自分なりの造語がある=解像度が高いということ

前に書いた気がしますが、造語というのが自分なりにあるとそれは解像度が高いってことなんだなという話です。

例えば今回はビジネスアイデアにおいて造語っぽいもの、そのあたりをちょっと書いてみます。

粒度の話を出来るかどうか

知的生産物であるアイデア(と僕は考えていますが)について、その扱いは非常にデリケートです。とはいえ、触っちゃ駄目とか、言っちゃ駄目とか(笑)そういうことでなく、その調整が結構テクい感じがします(笑)

ここで「粒度」というのは、粒の大きさということの意味ですが、「アイデアの粒度」という時、それが何を意味するか、少なくともやっている人ならばそれらが分かります。やってないから駄目ということでなく、やっているかどうかが概ね分かります。

例えば、アイデアの粒度と言うとき、

  • 思いつきのようなものを指すのか
  • 企画として実行できるものを指すのか
  • 事業として展開できるものを期待するのか
  • 企画の中で実行したいいくつかのものを指すのか
  • 既存にないものという意味で新規性を期待するのか

などで、これらは異なります。異なるので、どこを望むかで変わるわけです。当然自分の強みとか得意なところとか、知見があるない、あとは想像可能なところとなります。

とはいえ、結局は期待値の問題で、期待とは魔法や出来ない事ができるみたいなことではなくて、クライアントが期待するところにアクセスできるかどうかです。

という意味では、事前打ち合わせやコミュニケーションにおいて、これらを保証することは出来ないわけです。ですが、「概ね出来るだろう」とか「この人なら大丈夫そうである」とか、というある種の信頼や担保出来るものが必要となります。

この粒度は専門的であれば、解像度が高いので、当然クライアント目線で「そこまで」考えてないケースが多いわけです。そこを、偉そうに言うわけでなく、どこまで噛み砕いて、不明点は案内しつつというのが求められます。

そういう意味でめちゃくちゃサービス業(何か原材料を扱っているわけではない)というところを痛感しますね。

ここで一つ「アイデアの粒度」だけでも、解像度が分かるわけですが、僕の造語ではなく、そういう言葉として使っています。

別に粒度でなく、「サイズ」「期待値」「示すもの」「ズレ」とかで表現可能です。もっといえば、ゴールは何であるか、着地点であったり、納得する点/範囲みたいな言葉もあるかもしれませんね。

ビジネス企画とか、新規事業企画とかの言葉も分解したほうがいい

他の言葉もみてみましょう。

一時期、「アイデア」って何かが分からなくなる(笑)くらい考えたことがあります。実際にズレがあるのですが、例えば、

「アイデアが欲しい」とお客さんが言っているのですが、実はそれは「企画」であることが普通です。そして、さらに厄介なのが「アイデア企画」みたいな言葉です。これはアイデアが形容詞や修飾語的で、「企画」に対して、「アイデア」があるようなものを指すイメージです。正直わかりづらいというか、意味はない気がします。

ただ、おそらく「アイデア商品」みたいな言葉があるように、アイデアがある、創意工夫があるような、そういう「アイデア」への度合いが高いものを言っている気がします。アイデアグッズとかもそうですよね。つまり、「アイデア企画」という人は、アイデアにものすごく期待をしている感じがします。また、ここで「アイデア」という言葉が非常に曖昧というか、あまり意味をなさないことも明確です。

新規事業なども非常にふわっとしています。なぜなら何をもってビジネスとするかは実は誰も定義出来てないです。というか、企業Aでも、個人Bでも何でも良いのですが、それぞれの主体によってビジネスと定義するものが異なります。例えば、売上1億円未満のものは「ビジネス」でないと考える人も要るでしょう。一方で利益100万もあれば「ビジネス」であるという人もいます。

このビジネスに対する話があまりされないのは、単純に社会の興味の総数だと僕は考えています。逆にいえばしている人はしているのですが、そうでないと全くそうでない。単純に数として、自営や経営者自体が2割にも満たない世界ですから、そんなことを言って「経営」なんて出来ないよとか、「ビジネス」なんて立ち上げられないよなんてことを言う人の方が確率的に多いだけかなと思います。

新規事業も様々な進め方がありえますが、結局のところ、アイデアの良し悪しだけではあまり言えず、どこまで精度を上げるか、または適切な布陣というかチームを組めるか。タイミングとかはありえますが、タイミングはやはり「今やらないと」という気持ちの面もあるので、それだけではないと思います。総合的に見てどうかという面が非常に強いわけです。

長くなりましたが、新規事業とか、ビジネス企画とかなんでもいいのですけど、こういうものが一体何を指すかはよく考えた方がいいわけです。アイデアを提案していくスタンスの僕であれば、意外にアイデアが欲しいというのは局面が限られるわけです。と思っていますが、実際はアイデアを出すこと、検討すること、それらの試行錯誤数が少なかったり、そもそも「正解」的な手法ややり方があると思いこんでいるために、動けないことが多いのかなと思います。そんなものはないので、さっさと動いたほうが良いことが多いです。

僕が比較的良く使う言葉

言葉としてこれらはアイデア出しなどにおいて使ったりする言葉、というのをちょっと挙げてみます。造語はそこまでないかもしれませんが。

ヒアリング、インタビュー

ヒアリングは一対一で話を聞き出すことです。インタビューといってもいいです。ただ、間違えていけないのは、単に質問をぶつけて回答をもらうことがヒアリングではないです。

アンメットニーズのように、つまりまだ見えてない、出会えてないニーズということですが、それってまあ非常に曖昧であるかもわからないものなんですね。そういうものに対して「あるのではないか」とアンテナを研ぎ澄ませて聴いていくことです。聞くと聴くの違いと言ってもいいです。

