しょぼいメイクマネーから考えるシゴトづくり

以前紹介したしょぼいメイクマネーですが、6月末締切後、7/10に一次審査が完了した模様です。

以前の紹介した記事は2つほど。

しょぼいメイクマネーが6/1で終わり・・・じゃない。6/30まで延長。まだまだ応募すれば1,200円が。

しょぼいマイクマネーが始まってるぞ。締切は6/1まで。アイデアをぶっこめ!

今回はそういった状況については最低限書きつつ、主にシゴトづくり視点で考えてみたいと思います。

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一次審査通過者は180案→19名へ

くらにばさんというしょぼいメイクマネーのライターさんが詳細な記事をアップしています。ちなみにくらにばさんは、お金を払って働いています。面白いですよね。

【しょぼいメイクマネー】一次審査の裏側を密着!

ちなみに、この記事の価値は細かい取材や情報が出来る時点で、本情報を知りたい人には非常に有意義ですよね。僕は楽しく読めました。ちなみにしょぼいメイクマネー公式では一次審査結果はまだでていませんでした。Twitterなどのほうが早そうですね。

さて、詳細は上の記事を読んでもらうとして、概要としては、

  • 7/10に一次審査が行われた
  • 審査員は、当初3名から6名へ
  • 資金難もあったため、ポルカランやタイムバンク企画で乗り切る
  • 180案あったものは、19名の一次審査通過者に絞られた
  • 最終通過者(プレゼン)は、7/17の予定

となっています。

7/17どういう人が選ばれて最終プレゼンになるかは面白そうですね。

トムソーヤ的視点が面白い

今回のおそらく最終プレゼン以降もなにかありそうですが、一連の流れは何だったか、または何が流れているかですが、これは徹底的に楽しむという一つの想いでしょう。

トムソーヤの冒険で主人公トムがペンキ塗りを壁にするという罰を継母から言われるシーンがあるのですが、それに近いと。もちろん、しょぼいメイクマネーはバツではないんですが(笑)

簡単にいうと、

  • トムは壁のペンキ塗りをやりたくない
  • しかし知恵を思いついた
  • それは、「楽しくペンキ塗りをする」というごく簡単なアイデア
  • 友達が来て「お前楽しそうだな、変わってくれよ」という。しかし、「はい、どうぞ」といわず、「こんな楽しいこと譲れるもんか。やりたいならお前の宝物何かくれや」というわけです(笑)
  • 仕方なく「宝物」をトムに出した友達は、ペンキ塗りをします。
  • それをみた友達が「俺にも代われ」といって、宝物をトムに渡します。
  • トムはペンキ塗りをせず、かつ宝物を友達からギフトされましたとさ

この物語は、単に楽しくやるだけなんですが、結局楽しさは人を巻き込むという簡単な原理の証明です。面白そうな人は面白そうなことをしていたり、面白そうにやっていますから、面白いのではないかと勘違いを含めて色々な人が寄ってきます。

僕であれば、アイデア出すのめっちゃたのしいいいいとかいってるとそういう人が寄ってくるだけです。間違えて「楽しいと思ってないけど寄ってくる」ケースもありますが、そこは本筋でなく、ご自由にご観察どうぞくらいでしょう。

面白そうにやっていたら、自分も混ぜてというのが本能でしょう。子どもは「面白そうな入れて」といって一緒に遊びます。子どもだから出来るというよりも、大人がこれをやると子どもっぽく見えるのですが、この場合子どもっぽさは非常に魅力的です。むしろ、子どもが肉体的精神的に成長して大人になった時に、この「子どもらしさ」が消えてしまう、または相対的に不要とされるのが何かがめちゃくちゃ気になります。

とはいえ、僕も一応大人ですから、「子どもらしさ」が消える、または必要とされない原因は大体分かります。今回は主でないので割愛ということで。

楽しんでいるからこそ出来る企画

ポルカランやタイムバンク事前公募という企画も最早楽しいかつ、どうにかしたいからでてきた企画です。この企画自体がいいとか悪いとかでなく、運営側が楽しんでいなければ出来ない企画でしょう。見ていて面白そうですよね。

あと、くらにばさんもそうですが、Campfireのリターンで、色々な権利が募集されていました。今も選択できるものもあります。CAMPFIRE:日本で一番ハードルが低いビジコン 『しょぼいMAKEMONEY』

例えば、サイトへの名前掲載、動画編集権(まだあり)、プレゼンをまとめるライター(SOLDOUT、多分くらにばさん?)、カメラマン(まだあり)、審査員(SOLD OUT)などです。

