見積もりは有料でいいかもしれない

今回は仕事での見積もりは有料でもいいかもしれないという話です。本来は無料相談が多いですが、状況によってはありではないかというところです。

仕事づくりのヒントや応用としてどうぞ。

見積もりは無料であるという前提

まず見積もりとはなにかですが、価格とくにどのくらいの金額がサービスとしてかかるか。とくに何かしらサービスであればほとんど「固定」の均一価格でなくて、カスタマイズや相談で決めるものが多いかと思います。

僕もアイデア出しの単価や時間フィーは決めていますが、それでも基本設定はそことしても、状況に応じて変化はさせています。ちなみに、単に値引きというのはお互いに不幸になりがちなので辞めたほうがいいでしょう。良い値引きとは、条件をつけたりする場合でありえるくらいで、単に価格訴求をされるお客様とは縁を切ったほうがいいと感じます。

さて、この見積もりは無料であるというのは、仕事をする側、つまり見積もりをする側は実質マイナスであることが多いです。依頼する側も本来は慎重になるべきですが、「見積もりをお願いします」という側は何も作業は発生しませんし、最悪見積もりが返ってきても何も検討しないというケースもありえます。

ここで不幸なのは、相手を使い捨てる、見積もり捨て(笑)みたいな感じで見積もりだけさせるということです。相見積もりなどは、複数から見積もりを取るため「そのまま」下手すればひどいのですが、成り立っている、成り立ってきた業界や仕事もあるのでしょう。

それで成り立つなんとも思わないところはスルーしてしまってOKです。個人で考える時、この見積もりはぶっちゃけ手間です。というのは、依頼内容に対して適切な価格を考えるのと、桁数がズレても依頼を逃すかもしれませんし、わりとデリケートです。一方で見積もりをお願いというのも、「依頼前提」ならいいのですが、でないケースもあるため、失注すればそれだけ基本時間が損するわけです。

これはジレンマ、信頼、関係性、その時の時間の空きで変わります。ですから、そもそもこの無料であるという前提がおかしいのではないかという投げかけをしてみたわけです。

無料見積りを有料に必ず出来るわけではない

とはいえこれは理想かもしれません。いくつかというか想定するだけでも難しい点があります。

1.仕事自体が選べないワーカーの場合

実際に仕事が選べない、それを待っていて受けるのみという時は、断れないので、見積もりがあればやると。見積もりして仕事になるかどうかということでしょう。

こういう選択肢がなければ立場も弱いので厳しいわけです。この場合に見積もりは有料ですといったら、まず相手から連絡が来なくなるから、見積もり依頼をされないでしょう。

2.実力や実績が乏しいワーカーの場合

こちらも1と似ていますが、実力等がないとやはり厳しいです。相手が選ぶ、有料でも選びたいと思える何かがなければ選んでくれません。

こういうときフリーランスで感じるのは、会社や組織やチームであれば苦手分野や教育的な部分を別で補ったりなど組織的な動きが品質向上や安定性をもたらすということです。ですが、サラリーマンなど勤めることをメインにやるとそれを忘れがちです(笑)

なんとも虫の良い話ですが、このどちらもメリットデメリットがあるところで、実績が乏しいならそれをつけていくために知恵を絞る。手や足を動かすということに対して消極的すぎるときつい感じがします。これ、能力というか向き不向きですので、あなたが向いてないから能力値が低いとかってことでもないわけです。

3.クライアント側が使い倒してくる前提思想がある場合

これはお客の問題です。相手がそういう思考で、「見積もりはやらせておけばいい」というコマっぽい扱いであればまあ無理でしょう。何をたわけたこと言っておるのだ(笑)となりますから。

こういう場合はお客が悪いので変える必要があります。

見積もり有料戦略・戦術が有効な場合

なんでこんなことを言っているかというとですね、大前提に依頼する側=お金を持っているから偉いという前提があります。非常に興味深いのですが、僕は低単価で依頼したこともあるのですが、依頼側からすると低単価でも「品質」を求めたりします(笑)

これは価格の心理というのでもあります。価格に関係なく、むしろ低いからこそ求める。例えば100円ショップのアイテムに品質を求める・・・人って結構いるのではないでしょうか。100円だから壊れても良いってあまりありません。実際は品質が良くないと売れないというジレンマもあるわけですが、まあ一つの例として。

つまり、金額が高いだろうが安いだろうが、その世界における「品質を求める」レベルが一緒ということです。下手すれば、「相手をコマ」だと思っている分、コミュニケーションが雑であったり、適切でない指示であったり、行間で「丸投げ」(笑)が伝わったりするわけです。それをまともに受けると大変です。むしろ、世界は逆です。単価が高い方がその単価以上を求めるというよりもむしろ単価が高い分、それぞれの精神的ゆとりや余裕があるとすら思うわけです。

おっと、お金があれば全てお金を持っている人が素晴らしいとはいってないです。ただ、世界としてはどちらも似たようなものだとすれば、高いほうがいいわけですよね。実際に低いことが悪いのでなく、低いと人が微妙なケースがあって、それだと人から認められてみたいなケースは絶望的になります。

