アイデアマンのための50の質問
昔、○○のための○○の質問というのが流行りました。ちょっと懐かしいので、あえてそのテイストで作ってみます。
前者はクリエイターとか、読書好きとかの属性が、後者は100とか30とか個数だったような。そうやって自己紹介がてら質問で答えるとやりやすいある種のライフハック的な感じを受けました。まあ、実際は答えるだけでも大変で、同じ人なんていないってことが分かる良い例かなと思うわけですね。
アイデアマンのためのと銘打ったこの質問どこまで参考になるかはおいておいて、まずは皮切りってみたいと思います。
良ければアイデアマンなあなたも質問に回答してみてください。ブログネタがないぞという人とかもうまく使ってください(笑)
目次
アイデアマンのための50の質問
- 今日何か良いアイデアが出ましたか?
- 本を読んで良いアイデアに出会いましたか?
- 最近あった良い話を一つ教えてください
- コーヒーを飲んでいてミルクがほしい。でも冷蔵庫にはない。あなたならどうしますか?
- 友人との会話で面白いアイデアを一つ教えてください
- あなたの仕事はなんですか?
- メモは当然しますよね。何にメモすることが多いですか?
- アイデアを出すにはどうすればいいでしょうか?
- あなたのアイデアの出し方を分かりやすく教えて下さい
- あなたの情報源はなんですか?
- アイデアに詰まったらどうしますか?
- 散歩やシャワーやトイレなどリラックスしてるときにアイデアがひらめいたことはありますか?
- アイデアに価値はありますか?それともないですか?
- 企画とアイデアの違いについて教えてください
- 思いつきとアイデアの違いはあると思いますか?
- 世界平和を達成するために良いアイデアはありますか?
- やる気がでない人に対して何か良いアイデアはありますか?
- あなたはアイデアに困るタイプですか?それともアイデアは常にあるタイプですか?
- アイデアの種やネタ集めにしていることを3つ教えて下さい
- アイデアを思いついた。即実行しますか?それとも?
- アイデアマンを育てられると思いますか?理由も教えて下さい
- アイデア自体の評価どうやっていますか?
- アイデアをうまく言葉で表せない。そんなときあなたはどうしますか?
- 「アイデアマン」という言葉のあなたのイメージは?
- アイデアをうまく活かした話ありますか?
- アイデアを殺した話ありますか?
- インプットとして意識していることを教えて下さい
- あなたがアイデアマンになった、またはアイデアを出せる、アイデアを出すのはそこまで苦にならないと気づいた時はいつですか?
- アイデアのために意識していることを教えて下さい
- アイデア発想法についてどう考えていますか?
- あなたのオリジナルと思うアイデアの出し方を教えて下さい。オリジナルでなくてもいいです。
- ビジネスにおいて、アイデアは大事ですか?それともそうではない?どちらでしょうか
- 「ブレーンストーミング」いわゆるブレストですが、やってますか?それとも?
- ブレストでの成功談、失敗談があれば教えて下さい
- ブレストではない、集団でのアイデア出しで良いやり方はありますか?
- アイデアを実現するためにしていることは?
- アイデアを形にするために企画書作ってますか?
- 発明家、企画職など、アイデアがわりと求められる職業になりたいと思ったことはありますか?
- リスクがあることや前例のないことに対してやりたいと感じる方ですか?
- 世界でアイデアマン大会みたいなものがあるとして、あなたは参加しますか?
- アイデアをビジュアル化するとすると、どんなイメージとなりますか?
- 思わずツッコミを入れた最近の出来事を教えて下さい
- アイデアと混同されがちな概念(例えば企画など)について、一つ挙げて説明してください
- 面白いアイデアを思いついたらどうしてますか?
- 「アイデア力」というのはあると思いますか?
- アイデア千本ノックをやったことありますか?
- アイデアマンとして尊敬したり、この人面白い!という人を三人教えて下さい
- 普段のアウトプットやブログやサイトなどあれば教えて下さい
- 具体的に観察したことを抽象度をあげてまとめる抽象化力というのがあるとすると、あなたはどれくらいの抽象化力がありますか?
- ここまで答えてきてありがとうございます。ここまでやれた人はまずアイデアマンだと思います。最後はこの質問です。あなたはアイデアマンだと思いますか?
