カラッとコミュニケーションでどんどん挑戦する

ものすごくシンプルな話ですが面白かったので共有しておきます。

イベントに参加してのメモからです。

結局人ですね。人(笑)

独立する人の気質とは?

屋号でもあるシゴトクリエイターですが、これって結局自分の名前や肩書という以上に、世の中的に、支援する人とか関わる人がそうなって欲しいという意味合いも実はあります。

例えば、自営業や経営者はまさにシゴトクリエイターなわけです。なぜなら営業し、仕組みを作りお金が入る形を作っていかないと成り立ちません。資本主義的なものを原理的に嫌う人は厳しいですが、そうでないなら「どうすればこの社会の中でお金を稼げるのか」を考えるのはわりと健全です。

いつかどこかでこじれてしまったと思うのですが、フラットでいることが難しくなるくらい、時にはフラットならニヒルな強欲主義者でもいい、または非営利追求の社会起業家か、という二択になってしまいがちです。これは誰もそうしろといってないけれど、選択肢やモデルを提示するとなぜか二択になるんですね。間であれば、どちらかにせよ。近い方ならそっちでいけ。

これらの分類はさすがにもう意味がありません。一昔前なら意味があったということなんですが、意味があるとは、それによって一定のルールや仕組みが出来たということです。それ以外の意味はないですね。

さて、そういう中で久しぶりに友人のイベントで遊んできたのですが、参加者として感じたのはさらっと話していた家の再生屋という工務店をやっている伊藤憲さんの話でした。

イベントの中で語られた、話されたことで独立するポイントというか気質は「人から応援される存在になれるかどうか。なるということ」であり、かつ「チャレンジして力を試していくこと」ということです。そのためには、知人友人に声掛けは当然やれることはやってなんぼという商人という感覚がとてもグッドでした。

そしてもう一つ、さらに好きなのはチャレンジについてですが、「確かに自分が良いと思った仕事、それは大工であり料理であり、そういうものを確かにやるということ。お客さんが良いと思うことよりも、それ以上にこれが良いと思えることをやる」という感じを受けました。失敗すれば職人よがりとなりますが、とはいえ自分が良いと思ってやらねば何も進まずそのために確認の意味を込めても行動してやるということが必要となります。

まさにこれが失敗が全てフィードバックだというあやえもんさんの話にも通じますね。

実際に独立できるというのは、資質は大きいですが「どちらかというと成功できる、計画性がある、スキルがある」というのももちろんですし、それがぶっちゃけなくても「自分でやれる自信がある」「試してみたい」「何かうまくいくやり方を探りたい」というのが大事というか、それがないとやれないしやってられないというのが実際かなと感じました。

つまり、メンタリティーとして、「試さないと気がすまない」とか「自分はこれは間違ってると思うからやらない」というこだわりとか、「他の人は駄目とかいうけど、そうなのか。できるんじゃないかと思う」人は多分独立が向いています。

食える食えないって心配すれば結局エンドレスです。そこで行動をやめる、やらないことで後悔するという気質です。もちろん同時に「駄目なものは駄目」ですから、どうやっていけばいいかを考えてチャレンジし続ける。そういう人が独立する気質であるし、そういう人は多分勤めてやる仕事は向かない印象があります。

思い出したのは昔のイベント仲間たち

良い意味で話を聞いていて昔の仲間というか、イベント仲間を僕は思い出しました。イベント仲間ってなんだって感じなんですが、そのままです。友人です。ただ、完全にイベントという場を作りそこで知り合った人なので、一緒に仕事をしたというよりも、一緒に遊んだ、または企画した、話した、という感じしかありません(笑)

そこにあったのは、そこにはエアコンのドライレベルの、からっとした空気であり、「やろうと思うんだ」「やれよ」というまさにワンピース顔負け、ジャンプ顔負けの友情です。青臭いかもしれませんが、結局そういう仲間感やら友情というのも、万能ではないですし、全てとも思いません。が、仲間いいじゃないですか。くらいでしょうか。熱くなってやるのもいいし、冷めてクールにやるも良しという感じの上でです。

こういう原体験としてのからっとさであり、ドライさがある。それって人ととして未熟であるとか、または知らないだけという批判を簡単にできますけど、一方でそういう批判が常にずれているのは「応援をしようとする言葉であれば素直に届けよう」ということですね。もちろん仕事やビジネスがそれは駄目だろうというのも合った場合、知っているレベルなら何か言うかも知れないし、そのあたりはかなり曖昧です。例えば僕は友人や親しい人と何かやりたい一方で、ドライに割り切らないとやりづらい点も感じているのが事実です。だから企業組織ってそういう意味ではすごいわけで、また小さな会社であれなんであれば「付かず離れず、もちろん友達のようなという環境もあるでしょうが」というところはうまいなあと感じています(もちろんそういう職場が少ないのは確かでしょうが)。

