学生時代にやってたこと

大学時代に作ったビジネスモデルのセルフレビューを読んで、学生時代とかになにか自分はしたのだろうかを軽く振り返ってみました。

僕の学生時代の過ごし方

感覚として、入学3ヶ月くらいで悟りを開きました(笑)

「大学に入っても受け身でいたら何も得られない」と、極当たり前の気づきをしました。

その後は、あまり学科が同じ(クラスメイト)よりも、入学式で仲良くなった(隣にいた)親友と遊んでいました。自転車をメインで、自転車旅などです。

大学2年くらいになって社会起業家みたいな言葉が大分入ってきました。それをしたいわけでもなく、社会のことに関心があるということで、この流れで知り合った大人たち、一言で言えば当時は「良くわからない人達」(良い意味であり正確)がとても刺激的でした。

ちなみに良くわからない人達とは、変わっているというのもありますがそれも一部です。どちらかといえば「自ら考え、自ら動く」から「言葉は説得力と熱を持つ」ために、「生き生きしている」という形です。

例えば、年齢を聞くと年齢が上(見た目が若いということ)だったり、若いということに対して極端にほめるわけでもなく、アドバイスなどもフラット(コミュニケーションが対等で、経験の伝授もある)で、自ら動いているので話がユニークで面白いという人達です。

そういう中で刺激を受けていると自分も何かやりたくなってきました。

就職活動体験記というのを作った

時系列は前後しますが、就職活動を終えた4年生のときに仲間を誘ってそれぞれの経験をまとめてもらいました。それらを大学の就職課に置いてもらったりしました。

この活動自体は、テーマや原稿集め、組版というか、冊子を作るということまでがメインでした。

ロバートキヨサキの金持ち父さんなども読んでいて、あの本で書かれていたキャッシュフローゲームにも手を出します(笑)ゲーム会とか今でもあると思うんですが、学生ながら参加しました。怪しい人が多かったという印象ですが、ここで知り合った人が今でも繋がりがある人がいたり、世の中面白いものですよね。

本の共有というプロジェクトをやった

やったとありますが成果物はなんでしょう、Wordに書きなぐった企画書っぽいというか、活動履歴です(笑)

なんと今でもこの企画書があります。まあ見たい人はいないと思うのですが、どっかのインタビューの時にでも使いますかね。

2003年の11月に立ち上げました。要は本の中身を話し合う、つまり読書会的なものだったり、サービスを調べていくということです。

もしかして知っている方もいるかもですが、当時のメモでは、

  • boohoowooというサービスがあり、物々交換サービスだった気がします。これは失敗していたのでそこから学ぼうとか。

  • みんなの図書館みたいな、何か会員制の図書館風サービスとかできないかとか
  • 地元のリアル店舗(今はさすがにないはず)で、物々交換が出来たコレコーレという店がありました。とんがってますよね。リサイクルショップの走りみたいなものです。3冊本をもっていけば1冊と交換してもらえるみたいなものがありました

本の共有というわりに、物々交換的なコンセプトが好きでした。ここでいえるのは「ビジネス」的観点がほぼありませんね。これらはプロジェクトとして調べたいことというか、考えてみたいことを掲げていました。またサイトを立ち上げて自分の読書メモを大学時代はわりと書いていた気します。

こういった活動をしているということで、資料を持って話をするというかプレゼンをしていました。なんか変な学生ですね(笑)

結局これらの概念やプロジェクトは全くビジネスにはなっていませんし、今でもそうです。

決して行動は無駄にならない

起業をそれでもしてみたいということで選んだのは、会員制図書館のようなものでした。ある起業塾みたいなところで学んでいたのですが、プレゼンとしては評価されましたが、ビジネスとしては厳しいと言われたことを覚えています。

確かに会員制という点と図書館という感覚からお金にならないんですよね。僕がこの時不思議だったのは「お金になるからやる」という感覚がなかったことです。なかったというのはおかしいのですが「起業」すると、それらを「ないところから勝手に創り出す」イメージがあったんですね。

これは結構強いバイアス、というか思い込みで、かなりの時間を要して格闘することになります。矛盾していますが「起業したいけど、お金儲けはできないというかしたくない」ということでした。もっといえば、お金儲けが悪いということはなかったんです。金持ち父さんなど学生時代に読んでますから。

ただ、「何をしてお金を儲けたいか」という問いに「本」であったのは確かです。本屋でもいいし、本に関するものならいけるぞと。ただ不思議と本屋になりたいという感覚ではないんですよね。ここのズレが当時はよくわからなかったことを強く覚えています。

