「アイデアのヒント」でアイデアの可能性をびしびし感じた

アイデアのヒントという本が面白く、アイデアのつくり方とは著者は全く別だが、非常に良かった。

そこからの気づきをメモしておく。

勇気や根気が大事

アイデアというと簡単にちょろっと出てくるセンスの何かではない。そこには泥臭い、地味、這ってでも(笑)という精神気合上等!みたいなことになる。

著者はそれだけを強調していないが、結局そうなる。これはアイデアマラソンの樋口氏もやる気とか根気ということになっているが、なぜそうなるか。

基本的にアイデアを出すことは、5分だけやれば終わりではないからだ。考えても出ないからまた考えたり、別のことをしてからもといったように、その課題に取り組み続けることになる。

アイデアから逃げればこれから逃げられるかもしれないが、実際にアイデア=新しい取り組みとすれば、新しい取り組みがない世界にいればもちろん逃げ切れる。が、僕はそれは嫌なのと、読者にもおすすめしないので、アイデアがあるところ、そうそれを楽しんで欲しいと願っている。

そういう根気ややる気が無いと出来ないのかというと実際はそれだけではない。技術の問題もあるが、多くはそこまでやりたくなかった、という粘りのなさだと思う。僕にもよくあるが「これちょっと考えてみたけど、分からなかった」時、次はどうするか?そこで終わりになっていないか。終わりになるものが大多数だと思う。

そういうものの中でも、やはり「これはやはりやりたい」「何か気になってるんだよな」「長年の課題となっている」とか、そういうものがあるんじゃないかと思う。

そういうもので粘りを出せばいい。その時アイデアがいるならアイデアはやはりマラソン的であり人生の多くを占めると思う。

そういう意味では、やる気や根気は大事だが一部ではある。最終的にあなたとか、人、つまり人生が問われる。いきなり重いかもしれないが、本書は結局アイデアへの向き合い方を色々な視点で語ってくれており、アイデアマンなら励ましを、なりたい人にも大きなアドバイスとなると思う。

面白かったことメモ

そもそもアイデアとは何か

1章のアイデアは何かってめちゃ大事だと思う。この定義をしろっていうよりも、そうやって定義したものがある程度イメージできているかということ。

自分をよくしたり人を良くするという感覚があるかどうか。

僕にとってはアイデアは可能性を高めるものというところでしかない。全く駄目なアイデアはないし、絶対良いアイデアもないから、常にその可能性がアイデア単体に存在すること自体がワクワクするからだ。

僕がアイデア自体が好きなのは、プログラミングならその形にしたい何かであり源泉であるし、文章ならその構成や伝えたいこと全てを端的にいえることでもあるし、商品の特徴を考えるコピーならそのコピーこそがアイデアとなる。それらは生まれたり形にしたり(完全や完成でなくてもいい)するところで、次の世界を示していると思う。

つまり、未完成なアイデアによって世界が進む事自体が僕は好きなのだと思う。

楽しもう!

2章の楽しもうは本当にそうだなと。楽しんでアイデアを出す。ビジネスを楽しんでやることは非常に大事。

根気という話をしたが、辛く面白くなくやりがいもない、無意味だ、苦悩だ、悲しいということでなく、アイデアにおいては、それを楽しんでいる。

アイデア出しも楽しんでいて、面白いのだ。そこが伝わってないなら誤解だ。楽しいからこそ根気というか続けたくなるのであって、面白いからもっとやりたいのだ。もちろん100%楽しいのでなく、「おお、アイデアが出ないぞどうするか」というピンチや「これはさすがにきついかもしれない」とかということは何度もある。

しかし、アイデアは出る。楽しいからやりたいのだ。そういう観点が非常に大事だと思う。

とはいえこれはアイデアに限らずで、楽しんでないならやはり物事は続けられない。

自分を信じる

自己啓発的な感もあるが3章も面白い。

実際にアイデアが出せるとか、アイデアはあると思えないと見つからないという話が書かれている。多数アイデアがあると考える。自分がアイデアが出せるとか、セルフイメージとしてアイデアがあることが分かっていてそれを見つける見出すのか、アイデアがないのを見つけようとすると後者ではアイデアがないことを証明しようとする。

これは苦手意識などがそうで、アイデアを出すのが苦手なんだと思えばそっちに意識が向く、ないことを証明するとかないことに力を無意識がパワーを使ってしまう。これは本当だと思う。