そのカラっとさ、つまりファンキーさというか、自分がやってみてどうかであり、人がどうかは関係ない。やってみてなんぼというのはとても素敵です。こういうところに行き着くには、一定の達観というか、ある程度舵を自分で取った上で一定の思考と実践があって、検証があってこそできるからです。その上で陰気にならず、とはいえただの陽気でもなく、中庸というかバランスを取っていくスタイルは面白そうです。

自分はこう思うんだ、だからやってみる。まだこういうセリフは、バンドマンがメジャーデビューしたい切り口、夢追い人のフリーターみたいな「イメージ」しかない人が多いかも知れません。が、僕の感覚では、そういう好きやいけるというのがなんであれ、趣味であれ商売であれ、そこが突破口かなと感じています。直観レベルでこれを分かっている人は、今のの世の中は色々あれど昔よりよくなっていると感じているはずです。良い形の個人の主張、個人のやり方が確立されて道がキラリとでも見えるからですね。全く見えないよりいい。もちろん誰もが成功というか、お金持ちとかになれるわけではないですよね。ただ仕事として人が、地域が求めているものを確実に拾っていくときちんとあると。それが見えているかどうかだけな感じもします。ただ独立気質という意味では、仮に「ここにこんなニーズがあるからいけるでしょう」と認知できても正解はありませんから、「例えば店なりをオープンして試す」ことをやらないと駄目なんですね。多くの人はここまでやれないからやらないです。そこで余白やチャンスが産まれるわけです。もちろんそのためにチャレンジャーはリスクを追うのですが、彼ら彼女らにとってそれらは「リスク」というかチャンスでしかないんですね。と思わないと出来ない面もあるわけですが。

そんな仲間を思い出して、そういえば自分もそんな種族かなと(笑)と思って、何かできることであれば、「自分は店はできないけど、何かやるよ」という立ち位置になりそうです。というか僕ができることはそんな感じでしょう。ここで自分も応援する、ありがとうという素直なコミュニケーションは良い循環を生み出します。心理的安全という言葉が最近出回り始めている気がしますが、まさにそれです。多少の失敗は「カバーされる」からこそ「拙くてもやってみる」「打席に立ってどんどんバットを振る」ということができるんですね。これがまさに教育というか、知らずに教育できる環境であり、その循環は少数のグループでなく全体に波及します。ここはそうやってもいい場なのだと理解されるからです。

そういう良い気を浴びるとこちらも何かやりたくなる。少なくとも僕はそう思いました。

ファンを作るのはどうすればいいか

カラっとした気持ちの表明。それを応援する(少なくとも悪いようにしない)というファンを作ることは、結構難しいと思いがちです。ですが、実際はかなり地味ですし、それを高モチベでできるかだけです。無理そうなら辞めましょう(笑)なぜならあなたのやり方が多分あるし、目指すものも人によって違うからですね。まさに自分カスタマイズのやり方を、営業なり宣伝なり、商品なり、サービスなり、やり方を工夫していこうという話です。

例えば、友人がYoutubeを始めたと言っていました。それはいわゆるYoutubeチャンネルを開いている、発信側です。コンテンツは見ていませんが(笑)それはどうでもよくて、やることが大事です。やっていって何人登録者が集まるかも大事かもしれませんが、それ以上にやってどうなるか、どんなコンテンツを作れるか、読者やファンが産まれるかというのも大事ですし、そのプロセスや検証の価値はお金で買えるものではないからです。そしてまさにそれこそ「やりたいからやる」「楽しそうだからやる」からこそ、高モチベが保たれる。当然反応がなければポシャりますが、そうならないためにも何か工夫を考えていくということですね。

この場合のファンづくりが面白くて、直接話してyoutubeをやっているから登録してくれないかという声がけでした。ネットサービスであるyoutubeを対面で話してファンづくりとはかなり異色というか間違っている可能性も高い一方、そういうやり方はなかなか出来ないし、高モチベでないならやらないわけです。だからこそ面白いと感じました。もちろん登録はしましたよ。

