アイデアを出しやすくする2つのコツ

僕の中では当たり前ではあるのですが、そういうネタも面白いということもありえるかなというところで書いてみます。

一応違和感発想というところで、アイデアが出る頭の構造とはどういうことか、じゃあどうすればアイデアが出やすくなるか。

そのあたりを書いてみます。

基本イメージはネタを刺激しやすくする

資料から持ってきていますが、イメージはこれです。違和感とかは無視でオッケーです。あと、切り口とあるのは、例えば「対象者を変えてみたら?」みたいなものです。これは分かりやすく言っているので、自分の中で得たもののほうが当然使いやすいです。例えば「ビジネスマン向けというけど、実はこれは学生向けでは?」という感じです。伝わりますかね?

テーマから発動している矢印は、確かに最初はそうですが、一瞬です。テーマの問いかけ的なものが、脳内を探索=勝手にやってくれますので、その思い出した=想起したものを拾う感じです。

上ではアイデアマンとしていますが、アイデアが出る人は結局はなにか自分なりの切り口や見方を1つでなく、多数持っています。またこれらを何度もやっているので、想起しやすいので、さらに活性化されているって感じです。

これらをまとめていえば、「刺激をしてネタが生まれたり、なにか思い出しやすい環境づくり」をアイデアマンはしているわけです。だから、そういう環境づくりをすればアイデアは出ます。

観察と感覚で刺激を増やせ

じゃあ普段どうするかというと、このブログでも散々言っていますが、観察をしましょうと。観察ノックなどでは実例があるのでそういう視点でモノを見る、考えるといいよという参考例です。同じようにしなくても、または同じ対象でも全く違うアウトプットがあなたにはあるはずですから、それをやるだけでもグッドです。

観察すればいいのかというと、観察でもいいのですが、さらに観察後でもその時でも感覚や感性を入れたほうがいいです。つまり「面白い」とか「楽しい」とか「これは嫌だな」とか「なんだなんだ」という心の動きのことを言っています。それをすることでより体験がエピソード=あなたなりの物語となって、忘れづらいです。

これらは何をしているかというと、得たネタを量的にも質的にも高めつつ、さらに思い出しやすくさせてくれることになります。

手書きですが、

刺激とは見たとか、聞いたとか、なんでもいいのですが、そういうものがあなたが持っているネタ(知識、経験、切り口、感じたことなんでもいい)に反応します。

上ではネタ1が、ネタ2,3,4に反応するものの、ネタ2→ネタ6となって想起していく感じです。またさらにネタ1→ネタ4へもつながっているのも注目してください。つまり、ハブ、ネットワーク上、芋づる式となっていて、一つの刺激から様々に伝播するイメージです。

決して、一対一とかの関係でもなく、またこれらは右から左という、つまりネタ6→ネタ2などの動きもありますから。N対Nで順序不同、どこからでもオッケーという感じです。ただ概念としては抽象的なものは具体的にしたほうがビジュアルは出やすい(考え方というよりも、見て何を感じるかという方がまだ分かりやすい)ですし、具体的なものだけだと抽象的にまとめづらい(飲食業界にいると医療業界は想像しづらい)わけです。

だから、そのネタは興味関心でかなり偏りがありますが、実質6次の隔たりではないですが、やはり全然違うネタからも全く違うネタにたどり着けます。万物を全て知る必要もないけれど、「自分が知らない」ということを踏まえつつ、より知っていくとすると、このあたりは謙虚になれるので単に楽しいだけだと思います。

それで、1つのネタを見て(別に2つのネタでもいいのですが)、想起しやすくするのがコツです。

そのために、観察が1つ目です。情報を増やすというと、ニュースや本を読めという印象ですが、そうでなく、1つの観察で何を見るか、引き出せるかとなります。例えば何気ない「行列」を見てどうですか?そこから何が言えるかはかなりトレーニングがいる気がします。けれど、それはやれば誰でも出来るかなと思います。この観察は論理的な感じで、量的な印象です。

2つ目は、感情です。感情的になれってことでなく、行列を見て「うわ、すごい並んでいる」とかそういう心の動きを言います。その動きがあれば「行列」→「並んでいて大変そうだな」ということが一瞬で思い浮かべられるわけです。こちらは感性や感覚、質的という印象です。

このような量だろうが質だろうが、タグですかね、ネタがあればあるほど紐付けされるし、想起しやすいだろうというところです。僕はこのイメージでいますが、あくまで推測です。実際の神経学的には全く違うかもしれません(笑)そこはご愛嬌で。

ここでツッコミとしてありそうなのは、色々あると混乱しないかですが、しません(笑)もちろん間違いはあります。行列をしていたラーメン屋だと思ったらあれはパン屋だったとか。そういうのはしょっちゅうです。ただ人間は記憶すら作れるはずで(時には怖いですけど)、そういうエラーは修正されます。またここでは正確に事物を覚えることを否定するわけでなく、発想としては「想起」が重要でして、「拙速は巧遅に勝る」という感じで、パン屋かラーメン屋かどっちでもいいけど「行列」体験があるというのはありがちかと思います。ならば、その行列体験さえでて来ればいいわけで、その店がどっちかは重要ではないんですね。だからこそ「忘れて」しまったともいえます。

