Webサービス集めました運営から1年2ヶ月を振り返る

Webサービス集めましたという運営サービスを運営始めて1年2ヶ月ほどとなりました。以前、本サービスの企画書を見ながら振り返るということをやりました。Webサービスを作る時の実際の企画書を見ながら、今までの運用と学んだことを振り返るの中でがっつり振り返りもしています。

その時点では半年程度でしたが、現時点では1年経ち運用が安定してきています。というよりも、3月くらいから半年間があっという間すぎる感じが否めません(笑)

当サービスの振り返りをしていこうと思います。

Webサービス集めましたから学んだこと

1.ちゃんとやれば安定してアクセスを得られる

ちゃんとやればちゃんと出来るみたいなそういう手応えを学べたということです。2016年8月でささっと作りその後3ヶ月ほどコンテンツを蓄え、稼働は11月頃からですがそこから現時点で平均10件毎月コンテンツが投稿される形となりました。CGMという形、つまりユーザーが投稿してくれることでコンテンツとなる形なので誰も投稿してくれないと終わる辛さがあります。それらを回避できたところが大きい気がします。

現時点では約240のサービスが登録されていることになります。やると出来たという達成感は既にやっている人からみればどうでもいいことですが、実はこういう達成感でしか人はモチベーションややる気、次をやろうとか継続をしようということは得られないのではなかと思っています。

逆に人からどうということでなく自分が何をしたいかを考えることが非常に大事なことも分かります。

2.運営開始3ヶ月でユーザーがある程度付くなど目安が出来た

これは自分で得たデータ、生データが最もいいと思います。人から言われて「3ヶ月頑張ればいいよ」と言われてもなかなか辛いですからね。そうでなく、自分で検証して得たデータは血肉であり何事にも代えがたいものです。もちろんこれが全てでなく、得られたデータは検証すべきだし、より改善してもいいし、また分野の違いなどケースの違いなどを得ていけばより多くの検証結果を得られるので精度が高まるでしょう。

CGMの全てとはとても言えませんが、Webサービスとして何か作ってユーザーの登録を集めたいとき、3ヶ月はかかるということです。また3ヶ月は放置しておいてでなく、自らがせっせとコンテンツを作ることをやらなければいけません。

実際では、このコンテンツを作ることを3ヶ月継続できるかが目安となり、例えば本サービスなら「Webサービスのネタがあるか」「探してアップできるか」ということを運営者がやる気がないならかなり厳しいでしょう。

また3ヶ月経っても、結局運用は続きます。ゴールを決めてないならエンドレスですよね。その中でコンテンツ自体やサイトコンセプトが自分が楽しめるかどうか、少なくともWebサービスを見て楽しいとか、色々調べたいと思えるのでなければコンテンツがよくなることはあり得ないですよね。そういう当たり前のこともやってみると気づけたというのが大きな収穫です。

現状飽きたことはないので、楽しくやらせてもらってます。

3.企画したものと実際のズレを修正できる

これはやってみるサイトとかがなければ何も出来ないのであると楽しいわけですね。少なくとも何もないと本当に机上の空論ですから。さっさとやろうというのは大きな価値があります。

企画当初は月間PV1万程度で、運営2ヶ月くらいで投稿が得られるとかって感じでしたが、蓋を開けてみれば、投稿自体は3ヶ月くらいやって安定してくることが分かりました。アクセス数は、1年経ってPV3,000程度です。どちらかというとユーザー1,000の方が指標になるかなと思いますが実際はそんなものです。Adsenseは3,000円程度を想定していましたが、実質は約400円程度で、これもそんなものでしょう。

ズレはもちろん上のようにあるのですが、一応ポテンシャルとしてはもっと伸びるであろうという狙いがあるのでしばらく投稿されるWebサービスを楽しみながら運用していくというところになります。一応アクセスは微々たるものの増えているのは良かったですね。

また修正という意味では、当初はアプリ情報も登録できましたが今は対象外としました。ランキングコンテンツはなかったのですが、サービスを回覧してもらうために追加しました。有料広告枠なども考えたりとアイデアを得た時に色々修正して改善している感じですね。

インタビュー企画とかは募集したものの反応はなく、有料広告は今のところ手応えはほぼなしです。あとはターゲットユーザーにうまく刺さるものが提供出来ればいいですが、ここからはアイデア次第という感じですね。

