アイデア天下一武道会を弔う

以前利用していたアイデア天下一武道会は2017年11月3日で終了したはずです。終了に対して弔う記事を書こうとしていてなかなか書けずで、1年経ちそうな勢いです。

今回は、そのアイデア天下一武道会を振り返ります。

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アイデア天下一武道会とは

既にサイトはクローズされているので過去記事を参考にしてください。

発想力を鍛えるBBTアイデア天下一武道会にチャレンジしてみたがチャレンジエントリー記事となります。

アイデア天下一武道会は、お題に対して20分以内で1つアイデアを提案する、というサービスになります。

アイデアマン、企画屋さんなど向けかはおいておいて、アイデア発想を鍛えたい人向けでした。

特徴はスケッチでの提案と相互評価

このサービスの特徴は2つあります。

1.アイデアを20分で1案出す

1案のみですが、お題に回答するボタンを押してから20分以内に回答します。アイデアは文字だけでもいいのですが、スケッチなど簡単な絵があるほうが分かりやすいです。これは相互評価の点でかかわるので「キレイな字」「分かりやすいイラスト」がポイントが高いといっていいでしょう。

2.相互評価でアイデアを評価する

ユーザーはアイデアを投稿すると「他の人のアイデアを5回評価」します。つまり添削みたいなイメージです。

画面にアイデアが2つでてきて、良い方を選ぶだけです。これを5回やります。

以上で、ランキングが決まり1位の人は賞金があったりしたかなと思います。

改善点

当初やっていて良い成績になることは難しかったです。で、これ自体僕のアイデア力のなさで片付けてもいいのですが、さすがに「このアイデアは既存にあるしどうなの?」とか「1位のアイデアと10位のアイデアの差がわからない」とか、やや不満がありました。

アイデア天下一武道会で勝てない理由は何?とかで振り返りをしています。

アイデア出しとランキング結果などの関連性が低い

結局総合的に、アイデアを出す、評価される、結果が出るというところでその結果とアイデアが出る部分はそこまでリンクしてなかった気がします。

つまり、アイデアを出すとかお題に答えて楽しむとか、エンタメ感はある程度オッケー(とはいえ、週に1回これをやるだけでも重い人はいるはず)でした。しかしその上で発想力と結果は関係ならば(ランキング等に不満w)、コメントであったり、ユーザー同士でいいねするとか、ブラッシュアップしたり、落書きみたいにして「ここいいね!」と描けるとか、そういうもののほうが良かったのではないかと言えます。

アイデアを出すサービスか、相互評価で鍛えるのかが分からなかった

もっといえば、アイデアを出せるような考え方やトレーニングをしたい人が、どう評価されたり、コツを掴むかかなと。実際にはコメントなどのフィードバックはないので、ランキング結果とかでしか分からないわけです。

これは極端にいえばフィードバックがないともいえます。コンペに近いですよね。当選しなければ全て「駄目」という感じになりますから。

実際はそうでなく、このアイデアはここが良いけどとか、評価されなかったアイデアは「たまたまそうなだけじゃない?」とか、ブレが大きかった気がします。

お題に対して出すという強制トレーニングのきっかけにはなるものの、正直これはアイデア出し初学者には辛いというかそこまで有効ではないかもと。どちらかといえば「出した」ものが「フィードバック」があることが大事かなということが分かります。「あなたのアイデアここがいいよ」というようなことですよね。褒めるだけでもいい。

マネタイズは動画コンテンツまたは法人向け評価サービス

アイデアマン講師が動画でアイデアを出すということをしていて、その解説動画がありました。これは有料でした。数千円くらい。

他にはこのシステムを使えば、つまりシステム自体をクラウド化したりとかそこらへんは適当ですが、法人向けに社内の創造力を持っている人材を探す、またはアイデアマンを育てるということに使えそうです。