以上、50個となります。かぶっているものもありそうですが、ご容赦をってことで、コピペしてブログなり記事なりで使ってみてください。僕もどういう人が答えるか気になるので、書いたよ!という方はぜひ連絡くださいねー。ささやかながらこちらの記事に掲載させてくださいませませ。
僕も答えてみた
自分で作って答えないのも「実行」レベルが弱いので、アイデアマンの一人としてまず実績は自分ということで書いてみました。ちなみにWordpressであれば、リスト形式にしておいて、番号付けはそのまま使えるはずです。回答はEnterでなくShift+Enterでやれば、番号付けはそのままで出来るのでやってみてください。
- 今日何か良いアイデアが出ましたか?
はい。この記事のメモがあったのですが、ざっと完成させることができました。また2,3アイデアが思いついたので良いアイデアが出たなと思います。あと、既にやっていることの手ごたえも見えたので「アイデア」化できそうだなと。 - 本を読んで良いアイデアに出会いましたか?
はい。今読んでいる本でいえば、視覚障害者の視点を学ぼうということで読んでいる本が面白いです。例えば視覚障害者は死角がないなど、これは視点があることで生まれるわけですがそもそも視点がない(見えない)なら、ないわけです。こういう見方や考え方もアイデアだと思っています。 - 最近あった良い話を一つ教えてください
良いか分からないですが、道案内をしたときにかなり喜んでもらったことですね。冷たくされたりされればより暖かくするというか。 - コーヒーを飲んでいてミルクがほしい。でも冷蔵庫にはない。あなたならどうしますか?
どうしても欲しいならコンビニに買いにいくとか。あとは純粋に明らめるってこともあるかと。ただそもそもこの質問をするからにはアイデアを期待されてると思うので、薄くしたいなら、お湯で薄めるのはありかもですね。味がまずくなりそうですが。 - 友人との会話で面白いアイデアを一つ教えてください
面白いアイデアを見つけたとかってことですよね。ぱっと思いつくのはくだらないネタばかりですね。会話をしているとアイデアは出てくるのでやはり色々言い合える関係性って大事ですね。そんなんでいいでしょうかね。 - あなたの仕事はなんですか?
マーケターです。マーケティングリサーチや事業企画を作ります。0→1をするのが好物ですね。ビジネスデザイナーといって説明していますよ。 - メモは当然しますよね。何にメモすることが多いですか?
手書きメモには本で気づいたネタをさっとメモします。外出時は、スマホのメモですね。可能なら検索しておいてそのブラウザを立ち上げっぱなしとかもよくやってます。考えたことなどのメモはScrapboxというサービスでメモしています。公開はしてないですよ(笑)ブログでのネタも結構色々吐き出しているのでそれも一つですね。とはいえメモということであればメモ帳か、スマホですね。 - アイデアを出すにはどうすればいいでしょうか?
どうすればいいか。これはアイデアを出すやり方って感じですかね。基本的にインプットがないと駄目なのでインプットします。次にそれがある程度出来ているがーということなら、その組み合わせ方や着眼点などについてレクチャーですかね。センスとか魔法ではないので、技術があるかどうかを見ます。それもできていればあとは粘りやニュートラルみたいな精神世界にいきそうです。多くはインプットが足りないか、その実行についてためらうというかいわゆるアイデアだけで止まっていると、実はアイデアも出ないかなと。つまり、アイデア自体は思いつきレベルでもいいのですが、それをどうするか。メモして保存して検証するか、あとでもいいので何か行動が変わるか。そういう体験がないと結構きついと思います。という意味でこれをやれという言い方はしづらいのですが、インプットがないならインプット、あるなら組み合わせ方、あとは検証や実行などでしょうか。どうすればいいのだろうか?という問いかけもかなり大事です。知識があれば即ちアイデアが出るのでなく、知識×問いかけって感じですね。 - あなたのアイデアの出し方を分かりやすく教えて下さい
インプットをしてそれから問いを立てて脳への刺激を探って、そこから出てくるものを拾う感じでやっています。当然インプット中に問いかけが生まれたり、仮説検証中にアイデアインプットが生まれたり厳密に現工程は他工程から独立していないのですが、問いかけが出ないとか、インプットがなくてネタが無い時はまあ出ないですね。出ないというか、上っ面というか。だからある程度のインプットと習熟度が必要で、そうでない分野ってやっぱりきついです。その場合比喩や想像で踏ん張ることももちろんできますが、リソースを使うので結局は対症療法に過ぎないところになりそうです。インプット→問いかけ→ひらめくまで粘るをずっと繰り返す感じです。このループにおいて楽しさがないと、「辛さ」が入ると「また辛い体験だ」となるので、辛さを感じないようにする、楽しさを最大化するようにするのがコツですね。 - あなたの情報源はなんですか?
