手書きメモとデジタルメモの違いは発散性があるかどうか

面白い研究があってそこから自分なりの考えも書いてまとめてみました。

簡単にいえば、手書きメモは創発やアイデアを拡散させる余地がありそうで、デジタルはその余地はあまりないのでまとめるのが向いている。というわけで使い分けたらいいと。

逆にどちらかに過度にこだわって使うのも持ち味を活かせないのかなというところでした。

調査月報2022年10月号P.36

デジタルは効率的、アナログは発散性

デジタルとはキーボードで打つというようなことです。デジタルソフトで何か絵を描くとかも同様です。デジタルツールなので、手書きのような感覚とは違うわけですね。

実際にアイデアなどの考えをというわけで、これをキーボードで打つとどうなるか。僕の頭や感覚でも、全く「発散性」つまり、そこからアイデアが広がるとか、違う方向へいくとかが「ないわけではない」のですが、とはいえ、手書きの方がそこが優れているといえそうです。

つまり、手書きはデジタルに比べて、寄り道であったり、違うところへいく、逸脱がよくありえるんですね。集中していないわけでなく、かんがえる余地があると。

これを先の記事では、著者は認知負荷という言葉を持ち出して說明しています。つまり、デジタルは認知負荷が高い=他ごとをしづらいというわけですが、考える余地が狭いといってもいいのかなと。例えばキーボードをまさに僕は打ち込んでいるわけですが、この時他のことを考えながら結構きついです。例えば、キーボードを打ちながら話すって結構無理だなと。ただ、手書きならそれが出来ると。そういうイメージです。あなたはどうでしょうか?

だからこそ、手書きをしているときに、新しいアイデアや余地がありえるという解釈ですが、僕も実際にその通りだなと。手書きから起こして考える意味ってあるんですよね。

逆に考えつくしたものを手書きでやるよりは、清書的にデジタルでまとめるのも良いと。

ここで筋が悪いのは、まとまってないのに、デジタルで0からやることですね。これは労力がかかりかつ良いアイデアが出ないのかなと。または、アナログで清書していくようなことです。これは絶対だめではないですが、効率的ではないというところですね。

ベストプラクティスなのは、手書きで色々発散させて、それをデジタルで収束すると。そういう運用がいいのかなと。これは当然僕の感覚なのですが、この記事からそういうことがかなり言えそうだ、妥当だということを知って嬉しかったですね。

違いを漠然と何かあるというよりも、科学的なアプローチで違うというのが明確になったのが価値かなと思います。

企画書のつくり方で考える

例えば企画書のつくり方ということで、どうやるかというと、僕はこうやって考えている、それを今回のパターンで考えてみたわけです。

つまり、最初は手書きをして、色々とメモする。それをさらに発散して広げると。書き散らすのが大事ですよね。思ったこと感じたことをどんどん出すと。手書きの持ち味です。デジタルではツールや感覚に囚われてかなり規制されるからです。絵、落書き、そういえばーという逸脱をどんどんメモしていきます。

そして最後にある程度まとまったらアイデアを整理していくと。こうやって僕はアイデアを作っているし、企画としてまとめています。

それでこういう場合の違和感として、デジタルで最初からやると、発散が足りないので揉み具合が足りないという感覚があり、モヤッとするわけですね。もやっとしたままでOKの場合はなくはないものの、プロ中のプロがそれでいいのかというところですよね(笑)ここは現実的に、仕事であれば顧客の要望、納期、品質、コスト、価格など色々と仕事ならではの制約があるわけなので深掘りはしません。

ただ、ここでいきなり最初からできるわけではないですよねというところで、1から5は無理じゃないかという話でした。また余談ですが、他人がそのように見える、例えば僕がそのようにアイデアを出しているようにあなたが見えるなら、それは間違いです。そしてそれらは想像できていないか、解釈を間違えていることとなります。分かりやすいですよね。

気づきメモの取り方

もう少しメタ化してみます。今回の気付き自体を書いてみました。

つまり、記事を読んで面白かったので、今回はある程度デジタルで、つまりScrapboxでメモしてしまいました。手書きではないです。ただ、これを人に話して手応えを得たり、面白いよねということをチャットで伝えたりをいくつかの人としていました。ここで手応えがあったり、違う意見をもらうか、または同意されるか、経験話をされるかで違うと。そうやってやることが「アナログ」といえるかなと思います。

