アイデア出し提案は4の枠を抑えるといいのかも。

アイデア提案の仕方って別にそこまで型がないと思っていたんですが、「いや、そうでもないか」と思い直して、簡単に示しておきます。もちろん正解ではなくて、ネタにしてもらえればと。

アイデア提案は4つの枠を抑える

僕が普段提案している枠というかやり方そのままです。お金をもらってアイデアを出すときはこれらを意識するというか、結果的にそうなったって感じです。

1つは着想ネタ(元ネタ)です。これなくてもいいのですが、「思いつき」ですわーって意味でなく、あとAIからではないですわーって意味でも意味が変わってきそうってことで大事ですね。僕はなるべく書いています。さらにいえば、転じられるということで、「相手に対して考えていること」をしっかり示します。僕の言葉でいえば「思考量」を示せる、気付いているんだよってことですね。

2つ目は転用です。転用とは、展開みたいなことですが、要するに「文鎮」から「両さん(こち亀)の眉毛」って想像しやすいと。目の前にあるからですが(笑)でも、AIの探し方って膨大に似たものをただ「それっぽい」確率が高いものを出すだけなので結構きつい。文鎮と眉毛は仮にいけても、「心の文鎮」なんてワードは多分無理でしょう。文鎮自体はモノを止めるわけですが、「文鎮的」意味があるものを考えるというのはとても人間らしいので。

この転用は1の着想ネタから必ずしなくてもいいのですが、とはいえアイデアとはネタ元があってこそなのでここで示せるか、しっかりと日常生活から見て得てそれを使っているかはポイントのような気がします。僕はそういうアイデアが好きってだけですけど。

3つ目はこのアイデアの説明自体です。文鎮ネタ→心の文鎮というアイデアが生まれたとして、その「心の文鎮とは」を説明しようってことです。思いついたので「後は相手に理解されるでしょう」は雑ですし、それはアイデアの説明にはなってませんのでちゃんとしましょう。

4つ目は任意ですが、軽くググるだけでもいいし、思いついた参考事例があればそれも当てるといいでしょうと。

この4つを抑えるだけでアイデアが思いつきではなくなるし、ある種の企画や事業ネタにもなるってことを言いたいし言ったって感じです。

説明はほぼ同じですが、付けときますと。

軽く見ておいてもらえればくらいかなと。

アイデアは伝えないと意味が薄い

自分で良いアイデアを思いついたという無邪気な喜びを否定しません。ただ人に伝える=商品化するってことであればそこがないとだめですね。くどいですが、自分で思いついてニヤニヤして自己満足するならこんなことしなくていいです。アイデアを売るとか、相手に伝えて動いてもらう、相手に買ってもらうな必須ってことです。ここ誤解なきようです。

伝えるということを適当にしていると、「ん?このアイデア伝わってるのかな」と不安になるわけです。そういう時、アイデア自体なのか、それともその前のコミュニケーション自体なのか、(例えばテキストでは無理でビジュアルがいるのとか)何が課題かを考えていく必要があります。

最近は相手の頭の回転スピードに合わせないと多分「整理できず終わる」みたいなこともあって(笑)結構慎重ですね。という意味ではアイデアワークってアートワークでありコミュニケーションワークなんだろうとも言えます。この意味が分かる人は、結構アイデア出しをやれているし、セッションというかお客さんにも価値を提供しているんじゃないかと思います。

アイデアエビデンスとしてのネタメモ

前書いたかもですが、何度も書いてみますが・・・。

ここでいう着想ネタとか転用とか、まあぶっちゃけなくても相手にアイデアがあって伝わればいいんですよ。ただ、昨今はAIでアイデア出しもできるので、ここでAIアイデア出しの課題は、着想ネタが何かってことなんですよ。

AIに問いかけてヒントをもらってそこから考えるはありですが、その場合なんて書きます?「AIとの共創です」が言えるかどうかだけですけど、心理的なものもあるし。あとは、こちらが「気づいて思いついた」人間の創発ならいいのですが、AIのネタベースだとちょっと言いづらくないですか?僕は言いづらい(笑)

つまり、AIとのアイデア出しで、アドバンテージとは言えないですが少なくともやりとりで人間が気づいて生み出した刺激なのか、AIが出したものなのか。そのミックス度かなと。5:5というのは珍しいと思いますが、多くは人間が8でAIが2とか。ただ最初の刺激をAIが出してそれを磨いたのはあなたなら人間でもいいというか。この割合が決められないんですよね。

というのもあって、AIとの共創でもいいのですが、履歴はとっておいてURLアクセスできるか、あとはその主要なものをメモしておくとかはいいかなと。

同様のレベルで、着想ネタ→転用→アイデアの説明もネタからちゃんと考えてますよと。そういうことを思考したよって「エビデンス」がいるんじゃないかと。これがない時「私が考えたのだ」を証明できないだけです。仮に同じアイデアでもいいのですが、まさに私が、この頭で使ったのだということを言うにはこれくらいのメモしかなくて。恐ろしい話ではありますが、ここ大事だよなあと。

って意味でAI時代では、このメモが人間の思考エビデンス、アイデアエビデンスとなるんじゃないか。そんなことを書いておきます。なので、日々メモして思考して考えてアイデアを出す人ならこんなことは朝飯前だしやっているわけですよ。やってない人はぜひ書いてみるといいのかなと。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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