ネットのニュース、日経MJ、有料メルマが、友人との会話、日常の観察、妄想、世の中社会への興味とかですかね。他人に興味がある(自分がどうこうよりも)というのはあるかなと。といっても、自分がどう思考するかを後で観察したいみたいな客観視もあるので、自分も好きですが、他人への興味も好きって感じですね。万人を愛するみたいな感じではないですよ(笑) - アイデアに詰まったらどうしますか?
ゲームをしたり、本を読んだり。皿を洗うとか別のことをやるとか、面倒そうな単純作業をするとか、事務的に資料を作るとか、何か別のことをやりますね。本とかなら読んでいると「あーこれ使えるかも」という思考スイッチや刺激になることが結構ありますね。 - 散歩やシャワーやトイレなどリラックスしてるときにアイデアがひらめいたことはありますか?
あります。トイレはしょっちゅうですね。散歩のときも多いですね。お風呂もあります。最近お風呂メモを使っているのですがこれもまたまとめますが、色々とかんがえて問いかけがぐるぐる回った上でやらないと普通にメモを持っていくだけでは駄目ですね(笑) - アイデアに価値はありますか?それともないですか?
ありますあります。価値がない=0ってことはないです。後述していますが、形にすると比べるとアイデアはその材料なので価値は低くなります。ただ0ではないですね。よって、アイデアは価値があるというスタンスでいます。 - 企画とアイデアの違いについて教えてください
企画自体は料理ならば、アイデアが材料って感じですね。カレーという料理が企画としますよね。その時、ルウやらにんじん、たまねぎ、じゃがいもなどはアイデアって感じです。あとレシピもアイデアですね、作り方というアイデアですね。例えば市販ルウを溶かすだけなら味もそれほど変わらないですが、カレー粉というアイデアを使うとまた違う企画になりますよね。カレー粉だけあっても料理は出来ない、つまり他の材料やアイデアがあって、時間もそこそこかかるので(玉葱炒めるのは時間かかりますね)そういうのがってカレーという企画が実現できる。よって、企画=アイデアであるという人は、単純に企画をしてないだけかもしれないですね。見極めとなりえます。 - 思いつきとアイデアの違いはあると思いますか?
昔書いた記事があります。思いつきは脳に着想が振ってきたものでそれほど深い意味はない軽いアイデアという感じです。アイデアは上でいうように材料みたいな感じです。料理でいえば、料理が企画でしたので、材料がアイデアです。思いつきは確かに材料に近いですが、「たまねぎを炒める時間を短くするにはレンチンしてからやればいいのでは、火が通るだろう」というのは思いつきですかね。ただこのやり方は検証されていないなら思いつきですし、先達の知恵があるのか、それともレンチンでは全然駄目なのか、時短にならないか、まったく炒めるものと非なるものとなるのか。そういう検証されてないかつふわっとしたものが思いつきかなと思いますね。 - 世界平和を達成するために良いアイデアはありますか?
隣人を愛せよとかではないですが、結局自分もですが、近くの人も楽しめるというか、おもしろがることじゃないですかね。 - やる気がでない人に対して何か良いアイデアはありますか?
ないというか、寝るとか、気分転換するという王道しかないですかね。楽しい話をしろといわれればやるんですが、その人の関係性次第ですよね(笑)なんでやる気がないのかをかんがえて寝てしまうか、美味しいごはんを食べるか、疲れている時は駄目ですね。休みましょう。好きなこと、漫画を見るとか映画を見るとか、何か集中してもいいですし、やると良いと思いますよ。やる気へのこだわりが消えたら、多分解決ですね。 - あなたはアイデアに困るタイプですか?それともアイデアは常にあるタイプですか?