混乱しないと信じてください(笑)逆に思い出しやすい、より想起しやすくするなら、よりネタに対して紐付けるものを多くすればいいです。つまり、行列に対しては男性客が多いとか、店自体は小さかったとか、カウンター席ないとか。そういう情報があればパン屋とは違っている事が多いので間違えづらいですよね。のれんがあるとかもあるでしょう。もちろん、感覚も紐付けるのもあったほうがいいでしょう。

雑談が出来るというか色々話のネタを持っているのは雑学とかネタ好きというのもありえますが、色々なものを見て考えているからデータベースがあるといえます。データベースがあるだけでは今は何も起きないですが、想起のスピード、関連付けはやはり人は強いでしょうし、あるネタがとんでも別から補えるとか、そういうのってAIがどこまでやれるかですけど、競う必要はなくて使えばいいのかなと思います。

余談ですが、AIブレストパークはそういう意味で想起を支援します。けれど、想起していくというところの前提として、観察や感情がないと、つまり「全く知らない単語」とか「知らないフレーズ」では何も脳が動かないはずです。それは当然でして、その意味が理解できないので頭に刺激がいかない=無反応となるからです。まず分かる部分からわかろうとするが、そこで分からない。全く知らない外国語を見て「アラビア語」とかをみてまずどっちから読むの?というところでつまづきますよね。そんな感じではやはり駄目ですよねってことです。

だから同サービスは馬鹿にしているわけでなく、素人や初心者は多分使いづらいはずです。プロ向けという印象を持っています。

ネタを紐付けるようにして活性化する

ほぼ言い切ってしまったのですが、ちょっとした補足です。

観察時は、ただ見るなんてなかなか出来ないです。つまり注意とか、これはどうかって一瞬でも頭で考えたり、見た情報を随時脳に送り込んでどうかをしている状態と言えるでしょう。

その時、過去のネタと紐付けたり、デジャブじゃないですけど「これなんかあったよなあ」と感じることは大事ですよね。というか、それをしようとしてもしなくても、多分観察時は脳とコミュニケーションしているので、なにか起きるはずです。全くつまらない、帰りたい、興味がないとかそういう感情はここではスルーしています(笑)ただ、見ていると面白くなるとかはあります。動物園の動物観察みたいな感じで、じっと見られる人と、つまらないとして見ない人がいますが、その違いは意外に説明できません。

興味だけなのかというと、多分ペンギンを見続けられる人はペンギン好きですが、ペンギンをチラ見する人が興味がないわけではないでしょう。ここにはペンギン行動の意味とか、知識がかなり大事で、それだから「同じ情報」としてペンギン行動AやBが面白く感じられるかどうかなんですよね。わりと知識で決まっちゃうのかもしれません。

次に、刺激が発生するようには先程いったので割愛します。ただ、何度もやると活性化するというところはポイントなので、やりすぎても問題ないかと思います。ペンギンでなく、チーターとか、ゾウとか、なんでもいいですけど、動物行動を見続けられるかどうかというところとか、動物園体験自体とかも活性化されますよね。当然デートとか楽しい体験があれば、吊り橋効果ではないですけど、やはり思い出しやすいと。ただ悪い状況だと思い出したくないわけで、ここ難しいですよね(笑)

あと、ネタは3つくらい出せればいいというか、1つの刺激で1個浮かべばいいわけですけど、2,3出れば素晴らしいです。なぜならそのネタがさらに1,2,3とネタを持っている可能性も高いわけです。つまり、刺激に対してネタ3つあれば、さらに3つあるので、3の自乗で9ですよね。1つの刺激から9個も出るのでかなり素晴らしいってことです。

ただこのような反応をアイデアを出せる人は普段からしているので、「アイデアに困らない」となります。このネタ創発性というか、想起性が低いと刺激→何も思い浮かばん!とか、刺激→1個でたけど他が出ずそれで終了とか、それがアイデア出しが苦手な人の脳内マップではないかと推測しています。

まとめ

以上、簡単なというか、僕がやっているコツというところで書いてみました。

簡単にまとめると、

・観察や感覚をしっかりしてストックを増やす
・思い出せる(想起)しやすいようにネタを入れておく
・ネタを紐付けたり、何度もやると思い出しやすくなる

というところでした。思い出せる=ひらめくというところでもあります。ただひらめくには体験、知識、経験が必須です。なくて出てくることはないです。魔法ですら材料やトレーニングが要りますよね(笑)

よって、そこを丁寧にやると、やはりアイデアは出てくるのではないかなというところでした。

アイデア出しが苦手だなーという人は上のことを出来てないはずなので、やってみてください。多分アイデアが出てくる様になると思います。ただ、すぐ出来るのでなく、インプットとしての観察や感情、そのネタがある程度たまってこないと感じづらいはずですので、1ヶ月くらいは粘ってみてください。

これでアイデアが逆に出ないケースも知りたいので出なかったらお気軽に連絡してください(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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