カフェを始めたい人の新規開拓アイデア11

カフェ

質問

Q.何か新しい事を始めたく方向性が纏まらずに頭を抱えています。当然ビジネスですので儲かる仕事をしようという概念はあります。
ですがどのような分野で新規開拓としていけば良いのか悩んでいます。

自分の中に見つけたキーワードは
「人の心に触れる」、「癒し」、「確実に高齢化社会」、「女子力」
これらから連想出来るビジネスは一言で言ってしまえば「CAFE」だと思います。

CAFEと言っても何処にでもあるものでは無く、他とは違う付加価値を持つ事が絶対条件ですが。これだとCAFEだけにしか焦点が合ってなくて広い視野で見れればもっと違う分野もあるのではないか?同じCAFEでも全く違う観点で見たときに全然違うものになるんじゃないのか?

今の社会が、これからの社会が何を求めているのか、需要が多い又は需要が大幅に増えるであろうと思われるものは何なのかが判ればビジネスに繋げていけるとおもうのですが。

話を端的にまとめると、何を始めればよいのか悩んでいる。見つけたのはCAFEのみ。社会が求めているものって何だろう。

何かよい提案がありましたらご教授願います。宜しくお願い致します。

回答

A.以下で回答致します。

1)メンタル予防x根本に効くような

カフェとはちょっと違うのですが、人の心に触れるって精神的な部分、人と物理的に接触するとかではない部分でカウンセリング的な意味もありそうです。

そこで、ペット的な癒やしから、ペットなどの愛らしい表情で癒される、ストレス発散。猫カフェや犬カフェみたいなものもその延長でできそうです。

現実的には、思いついたワードでかつ今できることしか、今はできませんが、それにとらわれる必要はないと思います。例えば、ここでのペットカフェみたいなものは、既にあるわけですが、仮に「予防」というテーマとして、うつ病等をペットカフェユーザーには発症しづらいなど、一定の成果を出せればそれは、違う切り口に出来ると言えそうです。

2)人の死に触れる

人口が減ってる社会で、たとえば最近は家族葬、大きな葬式をやらない傾向も多いと言います。もっともお金自体をかけられないのもありますが、一方で核家族化が進んだ上の果てともいえます。

多くの親類や親族がいた、または関係値が高かった時代とは今は異なっています。そこで、死に対して、短絡的にいえば「葬儀カフェ」のようなものもありかもしれません。ネーミングは考える必要がありますが、要するに生前から死後について考える。それは例えば生前贈与とか、遺言書、エンディング、終活っていう部類ですね。

それらはどちらかといえばシニア向けだと思いがちですが、若い人にも触れてもらって、逆にどう死にたいからどう生きたいかを考える。こういう見方も提案ができるわけです。

また認知症なども現在の社会制度では財産に関していえば、本人の意思や所有概念などを尊重する部分と実際の部分で狭間があります。
そういう社会課題の部分を話せる場は圧倒的な価値を持ちそうです。もちろんこれは正解がない以上に話せる人が周りにいないというニーズもありそうです。

3)ベーシックインカムカフェ

ベーシックインカムとは、基本的に個人に対してお金が支給される仕組みです。一方で保険的なものはまた違う形となりそうです。
そこまで詳しくはないのですが、こういうものは政治的とか思想的な話以上に、インターネットのような社会通念や価値観を変える、そういう類のものになりそうです。

テーマ的には、お金や生きる、非金銭的な価値とか、いわば哲学カフェなどが近いかもしれませんが、そういう哲学的テーマもありですが、サイエンス・カフェのような遠いような素材を近くのカフェでというほうが筋がいいかもしれません。
http://www.cafephilo.jp/activities/activities_cp.html

サイエンスカフェは科学者やそれに携わる人が、科学の現場とか面白さを市民の人と共有するカフェですが、イベント的な印象です。
イベントでもいいわけですが、ベーシックインカムなどをあまり肩が凝らない形で、話せる場があるといいかもしれません。
http://cafesci-portal.seesaa.net/

頂いたワードで切り込むなら、女性からみるベーシックインカムというような視点はほとんど聞いたことがないので、違うものがまた生み出せそうです。

4)小商いカフェ

私が好きなところでもありますが、月3万円ビジネスなどの、小さな商いを試したり、話せるような場はもっとあってもいい、またはニーズがあると思います。多くの課題は結局そういう場所を家賃を払ってまで運営しづらいというのなので、家賃をかけずに運営するアイデアを考えていくのがいいといえます。無理をせずに。
http://30000yen.biz/

ココナラもそうですが、CtoCで教え合うことは、インターネットを介しても簡単になりましたし、ワークショップ、女性向けならアロマ等のテーマなどに特化して、小商いカフェを提供すると、面白いアイデアが集まるかもしれません。

ポイントは、イベントをやるよりも、なんだか違うことをしてみたいというような人にやる気に火をつけるようなイメージです。

5)ソーシャルビジネスカフェ

いわばソーシャルビジネスのネタや課題を集めたり話せる場です。既に良い物であるから売れる時代は終わり、良さをどう伝えるか、
共感を集めるかが入ってないと一部の知名度があるものは除いて売れづらい時代です。

そういう時代で、とくに社会課題という大きなテーマを、ビジネスの切り口で解決する人やそういう分野を社会起業などといったりしますが、そういう切り口もありかなと思います。