常にあるタイプです。これは困った困ったというと「言霊」で、アイデアに困るからですね。これは信条みたいなものですが、「アイデアがある」といってから「そうですね、、、」というとアイデアが出てきます。困る前に「アイデアがある!」といえばいいのかと。まあ、無理なものは無理というのもありますよ。万能ではないですよ(笑) - アイデアの種やネタ集めにしていることを3つ教えて下さい
本を読みます。違和感を大事にします。気づいたことはメモします。それくらいですかね。本とWeb記事って情報では違いはないのですが、没入時間がやはり本は長く脳に対して色々とリラックスする、交感神経でしたっけ、まあどっちかが出ていて落ち着くんですね。そこで習慣化されているので時間をもって考える、つまり脳で色々かんがえていることになるので刺激としては最適な気がします。Web記事でも長いものなら出来なくないのですが、本1冊みたいな時間単位、つまり1時間以上ですけど、そういうのをWeb記事単位でやるかというときついですよね。逆にいえばこのUIUXは本の長所なので、没入感ということではいいかなと。 - アイデアを思いついた。即実行しますか?それとも?
アイデアによりますよね。これすぐやったほうがいいなというのは、なるべくブレークダウンして実行プランも立てています。なるべく企画書ではないですが、客観視をすぐしてメモするのがいいですね。一方で即実行というのは、簡単かそこまで頭でかんがえなくて良さそうなものって感じですね。ライフハックのアイデアとか、すぐやったほうが多分いいですね。例えば、お菓子を食べ過ぎるならお菓子を遠ざけるとか(笑)そういうのは馬鹿馬鹿しいようですが、これくらいのスピードですぐやるほうがいいものもありますよね。なので、全部のアイデアがっていうわけではないと。 - アイデアマンを育てられると思いますか?理由も教えて下さい
もちろん育てられます。なので、アイデアトレーニングをやっています。エッセンスとしては日々のアイデア出しを楽しめられれば誰もが出来るということです。理屈はそれだけで、あとは仕事とか何か生活に変化や求められるかとか、うまくアイデアを入れていけるかがポイントですね。仕事であると分かりやすいですが、アイデアって企画でも材料の一部でしかないですから、そのまま使えるってないんですね。だからビジネスアイデアとかって軽んじられる気がしています、想定よりも。それはいいとして、アイデアマンには誰でもトレーニングをすればなれるということですね。技術なので、やり方とかを学べばいいというだけです。やり方を知らなければできない、それだけですね。 - アイデア自体の評価どうやっていますか?
評価は結構難しいですね。自分が良い悪いならそのままですけど、悪いものが結局うまくいくことも普通にあります(笑)まあ、そういうのは当然で、僕が良いと思ったものも全然駄目ということもあるので、こればかりは評価したからどうとは言えないという感じです。ただ、評価自体はやったほうがいいです。良い悪いだけでもいいですし、理由をつけてこうだから良いとか、ここを改善できるとか。そんな突っ込みを普段からしまくってます。勝手にコンサルとか、勝手に突っ込みマシンってやつですね。評価後にそれでどうなるかを観察するのももっと鍛えてくれますね。色々な視点を得る感じです。アイデア自体は結局評価しても実行していって形にしてはじめて色々言えるかもしれないので、アイデア単体での評価ってやはり難しいですね。例えば良いアイデアも実行できないから駄目となると、悪いアイデアも改善して実行できたら良いとすると、この時どっちのほうがよいのか?ってなりませんか。実現なら悪いアイデアが良かったわけで、前者はよいけど駄目だったというか。このあたりの解像度をどれだけ言えるか、見えているかはアイデアマンのレベルが求められるという感じですね。 - アイデアをうまく言葉で表せない。そんなときあなたはどうしますか?
絵で描くとか。言葉を具体的にしたり、違う領域で説明してみるとかですかね。 - 「アイデアマン」という言葉のあなたのイメージは?
結構よいです。批判に使う人もいるかもですが。アイデアマン自体が増えていけば楽しいし、ポジティブになれるし、宗教化しないなら色々な概念や考え方もあるわけで、良いライバルとなってますます成長できそうですね。よって、アイデアマンと言われて嬉しいですね。 - アイデアをうまく活かした話ありますか?
