じゃがポックルが美味かったのでカルビーのビジネスを調べてみた

そのまんまですが興味あったら調べる、これがリサーチャー、マーケターの使命(誰も言ってない)ということで調べてみました。

カルビー

カルビーの公式サイトでは、「Calbee」が正式名です。キャッチコピーが「掘りだそう、自然の力。」ということで、サッポロポテト然りなんかジャンキーなイメージが強いのですが、あくまでも自然の力とか恵みを食べるという方向性のようです。批判してないですよ(笑)

設立は1949年で、まあ老舗といっていいわけですね。戦後です。連結で従業員は4,311名という大手企業ですな。連結といっても、会社が国内なら6社で、海外の方が15社で海外の方が多いんですね。

カルビーの名前の由来はカルシウムと、ビタミンB1の「ビー」からですが、戦後というところでは栄養素みたいなものがやはり大事だったのだなと感じられますね。

事業内容

カルビーといえば、ということでポテトチップス以外ぱっと出てこなかったのですが、ポテト系スナックでは70%のシェアと圧倒的です。シリアルではフルグラとかがあるようです。食べてないと分からないですね(笑)さすがに名前は知っていますが。

商品ラインナップを見ると、お馴染みからそんなのあるんだまで分かるかもしれません。ポテトチップスやじゃがりこはあ知っていますが、Jagabeeは怪しいですね。かっぱえびせんやサッポロポテト、その他スナックのえんどう豆などはほとんど食べた記憶がないですね。フルグラも然り。

タイトルで書いた「じゃがポックル」がうまい!と思ったものの、こちらは「おみやげ商品」というカテゴリで、北海道でしか買えないわけです。うーん、これを全国区は無理なのかまたはそういう戦略かはおいておいて、違いがあるということは認識しておきます。おそらく、お土産なので、観光地にいってそのおみやげとして買うので高い価格帯でもいけるってことなんでしょうね。ベースの単価が高いなら安くしたほうがお土産になりますけど、普段のものが安いなら高めでオッケーというわけですね。というか、カルビーと知らずに買うのもありそうですからね。

業績

ユーレットでサッと確認しましょう。

カルビーの業績ですが、過去5年で売上は微増、利益等は増加、純利益もキープという感じです。コロナ禍が2年間あるものの、大きな影響がない、もしくは家消費でプラスなんでしょうかね。売上規模は最新で2667億円で、純利益は176億円という感じです。

事業リスクで面白いなと思ったのは、馬鈴薯などのイモについて、天候不順もそうですが、ジャガイモシストセンチュウというセンチュウの一種で、発生した場所では馬鈴薯の生産が出来ないというのもあるんですね。

最新の決算説明資料

2022年3月上期(半年)を見てみましょう。

昨今の原油高や原材料高騰から、ポテトチップスなどは値上げと、内容量減少となるようです。ところでどうでもいい話ですが、シュリンクして中身が減って価格がそのままだと変更に気づきづらいですよね。それで、容量をそれほど食べなければ肥満などにもなりにくいわけで、より国民は健康的になっていくのかなと思いたいのですが、このあたりの因果関係は不明です(笑)知っている人は教えて下さい。

馬鈴薯については、国産が主力ですが一部輸入もしていて、同時に国内の馬鈴薯生産量は減ってきているようです。なので、産地分散化や拡大をするというのが流れのようですね。

上半期ということで半年で現時点で1362億円となっていて好調な売上です。一方でパーム油などの高騰があるものの国内はカバーしつつ、海外はカバーできないというところでした。国内は1057億円で、海外は305億円。2割ちょっとは海外で、国内が8割という売れ方が確認出来ます。

先のじゃがポックルは、土産商品でしたが、ここではスナックの中で「新価値商品・その他スナック」として扱われています。P.13にありますが、いわゆる旅行先=観光地で売上は2020年度(コロナ前)と比べると激減していますが、2021年度より、2022年度は持ち直しているという感じです。面白いのは、物産展や一般チャネルで売れて持ち直しているというところですね。

最後は市場シェアP.21を見ましょうか。ポテトチップス市場では70.2%で先の通りで7割のシェアです。強いですね。スナック市場シェアでも52%です。

気になった点

競合の売上はどうか?