癒やしや高齢社会というテーマもいいですし、サイトを立ち上げたりして社会課題を集めるのもいいと思います。トラプロなんていうサイトをリディラバというNPOがやっています。
http://www.trapro.jp/

問題が多すぎて嫌になるかもしれませんが、ここでは課題があってそれらをどうしていくといいか、または身近なものであれば避けられないわけでそれらを「目をつぶる」ことなく、受け入れる、見渡すという投げかけの場となりそうです。

 

6)移住カフェ

UIJターンというように、若い人でも田舎地方へ移住して、そこで仕事をしていく、生活をするというのがブームではありませんが、話題が常にあります。

これは人口減少する社会で、自治体や行政として、大きな課題でもあるので、地方の自治体は必死に人を集めようとしています。
実際には市区町村が子育て世代とか若い人の移住を促進する制度を作ったりしています。

地方に行けば全て解決なんてことはありませんが、少なくともそういう地方移住に興味がある人と繋ぐ場所であるとか、また自治体担当者に対してアピールすることと同時にマッチングしていくことで違った価値を出せるかもしれません。

7)農業カフェ

例えば、女子農業というように、おしゃれなグッズで農作業をするDIYなども好きな女性。それらの女性をメインに、農作業を体験できたり、そこで一緒にワークショップをしたりという、そういう場を作ります。

いわば、イチゴ狩りなどはただイチゴを狩るだけですが、BBQとか一手間かかるものだと一緒に焼いて食べるわけで、そういう手間暇をもって参加者同士で仲良くなり、理解も深まるという狙いです。

実現するとなると課題が多そうですが、とはいえ、農業というと遠い印象になっているので、それらを家庭菜園レベルから身近にしていくことで、当然癒やしや、安らぎ、あとは女性の力を活かしたものも活かせるかもしれません。

8)ご当地カフェ

自治体ネタに近いですが、地方の名産などを集めたカフェです。これらは都心にあればアンテナショップと言われますが、どちらかといえば、地方にある、お土産物や観光情報スポットをもっとおしゃれにして、外国人観光客向けの場というイメージです。

例えば1800くらいの自治体が全国にあるわけですが、当然それぞれの場所に違ったカフェができるし作れるということです。

既存のカフェと違うのは、外国人向けというところでしょうか。もちろんそういうパッケージや準備されたものを「嫌がる」人もいますが、逆に説明や紹介がうまい方が分かりやすくて喜ぶ人もいます。団体ツアーか個人ツアーの違いみたいなものでしょうか。

9)ホスピタル・クラウンカフェ

ピエロのような出で立ちで例えば病院などの入院する小学生やシニアに、笑いを届ける仕事がホスピタル・クラウンというものです。

それらは病院等の福祉施設がイメージされるのですが、別に病人だけでなくても、笑いや滑稽さが溢れている社会は面白いものです。いわば街角で音楽演奏者がいるような、笑いが街角のカフェにあふれているイメージです。

ホスピタル・クラウンに限定する必要はありまえんが、視点として、笑いを感じられるカフェは面白いかなと思いました。

10)旅行カフェ

既に近いものが、クラブツーリズムなどのカフェがそうです。クラブツーリズムはシニア向けの旅行企画会社です。ツアーだけでなく窓口的にもカフェをやっているということですね。そこで旅の相談等も出来ると。

これに近い、旅カフェはありそうです。いわば旅人でいえば、ゲストハウスなどがそれに近い場所ですね。

シニア向けでもいいですし、女性が使いやすい場としてもいいし、旅や旅行でも色々な切り口を作れそうです。

11)セラピーロボカフェ

パロのようなロボットも出てきているので、そういうロボットが集まるカフェも面白そうです。ワークショップ等を行ったりします。
https://www.daiwalease.co.jp/service/ict/04kaigo_paro.html

突き詰めればペットのような関係になっていくからですね。

12)まとめ

アイデアを考えて思ったのは、現状の打ち手としてあるとか、キーワードとして出てこない場合は当然無理してやらないほうがいいと思いました。実際に論理的に考えて、またここであげたアイデアでも「そうなんだけど、違うかな?」というのもあると思います。それは主観であり、感覚です。

例えばお好み焼きが嫌いなのに、外国人に食べさせたい人はあまりいないでしょう。断れないなら別なんですが。好きな、または興味がある、何か持続出来るかもしれない、そんな要素がないとすぐに飽きてしまうと思います。

分からない状態を悩むといいますが、考えると違うのは、悩むはそれ自体で、どちらがいいかなで止まってしまうことでしょうか。

やれること「のみ」で考えることなく、あったらいいなから、こんなニーズもあったから、いけるかもしれないという組み合わせを見ていくことで広がりが生まれます。

例えば高齢社会という意味で、シニア向けビジネスは「思いつく」視点ですが、そうでなく、シニアが働くという意味で、シニアの再教育のような研修ビジネスも今後伸びていくはずです。少なくとも「大手で部長をやっていました」という人は「サービス業の現場スタッフとして働けるか」は怪しいし、その人がやりたいかどうかもありますしね。そういうかゆいところや、今後発生するものも考えるとまた広がっていくわけです。

以上、何かヒントになれば幸いです。面白いカフェやビジネス等が立ち上がったら教えてくださいね!
失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

違和感で発想のやり方が学べます

日常生活で感じる違和感を用いて、アイデアを出すやり方が学べます。「違和感発想法」は誰でも気軽に出来るサービスです。

LINE公式アカウント登録で無料で学べます。気になる方はチェックしてみて下さい。