「東大式 アイデアがいままでの10倍出せる思考法」を読んでの気付きメモ

この本結構良かったです。というと上から目線感ですが、正直そこまで期待せずに読んだのですが、「あーそういうのもあるのか」と得られるものがありました。

思考法自体は全然ありというかこういうのがまさに「思考法」です。実際にこれが出来るとは、あまり意識せず「こう考えたらいいかな」と何もなしで素で思えることかなと思うので、それが出来ていれば「思考法」として読むところは少ないかもです。

僕が読んだのも、思考法を知りたい!とかでなく、思考法として考える示す著者の考えや微妙な違いなどを自分と比較して読む感じで読んでました。

面白かった点

ひらめきは言語化する点で躓くかもしれない話

これは結構衝撃的でして。例えばスライムみたいなものがぐにゃっとしたというイメージが頭に浮かんだとしますよね。でも、この時言語化として「スライムみたいなのがー」と言語化しないと、話すとか書くってことですけどしないと「アイデアは消える」わけですよね。

言語化に依存していると言ってよくて、ここで拾えないと「アイデア」がなかったものにされる。本書ではP.102-103あたりの話ですが、この言語化ができないということで、アイデアがなかったり、うまく出せなかったり、「アイデア自体があるのに出せなくてモヤっとする」という人はいるんじゃないか。または言語化に頼るとその確率が高まってしまう(良くないのでは?)と思ったんですね。

ここで言語化できないとアイデアが拾えないは良くないなと思っているのは、例えば「スライムがー」なら、ビジュアルで描いてしまえばそれで済むのかなと思ったんですよ。それでいいというか。ビジュアルで描くことができれば「イメージ」をそのまま出せるというか。

そこに言語化する意味があるかってことですが、少なくとも一点だけいえば「ビジュアル化で出せるものが、言語化できないから、なかったものにされる」はまずいんじゃないかなと。

僕にその経験があるわけではないですが、「こういえば伝わるかも」程度の言語化が出来ないと、やはり「なかったものにされる」アイデアがあると。または、「言えないからまとまってないから、アイデアにならないから」とアイデアになってないことを諦めると。

これはかなり損失だなと思ったというわけです。もったいないなと。ここをどうにか出来ないかというのも課題としてありそうだなと感じ始めました。

理系は文章化が苦手?

これは著者が算数の計算問題みたいな「りんごが3個で、みかんが2個あります。あわせていくつ?」ものがあるとき、聞いた時にイメージするのは「りんご」自体のイメージが3つあるとかだと。

僕はりんごのイメージはあまり出なくて、算数として数字ですよね「3」が出てくるので、みかんが「2」だから、「3+2」で5みたいな。頭の中のイメージなんですね。

僕のビジュアル化が不足しているだけといえばそれだけですが、そもそもなんですが、この問題自体をビジュアルで捉えていればなんかイメージが違うし、考え方も違うんだろうなと思ったんですね。

もっといえば、言語的に捉えている人はビジュアル化が出てないわけで、そういう言語優位的な人と、ビジュアル優位な人が、同じ問題・問いかけを聴いたら、頭に出てくるイメージは異なるわけですよ。ここまではまあありそうだなと。

さらにいえば、ビジュアルが出てくるから楽しそうとか、数式だからつまらなさそうとかみたいな「感情」がうまれてくると。だから、「りんご」が3つ踊っていて楽しそうだからーみたいなのは「スピリチュアル」でもなんでもなく、イメージできるんだと。まさにイメージの話です。

言語がスピリチュアルではないとはもちろん言えないですが、それはともかく、ここで楽しそうに感情を入れられる、体験としてなんかこうすればまとまりそうみたいな、そういうポジティブなものが出ればいいんじゃないかと。そういうことを思ったりしました。

文章化が苦手な話は友人に聴いてみたところ、まあ理系でも論文なり論理トレーニングするでしょうし、というところで、苦手意識も人によるかなという着地です。なので理系=文章化が苦手とラベリングする意図はないですが、ここでは理系=イメージ処理が得意な人も結構いそうだなー、そうかもなーくらいで一旦着地しています。

まあ、僕に引きつけていえば、もっとイメージ処理やビジュアル的なものを処理していくことを身につけるといい感じにアウトプットができそうだなあと感じています。

アイデア力があるとは、やりきれること

これはよくある話でもありますが、何度も書いてみます(笑)

アイデア力とは、発散してアイデアが出せることだけではなく、出したことを実現化して形にしていくこと、みたいな話がありました。その通りで、多分「アイデア力」とかって言っちゃうと、アイデアが色々出せるみたいな捉え方ですよね。