結果的に、起業したいけどビジネステーマやビジネスアイデアが見つかってない人となるわけです。こういう人はビジネスをしてはいけないとまで言わないです。なぜならそういう「待つ」ことをしていると、結果的に何も行動せず終わるからですね。そこで選んだ僕の選択肢は「よくわからんがなんかやってみよう」でした。

無鉄砲とも言えますが、世界観というか見える世界は学生時代やサラリーマン時代というところを踏まえると、学生時代に合った変な人達と全く同じでした。つまり、起業とかビジネスをやりたいとかに属しているだけで、自分で考え自分でやってる人は輝いていて魅力的だなと。僕もそういう風に生きようと強く心に決めたのでした。それを決定し今もそうですが、そのようなベクトルになれたことだけでも起業を無鉄砲にしたことは、自分すげーって思うわけです(笑)失敗していますけどね。

また本のプロジェクトは実は友人と読書会を企画することにつながりました。数年企画をやったということでは、読書会の限界=広げ方が分からんということですぐに感じて、うまく広げられずに終わった経験があります。

ビジネスっぽいものでいえば、多分せどりみたいなことでしょう。ブックオフでビジネス書とか心理系の本を買っては売ってた時期もあります。こういうのはさくっとできるけど、なんか続かないなあということですぐ辞めてしまいましたね。

おわりに

過去を語ってもあまり得られることってないんですが、今回であれば資料が残っていたりしてあの時これやったなあという振り返りはできそうです。

振り返り振り返りいってますが、学生時代には資料をつくって自分の動きをなんか観測してないと不安というか何しているか分からんみたいなのがあってやってたんだろうと。逆にこれらを見せることでより「分からん人」になるという笑えない矛盾があります。

当時から本のコンシュルジュみたいなアイデアがありました。それをやるにはまあ軽くやるのは誰でもできるわけですが、それをどんどん高めていくサイクルまでは僕では無理だったなあと思います。本が好きだからそれが出来るわけでない、仕事とできるかは別の視点が要りますからね。

そうそう。それでビジネステーマがないとか、お金儲けがしたくないという話は今ではどうかというと、はるか遠い何か未知の、異世界の話みたいな感覚が強かったわけです。非現実的というか。例えば起業塾で同じだった人はフレンチレストランをやるために資金を貯めて開業するといっていました。今どうなっているかは分かりませんが、準備をしてそこまでやりたいものが自分にはないなあと、起業家の卵達の中では若い方でしたが、わからなかったなあというのがその時です。

今は、異世界感はさすがにそこまではないです。ただ、自分で失敗して汗をかいて学んでどうかということをやり続けてどうか。そういう意味では成長したかもしれませんが、ビジネスがとてもじゃないですが上手いとか、そういうことはないです(笑)ただ一方でやっていけばうまくなるし、粘っていけばそこまで上手いとか得意とかでなくても生き残れる領域はあると考えています。というかそこを作るしかないわけです。

現実化にするには、自分で動いて検証していくことで、はるか遠い国の物語でなく身近に寄せていくということでしか出来ません。このどんどん回していける、気づいていける、さらにそれをやり続けられるだけでも、相当昔より胆力もついたし、自信も出来たのかなと思っています。

それで自分にはこれがあるみたいな気づきってこれもそこまで劇的にあるとか見つかった!みたいな話じゃないです(笑)もちろんビジネスアイデアを出すとかやりますし、企画も作るし、文章も書きますが、なんていうのか、それをやりたいというよりも、求められたり、やっていて承認されたり、あとはそれによって学びがあって続けられるし面白いことの確率が高まるみたいな方が適切です。

よくやりたいことがないからという人がいるわけですが、やりたいことが見つかったからそれをやるというのもわりと危険だと思っています。飽きたり、それじゃなかったとかってよくあるからです。もちろん成功するパターンもあって、それはすぐ切り替えられるとか、カタパルトのごとく瞬発的に動ける人とかです。そうでないなら、コツコツと積んでいって何が見つかるだろうか、長いスパンで考えたほうが僕は良いと思っています。

もっといえば仕事なんて変わっていきますし、求められるものが変わるなら変えていく必要があるというくらいですね。

そういう意味で、やりたいことが見つからないから見つけたいという見方でなくて、それってやりたいことにこだわりすぎてないか。例えば「これがやりたいことです」というのがかっこいいセリフでしかなくて、実はそこまでやりたいことでない人も多いのではないかなと。もっといえば「たまたま」それをやっているとかです。たまたまというとやる気がないの?と思われますが、そうでなくあえて熱をもって積極性を語ることの意味がそこまでなく、淡々とやるとか、長期で考えるとその熱はかなり薄くなります。悟りに近いんでしょう(笑)

また機会があれば語ってみたいと思います(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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