ボールペンの名入れで特別感を出し集客するアイデア

文具が好きとかいう人には当たり前の名入れかもしれませんが、この名入れのスペシャル感を手軽に店頭で行うことで一つの企画とするというアイデアです。

こういうアイデア好きですね。

※初稿:2017年5月28日ですが、最近同様の企画を見かけたので古ぼけてない良い企画だと感じています。

ボールペン自体で集客する

文房具ショップまたは文房具を扱うスーパーや雑貨店は多いと思います。本屋なども文房具売っていますよね。

今回は、そういうコモディティ化された、いわゆる一般の日用品でも「集客イベント」化出来るアイデアです。

オフィス街にあるお店での話です。どちらかといえば業務用用品(例えば業務用の飴とか食品、袋などのパッケージなど)が強い店で、当然小売もしているのでよく使っています。

そこでたまたま買い物をした時に見つけたのは「大手文房具メーカーのボールペン」の「名入れ」イベントでした。一瞬どういうことだと思ったのですが「そういうことか!」と思いました。これはボールペンというコモディティ化したものもイベント化出来るグッドアイデアだなと思いました。

ボールペンに「名入れ」で集客する

イベント自体は非常にシンプルです。軽く会話もして確認したのですが(笑)、そのメーカーの社員のお姉さん(可愛い)が販促コーナーとして、普段通路になっているエリアに会議室机を2個ほど設置。ボールペンのディスプレイ+POP、机は椅子が2つあり、そこで名入れ申込書を簡単に書きます(とくにどんな名入れをするか、英文字か日本語かなどですね、文字数は12文字くらいだった気がしますが)。

そしてお姉さん側には、ノートパソコンを多分USB接続した「名入れマシン」があり、その機械でボールペンに名入れします。今の時代はこんなポータブル名入れマシンがあるんですね。思わず感動しました。

10分かかると言われたのですが、どうみても文字数も少ないので3分くらいで終わりました。すごいですね。

ボールペン自体は1本1,000円定価を3割引き(多分その店ではそれくらいの価格で買える)で、かつ名入れは無料でした。ネットを調べるとやや安いという感じですがそれによってそのボールペンを売るのもありますが、やはり集客という点になる。少なくとも僕は面白いなあと思ってわざわざ行きました。丁度ボールペン欲しかったのと、そのブランドは好きなボールペンなので良かったなあと思います。

名入れをすることで他の商品でも応用できる

おそらくそれ自体で目玉の集客になるかはおいておいて、ボールペンをいわゆる「奥さん、包丁めっちゃ切れますよ!」みたいな実演販売までいかないですが、ボールペン自体に名入れをすることで自分の名前を入れればオリジナル化できます。当然お姉さんの人件費や出張コスト?や名入れマシンを運んだり(借りたり)するコストはかかりますし、店頭では小売とメーカーの関係性もあるのかもしれません。

名入れするということでイベント化出来る。そして僕の手元にはオリジナルペンが残る。しかもその場でライブで彫ってもらえる。これは面白いアイデアだなと感じたわけです。

これは消しゴムでもシャーペンでもクリアホルダーでもなんでもいいのですが、そこそこの価格であれば500円以上であればやっても良いのかなと。もちろん高めのボールペンや万年筆なら標準のサービスかもしれませんが、これは単価が安くてもオリジナル感を出しつつしかもイメージも良い。素晴らしいアイデアだなと思いました。

ぜひ文房具なんて集客出来ないと思わず、名入れのようなライブイベントをやることで一つ切り口を作ってみてはというアイデアでした。

おわりに

もちろんボールペン自体技術の塊みたいなものだと思っていますが、それはそれとして、実際どこでも100円で手に入れられるものに対してどういう価値を見出してもらうか。それらを名入れというアイデアで特別感を演出するのはグッドアイデアです。

小売の現場ではこういう工夫の連続ではないかと感じます。すでに扱っている商品やサービス自体で差別化を出来なくても少しの知恵で何か出来るかもしれないという話ですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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