うまく活かすということでは、一石三鳥方式ですね。話ではないですが、一つのネタを3視点から加工して使うとか、そういうのってやればやるほど元のネタがメタ化されて磨かれると。こするのが大事ですね。 - アイデアを殺した話ありますか?
殺すのは好きではないのでやってないです(笑)しちゃダメですね。 - インプットとして意識していることを教えて下さい
先程書いたようなことで、日々インプットしてそれをかんがえて解釈して突っ込みを入れて。疑問や違和感を大事にしてなんでそうなっているのかとか、これは変だなとか、これは面白いかなというなら、調べていって。そんな繰り返しですね。意識という感じでなく無意識になっています。あえていえば、メモは意識しているし、それから一石三鳥化するとか、アウトプットにしていくことは勝手にはできないので意識的な行動かなと思います。 - あなたがアイデアマンになった、またはアイデアを出せる、アイデアを出すのはそこまで苦にならないと気づいた時はいつですか?
これは結構年数経ってからですね。少なくとも3年くらいはかかった気がします。5年くらいですかね。例えば自分はこうやってアイデアを出しているといって説明出来るレベルになった、そういうのが一つのフェーズが変わった感じでしょうか。 - アイデアのために意識していることを教えて下さい
インプットではなくアイデアのためってことですよね。アイデアのためということでは、インプットとほぼ同様です。あとは思いついたアイデアを誰かに話す、試してみるのはかなり大事にしています。あと否定やバカにされてもまあこの人にはそうだったんだろうくらいで、切り替えていきますね。結局ボツネタは誰かがボツっただけで、違う人にはそうではないことも普通にあるからです。こういうアイデアの性質が超好きだったりします。水みたいな感じというか、形によって意味を変えますよね。 - アイデア発想法についてどう考えていますか?
発想が出ない人が学ぶのは大いにありで、初学者もありだなと。一方で自分なりの出し方が見えたらそこまで固執しなくていいというか、しちゃだめかなと。崩すってことですね。または習慣化しづらいとか、やってみたけどなじまないものは捨てていいかなと。あえていえば、そういう発想法自体でなく、その背景としてなぜそういうものを作ったかとか、発案者の考え方は非常に示唆に富むはずなのでそこのほうが勉強になりますね。 - あなたのオリジナルと思うアイデアの出し方を教えて下さい。オリジナルでなくてもいいです。
オリジナルとかはないですね。あえていえば違和感を大事にしているところです。直観といってもいい。磨くには常に突っ込み、言語化みたいなことをやっていますね。モヤモヤしたことほどより好みます。そうやってモヤモヤや違和感に対峙した分だけ多分アイデアは磨かれるし、疑問や問いかけとして優れたものになるはずだからです。 - ビジネスにおいて、アイデアは大事ですか?それともそうではない?どちらでしょうか
大事ですね。後述しますが、じゃあ材料だからいらないかというと、玉ねぎがないカレーはやはり味気ないですし、甘みが足りないでしょう。そういう結構大事な意味を持ちます。で問題はこの時「アイデア」があればいいと考えてしまう、近視眼的というか、それだけ点で見てしまうことにあります。アイデアは大事でかつ企画も大事なので、セットで捉えることが大事ですね。 - 「ブレーンストーミング」いわゆるブレストですが、やってますか?それとも?
やってないですね。ブレストして効果があるのは、関係性があって色々と深堀できて、あちこち拡散しても戻ってきて刺激になる場合くらいですね。 - ブレストでの成功談、失敗談があれば教えて下さい
成功イメージは、個別ブレスト→共有→そこで刺激しあって創発してアイデアを出すですね。これは多分いいやり方ですが、個別ブレストであったり、共有してそこからやれるのはある程度アイデア出しが出来る人に限られるかなというのでハードルが高いですね。失敗談は良いアイデアはありませんかみたいなことをやったことがありまして(笑)一番やっちゃだめなやつですが、当然良いアイデアなんて生まれなくて、やはり人数が多い6人を超えて集団形成ができないとか、知らない人が多いとまあ駄目ですね。だから、グループを少人数にして分けて、アイスブレイクしてちゃんと関係性作って、わいわいやっていくほうが万能ではないですがまだ可能性がありますね。イベントでアイデアをどうこうでなく、アイデアが出る体験としていいかなという感じですね。 - ブレストではない、集団でのアイデア出しで良いやり方はありますか?
