kindle unlimitedにより2つの価値が高まる

シゴトクリエイターの大橋です。
kindle漬けになっていますが、出会える選択肢が多いとやっぱ楽しいですね。fireを買うか迷いつつどうするかというところですね。
さて、今回は今も試しているkindle unlimited(以下ku)について言及されていた日経MJの記事が面白かったのでそこからちょっとkuについて考えてみました。
1.ソーシャルメディアからのリンクから購入する動きが生まれる
この視点は全然なかったのですが言われてみればありそうです。
例えばソーシャルメディアなどで書籍の引用をしてシェアをした時、アマゾンのサービスに加入している人ならみんながすぐにリンク先からその本を読める。
(日経MJ2016年8月12日6面、奔流eビジネス 藤元健太郎より)
あんまり、書籍引用をTwitterやFacebookでやりませんが、ただ読書記録サービスであるメディアマーカーなどではリンクさせているのでそこからたどると、まあAmazonリンクは自動的に貼られています。
そのリンクをクリックすればku対象ならすぐ買えるので、本を買うまでの手間がかなり削減されて、すぐ読めることになりそうです。例えば、Twitterの投稿→Amazonリンククリック→Amazon書籍ページでku対象なら読む、という2遷移です。欲をいえば、本を読むを押して端末やアプリで見るのでその手間がありますね。
kindleはクラウドリーダーというものがあってそれならブラウザ上で見れるっぽいのですが、なんか見づらかった気がします。また調べてみるかもしれませんが。シームレスにさくさくと見れると、書籍とWebの境界も消えそうですね。
既に情報をどう何で取るかはどちらかといえば提供者のビジネスリソースやビジネスの問題というところもあります。もちろんそれは全部Webにすればいいという話でもないのですが、流れ的にはそうなっていますよね、というところでしょうか。
あまり使っていませんがkindleでのハイライト機能から色々と遊べると面白そうですね。
こちらの記事では自分が興味ないけど他の人がそんなのに興味あるんだというマーケティングっぽい指摘をしています。確かにその通りですね。iOSアプリでは、設定画面では確かにポピュラー・ハイライトというのがあるのですが、文中で見たことは今までありません。記事ではpaper whiteの話なのかなと思いましたがどうなんでしょうか。
多分paperwhiteとかの機能ってことですよね。他のFireにあるとかは分かりませんが。
ソーシャル読書、つまり人とある程度議論したり、内容を深めていくことってハイライトだけでは厳しいのでしょうが、ある程度出来るかもしれません。そういう読み方で本を汚していくのは楽しそうです。
ただ、人がいいと思っているものが読書ページに見え続けるのはちょっとなあという視点もわかるのでここはケース・バイ・ケースになりそうですね。
2.どんな本を読むか、出会うことの価値がより高まる
ベストセラーのランキングから選ぶのはこれまでと同じでわかりやすいが、大量の書籍を読むことができる時代には、自分が読むべき本と出会うことの価値がますます重要になる。
(同上より引用)
確かにそうなんですよね。本に限らずですが既にどう出会うかというところで、体験自体の価値が高まった印象があります。何も変わったわけではないんですけどね。相対的にというところです。
実際に本の出会い方というのは読書があまり得意でないとか、していない人で、これから始める時にかなりハードルが高いという気がします。例えば本屋に無理していくことはないのでこればかりはなんとも言えないわけですが、やはり本って面白いので、本の出会い方やku的出会い方は何か考えていきたいですね。
今のところざっと眺めて雰囲気で選んでいるだけですけどね。
そこで、キュレーションや選書的な、誰かが選ぶというサービスも生まれてくる。面白いんですけどこれって結構やり続けるの大変だから自分がサービス化するとかは考えたことがないんですよね(笑)
ベンチャーの情報工場(東京・港)はベストセラーなどには出てこない書籍を厳選し、ダイジェストを有料配信するサービスで240社8万人の顧客を獲得した。
(同上より引用)
これも気になったので早速調べてみました。
これですね。個人向けもあるのですが年間3万で月額2500円です。手軽にお試しは出来ないものの、気になる方は見てみるといいかもしれません。
当然かもしれませんが、法人向けのtoBビジネスで、ボリュームを一定設けるから成功しているかもしれません。ザ・プロフィットで書籍の販売において、企業向けに販売するという近い話が出てきたので書籍の法人販売って結構面白そうな部分かなと。
個人でやるWebサービスとか何かできないか?
記事としては上の2つで終わりですが、シゴトクリエイターとしてはWebサービスアイデアとして、当然ハイライトデータはAmazonが握っているはずですがそれは使えないはずで、それはスルーするとして、うまくkindleでなくてもいいですが、活用したサービスを作れると面白いなあと思いました。
僕は昔に読書会を企画していたのですが、そういう読書会を継続開催するのは結構大変で、今もあまりやりたいとは思いません(笑)ビジネスにはなりづらいので、ビジネスになりやすいものを考えたいですね。
kuではランキングが当然ありますが、充実しているわけではないので、kuはkindleとは別物として、ku専門のおすすめサイトを作るとかありかもしれません。問題はku対象が外れた時とかどうなるのとかはありますが、それはおいておいてku本でおすすめは個人でやるなら書評の延長であり、法人やビジネスとしてやるならアフィリエイトでしょうか。そういえば、ku本のアフィリエイト紹介料ってku本のリターンがまだページ課金みたいな感じなのでそれで課金されるんでしょうかね、ちょっと分からないですね。
すでに個人でおすすめku本を紹介しているサイトはたくさんありそうですが、こちらが結構たくさんありました。Webというか開発書は多分見づらいのかなあという感じがしますが、それも好みかもしれませんねー。ただ本の重さから解放されるのは嬉しいんでしょうね。あと、すでにku本でないのも紹介されているので紹介当初から解除されてしまったらこういう感じになっちゃうんですね。Amazonリンクで分かるようにして欲しいですよねー。というところでそれが分かるサービスはいけるかもですね。
そういうわけで、kindle unlimited対象サーチみたいなもの出来そうなら作ってみます。というか誰か作っていればそれを使わせてください(笑)ただ、unlimited内で検索すれば事足りるので価値は低いかもしれません。あえてやるなら、対象だったものが外れたとかの差分ですが、まあこれもAmazon側のアフィリエイトリンクの見やすさを期待するとかくらいですかね。
おわりに
kindle unlimitedサービス自体から色々と広がりがあったり変化が起こりそうです。最もそれは電子書籍を読むとかkindleを使っている人だけの話のようで、実は既存の出版社や出版業界や書店等に大きな影響を与えるかもしれませんし、面白くなりそうですね。
おまけ
kindle unlimitedネタというところで、他にもいくつか。
即ダウンロードすれば対象外後でも読めるのは、なんというか記事にあるように「読み放題対象が減る」という感覚はちょっと資産の減少に近いのでかなりのデメリットになりそうです。というかサービス自体のブランドや価値を減じてしまいますねー。例えば現時点のku対象本は明日異なるかもしれないとなると、セールっぽくなってまたダメな気がします。これらはkuの最低利用対象期間というところが決まっていれば良さそうですけどね。
筆者プロフィール

- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。