企業リサーチで使えそうなサービスとか

自分メモも兼ねて書いてみます。

色々と企業の業績などリサーチをしていくと、使えそうな情報源とかツールとかが見えてきます。キリはないものの、ある程度知っておいて使って習得すると便利であるし、あと知らないと選択肢にならないので狭くなると。

他にも使えそうなツールがあれば教えてくださいね。

基本的な調べ方

調べ方は抽象と具体を行き来するのがいいかと思います。とはいえ、最初はなるべく広くとっていって、絞り込んでいくのが良さそうです。つまり、抽象化してから具体化ですね。

統計を調べる

統計データは常に調べてみることが大事です。e-Statなど国の統計データも参照することで解決することやヒントになることが多いです。国勢調査などよりも、ビジネスであると、経済構造実態調査(乙調査)などで業種単位での把握も面白いです。工業品なら工業統計調査などが品目単位で出荷額などが分かりますから押さえておきたいですね。

民間統計的なものは、各種業界団体が協会として出していることが多いです。中には有料や会員向けというのもあるのでそういうときは図書館に走ってみましょう。例えばスーパーなら全国スーパーマーケット協会のスーパーマーケット白書があります。ただこのスーパー的な協会は全国で3つくらいあったのでやや紛らわしいですが。

業界を調べる

業界は統計よりも細かいというイメージです。ビジネス市場規模などの単位となりやすいですが、どこに所属しているか分からないこともあったりします。

会社を調べる

会社自体は一つの企業ですので、まずは大手企業などをおさえて業界トップからいくつかを見ると良さそうです。一方で非上場企業などは情報はあまりないので、頑張ってEDINETかニュース記事などで見ていくしかないですよね。官報であればBSと利益ベースだけはわかるのでそこは無視できないかと思います。

このように、少しずつ絞りを広げておいて、狭めていくのがコツといえそうです。

普段からインプットしておく

ニュースだけでなく、IR資料であったり、書籍や資料を見たり、データを見るなどが大事となります。これをやっておくと、肌感や筋が良くなって効率性や仮説が立てやすくなります。

何を言っているかというと、例えば医療やAIなど全くインプットがないのにそのデータを調べるのは困難でして、当てがないので苦労するわけです。仮に調べる場合イチから調べることとなり時間がかかり、どこまでで落とし込めるかが見えないし、分からないので悲惨となりそうです。

とはいえ、普段依頼仕事でないならば自由に!インプットしておくことで、様々な知見を得ておくことで幅を広げつつ、対応を増やせることとなりますよね。

仮説を立てる

リサーチにおいて仮説などのアイデアが大事です。アイデアといっているのは、多くは一発で目的の資料や情報があるわけではないからです。例えば、良い筋なんだけど欲しいものがなかったとか、該当分野が省かれているとか、年度が古くて使いづらいとか、色々とぴったりなものがないんですね。

その場合は考えましょう。それがリサーチの面白いところでもあります。

つまり、集めたデータを持って何が言えそうか。またはそこから新たなデータや言えそうなことを仮説を立ててそこからさらに調べたり、まとめていくと面白いリサーチや結果になりそうです。

仮説はデータを集めたり調べたりをしていないと精度は低いですし、一方で闇雲に調べても「見つからない」ということもあるので、ここは適宜見直しつつというバランス感が大事かと思います。

仮説自体が適切かというのもあります。例えば新市場などは市場がないので、既存か近しいものから推測するしかないです。そのあたりは依頼ならクライアントとのすり合わせが大事ですし、期待値をどこまで持っていくか次第です。リサーチ手法を説明して理解を共有してブレを少なくするのも手かと思います。

企業の業績等を調べる

基本的に上場企業が対象です。

ユーレット

ユーレットは就活生が使うのに最適かもしれません。もちろんまずはざっと業績を確認する時にも使えますよね。

バフェット・コード

あのバフェットの名前がついていてユニークです。無料で相当使えるのですが、ユーレットをもっと洗練されてより投資家向けな印象です。

UIUXがユーレットはやや古いですが、こちらは今風ですね。使えばわかります(笑)

こちらも無料提供で超有り難いです。ありがとうございます。

EDINET

金融庁の有価証券報告書等の閲覧サービスです。有価証券報告書だけを見たいなら上の2つどちらでもいいのですが、PDFでなく独自のシステムなので「目次」が便利だったりします。