さきに書いた、個人で個別でアイデアを出してきて、二人以上の場で見せ合う。この時アイデアをその場で考えるのはNGで考えてきた結果を出す、それをちゃんと皆が聞けるということが大事ですね。その後に、アイデアを思いついたら出していくと多分創発という明らかに個別ではでなさそうな良いアイデアに出会える気がします。再現性はおいておいて、このやり方は手ごたえを感じているので機会があればやってみたいですね。逆にそれ以外のやり方は微妙ですね。その場でアイデアを出し合うものも基本微妙という感じですね。社会的手抜きとか、その場の瞬発力が高い人が場を支配するとか、色々集団に持ってかれるからですね。 - アイデアを実現するためにしていることは?
メモしていて、実現出来るリソースであったり、やりたいと思えるモチベーションが高いものは少しずつでもいいのでやろうとしています。実現においては失敗しまくるので、失敗してもいいからやる。それをちゃんと検証して、改善なり記錄してなぜそうなったかを回すというのを大事にしています。でないと、やりっぱなし、何度も同じミスを繰り返す、学んでない、成長してないとなるからですね。 - アイデアを形にするために企画書作ってますか?
クールになるために作ることはあります。お客さんの依頼とかならもちろんですが(笑)そうでない自主企画みたいなものは、相当やろうとしたり、色々抜け漏れがないか、それこそ一人ブレストや一人振り返りなら書く感じです。ここでいう企画書はアイデアが材料として結構あってこれはいけるぞーみたいなときにやる感じですね。 - 発明家、企画職など、アイデアがわりと求められる職業になりたいと思ったことはありますか?
中学生の頃、発明家になりたいって書いたことがあります。多分アイデアを形にしている人が面白かったからでしょう。企画とかは考えたことがないですね。社会人になってクリエイティブになりたいとか、そういう仕事につきたいって感じはないので、気づいたらビジネスやら、マーケティングやら、企画やらという方向として、偶然とか偶発的になっていったというのが適切な感じがしています。 - リスクがあることや前例のないことに対してやりたいと感じる方ですか?
リスクは見えるものをなるべく潰すか、見えるようにしておきます。前例がなくてもやります。けれど、これは組織論ではまあ潰されがちなので、個人としてはわりとフラットに考えています。けれど出来ないというか、組織ルールや社会ルールがあると結構凹まされるだろうなって想定があります。よって、ここではシンプルに感じますという答えになりますね。 - 世界でアイデアマン大会みたいなものがあるとして、あなたは参加しますか?
やってみたいですね。まあ種目とか色々試されそうですが、単純に評価をどうするか。そこのあたりですよね。 - アイデアをビジュアル化するとすると、どんなイメージとなりますか?
ひらめきって電球が多いですけど、実際にひらめくのはシナプス的な神経細胞みたいなものが、別とくっつく刺激合いが近いですね。そういう意味では、並行イメージとか、横展開、水平がイメージとなりますね。ここでは垂直は専門や深堀りということで、ただ垂直にいってもわりとどん詰まりなので、横が大事だと。でも両方大事なので、垂直やったら水平とか、そういう方向を意識するのがいいかもですね。という意味では芋づる式みたいなさつまいもやじゃがいもが地中にうまるイメージは近いですね。 - 思わずツッコミを入れた最近の出来事を教えて下さい
ツッコミは色々ありますのでこれといって面白いものがあるかですよね。メモを見返すと、伊藤園が作ったエナジードリンクですね。面白いと思ってなんでだろうかを調べたのですが、エナジードリンク業界が成長しているからというくらいしか分からなかったですね。そういうことも多いですね。けど突っ込んで気になって調べてわからん!みたいなところは大事で、ここで保留していますが、再度どこかで結びついてひらめくかもしれないなと。 - アイデアと混同されがちな概念(例えば企画など)について、一つ挙げて説明してください
企画とアイデアは先程ありましたよね。アイデアと思いつきもあったと。あとは何がありそうですかね。そこまでないかもですね。あえていえば、アイデアは何か実行することや新規なこと、新奇でもいいですけど、そういう実行性やワクワクみたいなこと、未来にこうなったらいいのにということが担保された言葉だと思います。要するにポジティブってことです、その言葉自体が。僕がそう考えているだけかもしれないですが、ネガティブなアイデアとかは精神に悪いので、良くなっていくアイデアというのが「アイデア」足り得るかなと。またアイデアも使い方次第なので、良い使い方をしたいですよね。 - 面白いアイデアを思いついたらどうしてますか?