つまり、ライター枠や審査員枠の方は、購入したということです。これをどう見るかですが、楽しそうなイベントや自分が関わってみたいという想いから、まさにトム的にいえば「ペンキ塗り変わって」的なイメージです。

それらのお金は、運営資金としたり、賞金とするということだと思います。上のしょぼいメイクマネーのリターンは普通の人が見れば「仕事」です。仕事の定義は、お金をもらえる労働ということです。この定義からすると「お金を払って文章を書く、動画を撮影する、編集する、審査員をする」のは矛盾しています。しかしどちらかといえばトム的視点でいえば「友達は宝物を出して労働をしています」から、同様といえます。

このお金を払って仕事をするという行為や行動が全く理解できない人もいると思います。当然それらはやることや支払う金額などにもよるからです。

この行為が理解できないのは、「仕事は嫌なことをやるから、人が嫌がることをやるから、それを代わってやるからお金がもらえるという考え」という人でしょう。これらの人が駄目というよりも、その考え方だと理解が相当しづらい、頑張って理解してもそういう考えの人はまず購入しないといえます。

ちなみに僕はいやいやとかつまらなくやって良い結果が出たことがまずないので、面白くやるにはどうしたらいいかを常に考える癖をつけたほうが人生は楽しいと考える方です(笑)

お金を払ってやる仕事って他にもある?

ぱっと思い浮かぶ例は結構あります。

  • ある組織は出資をしてお金をだして、支援する団体にアドバイスや実務を提供するようです。出資だから少し違うかもしれませんが、一緒でいいでしょう(笑)
  • ファン行動というのは大体そうです。好きなアーティストがいて(例えば安室さん)、彼女が引退1年前宣言をしてからCDを買ったりツアーDVDを買ったり、ライブが良かったからそれらを口コミで拡散したり。これらは「仕事」とは普通は言いませんが、ある視点から見れば「口コミ活動をお金を払ってして頂いている」とも言えます。お金払って買っただけでも素敵なのに、ですよね。
  • 報酬を払うとやる気が出なくなるという実験もあったりします。インセンティブとして、お金があればやるというのはあるのでしょうが、面白さとか違う視点を見ている人にとってはわりとお金は上限値があって(例えば生計できる程度)、それ以上はなんか面白さの方にパラメータを振り分けそうです。

あまり「仕事」というと概念的に縛られていると、自由に考えられないので、「お金」と「活動」と分けてみたり、「やること」「やりたくないこと」とかどんどん分けていくと、考えやすいかもしれません。

とはいえいきなり仕事という概念をある程度疑ってみて行動は大変ですよね。そこで、疑うとか、軽くやってみるというのは大事です。軽くですよ。

例えば、ブックコーディネーターの内沼さんがよく言っている、お金をもらわない仕事ですが、(「お金をもらわない仕事」をする。)仕事=お金をもらう+活動でなくて、仕事からお金をもらう部分をなくす。つまり、自分のことをやったり、自分の中で動く活動ということですよね。ただ、「仕事」といっているのは、例えばライターなら「お金をもらって書く文章」があるわけですが、「お金をもらわず書く文章」があると。この2つの仕事、文章にはお金の有無で全く違うものとなります。

ではお金をもらわないから適当に書くかというとまた違うわけでこのあたりを考えていくと、色々と見えてくるはずです。

お金をもらわないがあるなら、お金を払った仕事があってもいいとか、かなり柔軟になるんじゃないかと。

まあ、あまり論理的にごちゃごちゃ考えずに面白いことあるからやってみよというのも全然ありだし、そういうのがいいですよね(笑)

自己啓発的な概念。だが、しかし。

昔ビジネス書でFISH!という本がありました。魚屋さんの話で、魚を放り投げて売れたらパフォーマンスするみたいなことが書かれていたかなと。うろ覚えですいません。

そこで書かれていたはずなのは「魚を売る仕事」自体は何ら評価とは関係ないということです。つまり、「魚を売る仕事」があって、Aさんは楽しくやって、Bさんはつまらなさそうだ。どっちがお客さんがつくか、売れるか。Aさんでしょう。Aさんは楽しいから売れるし、より売れる工夫をします。アドレナリンが出まくりってやつですかね。そこで魚を投げてパフォーマンスをし始めます。魚が傷んじゃ駄目ですけど、そうならない程度に。

Bさんはつまらないから、トークや接客も何か迫力が出ません。調理の仕方を聞かれても気の利いた言い回しも出ません(笑)

