多分ブログは書いたほうがいい話

インプットだとかアウトプットがどーだとかって話は、何かしら情報を得て自分なりに何かを言うとかまとめるということをやってないと、まあよくわからん話です。

といっても、全ては抽象化すれば大体同じみたいなことを乱暴に言うと思っちゃうので、これは「全部いっしょだ」というよりも、「全部違うんだけど、それぞれのパーツから学べるものは最大化できまっせ」ということを言いたいわけです。このあたりは適当にいってると誤解されそうですね。

さて、今回は、ブログは書いたほうがいいというか、多分これはブログでなくて文章を書けってことなんですけど、でも反応とかデジタルな数値から想像すれば色々見えるので、手書き+反応みたいな意味でもやはり良いツールだなあと感じています。

今回はブログのすすめです。

前提というか、気付きとしてリスクなく起業を始める方法はブログを書くことが面白かったのでそこをネタにして書いてみようというところです。良い記事なのでぜひぜひ読んでみてください。

ブログを書くとは何か

基本的に思ったこと、考えたことを書いていくということになります。が、一方でこれを「そのままできる」人は稀だと思います。なぜなら、「人は考えたことをそのまま書くという形に出来ない」からです。出来ないというのは、自分の言葉なりにまとめる、そのトレーニングがないと結構辛いかなと。慣れていればその言葉の伝え方に変化、状況判断、形勢みたいなまるで将棋ですけど、そういう読みやら、相手の挙動も入れられるのですが、慣れてないと「ただ言う」「ただ書く」だけになりがちです。

ブログを書くとは、ブログで書くということにほかならないのですが、書くという行為、行動、やることが実はハードルが高いよねというのもあるわけです。書くことが難しいとは一定の表現なり伝える仕事みたいなレベルの話でなく、単に書くのが苦手という意味でです。

そして、書くネタというのも色々とあり、何を持ってやるかとなるのですが、ここでは「自分の考えていることは一定のニーズやそもそも世の中的にどうか」ということを探るために書くということをおすすめします。

というのも、僕がそのように書いているからです。本ブログも大きな砂場と思っていい。もちろん「砂場」にわざわざ来る人はいないので、多くは「おいしいラーメン屋にいったら近くに砂場があった」くらいで、ラーメン屋目的です。これは乱暴にいえば広告や宣伝というものですけど、いかにラーメン屋と砂場の関連性やその心理的状況変化に不自然さがないかなどが今は問われてるんでしょうね。

ブログを書くとは、何か書くこととなるのですが、上の定義というか設定にしていけば「あなたが試してみたいことや考え方を示してみて、それが反応があるかを書いて試すこと」と言い換えられます。もちろんツールであるブログは他のやり方でも使えるわけですが、基本的に仮説検証としてのブログが良いんじゃないかって感じです。

何を検証していくといいか

こればっかりはやってみたらどうかって感じで何も言えないのですが、多分親和性の高い検証事項はありそうです。

ちょっとニッチかもしれませんが、Webサービスなどを作ってそれを売り出していきたいという人がいれば、

  • Webサービスの開発記録を書いて、同じ仲間を集める
  • Webサービスの技術視点を書いて、自分の実績を示す。自分メモともなるし、転職等仕事のアピールにもなる。
  • サービスだけでなく人となりが伝わるので仕事が生まれやすい
  • そのサービスのニーズがどこまであるかの検証に使える

などでしょうか。

ポイントはこれらが「特殊なリソースを必要としない」ことでしょう。つまり、

  • Webサービスを作ったら必ず作った過程で生まれる技術や学びや成長記録があるから、それを「文字で起こす」なり「書いてまとめる」ことになる。書かなくてもスライドや動画なりアウトプット手段は多様。
  • 技術的な見解はやや難しいものの、どういうやり方をしたかを書くことで、考え方+作り方+作ったものというワンセットで見せられるので説得力が出る。実績としては強い。これらも客観的にどういう見方をしているかということで、書く。
  • 自分の人となりというのは難しそうだが、どうやって作ったかとか仕事をしているかという情緒の話を書く。当然慣れてないとただの感想になりがちなので、これも客観視と同時に誰に伝えるかという相手が必要になる。同じ技術者なのか、サービスを使うお客さんなのか、それとも偶然たどり着いた人なのか。それらの人に伝えることで何をヒントにしてもらえれば、と思えるのか。使える情報でなくても、何を伝えることで「その人に良かった」と思えるのか、面白いとか、共感でもここはなんでも。これも書く。
  • 例えばTwitterなどを使っていて自分が便利かもといっているような検索の仕方をまとめた記事を書く。すると反応があったり、他にもないかという手応えがあったらそれはニーズがあると捉えていい。そこからどう発展させるかは全く別問題だけど、そもそもその検証をしている点で、または手応えを見た上で更に何かやる点で検証レベルが高いといえる。あとは検証の精度をあげていくだけ。こんな解決策があるというレベルでなくても、自分としてはこれはなんとかしたいと思うだけでも「そうかもね」という共感があれば手応えといえる。これも書く。

