JALのWi-Fi無料サービスは集客効果が高いアイデア

たかがWifiされどWifiということで。

ドトールなどのカフェチェーンでもWifiが使えたりしていてそれを目当てに使う店を使う人はある程度いるかもしれません(アクセス数から分かるはずですが、あまりデータを調べたことがないですが)。Wifi自体は公衆無線として使えるようになってから、インバウンドありでどんどん使いやすくなってきた感じですね。

そういう流れに上手く乗って集客アイデアにするのも素敵なやり方ですよね。もちろん全部やればうまくいくわけじゃないですけどね。

※初稿: 2017年7月27日です。

ネタ元

航空会社のJALにて、機内のWi-Fiサービスが無料になったという話がありました。プレスリリースにもありますが、サービス自体は有料だったものの、3年ほどやって今回の無料化というところです。

2014年7月からJALはWifiサービスを有料で提供しています。

JAL国内線「機内Wi-Fi」を乗って検証! 複数機器利用に“落とし穴”!?によれば、30分400円と飛行中ずっと使えるフライトプランは500円から700円というところで、1000円以内で使えるという感覚だったようですね。

それが、JAL国内線 「ずっとWi-Fi無料宣言!」において、有料サービスが好評だったことから無料となったようです。

実際にこのWifiサービスは空の上でもネット接続が出来るし快適に使えるというところで、一定の集客要因となり、移動中もネットが使えるのはありがたいということでユーザーが選ぶ選択肢となると考えられます。もちろん、他社航空サービスがどうかも見てみるべきですが、他社でも浸透してしまえば魅力は薄まります。それまでの間は有効といえるでしょう。

簡単に調べると、ANAは有料のようです。40分で550円と、JALの旧サービスとほぼ同様です。ANA Wi-Fi サービスのご案内 [国内線]

WiFiってポケットWifiとか使えばいいのでは?

私もわざわざ無料有料でなく、自前で持っているビジネスマンも多そうですし、それで対応すればいいのではないかと考えました。しかし、ポケットWifiなどは地上では使えますが、飛行中では全く使えないそうです。これは全く知りませんでした。

だからこそ、機内Wifiの有料や無料での付加価値があるといえます。ですので、JALの無料Wifi宣言は一定の集客要因になるだろうなと考えられそうですね。ANAがどう対抗するか、それほど影響がないと考えるかは分かりませんが。

他社になくかつ集客効果があることを実行する

もちろん集客効果があるかどうかは、そもそも有料であろうが試さないと分からないだろうと思います。そこで、2014年からJALは導入をして試してきたわけですね。

実際に何が集客効果があるかは手を動かして試して検証していくしかないなと思うのですが、一方でそういう「手を動かすこと」を嫌って何もやらずに「効果が出る方法をしりたい」という人もいます。多くはそういう場合は成功法則というか、成功するやり方だけしりたいという頭でっかちなことになりやすく、またそういう方法があってもそれを行わない人も多いだろうと考えられます。

なんでもやればいいわけではないのですが、やらなければ経験やノウハウが貯まらないので何をしていいかも分からないという悪循環になります。分かっているけどハマりやすいパターンですよね。

手を動かしていってこれは一定の集客効果が見込めるぞ、他社より優位に立てるぞ、または既存客により快適度を与えて他にスイッチしない要因となりえそうだぞ、そういうことを検証結果から気づいて実施したのが今回のJALの事例といえると考えます。もちろん他の見方や違う目論見があるかもしれませんが、ここではそう考えたという話です。

例えば飲食店においてWifiサービスが使えるのは当たり前かもしれませんが、セキリティまで考慮してない(なんとなくWifiあるから使っていいよという店舗)店も多そうです。それでは勝手に人のWifiを使っていることにもなりかねないので注意が必要です。もちろん誰もがWifiまたはインターネットやITに詳しいわけではないからこそ、そこで差別化や付加価値を上げることも出来るでしょう。もっとも食べることがその飲食店のメインであればWifiは付加サービスでしかないので、そのあたりを考えていく必要があります。

今回は、ネット接続が無料というわりと典型的な取り組みですが、航空サービスという限られたエリアでは優位となり得るという話でした。ぜひ自分の店や会社で何か優位になり得るポイントがないだろうかというネタとして考えてみて下さい。

おわりに

自社でなくても個人でもなんでも自分がやったことから振り返りをしてどうだったかを考える。そこから次のアイデアを試していくというお手本みたいな感じですね。

実際にやったら結果が出るので、やってみるって大事ですよね。結果が出るとは「成果が出る」ということでなく、誰も来なかったとか、誰か来たとか、何かがあるってことですよ(笑)

そういうところから始めていくことを億劫がらずにやるしかないなあと感じました。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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