可能なら自分でやります。あとやれそうとか、面白がってくれる人にやってよと期待せずに言います(笑)聴いて聴いてーというのも好きですね。まあ実際に冷静になると恥ずかしくなるアウトプットもあるわけですけど、そういう恥ずかしさに向き合いつつですね。この時、アイデアを誰かにおすそ分けする感覚が近いです。まあうまく届くなんてほぼないので、本当に良ければどうぞって感覚でしかないですね。 - 「アイデア力」というのはあると思いますか?
力って意味では、アイデアを出せる人は、それなりのことをやらないと身につかないはずです。挙げればキリがないですが、まず言語化は大事ですね。ビジュアルに落とし込んでもいいですけど、言葉の方が抽象度が高いので有利ってくらいです。他には知識もいります。知識は単に事物事柄ってことでなく、関連させたり結合するような想像力、連想みたいなことも大事ですね。抽象と具体も大事ですね、つまり具体的な体験を抽象化できるか、これも言語化と結びついています。フレームワークというと大げさですけど、企画はアイデアを実現するためのフレームワークに近いかなと。当然ここには罠があって、企画書を埋めれば実現できると考える人もよくいますがそうではなくて、実現するために考えた結果が企画書で、それで実行するのはまた別ですね。別エンジンといってもいい。よって、実現がゴールだとすると、アイデア力は初期にはわりと重宝されますが、実現が先だとかなり物足りない感じですね。初期フェーズはアイデア力で、その後は企画力みたいな感じですかね、調整力の方が大事かもしれないですからね、最後の方は。 - アイデア千本ノックをやったことありますか?
あります。2回ほど。どちらもやりきってしばらくやりたくないとなりました。1000本ほどを1年以上はかかってやっていますね。途中でだれるのですがやりきった経験があるのでとりあえずアイデアは出すみたいなことは流石に慣れましたね。 - アイデアマンとして尊敬したり、この人面白い!という人を三人教えて下さい
嶋さんは面白いですね。博報堂ケトルの人でB&Bとか本屋をやっている人です、本屋大賞を企画した人でもあると。他には、ウィッテムの小島さんですね。アイデアプリントが面白くて相当やりこませてもらいました。アイデア体質を作る上で貴重な経験や機会だったなあと。最後は岡野さんですね。アイデアカードつくったり、不満買取事業を考えたり、めちゃくちゃアイデアマンですね、というよりビジネスマンというか。他にもいますが、ぱっと思いつくところではこのあたりで。 - 普段のアウトプットやブログやサイトなどあれば教えて下さい
シゴクリでやってます。Twitterとかはアイデアは出してないですね。 - 具体的に観察したことを抽象度をあげてまとめる抽象化力というのがあるとすると、あなたはどれくらいの抽象化力がありますか?
これはかなり難しいですが、抽象度が高い話をそのまま話して会話出来る人はやはり限られます。馬鹿にしているのではなくて、そのままです。よって、具体的に話すことでフックを作りそこで抽象的な見解を入れてまとめていくという感じですかね。もちろん抽象度は誤解というか曖昧さがあるのでまったく違うことを意味していた(笑)なんてこともありますが、そこは付き合いや信頼性で担保されるくらいってことです。僕の抽象化力はそこそこくらいかもですが、知らないことはわからないし、パフォーマンス出ないですし、日々鍛えているくらいですかね。ちなみに、頭の良さは具体→抽象→具体という揺れ動きというエントリも書いたのですが、これはある本の指摘でした。そのとおりだと思います。抽象化出来る人は頭いいって感じですね。勉強が出来るとは違いますね。 - ここまで答えてきてありがとうございます。ここまでやれた人はまずアイデアマンだと思います。最後はこの質問です。あなたはアイデアマンだと思いますか?