特殊なリソースはいらんと書いていますが、実際に書くことに多大な時間が物理的にもかかりまくってしまうのであれば全くおすすめしません。そういう意味で、書くことはある程度出来ると思う、かつそこそこ好きかもという人におすすめですね。

ただ一方で書く=思考をまとめる、という行為でもあります。もちろん話した言葉をレコーダーで記録して文字にするとかもありですが、それはそれで「ボイスメモ」レベルを上げるとか、どこかのレベルを一定以上にしたり、磨くことは一緒なので、しゃべり、書く、打つ、なんでも良いのでどこかリソースが最も使わなくていいポイントがないと辛いかなというところです。つぶやくならできるという人はつぶやきをつないで、そのあいだの文脈なり、それがまさに解釈ということ、を書いていくと最初はいいかもですね。4行日記とかありましたね、懐かしい。

手応えをどうするか

手応えが全くないのであればただ自分の考えたこと、調べたことを書き連ねるブログとなります。これは無価値と頭で考えてしまう人もいそうですが、多くは価値があります。少なくとも何かをコピーしただけのものより、その人の試行錯誤があるので価値となるというか、オリジナルなんですね。

具体的には、何かパソコンの設定をいじったらどうなるかを試した人の記録のほうが「試したらいいと思った」だけの何も書かれてないよりも、価値が出ます。実際のこの差はものすごくあって、質問掲示板にあるような「質問は見事に共感だけど、回答がない、または違ってる」ということを思い返してみてください。この時、質問をする人、回答をする人は見事にすれ違っていてそれらを見る第三者には価値になりづらいです(なることもある)。そこでは、回答者は「こうすればいいじゃないか」も一つの価値ですが「自分はこうした、こうしたらできた」のほうが価値になりやすい。最も試せば全ていいのだということでもないんですが、大体は実践記録が価値です。

なぜなら、人は時間が有限だからです。全部の試したいことを試せないからこそ、人がやっていることから学ぼうとする。だからプロという人がいたり、上手い人がいたりするんですよね。でもこれらは相対的でしかないということですね。同じ時間を同じようにしても同じことにはならないので、抽象化しすぎていますが(笑)

手応え自体はそれをどうするかは自由でしょう。自由といっても仕方がないので、起業なり自分の仕事に活かしたいとか、意識的な何かがあればそっちにもっていけばいいだけです。パソコンの設定もそうですけど、「この設定をしたら治った」は価値です。一方でその分野の専門家なり知識がある人には「それは違う」ということもあるので、ここが難しいところです。この勘所というか着地点は、二択ではないです。つまり、専門家でないから適当でもいいは乱暴だし、とはいって専門家でないなら何を言ってもいけないもちょっとというところです。

正解はないのですが、基本的に自分なりの考え方があった上で、勉強出来るレベルや時間、そこの検証にどこまで費やせるかだけでしょう。もちろん意識しないレベルで、人を傷つけるつもりがないのに傷つけたみたいなややこしい事例はキリがないので、割り切りも必要です。が、これはむやみに誰かを攻撃することを言ってるのでなく、自分はこう考えるということを丁寧に説明していくほうがまあいいんじゃないかなという程度です。

正解がないとは、キリがないのもあるし、一方で全ては未熟であるともいえるので、勉強してないと思えばしていけばいいし、そこで良いコミュニケーションを取れる前提であれば良い関係しか生まれないはずです(笑)これは批判とか指摘の仕方の話なので割愛します。

パソコン設定一つとっても「世の中には色々な解説サイトがあるのに、Wordの使い方のレベルが上がってない」と思ったとしましょう。これがどうかはおいておいて、「Word専門サイト」を作ってもいいですし、「Wordでセクションの概念が分からない」「印刷がうまくできん」という人向けの記事を書いてみたらいいわけです。ちなみにこのレベルの記事を書けるということは、あなたがWordを好きか嫌いかはおいておいて、ある程度使っていて同じ問題にぶつかって何かしら解決方法を考えているからこそ書けるわけです。それがあれば自ずとその記事はメモだろうが価値となります。当然その設定したターゲットにとってはです。Excelを使っている人にはあまり使えないかもしれません(Office共通の課題ならいいけど)。