世の中の仕事は色々あるわけで、自分がやりたくないものもあればやりたいものもあるわけですよね。また存在してない仕事とか、これから出来るもの、なくなっていくものなど、人=社会の変化の中で動的なものに過ぎないはずです。ずっとあるとずっとあると思いがちですが、そうでもない。それくらいまで考えれば、自分が関わる全ての仕事が楽しさオンリーで満たされるくらいの工夫をしてもやりすぎではない。むしろ、楽しく取り組んでないとまずいのではないかと思えるくらいです。

魚が好きだから楽しくできるのもいいし、その視点や切り口はその人それぞれでオッケーでしょう。魚博士になりたかったりでもいいし、魚釣りが好きでもいいし、なんでもいい。そういう人が魚を売ったほうが楽しいと。もちろん魚が好きすぎて売れないとか食べられないならまた違うので、そういう細かい点はスルーしておきます。

こういう概念、つまり仕事自体は面白いかどうかは関係ない。それをどう楽しめるか、楽しい工夫を入れるかだは、成熟した社会というか日本だとブラック企業の言い分としても通用したりします。それは努力が足りないからだとか。

まあ言えてしまうのは何でもそうで、ここでの文脈はつまらない仕事をどうかというよりも、ある仕事をなぜ楽しめる人とそうでない人がいるか。そして観察よりも、自分がどう取り組むと面白くなるか。そういう仕事ハック的な視点です。当然、コピー取りがめちゃくちゃ面白くやりたいなら「逆立ちして足でボタンを押す」とかですけど、これは動作や格好が面白いというよりも、そうしたら面白くなるかなという一つのアイデアです。他にやるなら、「利き手の逆でコピーしてみる」「濃さを変えてコスパが良さそうなコピーを試してみる」「さり気なく手書きゾーンをもうけてそこはコピーせず手書きで遊んでみる」とかです。

これも一工夫で全く違う面白さになるはずです。こういうものがなんでもいいので仕事でなくても、入れられることが出来ている、または入れたい人は入れてみてそこでの変化を体感していく。体験して「なるほど」と思えば再現性が生まれ何度も出来ます。そういう意味で啓発というよりは、自分の中に取り組んで自分をモチベートしていくという感じですかね。

そして、シゴトを自分で作るというチャレンジをする人は多分この楽しさがないと辛くてやってられません。正確にいえば、辛いから楽しいことをでなく、楽しいから「他の人がそんなことできない一定程度の真似できないこと」がやり続けられるだけというシンプル設計です。もちろん楽しいことをやれば必ずお金が儲かるとか、必ずうまくいくというのは行動や何かやってないなら、妄言にもなります。ただ妄言が駄目ということはなく、言葉では言える部分と出来てない部分がある時、ギャップをどこまで埋めていけるために動けるかだけでしょう。こうなると行動馬鹿みたいになりますけど、実際にやる人は行動馬鹿とかそんなこと言うことはなく、すっとやっているだけでしょう。

蛇足ですが、フリーランスや起業家が自由だという人がたまにいますが、そういう形態に憧れて夢を見るのはある程度いいと思います。しかし、仕事自体を誰かお客さんに何かを届けるという意味でとくに自由になるとかはないです。また自由とは何かを考えると、人によるので例えば何をリスクと感じるか、指示がなくてもそもそも動けるか、新しいことや自分で提案したり、何か作ることをやり続けられるか。

むしろ自由がになれるからやりたいというのは、転職などでも失敗するケースに該当し、良い部分しか見てないし、良い部分が必ず実現するわけでもない。また現状をきちんと見えてないと結果的に次でも同じことを繰り返すパターンと同様ですね。

おわりに

最後に今後の予想です。

しょぼいメイクマネー自体が本家メイクマネーより影響力を持つかどうかはあまり関係がなさそうです。面白い人達が集まってそこから何が出来るか。むしろしょぼいものを形にしていく原動力やテンションから学べることのほうが多そうです。

配信映像が出来てそこから何が起きるか。全く何も生まれない可能性もありますが、少なくとも何か面白いことをやっていた人たちがいたという爪痕は残せます(笑)あとそういう企画を出来る人たちが今溢れているかというと、かなり少ないので注目度は増えていくでしょう。

そういう意味ではしょぼいメイクマネー自体はキッカケに過ぎず、プレゼン以降出てくる流れが気になるところです。それは登壇者の企画を徹底的にガチで形にしていきそうな雰囲気だったり、同様の企画や同様のコンテストがもしかしたら違うところで飛び火してTEDxみたいに地方でやられるかもしれませんし、どうなるかは分かりません。

次は最終審査、そしてプレゼンまでまたじっと観察していきたいと思います。

ビジネスって面白い、アイデアの価値ってもっとある。そんなことを自分なりに伝えられないかという思いから、シゴトクリエイターをやっています。一緒に楽しいビジネスを生みだしていきましょう。

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