ポテトチップスといえば?というところで、湖池屋などを思い出したのですが、どうなのかというところで調べてみました。ユーレットで湖池屋を見ると、売上高は402億円で純利益は11億円でした。売上規模ではカルビーの6分の1なのですね。なかなかの差がありましたね。あと湖池屋の大株主が日清食品ホールディングスということも押さえておきたいところかもしれません。

2021年6月期決算補足説明資料のP.14では、日清食品ホールディングスとの資本関係強化となっていて、従来から資本関係のあった日清食品ホールディングスが親会社化とあります。2011年から業務資本提携していたとはつゆ知らずですが、2020年11月から子会社化というところだったんですね。

他に競合はないかなというところで、チップスターがありそうです。こちらはヤマザキビスケットということで、ヤマザキの子会社です。チップスターの売上が分かるかはおいておいて、ヤマザキを見てみましょう。2021年の上半期では連結で5122億円と通期では1兆円です。そんなに規模があるんですね。事業別では食品事業が93%ですからそれだけ見ると、菓子パンが34%、洋菓子14%、製菓・米菓・その他が16%と、多分チップスターはここになりそうですね。810億円規模です。

あとどうでもいいのですが、デイリーヤマザキというコンビニは300億円規模で、店舗数は1400店程度はありそうです。大手コンビニと比べればかなり小さいもののしっかりあるんですね。ヤマザキ製品が多く並んでいるかと。

あとグループ会社が気になったので見てみると、結構束ねているんですね。不二家、ヤマザキビスケット、東ハトなどで、ヴィ・ド・フランスも入っていました。意外ですね。調べると、そもそも1983年開業時にフランスのグラン・ムーラン・ド・パリ社と技術提携して作った国内店舗がヴィ・ド・フランスだったんですね。結構な歴史ですね。

話を戻します。ヤマザキビスケットは主要会社として、上半期で167億円となっています。先の810億円はグループ全体で束ねたものなので、この167億円、通期では320億円くらいがボリュームとなりそうです。まあここでチップスターだけの売上を出すのは一旦困難として置いておきます(笑)

カルビー、湖池屋、その他(ヤマザキビスケットなど)というところで、カルビーの強さが伺えます。

定番ラインナップと付加価値商品の比重は?

要するにじゃがポックルみたいなものを売ればいいやんという純粋な期待です。先の資料では、お土産商品売上高はじゃがポックルなど含めて全体で、上半期で20-30億くらいに見えます(グラフがざっくりなので)。この売上規模は、「新価値商品・その他スナック」としては287億円ある中の20-30億なのだろうというところです。ポテトチップスが411億円、じゃがりこが179億円という規模とすると、新価値商品などで束ねないとまだまだ小さい売上規模となるわけですね。それでも20-30億円売っているのはすごいのですが。

となると、メインラインナップをポテトチップスとじゃがりことすると、590億円規模、それに対して土産商品は20-30億円とすると、5%に満たない形ですね。つまり、カルビーのじゃがポックルが美味いからそれをもっと出せわ通じない(笑)わけですね。規模が小さい。

とはいえ、それは拡大していくとは思うので、そこは応援しつつです。ただ、比重としてはまだまだ小さいし、お土産用というところは「無視」できないが、小さいというのはあるのかなと感じました。

おわりに

じゃがポックルが美味いということで、まあリサーチとは関係ないものの、食べたくなったらぜひ買ってください(笑)

公式のカルビーマルシェでは、6袋入りで1,000円です。割高に感じますが送料込みとするとありかなというところです。他にも10袋で885円などが相場ですが、これ送料入ってないのでなんともです(笑)

というわけで、お土産商品はやはり旅先で買いたいのかもしれない、というところでした(笑)

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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