手応え自体を自分のビジネスなり起業のネタに活かすこと。またはビジネスアイデアや種とかを探す意味でやってみること。ならば長続きしそうと思う人は結構いると思っています。もちろんそうでなくても、これこそまさにブログの継続とほぼ一致します。自分の興味が枯渇しないというか、これなら何か楽しそうだからできるじゃんという「ツボ」が見つかれば大体は継続できます。

継続と検証することで見える景色が変わること

継続しないと駄目というよりも、一定程度の検証回数と手応えを試さないと見える形すらないというのが実際でしょう。

つまり、

  • Wordの印刷ができないネタ結構手応えがあると思ったけど全然なかった
  • 世の中の印刷困った経験ってそこまでないのかな?
  • そもそも印刷困ったら誰かに聞いてる人が多いかもしれない。その人達は誰に聞いている?誰が詳しそうだと思う?
  • と考えて検証してみたけど、パソコンについて調べて治せる人はどうもここでいう困った人ではないっぽいぞ
  • こうすれば治るというよりも、問題Aに対して解答Aみたいにして一問一答でないと、パソコンが苦手な人をターゲットにするには見てくれないかも

みたいな気づきを1記事単位、1ヶ月単位なのかその単位はそれぞれの振り返りタイミングであり、運営方法であり、ブログをどう書くかによって変わりますが、やっていくことになります。これは結果的に年月がかかります。

検証とは振り返りをしてその上でどうだったかを考えることです。可能ならそこから次のアクションが見えたり、出していくのがいいでしょう。

ポイントは当初のぼんやりとした「こんなのニーズがあるんかい」とか「困ったけど共感とは別でしょ」というのが少しでも手応えで「そういう意見もあるのか」とか「そういうニーズもあるかもね」とか、そんな気付きがあることです。

そして景色が変わるとは、

  • 検証のために記事を書いたけど、検証自体よりも、その調べる行動に感謝をしてくれたり、役立ったので喜んでくれた人が多かった
  • もしかして、検証記事=人が喜ぶということにつながっていくかも。
  • ブログを書くと人が喜ぶ回数を単純に増やすことになる。
  • 楽しい

みたいな感じです。あくまで一例ですが、基本人は快か不快かで、快を増やしていくか、不快を避けるかという行動を取りがちです。ブログを書くことでマイナスなことや良い経験がないなら続くことはないわけです。それは人から褒められたという外的なことだけでなく、自分で気づきがあった、整理できたでも立派な快です。僕はそんな感じだからですね。

当然広告収益が上がったとか、アクセスがあがったとか、そういう少しでも稼ぎや数値が見えるとやりがいになる人も多いでしょうし僕も同感です。ただ、一つの軸や指標だけを追うと「それがうまくいかない」時に引っ張られます。逆にいえば「アクセスがないならブログをやる意味がない」ともなるのですが、多くは「ブログをそもそもアクセスありきで始める」ことがバッドサイクルです。最初は誰もアクセスがないところで踏ん張る必要があるからです。そこで一定以上耐えるというか、継続ができるのは「外的な数値」があるからでなく、どちらかといえば自己や内面でキープできる何かを探すって感じに近いですね。でそれをやっていったら結果的に数値になっていくというのが理解としては適切な気がします。とはいえ現在進行系で粘っている人にはこれらは結果論に過ぎないです(笑)

景色が変わるとは、今までの見方ががらっと変わるでもいいんですけど、そうなって変わりすぎても怖いわけですよね。実際はちょっとずつ変わってきます。僕が最近感じてるのは「もしかしたら世界や社会はこういう感じかもな」という仮説とか検証です。色々あっていいと思うんですがそれは「今までの見方とは違う何か」でしかなく、それを今度は試してみてどうかを検証することになります。

そういう意味では、

  • そんな人いるかなと思ったら巡り会えた人。良い出合いという良い意味で。
  • 似たような考え方の人はやはり気が合うという再確認が出来た
  • ターゲットと違う人の意見をどこまで受け入れるか。損切ではないが、自分はそういうのがうまくないことを知った。または得意であることを知ったとか。
  • ものすごい成功体験を見たがる時点で人は何か外していることも多いとか。

