ターボコインでパターン画を作ってもらった話とじぶんコインの振り返り

じぶんコインにてTURBOさんが提供しているターボコインにてパターン画をつくってもらいました。

今回はその体験の話を切り口にしつつ、じぶんコイン自体の振り返りをしてみました。

スポンサーリンク

ターボコインとは

TRUBOさんが発行しているじぶんコインです。

Twitterアイコンなどをパターン画にしてもらいました。パターン画自体も頂けますが、SUZURIでもアイテム販売という形にもなっています。りーどますたーさん

作っていただいたパターン画はこちら。

緑パターン

白パターン

 

壁紙とかに使うと面白そうですね。ありがとうございます。

欲を言えばオニオオハシはイラストとかのほうが可愛かったかもと(笑)もちろんこれはこちらのミスで。

その他のターボコインの価値

現時点では、

  • パターン化は先着2名で月単位
  • ベーシックインコメプレゼント

などがあります。

ちなみに、じぶんコインでパターン化をされている人はターボさんしかいなさそうです。かなり特徴的ですね。(パターンでの価値検索結果

じぶんコインの価値を少し考えてみる

まだまだ僕の中で事例は少ないですが、じぶんコインを貯めてお願いできるという感覚はかなり独特です。

今までのスキルシェアサービス等との違いもなんとなく見えつつありますが、

  • お金が介在しないという共通前提がある。評価経済への一定の理解がある
  • 価値提供をする人自体は多くない(ユーザーの2割ちょっと)が、アーリーアダプターなど試して使う人が多い(今このフェーズかなと)
  • コイン自体は実体がない。評価というのは、依頼者Aさんと、受注者Bさんという関係になるが、Aさんがお願いしたい気持ちとBさんがやりたい気持ちみたいな「気持ち」が全面に出る。
  • 例えば、不正?に得たコインでお願いをすることが出来たとしても、不正で得ている時点で評価ゾーンを著しく乱しているので突っぱねることも可能
  • システムとしてはその機能があるわけでないが、実際は価値提供自体もコイン送付+価値提供自体は契約書とかなにかがあるわけでないし、仮払いシステムというものがあるわけでない。なぜ、不要かというと、評価経済という中にそれらが含まれるから
  • フォロワーやお気に入りや発行数などの数値は「可視化」されるが、例えばターボコインの価値とreadmasterコイン(僕のコイン)の価値を1:1という人もいれば、1:10という人もいるだろうし、全く価値を見出さない人もいる。というか「価値」自体を感じられる人のほうが基本的に少ない(インフルエンサーまたは既にファンがいたりという一定数いる人はやや例外)。
  • だから評価の可視化というよりも、取引履歴であったり、メッセージのやりとりという、アナログなコミュニケーションが地味に蓄積される感じかと。そこが醍醐味な気がする

というところです。

評価を横断するものはなさそう

一方でスキルシェアサービスなどは、それこそクラウドソーシングなどで培った評価って他サービスで使えるか問題というのがあります。実際にはほぼ使えない、または使えてもそのサービス内でのみの話となります。Twitterはプラットフォーム的に認知度が高いために、フォロワー数数万というのが価値になりえますが、そうでない新規SNSでフォロワー数がいくらあっても価値は感じづらいって話です。

当然じぶんコインでのやり取りや全ての可視化される数字自体も、他で引き継げるかというと出来ないでしょう。というかする意味があまりないという感じです。例えば「俺はじぶんコインではすごいんだぞ」というのはちょっと小さい話です。ただこれは「自分なんて大したことできない」という感情を持っている人には逆に「自分にも出来ることがあるのだ」という自己肯定のきっかけになり得そうです。

では横断したり、全ての自分が関わったサービスを可視化するといいのか?というと結構面倒ですし、考えるだけでつらそうです(笑)そこで色々考えはありそうですが、Twitterなどで集約する、ブログや自分のサイトで集約するなど何か一つにまとめたほうが多分いいのだと思います。僕はそういう意識でブログをやっています。もちろん無理にまとめなくてもいいのですが、すぐ参照できたりできる便利な引き出しという感じですね。

じぶんコインでまとめるというのもちょっと違うかなというところです。とくにコストをかけずに試してみたいということでは秀逸なサービスだと言えそうです。

評価、価値、その人をどう判断するか?