それがだめではなく、一面だってことです。そのアイデアを形にして実現するのはマラソン的です。瞬発のアイデア出しではない、じっくり煮込んでいけるか。そこがポイントとなりそうです。

僕がアイデア力があるとは全く思ってませんが、とはいえ瞬発で出して終わるとかも流石にどうかなと思うので(笑)なるべく形にしてくことにしていこうとする。そういう姿勢でいかないとなと、改めて感じたところでした。

金融も将棋も同じじゃないか。読みのパターンみたいな。

これは僕が勝手に感じたんですが、金融は複雑ですよね。でも、色々な憶測や心理戦で変わる。株価とかもまあ分からないわけですよ。後付けではいくらでも言えるわけですし。将棋もパターンを色々考えてもまあどれでいくかと。プロかどうかはありそうですが、とはいえパターンや最善手を考えてーみたいなのは同じかなと。

その上で、どうなっていくかとか思考の深さとか速さとかはあるけれど、結局次の手は分からないか、わかるか。その繰り返しだからこそ、一手一手をサボったらあかんなあと。そういう感じですね。

エンジニアは技術や形にするのが得意、デザイナーはその利用イメージを想像するのが得意

著者はエンジニアであったり、工学部の学生と接しているのもあり、話はエンジニアに対して批判的です。アイデアを出せるにはーということでまだまだ甘いではないですけど、色々あるんじゃないかって立場ですよね。

傘がある時、傘をどう作るのが得意なのがエンジニア、またはエンジニア思考といえるかなと。デザイナーは、その傘を使えば濡れないからデートにいい感じで迎えられるとか。そういう心理みたいな、具体的な人の心の動き、その傘の用途を考えられると。別に傘で遊ぶ子供向けのアイテムでもいいわけですから。

そういう意味で作ったけれどニーズがないとは、エンジニア思考を強めすぎた結果かなと思います。作ったら分かってくれるとかプロダクトアウト的なものもそうですよね。それが絶対だめとは言わないですが、ニーズがない=人が使わない=要らないというものをあえて作ることってやはりリスクですし、あまり望まないのではないかなと。エンジニア自身もですよね。

ただエンジニア的にいえば、その作るところが自分の価値だと思いこんでいる節もありますよね。存在価値、アイデンティティ、自分の役割、まさに立つ瀬ですが、それを否定された!と(笑)「それ使わないから意味ないっすよ」とかっていうかはおいておいて、そのような話になるわけですよ。言い方は品はないですが、そうなった時に、デザイナー思考みたいなことになれるか。そこはかなりポイントです。

僕としては別にどちらも良いものがあるので手を組む、あと他者を尊重するというところで、取り込んでしまえばいいのかなと。本書はエンジニアこそがデザイナー思考をってことになるんですが、まあその通りになるのかなと。

面白かったのはそこでモードチェンジみたいな話をしていることです。エンジニアはどうしてもエンジニアモードで、技術や形作ることを考えちゃうと。材料がどうとか、設計はどうとか。それは良いと思うので、では意識としてチェンジ!して、デザイナーならどうするかってモードを変えると。例えばでは「傘」が出来たとしてこの重さで誰が持てるのか?大きさが大きくてこれカバンに入らないですよね、使えるの?みたいなツッコミを入れたり、「傘」があることで元気になれるイメージってなんだろうかみたいなことを考えたり。そうやってモードを変えていくといいみたいなことは確かになと。

これは視点を色々な、まさに他者かつ多くの人って意味で「タシャ」ですが、そういう色々な人の色々な考え方を取り入れたり見たりしていくことで、自ずと磨かれるよなと改めて感じました。

ざっと以上です。

アイデアの思考法を知りたい人でもオススメです。ここで思考法とは、考え方といっていいですが、そういう手段がある、思考の仕方があることを知っているだけでも、アイデアを考える上でかなり価値がありそうです。当然知っているだけではアイデアは出せないので、自らがその思考を試してみたり、練習する必要があるのは言うまでもないです。

思考法なので、考えるとは何かという哲学的なこともまあぶっちゃけあります。なぜなら、ある概念は一体何を示しているのか、そしてそれはどういうことなのかと、学問的な意味で哲学をやる必要はないものの、「概念操作」はかなりアイデア思考法で重要だと僕は考えるからです。

例えば、「ツッコミを入れる」ことが例えば一つです。アイデアの解釈とか咀嚼といってもいいですが、そういうものが少ない、視点が偏っていると、当然アイデアはあまり練られてないもの、すぐ否定されて消えるものになるからですね。

ライター

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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