ここでいいたいのは、そういうやり方を真似しないといけないのでなく、そういうやり方もありますよね。その場合あなたはどう思うか?やれそうか、やりたいか。そして何かヒントになるか。あなたなりのやり方は見えそうか。で、やってみたかどうかだけです。同時に「え、そんなやり方でいいの」と思った人はその「感覚」であれば、そのまま何も考えずにその瞬間から「ぜひやって」ください。そうすれば、当たり前ですけど、ファンというか読者や登録者が増えるので、そこからファンになる人が増えるかもしれません。

それで応援者、ファンってどう作るかというか、何か人工的に生成する実験ではないです。生身の人です。ですから、猛暑日が続く中で暑苦しくて恐縮ですが「本気で語ること」「自分の想いを届けるように伝えること」ということしかありません。嘘をいえば嘘で埋まりますし、もちろん全てを言うことはないでしょう。かっこつけてもいい、盛ってもいい。でもその中で何を言ってもしても、残るのはその人の言っていたボンヤリと、その中で形にした何かだけです。もちろん細かい何かはありますが、人の印象なんてそんなものです。一方で印象に残れば何をやってもいいわけでもなく、倫理的なものはあるわけですから、そこはお間違いなく。

そういうことでしか僕はファンは作れないと思っていますし、これが変わることはないと思いました。もちろん、色々なタイミングで応援したいとか、今は違うなとかもあるかもしれませんけど、カラっとしている人はやはり人に好かれるし、やるなら応援するよとなります。もちろんそれは友人やらパートナーやらという深いレベルもありますが、もっとライトに応援する人にも「なんか良い人だし」という認知も非常に大きいからです。説明はできないけど、悪い人そうじゃないという印象を与えるならもうファンに近いですよね。そこからより応援したい!何か手伝えないか、という人が生まれてくる。本当にシンプルですけどその活動を高モチベでやるということですね。

その継続が難しいのは頭で考えるからで、やってない人はやってみてからどうか。やってる人は今までのフィードバックをしてどうしていくかっていうかなりシンプルなケースになります。

人を応援する、応援された人が誰かをまた応援する

人の心というか、良い意味の気持ちが循環することで、単にお金を出す、サービスを受ける、消費することではないものが生まれます。

これは既にわかりきっていることです。一方で消費する側も単なる消費は避けたい。また提供側も単なる提供よりもちゃんとお客さんに届けたいしフィードバックを受けたいと考えます。実はそういうサービスができる場、店というのは商店街的なものが一番近かったといえそうですが、もちろんそれだけではないはずです。ただ冷静に考えるとこういうお店は今に適したものを作ること、または今のやり方でやること、今後を作る若い人達がやることが最も意義があります。他でもない社会を作るのは若者だからですね。

もちろん街づくりとかでなく、単に良いサービスを受けたら気分が良くなります。だったら何かその「良さ」は誰かに伝えたくなる。誰でも良いかもしれないけど、やはり親しい人に伝えたい。するとその人が興味を持つ。今度一緒に行こう。買ってみよう。まずはいってみよう。するとそれが面白かったから次へいくという流れが生まれます。

だからこそ、接する人、その瞬間が真実の瞬間です。「まあ軽めで流しとくか」と思えばそれが伝わります。それを騙す演技は不要で、そう思うならそう思うまでで、何か違うのかもしれません。高モチベであればそれはまずなく「その瞬間瞬間をどうすれば楽しんでもらえるか」と考えるし、精一杯のもてなしを考えるはずです。それは誰かにそうしろといわれてやるのではない。やりたいからやるのだ。まさにもてなしですね。何も高価なものとか、そういうことではなくてですね。

その接した人をどういうレベルでもてなせるか。またはどのレベルまで感動を与えられるか。いやそういうとなんか胡散臭いかもしれないので、単に「目の前の人とどう関わりたいか」だけでしょう。その社会への態度といってもいい、あなたの生き方が現れる。これは大げさでなく本当です。その生き方のエッセンスが仕事に現れるだけです。そういうと仕事至上主義になりがちなので薄くしておくと、「普段やっていること、考えていることが、普段の行動に出るだけ」というほうがいいでしょうか。これであれば、普段を磨くこと、高モチベたる何かをやらないとまずは保てないことも明らかだし、いきなり「おもてなし」だとか言われてもできるわけがないということですね。

良かったから次も行く。もちろんお店であれば顔見知りが出来たから行かないという行動も取れたりできるし、飽きたから遠ざかったとかもありますよね。僕の場合や最初は着火されたり、したりが好きなのでそれ以上は不得手かもしれませんので、ずっと常連というのが苦手なんでしょう、きっと。