僕は絶対とは言わないが、アイデアはある。だからこそ、アイデアを出せるということを仕事にしている。アイデアはあるのだ、アイデアがない方とか出せないにフォーカスをしてはいけない。そっちにもってかれるからだ。

仮にそういう苦手意識がこびりついてしまったらやはりトレーニングで少しずつ戻していくことをおすすめする。ニュートラルにということだ。例えば、1個でもいいので1日アイデアを出す。それを繰り返せば気づくと思う。自分はアイデアを出せるのだと。そうすれば1日3個だろうが10個だろうが何個も出せる。その数が多ければ分け与えられるのだ。アイデアがいっぱいあるからだ。

そうすればさらにアイデアが人の目に触れるチャンスが出てくる。そうすると評価されることもあるだろう。さらにアイデアを出したくなってくると思う。これが循環のつくり方だ。

もっといえば、「幸せになろう」とかでなく「幸せである」「幸せだ」ということから始まる。同様にアイデアがある、アイデアが出せるからこそアイデアがあるというところになりそう。

現状アイデアがあるというイメージが作れないのならトレーニングを。できそうならその状態でアイデアをどんどん出していけばいい。当然最初から当りなんてない。でも当りがない世界もない。当てていくぞという気概は欲しいわけだ。

アイデアが役に立たないならアイデアいらない

4章だけでなく、終盤でも書かれていたが、アイデア自体を何かに役立つことにならないならば、アイデアはいらないと著者はいう。

これは、アイデアに価値がないという人の話と似ている。アイデア自体がそのまま放置され、捨てられる、誰も何もしないなら、確かにそれは役立ってないので価値はないだろう。けれどそういうことってどこまであるかだが、アイデアを思いついたが誰にも言わない、試さない場合だろう。

僕は話すし試すし、言うし、検証する。それらのアイデアが全て役立つことはない。しかし、それらのアイデアが試したり検証、試行錯誤を誘発している、もっといえばアイデア自体が僕を支えてくれるというある種の逆転が起きている時点で、アイデアは役に立っている。メタ的にいえば、アイデアが僕を助けてくれるということだ。だから僕はアイデアにありがとうという。その相互依存の関係はとても良い。助け助けられる感は理想ではないと思う。

その上で、アイデアは何かに役立つのだ。そのために動いて見ていくこと。1万個アイデアがあったら1万個全部やれというわけではない。1万あって1個をやることはぼくも出来るし、あなたもできるだろう。そういう1個をやっているならオッケーだ。できたら次をやろう。

一生続けろ!

6章は観察したことをノートとか記録しろということ。それも一生続けるということで、その通りだと思う。実際に広告業界だけでなくアイデアマンらは記録しまくっている。メモ、観察、体験を大事にしている。見ているものが見えてないというのもある。椅子のスケッチの話はその通り。

日常にアイデアが落ちていると僕は言うけれど、アイデアなんて落ちてないという人は多いだろう。見えていない、つまり眺めているだけでは入ってこない。

最近個人タクシーが多いなと思ったのはその意識が高いからだ。個人タクシーばかりになっている(笑)しかし、個人タクシーはかなり数は少ないはずだ。一般社団法人全国個人タクシー協会の資料では、平成30年時点で、法人タクシー車両が13.7万台あるが、個人タクシーは3.3万台となる。17万程度の車両とすると、個人は2割に満たない。とはいえ、意外に多いかも。関東エリアは5万に対して1.6万。中部だと1万に対して1100なので、3倍程度の比率の違いがありそう。

それはさておき、面白いとか、なんだろうという疑問を持つこと、そして観察すること。そういうことが今大事なのではなく、一生大事となるといえそう。

本書はアイデアマンのための自己啓発でもある

僕の場合はそう読めた。アイデアを出す人が読めばそうだよなーということを自己啓発的に感じられる。それは偉人の発言や引用がその通りだなと思わせてくれるからだ。もちろん著者の体験も豊富にあるため非常に面白い。

一方アイデアのヒントは何かを探る人においては、多少ハードボイルドかもしれない。ヤングのアイデアのつくり方よりは詳細に書かれているが、もしかしたら文字通り具体的なアイデアやヒントを探しているときついかもしれないなと(笑)

総じて良かった。面白かった。アイデアの可能性をより感じられた。

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