4.アプリ広告営業はわりと来る

サイト自体アクセスはないものの、アプリ広告の営業マンがわりとメールを送ってきてというのはありました。最初は嬉しかったですがだんだん煩わしくなってきて対応しないということになっています(笑)まあ仕方ないですね。

アプリ広告は一時期やっていたのですがとくにアプリの場合は、モバイル広告というものでスマホなどで見ると出て来るやつですね。その場合の広告も色々選べるのですが、ビジネスやツール系というマッチングはないため(そういう広告主がいないか、またはパイが薄い)か、クリックやインストール収益はほとんどなかったので辞めました。

サイトの大きさでなく運営するコンテンツや情報を見て営業マンは来るのかな?または調べてばばばっとリスト化したらメールしているだけなのか分かりませんが、それはそれで面白い体験でした。

5.投稿の注意をしっかり読む人はいない

正確には誰も読まないまでいかないけれど、読んでないか見やすいところに情報がないというのが正しいかもしれません。

どういうことかというと、Webサービスという言葉は実はWebサイトとの違いが明確ではありません。というよりも、Webサイトにプログラム的な要素がないものって今ってほとんどないですからね。ただサイト自体の情報が動的に得られる、それはユーザーだったり、マッチングしたりという要素があるもの、それを僕の判断で見ています。

だからこそ、物販サイトみたいなものは駄目ですし、教室サイトでマッチングするならいいけれど単に自店のサイトは駄目なんですね。そのあたりは多分あまり伝わってないかもしれないなあと改善でもあります。

一方で、サイト宣伝をしたいニーズが逆に見えたのもあります。どこで宣伝していいか分からない人もいるでしょう。ただローカル店舗ではほぼ意味がないというかネットやオンラインで対応できないならインターネットでは大手サイトに軍配が上がるのでなかなか難しいだろうと思っています。もっともそれはじゃあWebサービスの宣伝が成功しているかというとかなり疑問です。効果的なアピール方法は他にもあるかもしれないし、実は自分のブログでアピールし続けるのが多分いちばん地味にいいのではないかなと思ったりしています(笑)

ここから言えるのは運用をすることで、ユーザーの動線や心理を考えることのトレーニングになるということですね。ニーズとしてのサイト宣伝は多分ITに強くない人が適当にやったらいいかなくらいかもしれないのですが、多分宣伝してもこちらもどうしようもないというか、お店のコンサルやローカルで勝負するならそれはありですがそういうサービスを作りたいとは思ってないので作ることはないと思います。

6.企画をしておけば運用が楽

相当ベテランでない限り企画は必須です。企画をしていないとありがちなのは、「作成して終わる」パターンです。運用を考慮すると、宣伝などもあるため地味な世界になってきます。そこまで考えるとどういうものをやろうかを結構本気に考えることになりますし、そのほうがいいでしょう。作って終わりを目指していないのであれば。

企画を考えた上であれば、もちろんきちっと作り込むとか考えるのは楽ではないですが、撤退ラインとかどこでやめるか、どこがゴールかがある程度見えます。これはかなり楽だなと思います。

もちろん決めておいて変化してきたら変えていけばいいわけです。そういう時当初の企画が意味がないかというと、そうではなく当時と今の違いを踏まえつつ考えればいいというだけの話です。

7.運営記録から仮説検証をするのは面白い

これはくどいくらい言ってますが、仮説検証をするのが面白いってことですね。生データでもあるし、嘘はつけません。おかしいなあとかもっとうまくいくのに出来なかったら実力不足を認めるしかありません。

またもっとうまくやれるなら、そのアイデアを試せばいいだけです。そういう仮説検証で色々と得られるし、またそれが面白いこと。そう思えるならWebサービスや運営をすることが向いていると言えます。ただ運営だけやり続けるのはしんどいと僕は思うので、自分で作ったものを運営しないといけないでしょう。少なくとも構築前から、企画時点で関わるのがベターでそうしないと運営が作業になるので面白みはほぼないかもしれないという気付きにもなっています。

今後意識していくこと

他にも得たことがありそうですが、気付ける範囲ではそんなところでしょう。また気づきを増やしてさらに成長させていくのは当然ですが、それも踏ん張っていきたいと思います。

