消えた言葉だけを集めた視点が面白い
iモード、企業戦士、コギャル――三省堂、消えた言葉だけ集めた辞書を発売がネタ元です。
三省堂から出版された辞書となっていますが、現物を見たところ本という感じでちょっと違うなと(笑)
今回はそのUIUXはおいておいて、視点が面白いというところで書いてみます。
三省堂国語辞典から 消えたことば辞典が公式です。
文脈的に消えるはネガティブ
今回面白かった視点とは「消えた言葉」を集めたというところです。本来はこれらは辞書によってアウトサイダーというか、掲載されないものですよね。実際はされていたけど使わない言葉なので掲載しなくなったというのが適切かもしれないですね。
そういうネガ要素を集めると一つの作品、または面白い読み物になるというわけですね。
ニッチでもあるわけですが、特徴的なものを集めるとパワーが出てくるというのは何度も確認したいところですね。
少し方向は異なりますが、愛するよりも愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1は面白そうなので読んでみました。万葉集自体を読みたいと思ったことはないのですが、恋愛の歌を中心に奈良弁で今どきの言葉で思い切った訳が新鮮で楽しめました(笑)これは別にネガティブではないですが、集めるとパワーになるよなあと感じたところです。
そういえば書いていて自分もアイデアネタを集めかかってそのままにした本ネタをやらないとなあと思い出しましたね(笑)
ネガを敢えて出す
ぱっと思い出すところでは、確か売れていないランキングをあえて出して買ってもらうみたいなのがあったかなと思います。これもあえて出すのがポイントですよね。くすみ書房の企画だったことを後から思い出しました。全国の書店驚嘆 札幌の書店が実施の「売れない文庫フェア」大成功によると、ちくま文庫や河出文庫などの文庫毎ですかね、そこで売上ランクから下部になるものだけを並べると。なかなかこう書くとエグいですがそれが逆に気になると。ヴィレッジヴァンガードのポップ感もありますね。
自虐系みたいな感じですね。銚子電鉄のまずい棒などもそんな感じがします。あえてというかもう芸風みたいな感じになっています。突き抜けていて気持ち良いですね。
他にもネガではないですが、ギャル式ブレストというのもあります。ギャルとビジネスはめちゃくちゃ距離が遠そうですが、敬語なしのタメ口で違う刺激になるというのは言い得て妙です。最も良いアイデアが必ず出るという保証はないので、真剣に場に染まらないとアイデアの片鱗すら得られないかもしれませんね(笑)
最後はストレートにネガを変換する、ネガポ辞典なんてのもありました。いいですね。切り返しが上手い。関連してお嬢さまことば速修講座 改訂版なんてのもあります。言い方を変えるだけでギスギスしないかもしれません。これはまだ未読なので読んでおきますが、面白そうですよね。
おわりに
面白い辞書を出そうとか、面白い何かを考えても面白いってベクトルがいきなり生まれるわけではないわけですね。
今ある状態から、これ駄目だよなというのをあえて出してみる。そうすると思わぬ視点や切り口が生まれるかもしれません。定量化や数値化しているなら、イケてないとか売れてないとか、評価が低いものがあるはずです。そこを変えてしまう方が実は化けるかもしれませんね。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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