はい。さすがにアイデアマンのための質問も作ったのと、これでアイデアマンが色々と参戦!?して面白くなればいいかなと思います。Twitterでもシェアしますかねえ。アイデアマンとしてより社会や世の中を面白くしつつ楽しんでいきたいですね。
と、書いてみて思ったのは、これ90分くらいかかりました。よって、1質問2分くらいですね。まあものによっては簡単に飛ばしつつ、楽しんでもらえればということで。
アイデアマンに関する先達意見
アイデアマンからプロジェクト責任者に進化する方法
インパクトという視点でいうとそのとおりだと感じました。アイデアに価値はないとは思わないと。一方で形にしていくインパクトはさすがにかなり大きいのでそこから見れば小さい、ないに等しいといっても言い過ぎではないぞと。
一方であえていえば、実現するレベル、形にしていくレベルはスケールが異なるので、どこまでやればいいか。例えばサランラップがないときに代替案は?というアイデアと、ビジネスにおけるビジネスアイデアの実現はさすがに違います。ビジネスになると総合力が問われる感じなので、アイデアにおける重要性は薄くなるんですね。特に組織においては「で、アイデアはいい。どう形にする?」って詰められるだけなんですよね(笑)
だから組織でやるのか、自分でやるのかでも違うんですね。自分でやるアイデアならもっと楽にやれると。
そして著者が言う非難は有害はそのとおりだなあと。否定さえすればいいという場合や文化もきついですね。メンタルの問題でそういう人がいればごっそり持ってかれるからですね。当然ですが、いいよねと認めてくれてその上での批判は全然ありですよ。そうでない場合ってことですね。
アイデアマンは、アイデアを形にする人
アイデアマンを3つにわけています。確かにアイデアだけで何も知ない場合は口だけになりますね。実際に口だけかどうかはそれを言ったものをどこまでやっているかです。具体的には100個アイデアを言って1個もやらないなら口だけでいいかもしれないですね。
2,3はどちらも実行しているのでアイデアマンだと僕は思いますが、アイデアマン=アイデアだけの人=口だけ君みたいな感じがあるので、使いづらいかもしれないですね。僕はそこまでシビアに捉えてないのですが、アイデアマンには実行までやることを含んでいるので、今回もアイデアマンというのはポジティブに使っていますね。
実際に口だけアイデアを出すだけでも偉いとは思いつつ、そういう評価が怖いからそれを恐れて言えなくなるのも違うなあと思うので、難しいところだなと。
アイデアと企画の違い、ご存知でしょうか? 企画が必要な3つの理由 #4
アイデア登山というビジュアルが面白いですね。著者でいえば、アイデアだけだと登山準備はおろか、家で「山登りたい」と言ったレベルというのは言い得て妙です。実際にアイデアだけではというのは、この企画や実行までの領域を省く、見てないからということになります。
この登山の例えは分かりやすいのですが、多分解像度として登山と思ってない人もいるのかなと。つまり、アイデアがあれば出来ると思っている人は登山ではなくて、動く歩道のような水平エスカレーター(空港等にあるやつ)がアイデアで、それに乗るから一気に実現できる=移動できると思っているのではないかと考えています。
これはシンプルに企画や実現の経験が一切ないか、その経験値が著しく低いか、純粋に自分でアイデアを出して自分が動かなくていいポジションだったとか、そういう状況でしょう。登山ではないんですね。どちらかといえば、近くのコンビニにいってお菓子を買うみたいな感じです。
登山感を出せるのは企画を経験したり、実現までが「困難」であったり、当然失敗してうまくいかなかったりの経験値がある人なのではないかと感じました。
よって、登山という実現感を提示してビビッと来る人、そうだよなあとある程度思える人は著者が言うようにある程度やっている人といって間違いないのではないかと。
アイデアだけの場合、企画が面倒です(笑)あと企画してそれを実行するのも面倒なので、登山としてはまずは山にいってないレベルになるし、そこで粘るということは生まれないなと。粘りって大事なので、それこそ企画の一つに入れてもいいくらいかなと。
この解像度をイメージするマップを作れば、アイデア→実現までの共有が出来るので、いわゆる可視化できるので僕も書いてみようかなと思いました。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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