つまり、ここではデジタルがメインで、手書きはないんですよね。ただ、アナログというのは人に話すことと捉えると、身体性がある行為はアナログといえるのでこういった行為で発散されたり、逸脱や整理がされることがあるのかなと。壁打ちというのはそういう両者の要素があるのが面白いかなと。

もちろん今回であれば、1から5で行けなくもないんですよ。ただ、この場合、アイデアの粒度ですよね、つまりアウトプットするベースの考えが固まりとかチャンクといっていいですが、大きいと多分難しいかなと。

企画書はそういう意味で大きめかなと。だから多分きついと。メモリ容量が足らないといってもいいし、脳内処理が一発でできないといってもいい。この記事の気付きはおそらく端的にまとめられるのと、そこから僕が気づいたことはここで自分の経験なりやり方で再確認していくことなので、そこまでだったのかなと。

当然気づきが多くて色々とデジタルメモが多ければ体系的になっていくわけですよね。感覚的にトピック数といえるでしょうか。例えば3トピックくらいならそこまでデジタルとアナログの違いはないかもしれないですね。それがある程度練られた考えであることは言うまでもなく。

固まりが多いとか、練り具合が甘いなら、アナログ感があり、そのままデジタルに移しても、「ん?」となってまたアナログに戻すみたいな感じですね。感覚的ですが。

なので、数キーワードくらいが限界かみたいなことを1から5で飛ばすならということで書いています。

人の話のメモの場合

最後は人の話メモみたいなことで書いてみます。

これは分かりやすいですが、会議とかでもいいですし、ヒアリングでもいいですね。その場合、話を聞いて劣化しない程度にそのまますぐ共有したいならやはりデジタルが強いですよね。そこに意図を入れないとか、そのまま伝えるならもうコンピュータがわりとできちゃうと。AI的なサービスで議事録とか取れちゃうと。

アナログメモとは手書きのことですが、いわゆるオンライン会議でも僕は手書きでメモしています。なぜかというと、発散や整理が色々とできるからです。それをデジタルでやるのはだめとは思わないんですよ。ただデジタルメモで共有を前提としていくのはありですが、そのデジタルツールが手足のごとく使えて、かつ練習していないと、デジタルツールでのアイデア発散とかはきついかなと。つまり、アイデアの収束場面では良さそうですが、デジタルでのアイデア出しは出来なくはないがあまり向いてない、ややコストがかかるという感じです。

簡単にいえば、先の認知負荷が高いのをあえてやるので、余裕がなく、あまり遊びがあるアイデアが出づらいってことでしょうか。

そして、手書きメモで取るとは、余地を残す、こちら、つまり僕側で色々と主観を入れることで様々に解釈できるということでメモの意味があるんですね。

確かにその人が言ったことをメモするのは「大事」なのですが、その人の言葉で書くかと、自分の言葉で書くかは、手書きなら後者でしょうか。自分の言葉で書くことで理解を手助けするというか。当然違和感があれば、相手の言葉も書くことで比較ができると。ここで問題は、相手の言葉を書いても、自分の思考がなければ比較は困難なので、そこはメモ取りのコツとも言えそうです。

あとは何が重要かもデジタルでは分かりづらいですが、手書きは丸で囲ったりがすぐできるし、3つだけ見て!とか、図解みたいにもすぐできると。これはツールがかなり発達しても、作図みたいなものが直観的でペン型デバイスで出来ても結構つらいかなと。まあハイブリッドでできるに越したことはないのですが、今はまだまだかなというところでした。

手書きで考えを生み出し、デジタルでまとめる

結論は冒頭で書いた通りです。

再度いえば、手書きとかで考えやアイデアを生み出す、書きながらってことですね。そこから逸脱を許容することで創発が可能です。予定調和的ならデジタルでやったほうがいいです。だから、テンプレートや同じことを繰り返すはデジタルで効率化する、省力化するってことですね。

一方でアイデアが生み出す流れは獣道的で、遠回りで直線ではないわけです。色々と行ったり来たりするので、アナログ、手書きが向いています。身体性といったほうが分かりやすいかなと。つまり手を使う、口を使って発話する、何かイメージをジェスチャーしてみるとか。そういうのってデジタルだと、こうやってまさに「手で動かして叩く」だけなので、身体性はかなり弱いと言えます。

だから向いている作業や感覚があるので、そこをうまく持ち味として使っていくと良さそうですね。

ライター

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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