地味ですが、良い人を仕事をするのが大きな戦略となります。

長くなりましたが、そこでの戦術が見積もりを例えば有料にするです。何が起きるか?そうです。コマみたいに扱う人はまずお金を出さないので、依頼は来ませんよね(笑)そういう人はシャットアウトできるというのが一番のメリットです。シンプルですが、強い戦術かと思います。

僕がそれをやろうというわけではないですが、選べる状態が続いたり、安定した仕事でこちらが動く時はそういうのもありだろうなという一つの提案です。ポイントは良い顧客のために時間を使う。そういう意味での見積もりも時間を使うのでそうすると。もちろんその分見積もりの精度が上がったりしてお互いにハッピーなわけですよね。まあ見積もりの有料をいくらにするかはまた別問題です。

ちなみに面白いもので、見積もりではないですが、ワーカー側がお金を出してお客の案件にエントリーするというZehitomoというサービスがあります。ワーカー側がお金を出してエントリーするので品質が高くなるんですよね。この発想は面白く、ちゃんとお金を出すから安定させるとか、高めるというのは非常に良い考え方だと思います。最もこれがメジャーになるとかそれは分からないのですが一定のサービス継続があるはずですからね。

先に書いた選択肢がなかったり、実績や品質が低かったり、お客がひどいケースならこういう戦術はまずないので、そっとしまって、いつかはーみたいになるかもしれません。

考えること自体時間を使う。その時間はいくら?

結局ですね、何かを考える、休憩するとか、なんでもいいのですが時間を使うんですね。フリーランスであればよりそうなのですが、それ何に使ってどうするか。もちろん好きなことはしっかりやる、しっかり寝る、仕事もしっかりやる。いいのですが、その取捨選択は自分で判断することになります。

見積もりを無料でやるのも、有料でやるのも、どちらがいいとかってわけでなくて、それをやることで弊害や課題があればそれをどうにかできないか。例えばということで、有料化というアイデアを出してみました。この解決アイデアはもちろん万能ではないですし、万人向けでもないです。

一方で、世界というところでいえば、結局は人でありお客さん次第なのですが、信頼やつながりがあるところでは、つまりちゃんと評価してくれる人はきちんと対価を払ってくれます。これが事実です。もし買い叩かれるとか単価安いなあと思ったら、交渉してもいいですし、アプローチを変えてみたり、上げづらいなら別のお客さんで試してみるとか、価値を高めていく、安くしないということを意識されてみてはどうでしょうか?

時間を使う、その時間単価は人によって違うのですが、実際は人ってそもそもそんな違いがあるのかな?みたいな感じでいいんじゃないかと。とはいえ全く合わない人もいるし、みんな違っていいってのもあるんですが、コミュニケーションや仕事において成り立たないのは勘弁してほしいですよね。そういうところで、自分の時間の価値もですが、仕事の価値もまあ安くすればいいとかは卒業してもらって、適切な価格とする。そうすると、適切な価格をいじっていけばいい。そう考えるとやりやすくないですか?

人によって適切な価格は変わります。中には少なすぎて割りに合わない人もいるし、多すぎてもらいすぎてる人ももしかしたらいるかもしれません。ですがどちらも適切なところに落ち着くはずです。それが実力や結果なのかもしれません。これらは前になくて、後からしか見えないんです。だから常に結果やお金とかは後なので、前デナにやるかというと、考えたり動いたり、試したりということなんですね。その後に色々見えると。

時間の使い方一つとっても意識を変えると、何に誰にどこでということが研ぎ澄まされていきます。それってとても大切なことで、フリーランスにとっては、時間経営といってもいいし、それが人生経営に直結します。そういうライフスタイルをデザインするわけですが、大いに自分なりに考えて、自分の思ったやり方を追求して、どうすればできるか、どうすれば良い形で出来るか。思い切ってやることが大事だと考えています。そうでないと、少なくとも一人で仕事をする意義は薄かったりしますからね。

おわりに

多分、何かのきっかけ、アイデア一つで、その見え方や風景は変わります。魔法じゃないんです。ただ、考え方やトライがないとこのあたりは「何も変わらない」のが事実だったりします。

なんでそんなことが言えるか。シゴトクリエイターとして、毎日、毎回といってもいいですが、そのあたりは何か工夫ができないか、お客さんのために安くはもちろんいい。けれどそれではこちらが続かないんですね。だから適切な価格にしていくにはどうすればいいか。それはこうしたらいいか、ああしたらどうか。を愚直に試してきた結果や見える感覚なんですね。ここは信じてもらうしかないです。

もっとも先回書いたように、作業ベースで単純作業であれば価値は低いです。価値って何か、何ができるか、それらで今何が求められているか、どこで喜ばれるポイントがあるか、あなたが面白いと思うポイントはどこか、労したもの以上に評価されるのはどこの点か。そういうことを考えてみると多分何か見えてくるはずです。

もちろんそれもすぐ見つかったりしないかもしれないんです。ただ、考えていくと見つかるかもしれないし、見つかるというか見出すというか。そこ粘ってみてもいいかなと思っています。

今回は以上です。

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