妄想浪費から学ぶアイデア出しのコツ

久しぶりに小山さんの名前を見かけたので、新刊っぽいであろう本を買ってみました。その名も「妄想浪費」。どんどんお金を使っていきましょうという感じではないけど、人のためにお金をまわすみたいな考えがなかなか面白いです。

エピソードとしていいヤツはそれでお楽しみとしてもらって、企画、とくにアイデア出しというところで2つほど印象に残ったところをピックアップします。

全体的に本書は、お金の使い方ってそんなの人の自由だろと思いがちですけど、そうでなく、人のために使うといいかもよとか、お金は拍手=応援ってことですね、というなかなか鋭い指摘が多いので結構おすすめです。

発想する力は癖のようなもの

著者の他の本でも同じようなことが書かれていた気もしますが、やはり気になったので書いておきます。

 よく「企画を発想する力はどのように育くめばいいのですか?」と質問されるのだが、発想というのは癖に近いかもしれない。考える癖、おもしろがる癖、つい発見しちゃう癖をつけるということだ。

 一日走っただけではマラソン競技には出られない。鍛錬を日々繰り返した人だけが、出場できる体力と身体能力を持つ。企画も同じで、日々何を考えどう行動するかを重ねることによって、その人自身が企画力のある人になっていく。いわば癖や習慣になるまで体質改善をしないといけないのだ。

「妄想浪費」P.119より

本当この通りなんですね。面白いことを思い出すは前に書いた秋元氏の指摘もあったように、やはり日常で見つけることが大事なんですね。というか、あるので、癖みたいに、習慣というとちょっとお高い感じですから、なんか見つけちゃう、ついついって感じが近い。

ついつい「面白いことにならないか」とか、ついつい「これ反対にしたほうがいいのではないか」とか、ついつい「要らぬお世話」をやると。お世話もまあ文脈によるわけすが、一人で勝手にやるなら自由ですからね。最近僕はエアMOD音楽みたいなことを勝手に編み出したのですが、自分が好きな、印象に残った歌詞とメロディで音楽を創る(笑)

まあこれ明らかに公開したらまずいやつなので、まあ作品自体はないですけど、こういう妄想って面白いですね。

ここで「体質改善」となるまで行かないとか、諦めてしまう人が多いので、なかなか企画をやれるまでにいかない、日々のストックとアウトプットまでいかないというところが多いのではないかってことです。

その解決策がなかなかないので、独学や自分を律するくらいしかないと思いがちです。一方で著者が言っているのは「学べるけど、教えるのが難しい」という指摘もどこかにあって、それもそのとおりだなと。教え方が難しいと。

そこで僕なりにやっているのは、一緒にこの体質づくりをやりましょうというものです。これってリスキリング、つまり学び直しとか、やはり企画的な考えは欲しいとか身につけたいって人は多いと思うのですが、うまくマッチしてない感じなんですよね。まあ見せ方とか色々ですけど、地味にこれはやっていってどうにかならないかって思っています。

魔法や特別な訓練があるわけでなく、著者的にもそうですが、毎日面白いこととか、何かないかとか見つけること。それを誰かに話すでもいいし、メモするでもいい。ってことを日々やるんですね。それを象徴的に表しているのが引用部分でしょう。つまり、「日々何を考えどう行動するか」ですよね。これが僕が言う観察ノックと何度も言っているのですが、そんなことを僕は公開してないものも含めて日々やっています。どんなくだらないこと、小さいことでもいい。それこそが癖の始まりであり体質改善の全てでもあるからですね。

癖は天性のものではないと僕は思います。だから、つければいいんですね。癖を。ついつい「発見する」までやるには、時間はかかりますが、できると。ぜひ気になった人はやってみてください。

ひらめきは化学反応

著者の会社では朝礼をやっていて、そこでネタを共有する「プチ情報」コーナーみたいなのをやっていると。その話は確かにアイデアにとって有益です。何の役にも立たないと思いがちですが、それがどこかで引っかかる面が1mmでもあればいつか使えるっていう意味でですね。

これは短期的に使えるものを探すと失敗する例で、中長期で考える、フックとしてストックとして考える感じに近いです。

もっといえば、数学は何に役立つか、世界史やワインの知識は何に役立つか。自分にとって役立ったことがないもの=それは使えないというのはめちゃくちゃ簡単な判断です。実際はそれを身に着けたことを忘れた頃に「あー助かった」というのがあるはずで、それくらいのロングスパンで考えるといいかなと。それが楽しむコツです。そうでないと多くのものが楽しめないのかなと。

話はそれくらいにして、

 ひらめきやアイデアは自分の脳に蓄えられている知見と、五感から入ってくる新たな情報との化学反応だ。

「妄想浪費」,P.133より

と言っているんですね。当然朝礼でのネタからの下りです。

ここでは、日々自分が感じたことがストックされると、それが例えばここでは朝礼のネタが「新しい情報」といってもいいし、または日々得るもので五感を刺激して、ストックと結びつく。

これは企画脳でもあったのと全く同一ですが、面白いことを思い出そうとするところでアイデアは出てくる、あとは「記憶」から拾い上げるわけでしたが、まさにストックとか知見とかが記憶といって良さそうです。

だからこそ、何度も言っていますが、日々の勉強や知見を得ること、情報を得ることは欠かせないわけです。それは教養的なことも全て、一見無駄かなということも全てですね。非効率的なことをあえてやることすら意味がある。全て効率だけではないからですね。多分そういう近道オンリーの人は企画は根本的に出来ないと思います。なぜなら楽しむ余地や余白がないからですね。

そしてそういったインプットだけでなく、感覚を刺激すること、観察や発見、それこそ著書ではご飯を食べる、サプライズで誰かを喜ばせる、企画を作りお店をやったり番組や雑誌の連載を組む。これはアウトプットの器がそういうものがあるというだけで、人それぞれの器でアウトプットすればいいわけですからね。

そうやってインプットしつつ、何か知見にトリガーとして刺激を与えていくことでどんどんアイデアが生まれるわけですね。

おそらくアイデアの仕組みを知らない人は驚くのかもしれないのですが、このあたりがやはり伝わってないので、何度も書いていくと。それだけで学べるというか、いけるとおもえる人はぜひ自分でやってみて欲しいですよね。

おわりに

久しぶりの小山ワールドも安定行動くらいの抜群感がありました。自身をアップデートしてより良く生きる姿勢は非常に学ぶものがありますね。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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