それをせずになんとなくやっていて、勝手にニーズが見つかるわけではないので、このあたりは本当に場数の世界だなと感じます。

分かりやすく、単にコミュニケーション出来るかとかでもいいですが、相手が話したくなるとか、熱量を持って受け答え出来るかとかも目安です。当然ですが、インタビュー後、ヒアリング後に、話して良かったとか、そういうことでないと不毛ではないかなと思います。

壁打ち

壁打ちは、アイデアを出す→そのフィードバックをもらう、その繰り返しです。テニスの壁打ちは、壁という無機物に対して、一人で練習することですが、アイデアの壁打ちとは、「いいですね」「そうですね」という相槌を打つだけではないです。というか、それなら誰でもいいので。

そうでなく、壁打ちで期待されるのは、その聞き手がツッコミを入れたり、そういうことなの!?とアクションしたり、整理したりということをするものです。

壁打ち自体は簡単そうですが、これは人によって変わるので定義はしづらいですが、

コミュニケーションと、何かしら相手の言おうとすることを読み取り力、ある種の客観性などが求められる気がします。

という意味では誰でも出来るとは思えず、価値がある行為だと思っています。

実際に制作物を作るクリエイターなどが最初の打ち合わせであったり作っていく時にやっているかもしれません。そこに価値を見出すか、価値となるかはまた別問題で、クリエイターだと制作物や制作費用でお金を取りやすい気がします。

確度

僕が好きな言葉です。確度とは、角度とかでなく、確率度合いとか、成功度合いみたいな確率の話です。

確度が高いとは、そのアイデアが実現度が高いみたいなことだったり、確度が低いとは逆にアイデアの実現度が低そうという使い方です。

アイデア自体は発散後に収束するのが鉄則です。なぜならその脳モードが異なるからです。ですが、発散時点で「これは明らかに駄目だろう」というものはそこで確度が分かります。ただ、駄目であろうものが良いこともあるので、そこは「実際の評価」と「思ったこと」は別というところで、少なくとも見方が複数ある方がいいわけです。

もっともこれもやりすぎれば誰が自分か分からなくなりますよね(笑)ほどほどにというところですが、確度がいきなり高いアイデアが出来ることは稀で、色々と話したりリサーチしたり、インプットして考えていって出来るものだと思います。

発散と収束

アイデアの発散とは、アイデアを散らかして色々と乱れ打ちするような状態です。思いつきでも何でもいいので書き出すことです。発言してもいいですが、そのような状態を指します。

一方で収束とはそれらを整理したり、まとめていって合理的にグループ化するとか、実現度を評価していくこと。例えばどれをやってみるかとかですよね。

脳自体はあまり上手くできてないと思っていて、この場合、発散時に収束するとか、収束時に発散するというのは苦手というか、出来ないようです。

ちなみにやると、良いことにならないのでおすすめしません(笑)

具体的には、

  • アイデア出しの際に出た瞬間に評価してしまう。実践的には良いアイデアはすぐには出ないので、場が冷え切って誰もアイデアを出さなくなる。
  • 収束していく際に、本当はこれをやりたかったのようなこともありえますが、それはルールややり方として次回なのが無難でしょう。そこでやると永遠に締りがなくなり、ブレスト状態が終わらなくなります。

という感じです。前者はよくありがちな気がしますが、アイデアを取り扱う人であれば、「褒めたり」「良いですね」ということはあっても、「駄目ですねー」「それはないですね」というのは、まずないです。やっている人はモグリといっても間違いないです(笑)そういうスパルタ的な謎のプログラムであれば別ですが、まあ微妙な感じしかしません。

収束時も合意形成的でもありますが、多数決もあまりおすすめしません。それっぽいですが、要するに選ぶことは大事だけど、選挙のように選んだ人でない人が当選するのが普通(笑)なので、そういう場合、不満ではないけれど、「選んだ」ことが意味がないと思いがちなんですね。よって、収束とは、その意見がアイデアに反映される部分があるとか、またはそれによって場に貢献したとか、何かしらそこでの価値をしっかりと受け切るべきです。少なくとも「アイデアとして実行するものを選んだ人だけが報われる」のは、まあやらないほうが良いでしょう。考えるだけでテンションが下がりますから(笑)

そういうことをするのであれば、そうやって明示してみるといいです。いやじゃないですかね?となれば、そうでないやり方を建設的に話して決められるか。となると、ファシリテーションなり対話が求められるので、ここでつまづくんじゃないかなと考えたりしています。

造語でなくても好きな言葉でも良いわけで

最後に造語にこだわることなくて、好きな言葉でもいいかなと思います。

局面とか状況によりますけど、自分を表現するというか、自分自身であるというのは言葉自体に現れます。その言葉その人らしいってありますよね。僕も知らず知らずに使っているかなと思いますので(笑)

そういう言葉が自分の仕事を表すとか、その仕事をしているからならではの言葉であれば、その人の専門性や解像度の高さを表すわけです。

面接など初対面に近いところでそういうテクニックにとして使うみたいな要領が良い(笑)人がいそうですが、まあおすすめしません。実際に使えないとか、考えてないのに、上っ面のテクニックは、見事に上っ面でしかないので、辞めたほうがいいでしょう。

自分に嘘なく、普段やっていることを出す方が僕は好きですし、偉そうにいえば僕が面接官ならそういう人と仕事をしたいなあと思うからです。

というところで、造語なり、言葉なりにある程度こだわって、そこで表せるものが自分の知見としてアップデートされていくと、まあ面白いです。こういう「言葉」でいってるけど、説明するとこういうことなんだよねってことですね。

これが出来る人はその解像度が高いので、自信をかなりというか大いに持ってください。素晴らしいと思いますので!

ライター

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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