僕の中では気づきが多いです。そこがさらにブログに影響していって、また違うブログになっていく(実際はシゴクリというブログ自体は何も変わってないはずで、テーマはシゴトづくり、ビジネス視点というところで一貫しています。もちろんプログラミングや読書ネタ、あと考えたネタなどが多いですが、これもそういう視点があるからこそのビジネス分析とかシゴトづくりの視点を提供できるんだと思います)わけです。それは急に変わるというよりも、徐々に変わっていく感じですね。

そんな景色が変わった体験や気づきを少しでも得ると面白いから、またやろうとなる。あくまで僕はですけどね。

インプットはしやすく、アウトプットはし難いのを解決する

ブログでなくても、動画でも、手書きメモでもいいんですが、デジタルな文字=ブログだと、手書きみたいに見づらいとかがないのでグッドです。動画とか絵を、文字を書くペースでできれば全然それでいいと思いますが、そのまま伝わればって話ですね。もちろん書くのも論理がある程度いるので適当にやっても駄目なんですが。

最近思ったのは、インプットって意識やアンテナがあればある程度メモするし入ってきます。当然メモしたり記録しないと抜けていきますけど。習慣化されているなら顕著で、インプットメモが溜まってきます。

一方でアウトプットって頻度もですが、場がないとなかなかしづらいです。起業とかプロジェクトとか何か仕掛けているならそこに結びつければいいのですが、それがないと当然ないだけですがあっても「そこに偏る」ことにもなりかねません。とはいえあるほうがいいわけですね、アウトプット的には。

だから趣味の釣りでもいいし、こけし人形を作るでもいいわけですけど、それらのためにどういうことをしたかを記録する。何をどうするかを書いていく。それがアウトプットとなります。他で言えば、人と話すとかですが趣味が同じでないとなかなかやりづらい。日常生活の話も、それらを共有できたりする「人がいる場」でないとなかなかやりづらい。Twitter然り、SNSでもいいのですがそれって口頭ベースでありアウトプットしてログになりづらいのが欠点です。ブログにつぶやきを貼り付けたほうがまだいいくらいと感じますが、それをしろというのでなくならば考えたことを書いていくというほうがいいですよね。

実際にはこれらは友人然り、話す人の数またはどういう話をするかで全く異なるだけだと思っています。そうやって自分が作った環境なり人間関係を特殊と思うこともなく、自然にアウトプットをしていければベターでしょう。なければブログで人工的に補ってトレーニングをして、そこで何かを仕掛けていくのが面白いかと思います。

それはちょっとしたイベントを仕掛けるのもいいし、手伝うのもいいしとか、それって規模問わず、ビジネスとか趣味問わずってことですね。そうやってインプットでは経験値になりづらいけれど(全くゼロではない)、アウトプットはそこから経験値につながります。失敗すればそれも経験値でフィードバックになるし、うまくいけばそれも経験値になるからです。

インプットは勝手に溜まるかもしれないけど、経験値を貯めることという点ではインプットだけでなく、アウトプットという場を作っていくことが意識的にやらないと多分だめです。勝手にアウトプットしているくらいの意識は「羨ましい」ですが、多分僕は出来ないと思うので意識的にやって作っていくしかないですね。これは性格など色々あると思います。

そういう意味でブログはアウトプットができないんだけどを解決することになります。調べたことを書けばそのままアウトプットになるし、疑問も併記すればより突っ込んだ話にもなりますし、いいですよね。

おわりに

ブログに限らず何かやること、試したいこと、やってみたいことに対して極度に億劫になることでなく、どうすればいい感じで関わっていけるか。それに対して色々調べても「絶望せず」とはいえ「ポジティブだけで捉えず」というようなバランスがものすごく大事だと思っています。

本記事を読んでブログを始めてみようと思えば嬉しいですが、その先にあるのはあなたがどう考えどう動くか何を見るかだけです。怪しいものだと、その場合にお金をくれとかになりますが(笑)そういうことはなく、単にあなたの時間、手間を取るだけになります。基本的にこれらはリスクがないといえる(時間をかけるのがリスクと思う人はいますが、実際にその場合は何かしら有効なことをやっている代替手段としてのブログとかなんでしょう。その場合無理にやる意味はないですね)と思います。リスクなしで色々出来るのはグッドだと思います。多くはリスクを取ってもどうなのかというのが多い中です。そもそも目利きができないですしね。

そういう意味でブログを継続出来るならばそれらの一通りの「物事を継続する術」があるのかなともいえます。単に好きとかハマったとか、面白いという趣味であってもですね。一つの継続成功パターンが出来るならあとは他でやるとか、その考え方をもって試してみるだけですから、非常に色々な難易度が下がるし、下がった景色になるんじゃないかと思います。

というわけで、久しぶりにブログについて書いてみました。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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