さてそれで今後意識していくことですが、Web集めから得られたものをどんどんと磨いてさらにという感じにしていきたいと思います。

1.サイトの企画→構築→運用までのスピードを上げる

スピードを上げればいいというわけではないのですが、同じような形式であれば勝手がわかっているので早いです。学習したからですね。また例えば3ヶ月でお客さんがつくというのがわかっているでの、1ヶ月でそれを出来ないかとか、仕込みを設計しておいて無理感を減らすとかより運営を考えた企画を作るのもいいかなと思っています。

どれくらい運用するかまでは決めていませんが、仮にこういったサイトを作りたいという依頼があれば実績があるので色々とアドバイスができるかなと思っています。逆に大規模なものとかは無理なわけで、そこは自分の身の丈でいいと思います。成長していくしかないですからね。

2.サイトの企画精度を上げる

結局アイデアを出して詰めていってどうかをやるわけですけどこれってなんだろうと思ったんですね。すると、やっぱり最初の段階、つまりアイデアを出したり企画として調べていく考えていくところで、「これいけるんじゃないか」というエネルギーや思いがなければやっぱ駄目です(笑)

駄目というのは、これならいけるぞ感がないとやる気がでないしやらないですからね。もちろん仕事として依頼を受けたならベクトルが違うのでそういう話ではありません。

では自主企画だから適当でいいのかというとそこもまた柔軟性という名の下に何もしないなら意味合いは薄いかなとも思います。

そういった企画時で完璧なものなんて無理なんですが、とはいえ精度は上げていくようにして、これならいけるのではないか、やってみて大体うまくいっているというように「ギャップ」をなくしけていけば非常に良さそうです。

3.作りたいものが出たらすぐ作れるようにする

1と似ていますが、1はスキルや学習などの話で、これは意識の話です。何か作りたいものがある!という時に、ぱぱっと企画・構築・運営まで見えれば非常に現実感があるものが出来ます。こりゃダメだと思えばやめればいいですし、出来るならやってみればいいわけです。

これは作成しか出来ないとか、企画のみで形にできないとか、運用で実際にものがなくて出来ないとか、そういう状態とは一線を画すものとなります。

4.学び切ったら次へいこう

Web集めで何が何でもこれをするというのは実はありません。アイデアを形にする一つの仮説検証を試す形なので、なるほどなあという感じです。もちろんやる時は真剣だし、形にして運用もやっていくわけですけどね。

大分学び取ったら次のことをやる必要があります。それはより挑戦的であってもいいし、さらに深めてもいいし、他のニーズに対応するなどで新しいことを始めるということですね。

そうすることで、つまりやり切ったり学び切ったら次へ行くことが、より自分を成長させてくれるし、さらに振り返ればまた別視点から運営サービスを見直す事ができます。

おわりに

1年気づけば経っていて良い振り返りとなったかなと思います。運営前であれば出来るかどうかもあまり分からずやった気がします。プラグインの設定などでなんとか出来ないかという試行錯誤をしていたのが懐かしいです。やっと出来てそこそこ見える様になった時は感動したものですね。

そこで得た知識やスキルを次にもっと活かすことで、サービスを順に発展させてくことが出来ると思っています。Webサービスにこだわっているというよりも、インターネットでWebサイトで自分が形に出来ることをやっていって、アイデアに留まらずそれを形に出来るということを示しているという感じです。

このスキルはWebプログラマやWebマーケティングのプロなどから見たら非常に低い可能性もあるし、勉強が独学なので抜け落ちている部分もあるかもしれません。ただ、そこと比較するのは自虐的すぎるためしません。逆に一般の人からみればすごい!となってる可能性が高いわけですね。

例えばCGMパッケージとして手軽に作れるものをやりませんかという提案をWeb制作会社とかでなく、Webに詳しい人はこんなの不要ですから、非Web系会社等で提案していけば面白いものが出来るかもしれません。そういうアイデアをガンガン形にしていくのが僕の仕事といっていいと思います。もしご興味ある方いればご連絡くださいませ。

Webサービス集めましたをこれからもよろしくお願いします。次はやるか分かりませんが、振り返りは運営2年後とかになるかなと思っています。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。