アイデア出しの流れの中で意識/無意識できれいに分かれていない件

アイデア出しや出し方について考えているのですが、やはり意識と無意識においては、意識しているところもあるが、無意識でやっちゃうところもある。それは学習している、学習済だから無意識でも出来るんじゃないかと。

つまり、言語化を全て意識下として出来ないって話です。逆にいえば、言語化全てできないけど、大枠では論理や流れがあってそこにはまるはずだと。

結果的には、僕の仮説ですが「ある程度は論理立ててアイデア出しは説明できる。しかし、ある部分はやはり説明ができない、かしづらい」ということになります。

このある程度とか言語化出来るとか説明できるが、論理的なところで。そうではないところは直観や無意識というところになります。

アイデアパーソンの加藤さんもそう書いている

アイデアパーソン入門という本を最近読みまして、多分これ当初読んだはずですが、良い本ですのでオススメです。ただこれを読んだ人が出来るかは一旦保留です。親しみやすい口調で、口語体ですよね、書かれているからさーっと読めるんですが、そこで吟味できるかは経験していないと結構きついかもなと、この手の本でも感じたからです。

アイデアパーソン入門 (講談社BIZ)

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加藤 昌治
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この本で色々な点で良かったのですがあえて言えば以下が良かったです。

著者自身のアイデア出しで意識下は限定的

P.111にあるQAでどこまで意識しているかという問いかけがあるんですね。P.91のたぐる例についてです。確か、爪切りの話とか、そういうネタです。このたぐる感じは連想や飛ばしが入っていて、意識しているところもあれば(調べたり、聴いたり)、なんでこうなんだろう?という問いなどは結構偶然的です。直観的というか。

この本は2009年発行ですが、著者もやはり全部意識しているわけではない、とはいえ全部無意識ではない(だから本では言語化しているわけですけど)ということを書いてあったかなと。

僕はこれは誠実というかその通りだなと感じたんですね。僕自身も発想法ということで色々説明できますが、ある種の部分ではやはりその人自体が自分で直観なり正解がないところで飛ばなきゃいけない。またはそれを本人が、僕でもいいですけど、説明できないところがある。偶然というと「ランダム感」がありますが、意図性がないところ、遊びや偶然の産物ってもっと期待してもいいというか、遊んでもいいんじゃないかって思ったりしました。

第17考:知っている≠思い出せる

これは言い得て妙です。知っているんだけど思い出せないことがある。既知データベースがあっても、そこから引っ張り出せないのは結構つらいですよね。でも、慣れないとこのインデックスなり、目次なりがないので引っ張り出せない気がします。

知っているから大丈夫ではなく、それを引っ張り出して思い出せるようにしていくこと。それ自体がアイデアを出す上でめちゃくちゃ大事だよなと。

著者は、ぶつかる→思い出す→押さえる→ほるって感じのフローを提示していますが、これは順番でもなく、色々複合的に起こるわけです。とはいえ、思い出すのパートはかなり大事で、思い出せないなら思い出せるようにするしかない。

そこで知っているから大丈夫ではないのは、知っていれば知識があれば全て解決ですが、知っていても思い出せないことってかなりあるわけですから。そこはトレーニングですよね。

アイデア出しは身体的

発想法というと頭を使って、論理とかあーでもこーでもないというやつ、と思いがちです。確かに頭は使うんですが、これ自分で考えたり思考錯誤する、その中で体験や経験があってしかやはり身につかないです。当たり前なんですが、発想法というと論理的に確立された何かとなりがちなんじゃないかと。そこは思い込みなのですがそれわからないですよね。

慣れて体を動かして直観や感覚で掴んでいく類のものです。言語化しまくっているけど、それで頭で理解するんじゃなくて、身体的に理解できるようにやりたくなるように色々書いているというところです。僕も全く同じ感覚です。

自分でたぐる?ってこんな感じかな

一つ例を挙げてみます。とくにたぐるは意識や無意識でもどちらでもない(ニュートラルかも?)、あとはこの事柄に対して同じことを思うかは多分なくて、人それぞれ違うので正解とかはないんですね。結局はアイデアの刺激とか行動とか、面白いとか楽しみつつ、ビジネスならそれをビジネスアイデアとするとか、プライベートなら趣味をよりうまくなるようにするとか、なんでも楽しめないと続かないですね。