こちらは上場企業はもちろんですが、非上場でも条件によっては開示義務があるので掲載していることがあります。おそらくですが、

原則として次に掲げる有価証券の発行者は、事業年度ごとに有価証券報告書を提出しなければなりません。

金融商品取引所に上場されている有価証券
店頭登録されている有価証券
募集または売出しにあたり有価証券届出書または発行登録追補書類を提出した有価証券
所有者数が1000人以上の株券(株券を受託有価証券とする有価証券信託受益証券及び株券にかかる権利を表示している預託証券を含む。)または優先出資証券(ただし、資本金5億円未満の会社を除く。)、及び所有者数が500人以上のみなし有価証券(ただし、総出資金額が1億円未満のものを除く。)

企業内容等開示(ディスクロージャー)制度の概要

とあるので、上場してなくても、「有価証券届出書」を出したり、株主が1000人以上いたり、資本金5億円以上だったりすると提出義務があると読めます。分かりづらいですね(笑)

非上場だからって明らめずにというところでもありますよね。

どんぶり会計β版

どんぶりはおそらくざっくり捉えるというポジティブな意味でしょう。ビジュアル財務会計が見やすく面白いです。

こちらは上場企業でなくEDINETも検索するようなので、上場企業検索してEDINETも調べるとか面倒ならありかもしれません。(ただこの検索も完全でなく、「日販」は出てきますが「トーハン」は出てこずです。このあたりはデータの取り方かもしれないですね><)β版のためか、広告が画面上部に出てくるのは仕方がないものの画面遷移でやや動きがもっさりしているところがあります。

以上、業績などの数字をある程度図解などビジュアルで捉えていけるというところでした。これでまずはざっくり調べてあとは有価証券報告書なり決算資料説明なり、他の情報から色々と推測するのが筋道となりそうです。

日経テレコン

日経テレコンは法人向けではあるのですが、個人事業主でも使えるようです。色々コースはありますが基本定額を払ってかつあとは従量課金なのでめちゃくちゃ高いわけでもないなあというわけで紹介してみました。

業界資料

これはキリがないのもあるので、使えそうなものだけさっと紹介してみます。業界紙というような専門雑誌は多数あります。また業界向けの情報も色々と協会などの統計データがあります。

業種別審査事典

銀行や金融機関で与信であったり調査するための基本資料といっていいでしょう。個人が買うものではないので、図書館などにないか調べると良さそうです。現在最新号は第14次となっています。お値段もかなりしますね。

外部コンサル等のレポート

上の基本ツールで調べつつ、他のものは使えないかというところで、これも色々と使えるものがあります。

Shared Research

株式会社シェアードリサーチが提供する企業レポートです。機関投資家向けなのでプロ向けとなるのですが、ポリシーが面白く、中立として情報提示に徹するところが面白いですね。

Research CoveraageとReserch Espressoとあるのですが、前者がメインで、後者は軽め(6ページで概要を掴むもの)という感じです。後者はあまり企業件数がないので、前者で対象企業があれば見てみると面白いと思います。

クライアント企業=掲載企業のメリットは、外部からの評価や中立的な情報を開示することで、より投資家へアピールしたり情報開示をしていくというところがウリなのかなと僕は考えています。こういったレポート分析は結構お金がかかりそうですね。閲覧はもちろん誰でもできます。

留意は量が多いので全部「読む」のでなく、欲しい情報をさっと拾うのがうまい使い方かなと思います。公式の読み方もしっかり解説があるのでまずは押さえておきたいですね。

ちなみに執筆時点で掲載企業レポートは266(公開済み236、公表予定30)なので、上場企業4,000社と考えると1割以下で一部というところです。おそらく適宜アップデートされるのも面白いですね。

決算書の読み方などを学ぶ

決算書の読み方は圧倒的に分かりやすくここから色々ステップできそうなのが、「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる」の大手町のランダムウォーカーさんの書いたものですね。

Fundaというサービスを使うのもありですが、本の方がまとまっているかなというところです。Fundaも使ってみて面白かったのでおすすめです。会計クイズで学ぶFundaが面白いでレビューしておきました。

決算書というとなんか難しそうという気がしますが、基本的に全部読んでいる人はいなくて、トピックやテーマで「探索」する感じです。ある種、無人島を冒険するゲームみたいな感じでやるといいかなと思ったりします。

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