売り込み先リストみたいなことではなく、というかそれを自分で考えていくのが起業家であり発明家でしょう、著者はこう考えて成立させたという事例を惜しみなく説明してくれています。

2008年著で10年前の本ですが何度も読んでも古ぼけず面白いです。ビジネスマンとタイトルにありますが、ここでいうビジネスマンとは企業とか会社員とかということでなく、「アイデアを何かしらビジネス化したい人」ということでしょう。

以前キンドル本がかなり安値で買えたのですが現時点では確認が出来ませんでした。今欲しい方は中古本しかなさそうですね。買える時に買ったほうがいいかもしれません。

本の中でとくに好きな部分は、

  • 2話の広告入り傘の話で、観察していたら雨が降ってきてそのときに閃いたところ(これを運というのか、観察の結果というのかでは後者でしょう)
  • 6話の使える情報を記憶するで、とくに切手の話とかはなるほどなあと(ビジネスモデルや仕組みを考えることはそれだけでも役立ちます)
  • 13話の趣味でもとことんやれば成功する話(趣味とか経験値とかが多ければ発想が膨らむので、有利に。あとモチベーションもあるので継続しやすい)

とかですね。

読み物としてサクッと読むことも出来ますが、アイデアや発明というところであれば、どうすればアイデアが生まれるか、どうすれば形にできるか、という意識で読めばものすごいヒントになると思います。

ちなみに僕はこの本の影響を受けてアイデアを売れるかということをクラウドソーシングで検証していたという感じです。もし気になる方がいればそちらは電子書籍でまとめたのでそちらもどうぞ。なんでもすぐに形になるわけではないですよね。クラウドソーシング然り、色々始めていったら結局2016年のこのシゴクリというブログの立ち上げにつながっています。

発明家の生々しい取り組み、売り込みなどをストーリーで知りたい方向け

タイトルの恋が若干はてな?ですが、そこは無視して、著者の発明家としていけるんじゃないかというひらめき、とくに「地下鉄乗り換えマップ」の売り込みのくだりが学びになります。

駅の「乗り換え便利マップ」発明者 | 時代を創った女性たちにも紹介されていますが、リクルートっぽい情報誌に20万円くらいでマップ自体を買取(だったと思う)されたのが一つの成功。

その情報誌の編集長のアドバイスから、乗り換えマップにつながっていき、地下鉄に売り込んでいき採用されるまで調査と営業を繰り返す熱意が素晴らしいです。

確かこの乗り換えマップ自体が劇的に収益の目玉ということでなく、実績や営業のきっかけの材料になるという感じだったかなと思います。うろ覚えですいません。

学べるポイントは色々ありますが、

  • 最初のアイデアに固執しない(マップを出版社に売る→情報を売る視点で地下鉄に売り込む)
  • 自分の不満や疑問からスタートする(自身の不便さからひとまず調べて行動する点)

などでしょうか。

生き方としても興味深く読めますし、すっぽんの福井という異名(笑)はなるほどだと感じます。それくらいしつこくないと成功しないというよりも、結果的にその執念なりあきらめない何かがあったことがポイントだと思います。出版年は2005年と10年以上経っており、話中にある東京メトロに採用された乗り換えマップ自体は1998年と20年も前ですが、面白く読めました。

インタビュー記事なども結構あるとと思うのでそのあたりを読んで面白そうと思えば本でまるっと読まれたほうがいいかなと思います。

おわりに

アイデアを提案できるサイトって結構あります。個人がアタックできるとなると限られる印象ですが、まともな会社なら無碍にせず対応してくれる気がします。

もちろん、アイデアの価値や提案する企画などにもよるわけですが、アイデア商品から技術アイデアから、様々ですが提案する場合は「こちらが稼ぐ」のではなく、「相手に稼いでもらう」視点が重要です。もっともボランティアでやれということでなく、win-winというのがごく自然ですが、自分のアイデアに固執しすぎると「俺のアイデアがどこが悪いのだ」となりかねません。

このあたりの提案精度を高めたり、どう形を作っていくかは戦略や作戦が必要だということは常々感じます。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

リサーチとアイデアの出し方講座

大橋のアイデアの出し方やリサーチの仕方などのやり方などを初心者向けに解説したUdemy講座です。本ブログのアイデアやリサーチネタが気になって、どうやってやっているんだろう?と思った方はぜひ。

気になる方はハードルを極限まで下げているのでチェックしてみてください!