本で人にメッセージを伝えるサービス開発メモ

サービス開発のメモです。

選書系サービスを今考えていて、まあそのメモです。その1とかその2とかどこまでいけるかは不明なので一応タイトルはメモとだけしておきました。

試してみた選書サービス

ココナラ

個人サービスでいくつか見つけたので二つほど使わせてもらいました。感覚的には良かったというところです。一方で課題感としては、コミュニーケーションではないというところです。コスト感もありそれはできないのでしょうが、一つはアウトプットがやはり選書であるということですね。その理由も沿えられていてそれはグッドでしたし、選書サービスとして良いなあと。

選書自体は出来るけどあとはどこまで付加できるか。一つのキーワードは体験価値の最大化です。実際に選書するだけならぶっちゃけ本を選ぶことは誰でも出来ます。なので、どう見せるかとなります。そして当たり前ですが、本自体を読むかはまた別です。依頼者の意志次第なので当たり前ですが、そこもまとめて設計したいなあと感じたわけです。別に強制的に読ませるわけじゃないですよ(笑)

良くも悪くもオーソドックスな選書サービスということがしっかりと確認出来たわけですね。ありがとうございます。

サンクチュアリ出版 選書サービス

無料で使える手軽さがいいですね。使ってみるとはいえ、質問に答えるだけのライトさです。メルアドの登録もいりますが、それくらいはという感じですよね。

試したところ、メールにて選書として1冊おすすめが届きました。面白いのですが、それだけとも言えるので、この1冊がいいかどうかのジャーニーとなるのはもったいないかなあと。

おすすめ本はアフィリエイトリンクがあるのはなるほどと思いつつ。そこは全然自然かなと。本自体は知っている方だったのはおいておいて、そのおすすめコメントみたいなものが、理由としてなぜそれか、つまり自分が回答した内容も忘れているので唐突感がありました。

仮にそれを覚えていたり、提示されても「◯◯な人なので」となるのかなと。そうなるとさすがに着地は微妙になるのかなあと。

コンテンツとして動的なサービスとしては面白いというところで着地しそうです。

ここで強く感じ始めたのは、やはりやり取りのコミュニーケーションがほしいなあと僕は思ったところです。なぜおすすめしたかの理由によって全く違うというか、むしろコメント→本→自分みたいな感じじゃないですか。いや、本→コメント→自分かな、という媒介としてめちゃくちゃ大事なので、そこを人が介在している(自動ではない)なら出したいなあと。とはいえ無料でそれやるんかいってことなので、そこは一旦おいておいてというところですね。

Chapters

こちらは選書サービスではあるんですが、同じ本を読んだ人と出会うという偶発性の設計がユニークです。前身となるサービスがもうちょっと出会い寄りだった印象です。使ってみたところで、世界観は面白くとても良いと感じました。

課題感としては、月契約と1冊に出会うことなので、わりとスローです。ただこのスローというのは悪くなくていいなあと。その上で費用感が1,600円程度かかるので本もセットとはいえ、そこまで求めるかどうかです。これは人によりますが、僕はそこまで出して求めるのかなというところでした。

費用と内容はセットで考えるべきなので、例えばそれくらい払うなら何か一人と話したなどの体験が欲しいですよね。ざっくりですけど。その場合はアペロという話すイベントがあるのでそこが込みなんですよね。なのですが、僕の場合は、同じ本を読んで話すまで食指が動かなかったのと、あと本をまず読むかが今の時点で言えなかったので、選書されたがどうかというところでした。

つまり、選書後の本を読むかどうか。そのモチベーション設計です。それは購入者の意志というよりも、例えば誰かと出会いたいから読む楽しみならありなんですよね。というわけでターゲットとしては自分がずれていたかなというところですが、逆に自分のサービスでやるなら、本を一緒に読むとか、その人と話したいとか、「人」をゴールにするのはずれるのだろうかなというところでした。このサービスが人と出会うのがゴールかは見極めがいるわけですが、概ね人寄りかなと推測しているところです。

解像度が細かいですが、人とと本を提示しても、やはり最後は本であって、本が主かなと僕は思っていて、そっちをやりたいなという意味で参考になりました。人については昔イベントをやってもういいのかなみたいなところがあって、本で出会えることもあるけど、別に本なくても出会えるみたいなところからですよね。本で出会いたいのだならありですけどね。だからこのサービスは本で出会うという世界観はユニークですし、ありなのかなーというところを覚えました。

くどいですが、本と人があって、その上で本なのか、人なのかは大分違います。例えば読書会などで本を読んで人とつながるって自然ですけど、面白い人と出会うための本みたいな感じだと、面白い人がいなくなると終わりですよね。それがやり続けられればいいですけどまあつらそうです。また面白い本と出会うといっても、人が紹介するのであればその人に興味を持てないとなかなかですよね(笑)よって、適切には本からも人からも入れるのがポイントなのかなと。そして、人と出会うというと濃い感じになりえますけど、ライトなものでもいいのかなと。また本もライトでもいいのかなと。となるのですが、最終的には本も人が書いたので人扱いしたいんですよね。

となると、本でいいのではってなっていくんですね。つまり、本→何か→本でいいというか。そして何かが人なら、本と人で話し続けると何か深まっていくのではないかみたいな仮説が生まれていく感じですね

得られたこと

ここまでで得られたことは、上のサービス体験だけではないのですが、以下のことが言えそうです。

  • コミュニーケーションは一回で終わるとかないとかでなく、その選書した人とできるだけカジュアルに対話したい。対話というかまあコミュニーケーションしたい。
  • 選書サービスだと本を選んでそれがダブった、知っていると再度みたいなものがあるんですが、それって「本」が送られるとかだからです。未知の本という前提がある。今回の選書サービスは本は送付不要というか紹介だけなので、知っている場合は共有や共感みたいな意味で逆に価値があるんじゃないかと。ここだけでも大分違うんですよね。
  • 選書ジャンルはあまり意識してないのですが、意外に小説があるとすると、小説を読んでもらって背中を押すってその小説や本に入っていけるか(漫画とかで絵がどうしても受け付けないとかありませんか?)で悩ましいところです。なので、コンペじゃないですけど、1発でこれというよりも色々話して精度あげていってこれみたいなほうがいいかなと。となると、コミュニーケーションをコストとしちゃうと高くなるんですよね。ここは多分設計次第かなと。
  • 最終的には人よりも本に出会う。細かいのですが人寄りよりも本寄りですね。本の力を信じていて、そこでぐっとパワーがあるんじゃないかと。具体的には誰かにとって良いと思った本をすすめることですけど、その本=ある人なので、その人を紹介するものなんですよね。よって、人を紹介するように本を紹介する、がベターで、これができていればかなり満足度が高くできるのではないかーとか思ったりします。ここを目指したいですね。

こんなところですね。現時点での課題感は色々あるのですが、また次回にでも書いてみます。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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