プロッキーの詰替インクの件

最近プロッキーのネタ挙げましたが、そのネタです。

  1. プロッキーの詰替があることを知る
  2. 試しに買って交換してみる
  3. 費用は安いが1本買うのを100円とすると、交換インクでは67円。33円ほど安い。
  4. しかし交換してもインクが芯に染み渡らない(笑)
  5. 替芯も買ってみよう
  6. 実際の手間から交換需要はどれくらいあるか、大量にあれば確かに安くなる、例えば100本なら33円×100本=3300円安くなる。けれど、替芯は細字と太字で違うが一本15円ほどする、つまり1本で細字と太字を交換すると30円ほどかかるので、実質97円でほぼ100円になる。本体を使うのはエコではあるが、手間だし、インクが手につくこともありえる(水性なので消えるけど)。管理上どれがインクがあるかの管理も大変で(見た目では分からないので、8本セットを買ったほうが楽?)、そうなると33円の徳はどこまで妥当かは不明。
  7. 詰替インクを交換してすぐ使えたらここまで色々考えなかったが、そこで使えないということが見つかって考える羽目になる
  8. では、このプロッキー自体のメーカーは部品として交換パーツとして売っているのはなぜか?シンプルに完成品を売る
  9. プリンタビジネスみたいにその交換パーツは確かに安いが実際は粗利は高いとか、そういう意味では儲かるとか。もちろん商品によるだろうが。文房具における交換需要って完成品に比べてどのくらいあるだろうか?

最初はプロッキーの詰め替えから始まっています。その前にプロッキー自体が既に持っていてそのインクが切れているところがスタートです。これはキリがないのでここらへんでスタートとさせてください。

その後、交換インクを買って交換して終わればいいのですが、意外にうまくいかなかったんですね。替芯の5の部分はまだ未検証ですが、ビジネスモデルとか、プリンタモデル(カミソリモデルですね)として成り立っているのか、それとも別のビジネスなのかな?がふと気になったのが、6です。

6については飛んでいる気がします。普段考えているのでそうなるのですが、他の人がみんなそうなるとは思えません。別にだからドヤっているわけではなく、あなたならあなたの飛ばしとか違う視点があるよねってことです。

著者は押さえるとか、ほるとか言ってますが、押さえるとは軽い調べです。プロッキーはUNIブランドで三菱鉛筆が作っている商品です。上場しているので調べると出てきました。これが多分「押さえる」になるかなと。

2023年 12月期第2四半期決算補足説明資料によると、粗利的なものは連結かと思いますが、売上に対して50%が粗利です(粗利は売上総利益ですね)。つまり、100円のプロッキーがあるとして、50円が粗利ってことです。また50円が原価というのが有価証券報告書からわかりました。(P.48は連結ですけどね)つまり、100円の売上があるとき、50円が原価(50%って高い気がするので商品原価ではないものが入っているかもしれません)、販管費など人件費が40円ほどになると。よって、営業利益とかは10円です。つまり1割程度になると。思ったより粗利は高い気がしますが、営業利益率は意外に低い感じがしました。

また補足資料では、

こんな資料がありまして。売上の内、シャープ・替芯=シャープペンシルの替芯だけかは分からないです。あとその他に入っているかもわからないですが、プロッキーの詰め替えインクに該当するのがどこかですよね?それは不明ですが、仮にその他とか、替芯になるなら1割程度です。これは大きいのかどうかですけど、またはプロッキー自体サインペン扱いかもしれない。このあたりはこんな感じで捉えておきます。

カミソリモデル的なものがあるかは本体を低価格で売って、そのインクを売ることで利益を出すわけですが、他の文房具メーカーを調べることとか、そういうのをやっていくとみえるはずです。多分これを著者的には「ほる」ってことかなと思います。

例はこれくらいにしますが、このように調べて言って色々面白いとか、興味があると思えば「勝ち」です。勝ちというのは勝ち負けではないんですけど、ここで面白いと感じないならやはりこれ以上やらなくないですか?ということで、面白かったのでまた調べるかもしれないし、どこかで「思い出す」かもしれない。また「ぶつかる」かもしれない。似た事例とか。まあ気になったのでもう少し調べてみますが、ここでは一旦これくにしておきます。