ターボコインではスタバコーヒー奢るみたいなものがありまして、これは面白いです。スタバのコーヒー自体は300円台はするはずですから、ターボコインが100枚なら1枚3円の価値となります。

このような「コインと円」など円換算はかなり意味がありません。意味がないというのは、レートは常に変えられるからです。発行者都合でもいいですし、そもそもサービスをなくしてもいい。もちろん常に価値を提供できるという「価値」もあるのですが。

また他のコインとの比較も意味がありません。もちろん交換自体は色々あって、それ自体は面白いです。ここでいう比較とは、どちらのコインが価値があるかという意味です。Aコインが欲しい人はBコインを欲してないことが普通にありえるので、AとBコインの比較が、1:0というか比較できないんですね。もちろん欲しいコインを並べてそれらは欲しい人には価値がありますが、比較したところで多分以下の感じでずれます。

  • じぶんコインの発行者の信頼性
  • じぶんコインの発行者の提供する価値が異なること
  • じぶんコインの提供価値の必要枚数が変動、またはサービスが変化(消去)すること

これらを掛け算する形で、

発行者自身 × 価値提供 × 価値の変化 = じぶんコインの価値

みたいになります。つまり変数が3つもあるので、価値の比較自体が困難ということです。

自身の信頼性はかなり変わるでしょう。仮にAさんとBさんがreadmasterコインに対して同一の信頼性を抱いている(もしくは同程度にない(笑))とします。

価値提供に関しては、Aさんはアイデアがほしいけど、Bさんはそこまでほっしてないとします。

最後に価値変化は、アイデア出しという価値を提供する僕の価値がいつか終わるということや必要枚数が変動するということがあります。

これだけみても、Aさんのreadmasterコインの価値と、Bさんのそれは大分異なりますよね。

ちなみに、僕の買い方?は、必ずその人のTwitterなり情報が見えるレベルではまずチェックしてどういう人かを見てから依頼することにしています。直観に近いですが、一方的にイメージをしてどうかという感じですよね。これは結構慣れてないと違和感というか、出来ない人が多いかもしれませんね。

生まれる可能性が結構ある

では、じぶんコイン自体は単に「お金」などがゼロ価値みたいになって、このまま機能するかというとそういう原理的な話ではないはずです。原理に戻るとちょっとやばい気がしますが、矛盾を抱えつつ、何かがあるほうがよほど自然だと思っています。もちろん矛盾すれば必ずいいって話ではないですよ(笑)

どういう価値が生まれるかというと、今確認できそうなのは、

  • 新しいサービスのため、新しいアイデアで新しい価値が生まれる
  • 実社会にある価値、商品やサービスとの交換など
  • その人自身が提供できるスキルやサービスや出来ることを生み出すきっかけになること
  • 新しい人と出合える、新しい価値と出合える、新しい発想に出合える
  • ハードルが低くなるのであとは意志やアイデアに委ねられる(ハードルが低い理由は、Twitter、インターネット、多少の日本語能力+コミュニケーションでできるため)ので、論理的にいえば色々やりやすくなる
  • 個人の価値を相対的に上げる、または個人の活動や個人自体に緩やかに応援をすることができるので、良い循環が流れる

などでしょうか。

とくにハードルが低くなるというのは、しょぼいメイクマネーを観察していて感じたことでもありますが、何かをやる時に「難しいから出来ない」とか「なんか大変そうだから」という理由でやらないことがあります。これを一個一個課題と定義して潰していけば論理的にはなんでも可能です。そういう時に、ハードルが相当低くなるので、ちょっとやって駄目ということでなく、「ちょっとでもやれた。から次もやろうといってやり切れる」ところまで行く人が増えそうな気がします。

評価経済的な見方のデメリット

一方で上の価値は、かなりポジティブな見方です。別にじぶんコインでなくても、新しい出合いは可能ですし、色々なニュースややりとりから知識や面白いサービスには出合えるわけですから。

冷静に考えると、これらの自分=価値というのは評価の塊ですから、自信が0な人はエントリーしづらいわけです。とはいえ社会的なもの、例えばスポーツで一定の成績を出すには練習をしてなどが普通です。その場合レギュラーに選ばれるという評価が必要で、自信の有無はメンタルの話ですが、全く自信がない人はいないでしょうし、自信だけしかない人もいなさそうです。

  • 自分が評価に晒されるので、マイナス評価が発生するとか、満足頂けない場合のフォローが難しい(お互いに気まずくなる)
  • 仕事とか成果物など「本人」でないならうまくスルーできるものが、個人に紐づくためスルーがしづらくなる。
  • 個人で仕事ならその仕事に対して責任を一定程度負うわけですが、金銭的価値ではないコインに対してどこまでやるかが分かりづらい(これ自体を評価経済が内包してるって感じでしょう。だから余計分かりづらい)
  • 中国に見られるような無人コンビニ+電子決済+SNSアカウントが成り立つのは、商品を盗んで得るリスク<SNSアカウント停止リスクとなっているはずで、評価がBADになると色々と生活が不便になる。お互いをお互い評価するといえばまだいいが「監視」というとちょっと嫌になるかも。
  • 今まで利用者という立場が提供者という立場になる(昔から言われているようなプロシューマー=プロデュース+コンシューム=消費だけでなく作る人)ものの、数は少ないので、結局提供出来るなにかがある人しか使いづらい
  • うまくそのプラットフォームで目立ったり注目された人はいいが、そうでなければなかなか浮かばれない。ただこれは何のどんなサービスでもそう。

