看板俳句というファンキーなイベントで遊んできました。面白かった!

面白そう枠で看板俳句というファンキーさがあるイベントに参加してきました。写真そういえば撮ればよかったですが、まあそこはよしなに。

看板俳句 ーまちに溢れることばを採集して、俳句をつくろうー

イベント詳細は上の概要でどうぞ。

今回は何が面白かったか、それらのポイントを気づきとして書いておきます。

面白かったこと

俳句を楽しむ現代版句会(?)がまさにこれ

参加者の半分は僕のような初心者のようでした。逆に経験者も参加するのは驚きで、多分ですが色々な場に参加したりとか、交流や講評を楽しみにしているかもしれませんね。俳句沼とはなかなか恐ろしいけど面白そうです。

例えば工夫としてLINEのオープンチャットでフィールドワークの写真を撮りためて共有したり、講評や選句ですねこれも画面を見ながらやったり、手書きで投票、Googleフォームで提出などハイブリッドな感じが心地よかったです。

現代版の句会というのがあるとしたら、別にあるのでしょうが、こういうイベントじゃないかなというところでした。参加者も学生さんからシニアまで多様ではありましたので。

アイデア出しの基本をおさらい

今回は組み合わせ法というやり方、つまり季語と12音を組み合わせるというやり方でした。これをやるとそこそこそれっぽい俳句が出来るということで実際にそうなったと。練度とか精度とかはおいておいて。そこで体験ができるのが良いですよね。

これってアイデア出しでおなじみの既存の2つの組み合わせですから、ガッテンガッテンと首肯しまくりでした。

つまり、アウトプットを俳句にして客観的に自分のアイデアプロセスを見直す機会ともなりました。より客観的に見えるし、同様に俳句でも同じことがいえるというか。だからアウトプットで好きなものをやったほうがいいんですよね。謎掛けとかもそうですね。ほぼほぼ同じです。

だから思考構造として、この組み合わせ方が出来る人はビジネスアイデアも出せるんですね。ただ、問題はビジネスに関する知見とか、その関心とかになるんだろうなと。まあ当然です。日常の生活の中で、言葉を見つけたり、面白いフレーズを得たら俳句化するみたいなことをやっていると勝手にこれらの練度が上がるようにですよね。

アイデアパークというサービスは俳句ではないですが、ビジネスの解像度を上げるという意味では間違っていないのではと再確認できました(笑)良ければどうぞ!

イメージと言葉のすり合わせというプロセスが面白い

これ面白いと思えないと多分苦痛なだけなんですが、「かき氷」という言葉がある時、何を表現したいか。食べたいでもいいし、冷たいよね、頭きーんでもいいし、風流な感じでもいいし、それがまず出るか。でたら、どうかき氷に足すか、ですよね。それって結構面白いと僕は思います。

つまり、イメージ→言葉→ずれを修正→また修正→その修正だけで出来るかはおいておいて、基本的にそれらをあとは音数をもって、または575に入れていくことで整える。そういう作業となります。

これは面白いと思う人とそうでない人が分かれると思うのですが、言葉好きや表現したいとかなにかあれば結構ハマる作業ではないかなと思ったりします。もっと良くしたい!あーなにか違う!みたいな感じですね。

これってアイデア出しでも同じで、たまに書いていますが、具体と抽象を行き交うというメッセージですね。どちらが具体かは多分その人の認知次第ですが、「冷たい」具体的なイメージであれば、それを「ひんやりと」でさらに具体化するという感じです。具体度が増すということは、相対的に「冷たい」は抽象的で、「ひんやりと」は肌感もあるので具体的です。そういう具体を行き交う旅が僕は面白いと思いました。

最近だと、みんな大好き抽象と具体の話とかで書いていますね。ご参考まで。

アイデア出しとしては既存のイメージを飛ばすか、解像度を上げるが強い

飛ばすとはギャップがある言葉を入れる感じです。「水」なら連想で飲むとか、生活に役立つとか、色々ですよね。でもそこで「生きる」とちょっと飛ばすと。もちろん生活という字面からは近しいですけどね。

「水」と「生きる」のギャップというか違いが多少あっても、遠ければ遠いほど、それを脳が吸収します。つまり思考します。例えば、ここでは「力水」みたいな実用的な、マラソンランナーへの給水というのもあれば、「天然水のキャッチコピー」みたいな「生きる水」みたいなものでも出来そうです。

飛ばした概念が定着する時、そこでジャンプしているところを埋めるので面白いギャップがあるところになると。

ここでは飛ばせるかが問題であって、飛ばせない近しいところをさまよっていると面白みが少なくなるわけです。

ただ飛ばしすぎると人が、他人がついてこれないのでその修正を行う必要もあって、ここが醍醐味かなと。先のイメージと言葉の修正プロセスに近いですね。

もう一つは解像度を上げる話です。つまり、「水」なら「きれいな水」とか、「透き通った水」もっと形容詞をいれるなら「一点の曇もなき水」とか「サンゴ達が完全に見える海」とか、そんな感じですかね。そうすると、解像度が上がるのでもちろんこれで伝わらない経験がなければ想像できないです。ですが、方向性としてより解像度を上げる方向と。

アイデア出しにおいても、飛ばしが拡散、視点移動であって、解像度を上げるは深掘り、掘り下げるという感じがします。よくあるのは解像度を上げていく方向は全然良いのですがそっちで高めて他視点が見えなくなる、飛ばしが消えるということですね。どちらも大事なので、掘り下げたら広げる、広げたら掘り下げるが大事かもしれませんね。

おわりに

違うアウトプットでアイデア出しを体験した感じがかなり大きいですが、純粋に俳句って面白いなあと思ったので僕としては満足です。これからどこまでやるかは分かりませんが、俳句も面白いと思えただけでかなり価値がありました。

当然アイデア出しとしてもプロセスとしてもかなり同じ物が見えたので、さらにアイデア出しの解像度ややり方も高められそうだなと感じました。

上の飛ばしと深めるはもう少し考えてみたいのでまた書いてみます。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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