上の段階を踏んでいって、どこまで意識下か?というところじゃないですか。

再度書いてみますが、

  1. プロッキーの詰替があることを知る【意識】
  2. 試しに買って交換してみる【意識】
  3. 費用は安いが1本買うのを100円とすると、交換インクでは67円。33円ほど安い。【意識】
  4. しかし交換してもインクが芯に染み渡らない(笑)【意識】
  5. 替芯も買ってみよう【意識】
  6. 実際の手間から交換需要はどれくらいあるか、大量にあれば確かに安くなる、例えば100本なら33円×100本=3300円安くなる。けれど、替芯は細字と太字で違うが一本15円ほどする、つまり1本で細字と太字を交換すると30円ほどかかるので、実質97円でほぼ100円になる。本体を使うのはエコではあるが、手間だし、インクが手につくこともありえる(水性なので消えるけど)。管理上どれがインクがあるかの管理も大変で(見た目では分からないので、8本セットを買ったほうが楽?)、そうなると33円の徳はどこまで妥当かは不明。【無意識】
  7. 詰替インクを交換してすぐ使えたらここまで色々考えなかったが、そこで使えないということが見つかって考える羽目になる【意識】
  8. では、このプロッキー自体のメーカーは部品として交換パーツとして売っているのはなぜか?シンプルに完成品を売る【無意識】
  9. プリンタビジネスみたいにその交換パーツは確かに安いが実際は粗利は高いとか、そういう意味では儲かるとか。もちろん商品によるだろうが。文房具における交換需要って完成品に比べてどのくらいあるだろうか?【意識】

みたいな感じです。ある程度意識しているけど、問いかけは「無意識」に出てくる感じです。なぜなんだろう、思い出したり、気になるなは「直観」に近いからだと思っています。理由がないんですね。気になったから気になった。本当にそうです。当然あと付けで理由をつけられますよ。でも、それは説明的ではあるが、実態ではないって感じですね。

上でいえば9個ある中で、意識は7個、無意識は2個でした。問いかけが無意識レベルであるのは面白いですよね。でもこの問いかけがあることで意識的に調べたり気づいたりできるのが面白いなあと。

当然こんな感じでスマートに行くかは別問題ですから、あくまでそういうのもあるし、もっと凸凹したり、全然消えていくたぐりもあるかなと考えています。

アイデア出しの中で無意識はかなり大事

スピリチュアル的な意味とかではないんですが、無意識はかなり大事かなと思います。

アイデアを出すというところでは、インプット→思考→アウトプットというところを最近はずっと言っています。では、インプットは色々できるけど、思考って何か?というと、問いかけとかです。ではその問いかけを実例を持ってやってみるとどうなるか?

そうなんですね。面白いとか気になるとか、どうして?とかはかなり直観的で無意識に近いんですね。意識的にチェックリストを使うとかもありますが、それだとちょっと遅い。慣れれば使う必要はないと思います。自然ではなく、凸凹しちゃうので。とはいえ、初心者とか慣れてないなら使わないと何をしていいかわからないのでやったほうがいいですよね。

無意識パートが少ししかない、またはごく一部でもそれはかなり大事なんだろうと。そしてこの無意識部分をある程度出来る様になるやり方はあると思っていて、正解はないですけど、そこをもっと考えた見たほうがいいかなと感じました。

おわりに

というわけで、アイデア出しは全て言語化、説明できるわけでなく、大枠は出来る。しかし一部は無意識など直観的な部分があるため、全部説明できると頭で考えてしまう人は厳しいという話でした。

自転車の乗り方ってどうですか?説明できますか?それでいくと、おそらくバランスを取ってとか、前を見つつとか、漕ぎながらとかってやっぱりいきなりできなくないですか?少しずつ練習して複合技でやっていく。それを著者は4つにわけて単独でなく複合技でやって自転車に乗れるみたいな、そういう比喩をしているかなと感じました。本著に自転車の例はなかったと思いますが。

全くその通りで、やり方がある、知っている=やれる、わけではないですから、ここが面白いところですよね。もっと深めていきたいですね!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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