などでしょうか。

個人に焦点を当てて考えることになる

ものすごい何か特別なすごいことができる(笑)わけでないので、結局突き詰めていくと、楽しそうだからやるとか、自分にとって意味がありそうだからやるとか、そうなっていくんでしょうね。

ここまで考えると、金銭的価値を適切に捉えつつ(稼ぐだけでなく使うみたいなものとか)、とはいえ評価的価値が絶対ともいわずに(例えば評価ない時とかはエイヤでやるしかないとか)、個人、家族、コミュニティなど自分の最小単位で考えつつ、どこまで自分は関わるかという感じなのかなと。

僕の信条というか価値観でしかありませんが、人の生き方=死に方だとすると、その人がどう考えて生きたかという相対的なものに過ぎないと思っています。例えば人生において何か大きなことをやりたい人はそれに価値をおきますが、毎日小さな楽しいことがエモいですであればそれがその人の価値です。どちらを比較するのはナンセンスでしょう。ただなぜか、声が大きい人やより力に結びつく(笑)方が羨ましがられやすいせいか、人間の欲望にダイレクトに来るのか、無駄な比較になっちゃうんでしょうね。

だからこそ、じぶんコインの使い方そのものが、それこそハードルが低くなってあとはプチアイデアとちょっとした行動だけになるので、その小さな小さな行動が「あなたの価値」であり「人生でやりたいこと」であり、または「やりたくないこと」を表現しているのかもしれないと言えます。

例えば、絵を描きますという人は絵が上手下手とか実績とかでなく、「絵を描ける」わけです。さらにそれでどうしたいか、少なくとも「絵」は価値があるのではないかと思っている。あるかないかは反応次第というか、ちょっとした行動になるのかなと。プチアイデアもですけど、例えばネーミングも作りますとか。

そういうサービスは過剰または飽和になるのではないかという心配や不安を感じる人もいると思いますが、上で書いたように価値の感じ方の変数がたくさんあるのでなかなかそうはならないでしょう。例えば、コンビニにいけば水が売ってるとか、お弁当が売ってるとかが普通ですが、同じ水がないというかみんなバラバラな(笑)ことが楽しいわけです。オリジナル商品のクリエイターマーケットに近いんでしょうね、きっと。

現時点ではアーリーなスコッパー型向けか

僕が感じている価値はおそらく、アーリーで新しいものがある程度好きで、試してみたい。あとは良いなら広めるという気質の人が多いはずです。クリエイターの人はそういう人が多いかもしれませんね。スコッパーとは発掘する人という意味合いです。しかもその価値を感じてこういうことではないかと言語化したりする人です。

キャズムではないですが、おそらくその溝を飛び越えるには何がいるのかというと、こうやったら面白いよとか、こんな価値見つけたとか、まさに古本屋で本を漁るごとく、新刊書店でもいいですけど、何か見知らぬ土地で「冒険」して何か得るという感じに近い。まさにリアルRPGかもしれません。しかもお金はかかってない。あるのはアイデアのみ。

僕もスコッパーとして踏ん張っていきたいですね。

おわりに

考察が長くなりましたが、じぶんコインを使いながら、良い機会なので少しじぶんコインについて考えてみました。

評価経済とかどうもなーという人はあえてやることはないですが、上では否定というか出来てないと書いている「横断する何か」というのは、結局人は多人格というか色々な顔があるからなんですよね。それによって色々なコミュニケーションができる。

そういう意味で絶対評価でなく、相対的な評価だけど自分にひも付きやすいもの、というのは面白いんですよね。評価経済がーという感覚でなく、自分にそこまで自信がないとか、よくわからんけど面白いかもしれないと思った人は多分やってみると良いと思います。応援しますよ!

今回は以上です。

ビジネスって面白い、アイデアの価値ってもっとある。そんなことを自分なりに伝えられないかという思いから、シゴトクリエイターをやっています。一緒に楽しいビジネスを生みだしていきましょう。

アイデア出しを仕事にする方法をまとめました

クラウドソーシングでアイデア出しをメインにシゴトづくりを3年してきた気づきをまとめました。

企画やアイデアをシゴトにしたい人の一つの参考にしてもらえれば嬉しいです。

アイデア仕事の当選率などのデータもあります。
スポンサーリンク