これ自体はそこまでうまくいかなかったようですが、アイデアとしては面白いですよね。参考にしたいところです。

ただ人気講師とかのコンテンツはメジャー向けで、ニッチなアイデアマンや企画屋志望、ライトなもので鍛えたい人には重かったのかなと感じます。

僕自身は動画コンテンツは買っておらず、単にアイデア出しサービスの研究も兼ねて遊ばせてもらいました。

ユーザーが繰り返し使いたい設計がなかった

僕がそうだっただけで、他のユーザーがどうかは不明です。10回ほど試した記事で、アイデア天下一武道会10回目終わり。でやりつくしたというか飽きてしまったというのがありました。10回もやったんだからホメてください(笑)

戦歴もありますが、最高が9位でした。イケてない結果ですが、実際の結果ですからね。

最終的には、ライトなアイデア出しにはライトなフィードバックがいいという感覚で、当時書いた記事とあまり変わりません。

例えば粗品がもらえるのはいいけれど粗品目的でもないわけで。そういうモノなら、アイデアへのフィードバックのほうが僕は嬉しいし、そこで関われる人が増える方が価値だし、下手に賞金をつけるよりもいいということですね。

僕が飽きたのはそういう設計自体はいいけれど、結果的になんでやるのだろうか?が見えなくなって終わったというところですね。合計10回ほどやり、サービスから半年ほどはやった感じですね。

アイデア系プラットフォームの難しさ

これは何度も書いていますが、やはり簡単でないのと、とくにマネタイズが難しいわけです。

アイデアを出す人、アイデアが欲しがる人が集められない。または、どちらかを集めても質の維持とかが難しい。欲しがる人に対していくらなら買うか。アイデア自体を扱うことの難しさを感じます。

junk martという新規サービスで、junk martのリリース1週間の成果と今後のビジョンという記事も参考になります。アイデア天下一武道会はアイデアの売買ではないですが、アイデアを出す、発想力をつけるというもののオンライン版、E-ラーニングのようなイメージでしょう。その場合飽きさせない工夫、ゲームというよりも「挫折しづらい」何かを入れる必要があったのかなと感じました。

またアイデアにまつわる話で、アイデアをどう形にするかは、相互評価の中でも、「実現不可能だけど面白いから良い」という人がいれば実現性は「評価されない」ことになります。このあたりは統一してほしかったのですが、結果的に「アイデアの評価」自体は、アイデア→具現化までを一つのセットとして捉えてどうか、という感じがします。

アイデア自体に価値がないのにそれを評価するのはどうかという視点も出てくるんですね。実はそれは企画でも同一で、結局評価というのはかなり難しい行為になります。AIが勝手に「学習したものでやってくれる」ならいいんですけど、どんなスコアを高めたものを良いとするか、非常に興味があるところです。

マネタイズが難しいというのは、アイデアを直接扱って何かやるというためです。少しずらしたり、形を変えればまだまだ違うものが生み出せるはずです。例えば世界のアイデアマンが集まるサービスがあってもいいのですが文化圏が違うとまずコミュニケーションの時点で「価値の共有」が難しそうですけどね。これも実現ベースで考えると厳しいアイデアですね。

おわりに

ユーザーとして関わったときには上手く行って欲しいと思っていましたが、やはり厳しかったのかなと感じました。

これがオフラインでやるとか、限られた小さいサービスならいいのですが、その場合は評価するのをコストが安いAIとか、それで見合う仕組みを作らないといけないですよね。

ただアイデアプラットフォームは何かしら作りたいので同じ轍を踏まないということにして、また何かチャレンジしたいなあと思いました。

アイデア投稿+相互評価+結果!というシンプルな設計と試みは好きでした。同様のサービスを考えた人は参考にしてもらいつつ、面白いサービスを作る糧にしてもらえれば嬉しいです。

ビジネスって面白い、アイデアの価値ってもっとある。そんなことを自分なりに伝えられないかという思いから、シゴトクリエイターをやっています。一緒に楽しいビジネスを生みだしていきましょう。

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