世の中にチャンスはある。あとはあなたなりにやるだけ

イベントを終えて歓談していると、チャンスというか自分が社会なりをどう見るかだけだなと感じました。問われているといってもいい。あなたはどう社会を見ますか?日本を見ますか?政治的なというよりも、自分の人生をどうしたいかであり、どういう社会になったらいいかであり、目の前の人とどう関係したいかという意味合いです。

僕が学生の時にいっていたのは「ちゃんとやった人が報われる社会が良い」ということです。とはいえ真面目な人でもクソ真面目ではどうかと思ったのですけど、実際は今はマイルドになっていて(笑)「それぞれ人は適性があるからこそ、その適性を活かす社会がいいよね」というところになっています。報われるとは、自分がやっていることのレベルを問わず、それによって感謝されたり仕事になったり、生きがいになったり。それが相手に影響を与えてまた返ってくる、または遠くへ影響するというような感じです。

無理してやれということはなく、ただこれやってみたいなあというボンヤリから形にしていくのも全然可能です。ただこれも当然ながら「やる気がない人を無理にやる気にさせる」ことは僕は出来ません。というか多分誰も出来ないと思います。それこそ、一緒に何か話をしていく中で見えるとかもあるでしょうけど(笑)まあやる気出してで出せるノウハウなどはないと思っています。あれば怪しいですし、話す中で見えてくるのはまあわりと普通だと思っています。実際はその話す中でのコストが関係性がなければ高すぎて出来ないってだけですね。

こんなのやったら笑われるから出来ないよねとか、こうすればよかったのに「勇気」がなくてできなかったとか、あの時こうしていれば。そういう考えは人間らしいと思っていて、でもそういうのって今でもいいからできるし、やってみたらいいじゃないと思うんですね。という程度に環境がゆるくというか、ちょっと挑戦する人にハードルが低いほうがなんかいいなあと。そういうほうが多分色々な人は活躍できるし、褒めあえるし、アイデアも出しやすいし、いいなあと感じました。

で、そういう社会を当然作っていく前提はインストールしつつ、どうやって形にしていくか。そんなことを感じました。

おわりに

独立する人の気質って多分あるし、それも適性です。だからサラリーマンだからどうとかってないんですが、一方で数が少ないとレアとなるので「すごいよな」という良くも悪くも捉えられる評価になりがちです。実際にサラリーマンでもフラットに自営業者なり起業家を見る人もいるはずですが、それは相当そういう人にあって話さないと見えないだけでしょう。

そこまで分かれば自分の認識は偏ったりしているという前提で、バイアスを意識してコミュニケーションできるはずです。なれないと出来ないと思いますし、それも気質でどうしても無理という人もいるかもしれません。

僕はたまたま何か仕掛けてやろうというタイプです。もちろんあっと驚かせたいとかまでは実はないのですが、少なくとも自分の手が入ったもので、少なくとも人が完全に作った感があるもので生きるとさすがに辛いということは分かってきました(笑)今更でもないのですが、そういう気付きは常にあるわけですね。

そうなると、人を応援することはやはり適当よりも適切にやりたいし、その循環も全力というよりも、適切に回るものって出来ないだろうかと実験して検証していくし、ということになります。

自分でシゴトを作りたい人、独立して何かやりたい人はぜひ気質みたいなものもあるので、最初はそうは思わないけどわりと話なり、インストールをしてみて「自分はどう感じるか」を試すほうが筋がいいと僕は思います。合わないとか微妙だよねとか思えば無理せず。でも、なんかいいかもと思えばやってみる。それがたまたま詐欺っぽいことに巻き込まれるリスクは当然あるわけですが(笑)そこも人を見て、シゴトを見て、自分で見ていくのは当然です。世の中に善人ももちろんいますが、それ以上にという話も、見たくないものも見なきゃいけないし、そこをどこまで受け入れられるか。目を、耳を塞ぐこともできるけど、多分辛くてもタフに生きろってことでなく、フラットに見ていくというのが出来ればわりとそれこそ何でもできるように感じますね。

何かヒントになれば幸いです。少なくとも、向いてないと思う人は向いてないでしょう。ただ自分の自己認知が他人とはずれることもあるので、そのあたり面白いですよね(笑)それも込みでチャレンジはいいんじゃないかと。

ちなみに、上のお店は今後オープンしていく大松屋商店さんというお店です。気持ちの良い兄弟がやっているのでぜひオープンしたら行ってみてください。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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